音楽備忘録762 Micの魔流用④
今回は「Micの姿をして無い物」をテーマにするが、都合の良い思惑が外れて当初想定してた実例を提示出来なくなっただよ。
それ従兄へ依頼してるポータブル録音機の件なんだが、現況俺の手元に試す価値のあるその類のが無かったんでね。
オッサンの記憶に依りますとかつてはRock等の爆音系だと、専用タイプの以外はどれでも必ず入力オーバーで歪むもんだった。
これが2,000年代に入っても俺に縁のあったのはどれもそんなで、何時頃から変容したのか未把握だが今だとかなりのスマホでさえ対応する様になったらしい。
恐らくはここ10年位新機種の導入が途絶えてるから、手持ちに実験対象になり得るのが無いんであるよ。😢
そこで家族持ちのスマホで叩いてるのを仮録りして貰ったり、従兄に魔用念仏を唱えてみたりするしか無いんだ。
尤も大昔のアナログ時代には常用してたのが1つあって、貸スタジオでカセット持ち込みで録る際にヘッドホンを魔用ってのがあった。
これも過去述のでスマンがより詳細な理由を晒しとくと、お金・サイズ等以外にもそれなりの訳もあったんだす。
1.自動録音レベル調整のは論外
当時の市販品ではそもそも爆音対応のが無かったろうが、仮に対応してても爆音の突然の部分で調整速度が追付かなく歪むとかそこだけゴリコンプサウンドに変容するのは目に見えてた。
現に上記の家族持ちスマホで仮録りしたヤツなんかは、アタック音のほぼ全てに望まなくても圧縮が掛った音になってたよ。
全体的な音質はそこそこだし歪みも無かったが、それで却って「変なリミッティング」が余計気に障る感じの仕上がりだった。
インタビューみたいに単音尊守ならこれはアリだろうが、音楽だと聴き取れさえすりゃ何でもOKとは行かんですから。
2.入口で歪む物は将来性ゼロ
そのヘッドホンですら結局は耐音圧は足りて無かったんだけど、当時の手持ちの中ではそれでも一番マシだったの。
モノラルでも良きゃ例のバスドラに魔用したダイナミックタイプのがあったけど、それだって高域の弱さを容認してでの話しだし。
んで暫くそれで引っ張ってる内にハコに仮録り用のカセットデッキ等が常備される様になってったのと、宅内で賄える様になったからこの路線のはそこで停滞とね。
そんな環境から発想の出るのすら遅れてたんだが、歴の浅い人だと単体Micより「何かに付いてる・入ってる」のの方が既に持ってる確率が高かったんだよね。
ビデオカメラでも宅のは歪んで駄目だが、他所様のDrum手順デモ演なんかのはカメラだけで歪まずに録れるのがあるみたいだし。
これ等からすると俺みたいな化石を除けば、外観に捉われずに探せると魔用候補の筆頭になるのはコレだと思うんだ。
但し良い事尽くめとはなってくれんのでそれも併記しとくが、先ずは接続が煩雑になる処だろう。
魔用も1つなら何とかなろうが、複数になって夫々の接続手段が全部違ってたりすると一寸面倒かも。
そして若干変態的な難癖っぽくなるが今時はモノラルのが殆ど無くなってるから、折角2ch分あってもワンポイントとしてしか使えない処が仇だ。
けれどもその手のは限りなく100%近くがエレクトレットコンデンサタイプのなんで、周波数帯域で相手を選ぶ可能性の低いのが朗報だ。
加えて又々再出になるがコストやサイズの事情で方式選択されただけなんで、音質的に「コンデンサ臭さ」の強いのが少ないのは間違いの無い処。
更に「付いてるのがメイン」の位置付けのも多いから、最高には程遠くても「○○には全然駄目」ってのになり難い筈だ。
<つづく>
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