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2021年11月21日 (日)

音楽備忘録829 他を出し抜く音創り⑩

John Lennonの演奏を称賛しつつも「怪しげ」なんて記したのは、単体聴きでの印象と楽曲中での最適さの違いに着目して欲しいからだ。
これってどの世界にもある「本番の強さ」とかで、幾ら練習では凄くてもそれを試合で発揮出来ないと価値が薄れるのと同じだよね。

Johnの場合自身がVocalist兼業な点で、無理に企図しない限り寧ろ歌と不一致にさせる方が大変だろう。
だから伴奏としてハイレベルになるのも当り前っちゃそうだが、彼の膨大な「歌い乍ら弾いた」体験が今回の鍵なのだ。

大昔は一発録りオンリーだったのがバラせる様にもなった当初は、1つのパートに全集中可能になったんでクウォリティの向上にも貢献したんだと思う。
但しそれが成立してたのは2つ出来て同時に演ってた人が、片方だけで良いんで俄然楽になったからだ。

故にもし個別にしても全然楽にならないアナタだったら、却って同時にこなした方が恐らく好結果に結び付くんじゃないかな。
これはアンサンブルにも同じ様に適用されるものでクウォリティの為には、得意若しくは合ってる方法を使うべきなのを示唆してるんだ。

基本的には3タイプの人が居てつまりどっちでもへっちゃらなのもあるが、どのタイプの人でも楽曲や演奏内容次第で変動がある方が多い。
そいで合わない事すりゃ当然質の低下を招き易いが、最も影響を受けるのはノリだとか鮮度なんだ。

これが単なる上手い下手なら訓練だけで水準を上回らせられるが、自然発生的な魅力の部分には全く通用しないんですわ。
既に確固たる実績と信頼が築かれてるなら未だしも、これから売り込みを掛けようってんなら大問題なのよ。

参考にこれの体験及び身内での実例を記してくが、そもそも俺等が個別録りをマスターしたのは寧ろ一発録りが不可能だったのに端を発してんだ。
先ずは何と言っても必要な人数を揃えられなかったのが多いが、それだけに限らず機材の方で必要数を確保出来なかったのもあったんだ。

独力で作りたいなんてのはそれより後になってから湧いて来たもので、窮余の策だが他に選択肢が無いから強引にマスターするしか無かっただけなのよ。
んでそうなると中には個別録りに不向きな人も居て、本来はその人のせいじゃ無いのに当時この件に無知だった俺等の中では不当低評価しちゃってたかな。

俺自身はたまたま手段は選ばずタイプだったから扱いに変化は無かったみたいで、どんな録り方でもノリが封印される事は無かったな。
しかし詳細に耳を傾けると本質的には一発録りのほうがより向いてるらしく、自意識と比べるとかなり後年迄バラ録りのには粗が多かったみたいだ。

元々がそんなに丁寧な口じゃ無いからパートナーには大した影響が出なかっただけで、自分がその時点で「持ててた精度」は幾らも発揮出来て無かったと感じている。
そしてこの身内平均でだとマスターし終るのに大体3年位掛ってて、ここでの基準は最低限思った様に演れてると容認出来る程度でだ。

だから使えなくは無いってだけで、偶然以外ではベターパフォーマンスには全然なって無かったと思うよ。
尤もプロになってしまうとなるべくどんな注文にも応えられるのが必要なんで、こちらから手法選択可能な場面は多く無いんだけどさ。

それでも自分の傾向を把握出来てた方がより気を付けるべき箇所が分かるんで、その方が苦手のに対しても少しはクウォリティアップ可能と体験的に感じている。
なので折角選べたのにそれを考えもせずに録るのって、凄く勿体無いと思うのよね。

<その内つづく!?>

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