音楽備忘録752 ジャンク部品の話しⅣ
ジャンクはスキルもだがそれ以上に原資との縁等もあるから誰にでもでは無いだろうが、それで無いと入手困難なのがあるから参考にそれを。
現代は何でも売ってはいるけれど完成品比率が高過ぎになったからか、案外規格に縛られてそれから外れるのだと見つからなくなっちまった。
宅でその典型となってるのが概述デスク周りの冷却送風機で、物の規模としては只の小型扇風機程度で構わない。
だが小型ので静かなのって案外中々無くって、常時回すのには動作音がはっきり聞える様じゃ困るんだ。
ここで扇風機自体にも一寸触れさせといて貰うと、特殊なのとか高級機を除くと近年になる程静かなのが無くなってるよ。
昔とはニーズが変化してるのは分かるんだけど、半端に最大風量ばっか追及されてもねぇ。
ウルさいのを我慢しても所謂ジェットファンとかにゃ到底及べて無いんだから、静音性は重要だと思うんだけどなぁ。
これがDC(直流)駆動のならPC用の大口径のとかに糸口を見出せなくは無いが、それだと大抵はモータの仕様の都合でAC(交流)駆動のより短寿命になるから微妙なんだ。
それが原因で電車の制御装置がインバータの一本鎗になった位で、電源がDCなのにACモータを使いたかったからそうなってんだ。
走らせる都合としてなら旧来のDCモータの方が性質的には向いてたが、消耗部品交換の手間とコストが凄いからあんな高度なシステムに迄してるんですわ。
例外的なのを除くとモータってDC用のにだけ付いてる部品があって、電磁石の極性を切替えるのに整流子(ブラシ)ってのが必須なんだ。
こいつが現況構造的に「擦り付けとく」しかないもんだからどんどん擦り減って、無交換でいられる期間を縮めてるんだ。
ほんで又例に依って普及品では部品代+交換人件費の方が高く付くってんで、擦り切れたらお終いのの一択が強いられてんだ。
それでもモータだけ交換出来る様にしてありゃまだ良かったが、それすらも同じ理由で「1人死んだら全員殺処分」式を強要されるんだから本質的には余計な費用を払わされてんだ。
これ家畜や農産物だったら病の蔓防で已む無しだが、折角それが無い機械の利点を反故にしろってんだぜ。
まあこの辺は考えの違いもあるんでこれ位にしとくとして、兎に角結果的に中間層的な用途に適した部品が出なくなったんだよ。
そんな売って無いのが欲しくなる事も少しはあったりするんで、それに「無理無く対応」させられるとしたら流用・転用しか方法が無いんだ。
これの初級編の例だと2つある扇風機の片方はモータが・もう片方は羽根が壊れたんで、生き残りを組合わせて捨てるのを1台に減らすなんてのも。
必ずしもどんなの同士でもフィットしてくれはしないんだけど、今は捨てるのだって有料だしね。
こんなのにはジャンクなんて言葉は相応しくなさそうだが、「不用品から予備を確保しとく」基本理念には何ら差は無いんであるぞよ。
尤も細かいのなら未だしもある程度以上のサイズのになると保存場所の問題等もあるんで、各自夫々に限度はあると思う。
けど大昔に場所取るからって捨てちゃって後になってから同等品が見付けられず、しまった取っときゃ良かったって経験が何度となくあったですよ。
俺の場合は経済事情の比率が無慈悲な位高いけど、それより入手の可能性でどうするか決める方がよっぽど重要ですぜ。
どっかのドアホウな政治屋供よ、何でも金だけで解決出来るなんて思うなよってんでい。
<つづく>
« 音楽備忘録751 楽器の明瞭度の話し❻ | トップページ | 音楽備忘録753 Micの魔流用① »
「文化・芸術」カテゴリの記事
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 音楽備忘録1857 J-POPでの無駄な苛烈サウンドに異議あり⓲(2024.09.16)
コメント