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2021年10月24日 (日)

音楽備忘録801 他を出し抜く音創り➄

前回で流行に乗るにしてもお付き合いは控え目にと申したが、これだけだとそれ以外の部分は人並みの割合が高くなる様に誤認するかも。
あのぉそれって最新流行と前からあったのって分類にするからそうなるんで、この件で流行の対極に位置すべきは独自性なんですよ。

一応私的としとくが俺知りで最も長寿命若しくは普遍性を持ってるのってBeatlesの作品だと感じてんだけど、彼等のって極論すりゃ99%が個性で残り1%が流行だの何だのって感じだと思うんだ。
だから何だよ又例の奴等のかってのは全く払拭出来んけど、自然となってる部分以外は時代性とか殆ど無視してるも同然だから


見方に依っちゃ例えば比較的早期にシンセを導入したのに、如何にもな使い方をしなかったから新鮮味としての効果は随分薄くなってるね。
素人にとっての分かり易い電子楽器っつうと、例えば「ビヨォーン・ピロピロ」みたいなのの方が向いてらぁね。

俺は偶然ポピュラー系への電子楽器導入期をリアルタイム体験してたんで、その話を一寸させて貰おう。
当時音楽は今みたいに最初から動画でなんか公表されてなかったから、使っててもそれが目立たんのは事実上ノーカウント扱いだった。

特に楽器知識に詳しく無かったり俺みたいにアホなクソガキだと尚更で、多分記憶・印象と実情には乖離があったと思う。
けど昔の職人さんはそんなの百も承知でやってっから、シンセ必須としては効果音的なのから始まっていた。

日本国内に限るとそれを比較的大胆にやり易かったのは子供番組ので、米では年齢層は限定されてなかったが流行歌よりドラマや映画の音楽の方が積極的に感じられたね。
尤もシンセが貴重品だった内は音は電子音ぽくても実使用は半々位な感じで、エレキGuitarやエレクトーンのを捻くった様なのも少なくなかった。

そんなキワモノのは出した当初はとっても斬新で目立ったんだが、何年も続けられると飽きが来るしその内段々懐かしさの方へシフトしてったな。
それでも子供の内は兎に角初耳のに一番興味が湧いて、幼稚園から小学校にかけての男児が禁句を連呼して喜ぶのほぼそのものだった。

それはそれで結構なんだが言うなれば期間限定商品とか季節限定メニューなんで、世の中とタイミングが合わないと効果はおろか却って失点になっちまう。
昔の子供番組のは大抵は一緒に歌える歌がメイン・壮大なドラマのは大編成オケの僅かな一員だったから、目立たせてもその割には時代性が殺せてたのかもね。

なのでBeatlesのシンセの入ってるのを耳にしてても、分析耳で聴いたり意識する迄は全然気づかなかったりしてたんだ。
それがずう~っと時間が経ってみるとシンセでも他のと少し違うから、流行の典型的なのにしてたのより古さを感じさせないで済んでるみたいだ。

Rock系もかなり歴史が積算して組合せ等は出尽くした感がしなくもないから、その点では昔の人達より独自性を築くのは困難化してるだろう。
だがBeatlesの独自性の根源を考察すると、狭い範囲ではそんなに斬新だとか最先端なのをやってはいない。

一歩間違えたら大胆不敵なんて言ってられなかっただろうが、当時では考えられなかった白人が黒人のでも何でも平気で節操無く取り入れたりしてたのがミソじゃないかな。
その端的例として「セミアコをAmpで意図的に歪ませる」のなんかが典型的な気がして、中でもPaul McCartneyは後のLarry Carlton等より随分早くに音色的トレードマークにしちゃってたよね。

黒人Bluesman達が貧機材のせいで仕方無く歪んでたのを、白人が素直に黒人を尊敬するっての自体が当時の常識じゃあり得ない話しだったみたいだから。
斬新にしても独自にしても随分音自体より前の段階にそれがあったのが、こんな結果に繋がってるんだと思うな。

<つづく>

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