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2021年9月 3日 (金)

音楽備忘録750 楽器と収録Micの世代の話し⑩

今回でこの項も最後なんで、何時に無く大胆に割切って纏めて行きませう。
今一度これの執筆目的の再掲から行っとくが、死蔵品活用の他に死活問題に近いのがあったからだ。

物理性能と明瞭度追及の挙句、近年では生耳に近い柔度!?の音質のMicが超極額品限定になっちまったからだ。
性能や明瞭度を多少犠牲にすりゃもっと廉価に作れる筈だが、目立ち難い存在となり易いからどちらさんも尻込みしちゃったのかな。

そうなって最も被害を被るのって実は最新の楽器で、録音機材の力を借りなくてもクリアな音を得られる設計のが多いんだ。
特に生楽器だとネットやCDで耳にして気に入って、いざ出向いてって試奏して全然感じが違ったらそっぽ向かれそうやん。

なので「只そのまま録れ」りゃ良いんだけど、そんな最も基本的なのがMicの過忖度で困難になっちゃってんのよ。
尤もMicの方だってご同様の心配があったから、不毛な競争・対決みたいな事態に陥ってんだろうけどさ。

もし俺みたいに出来上がり過ぎた楽器が好きじゃ無かってヨレヨレのだったりしたら、現世Micだってしわ伸ばしのアイロン代わりとも思えるんだけどね。
これも底迄しっかり掘っとくと実は他人には普通はそうだから「古い」と言ってるだけで、本人の深層心理としては昔に見つけたが今も全く変わらず出逢った当時のままに新鮮だから使い続けてんだ。

現物はこっちの演り始めた時期や予算事情で必ずしも間に合って無いが、音として知ったのはそのどれもが最新だったリアルタイムのなんだ。
それからするともし聴き初めが近年だったら、こんな俺でももっと新しい楽器だけを好きになってたかも知れない。

又必ずしも世間の最高評価のが好きになって自分にフィットするとも限らないし、そう思うとせめて評価される迄はもう少し公平に録れんもんかねぇって思ったんだよ。
そこで最大の問題と思しきが「余計な硬さ緩和」だったんだが、アナログ機器の撤退が著しい為に昔よりかなり難しくなっちまってるやないかいな。

これを思案してて俎上に残ったのが、1にコンデンサタイプで2にそれの旧世代のって寸法だったんだ。
ダイナミックだって旧式の柔かいのも死滅しちゃ居らんが、何しろナローレンジで今比では遅反応だから使える相手が限定され過ぎる。

して多分選択に窮してるのはフィットしてない場合が多いだろうってんで、旧世代ダイナミックが非対応なケースを主軸に話を進めさせて貰ったんだ。
過去に三味線のPAで困窮したのは書いたと思うが、あの時だって他に楽器が無かったから比較対象のある場合よりゃまだマシだったんだ。

マルチトラックに録った直後は全部個別に調整加工可能だが、段階を経て集約されてってその殆どは最終的には2chになっちまう。
一発録りよりゃ遥かに録ってから弄れるけんども、全体が完成間近になってから「やっぱ硬過ぎたか」なんてなるのだってちっとも珍しくない。

結局は弄れても殆ど「弄らなくて良さそう」に録れてるに越した事が無く、硬軟由来の明瞭度差が著しいのも同様に懸念事項だ。
録る際あまりに変なバランスだともしかしたらアンサンブルの為のパフォーマンスに、既に副作用が働いてる可能性が高いんだ。

この点リアル空間での空気の存在たるや表彰台もので、不自然な硬さには強制的に緩和作用を施してくれる。
それがOn Micになると常態ではあり得ぬ程効果が低下するんで、本質的には非On時より当初から「硬過ぎないか」の注意が要るものだったのだ。

昔は録音機材に依る軟化がたまたま酷かったから、それ処じゃ無かっただけって事った。
「低明瞭度亡霊の呪縛」からは、いい加減で皆さんには開放されて頂きたいもんでごわす。

<完>

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