音楽備忘録828 魔修理の記憶⑨&エレキストラップの話しⅠ
今日はエレキのストラップのについてだが、特殊なのを除きゃそんなに高価じゃ無いから買換えの方が多そうだ。
果たして復活したこのテーマ、今回は珍しく自分の最近の記事がキッカケだ。
拙記事「内容と道具の良さのバランス④」みたいなケースに遭遇すると、直す方がまだ楽になる事だってあるんでその顛末等を。
この件に触れるにあたり先にストラップの適性から行っとくが、時にはファッション性を優先すべく他の全てを我慢するなんてのもある。
俺だって小金が余ってたら欲しいのが幾らかあって、例えば若き日のJohn Lennonが常用してたVOX PYTHON STRAPとか。
もし誰か要らんからやると言うならこれ書くの中断して取りに伺いたい位で、折角買える様になった(そもそもずっと売って無かった)んだしね。
だが今の俺には高根の花過ぎるのもあるが、使う楽器の重さが本家のより凡そ+1kgとなるのも買うには懸念事項になった。
売って無い内は只憧れるだけで見落してたんだけど、両端はかなり細くなってたんだね。
昔若い時にゃ安い中でデザインの好みのなんかも買ってみたけど、布や並のビニールとの複合タイプは耐荷重と耐久性に難があった。
このタイプのは長さ調節が無段階なのがとても良いんだが、巾や厚みのあるのが当時は無かったんだ。
加えて布にしても最近のみたいなキャンプ用品なんかで使われてる様な素材のは無かったし、裏ビニール・表布のでは縫い合せてる糸が割とすぐに擦り切れて来ちゃってね。
当時は比較的コンスタントにLiveにも出てたんでそんなのに懲りちゃって、本革製のを中心に選ぶ様になったんだ。
革でも法外な安物だと駄目だけど、やはり強度とフィット性にはかなり違いがあったんだ。
より柔軟性のある布やビニールの方が肩に優しいかと思ってたっけ、それ等はいざ「重さが掛る」と硬さ実感にかなり変化があってね。
この辺がドラムスローンのクッション等と同様実使用時にどうなるかで判断しないと泣きをみる処で、普通の生活用品でも長時間連続で体が触れる様なのと同じだ。
更にも1つ個人的に気にしてるのが楽器本体とストラップの取付部の摩擦時にどうなるかで、重さが掛ったまま擦れると材質やその表面の状態次第で「グッグッ」とか「キリキリ」なんて雑音が出たりもする。
楽器の形状や吊下げ高さ長さ等に依っちゃ殆ど気にしなくて済むケースもあるが、出易いのと出難いのがあるのは知っといて損無しじゃ。
これアコギだってボディにモロに共鳴するが、エレキで感度高目にしてると実音の何倍にも増幅されるからバカにならんよ。
体験的に最も出難いのは「裏革」で一般的な表若しくは同様仕上げでなめしてあっても、「細かいシワ」があったり比較的表面が柔らかいとセーフだった。
それで革製のを長く使い続けてみると寿命長めったって無くなった訳じゃ無く、使用頻度の高いのは消耗品と思っといた方が良いらしかった。
俺知りの革のでも多くので残念な弱点になってるのが、片側の端の方が細くなってる事。
それが常用してるピン穴の横を裂け易くしてる様で、当初から不安を感じてたんで可能な限り買ったらすぐにある秘策!?を施しとくのが習慣になった。
<つづく>
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