音楽備忘録814 内容と道具の良さのバランス②
とっとと具体例へ進めてくが選択肢の多いのは後回しにして、今日は敢えて殆ど個人じゃモディファイ出来ない生楽器の方から。
これバカ正直に考え込んじゃうとホントにがんじがらめになるが、チト邪道でも柔らか頭にすると意外と選択肢が残ってたりするんよ。
確かに楽器本体やその部品を変えるよりゃ効果が少ない事の方が多いが、「座って奏でる楽器」の椅子って時には死活問題にすらなりもするんだ。
私的プチ聞取り調査の結果に依りますと、傾向としては座面の軟らか過ぎや固定度の低い方が演り辛いんだそうで。
俺自身バスドラで片足連続Slideを会得以降、以前とは真逆に座面が全く回らない方が都合が良くなったよ。
ってのもツインペダラーやツーバサーだったらドカドカの最中はHatを踏めないのが、こっちのなら出来るのを売りにしたくなってん。
して実際↑をやりだしてみると、ドドド…の最中は右脚(筆者右利き)は体勢維持や修正に一切使えなくなったのが判明。
これ何もせん時よりゃ両足だって動かしゃ揺さぶられるが、通常足がずっと空中に浮きっ放しにゃなってない筈だからねぇ。
踏み込んだ瞬間だけでも厳密には「着地」して居り、本人無意識だが従前はそれを利用してズレた際は直そうとしてたらしいのよ。
或は滅多にバスドラに両足を使わなかったから、Hat側の足が着地してりゃそれを使ってたのかな。
それでか片連スラだと終る前にズレると強制無修正になっちゃって、ズレたら一旦演奏を止めて座り直さなきゃなんなくなっちゃったんだ。
尤も足・脚(動かす方)にだけ俺の中のヲタの虫が騒ぎ出して全集中してたらしいから、単に「オッサンムキになり過ぎッ」なだけだったかも知れないがね。
けど連続が出来なかった間はずっとそんな調子でも平気だったんで、主犯は俺自身にしても他にも何かがマイナス要素になってるかもと考えてみたんだ。
そして導き出されたのが「座面回転許容」の部分で、少なくとも片連スをする迄は自由に回る状態の方が楽だったり演り易かったんやが。
従兄と話すとこれも思い込み・勘違いや慣れの悪影響だった可能性が高く、アホ換言すりゃスローンは「唯の椅子とはちゃう」ってのをどうやら理解不足だったらしい。😢
動かせる部位全部を使用時ってか動かせるのって、そもそも姿勢制御に手足不要じゃ無きゃ出来ない相談なんだよね。
ペダルって物自体がそもそも手が埋まってる時用に考案された訳で、動かすのが苦手な部位なら勝手にズレたりし難い方が良いずら。
最初の座り方や位置等がちゃんと確立出来てたら、常にプレスリーの腰振りをし乍ら叩いたりせん限り普通はそんなにズレたりゃしないっしょ。
で これがもしほぼ両足交互だったら万一反動が絶大の人が居たとして、滅多に片方だけ強くとか弱くなんてしないから夫々反対側の分で自動的に相殺若しくは戻されたりしてんだよね。
従兄曰くあらゆる奏法に最も対応力のあるのは「座面非回転固定」だそうで、言われてみりゃ確かに回らないと困る方が少なさそうだわさ。
とは言え借り物だと選べなかったりネジがバカってて止まらなくなってたりもあろうが、「締めれば止まる」のだったら「ネジ締めとく」かどうか程度でも結果に大差が出る時もあんねん。
私的にこれで足りなかったのは従兄所持の高級クッションの位で、最終理想はどんな椅子でもOKだとは思うけどね。
弘法筆を選ばずとは云うが何でも平気とどんなのが自分に最適かは別問題で、睡眠時等はこっちからは何も出来ないじゃん。
<つづく>
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