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2021年11月16日 (火)

音楽備忘録824 魔改造悲喜こもごもⅤ➎

今日はサクッと続きを進めるが、先ずは「球Ampは石のよりナローレンジ」と誤認思い込みをしちまった原因から。
要点を整理すると体験した機器の時期的ズレと、耳に対する不要刺激の多少が関係してたらしい。

では前者の時期的ズレについてだが、これはその時代に求められてたレンジの広さも加担してたと思った。
増幅素子が何であろうと1960年代の日本では、上は16,000c/s(16kHz)に到達してればHi-Fi認定されてたんだよね。

下はスピーカの再生限界に依存ってな調子だったが、何れもレンジの広さには今よりスピーカの低性能がネックになってた様だ。
これには単純な技術レベルの他に一寸した別事情が絡んでて、増幅素子が球がデフォだと今よりスピーカには遥かに能率が要求されてたからなん
だ。

趣味的には能率優先フルレンジタイプスピーカの方が今のより音にナチュラルさが感じられて好感があるが、物理性能的には能率最優先のはちっともリニアな特性には出来ねんだ。
幼少時からClassic系オケよりMicの近いRock系のが好きで聴いてると、概述の如く再生装置が記録にリニア過ぎるのが却って合わないみたいなんだよね。

Rock以前のJazz愛好者にホーンツィータが好まれたのもジャンルと関係がある様で、メカ的にはよりリニアなドームツィータよりレコードの金管の音の印象が生に近くなったからだろう。
そんな事って理屈と印象が敵対してるも同然だったんで、記憶に捻れ現象が起きてたんだろうさ。

そんでこれは増幅素子についても同様で、更には明瞭度の項で記した様に良し悪し別にすれば半導体のの方が「如何にも出してます感」が圧倒的に強い。
これらから当時のRolandの設計者も中域過忖度に走ったのかも知れないが、俺のは唯の間抜けだがあちらのは単体音に捉われ過ぎだったと看做せる。

特定中域の強調機能ってばAmpeg SVTのが真っ先に思い浮かぶが、本家のは盛るのみじゃ無く削る方も出来る仕様だった。
それと重要なのは下位機種では中域のは省かれててもローとハイエンドの強調機能は別に搭載てれてて、音色創作の方向に偏りが無かったのよね。

俺も後者のはスッカリ忘れてたのと、削らなきゃこんなにちゃんとエンド域も出るんだで慢心したのかな。
それから改造に充てられる時間が短かったのもあって最小限の作業とした結果、ロータリSW切替時の雑音が従前より大きくなる仕様にしちまった。

他人に使わせる機会が無さそうだから良いものの、知らずに動かしてバリバリ・ボツっなんて突如デカい音がするとさぞかし心臓に悪いだろう。
そうなった原因はLC共振を使わなくしたからで、これも含めてNF型の動作内容を少し詳述しとこう。

使用者にとっちゃどの帯域のも単純に増やす減らすだが、負帰還回路の途中でそれをやるには一捻りが生じてるんだ。
原形のの場合強調動作は「負帰還ループ」からターゲット帯域を抜いちまうってシステムになってて、言うなれば意図的にオペアンプ君に勘違いさせてんの。

何をったら特定中域が途中で殺されてっから全然帰って来ないんだけど、殺されたの知らないからその部分をもっと増幅しなきゃっいけないんだってね。
手間とコイル以外の部品数増加を許せば解決策がある様な気もしなくないが、ウルサイのが出ても壊れはしない保証があったから簡単な道を選んじゃったんだ。

けどエンド域の強調機能もホントは要ったんだとなると話しは違って来て、それでいて当分は仕事に使う予定も無いから直ちに手を入れる気も無いんだけどね。
所詮全ては個人のニーズ次第ではあるがこんな音色修正モディファイをもしする事があったら、Bass用のだったら中域よりエンド域のブースト機能を先に搭載するのをお薦め致しやす。

<一旦終了>

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