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2021年9月20日 (月)

音楽備忘録767 ジャンク部品の話しⅨ

前回掃除の話しになったんで、今日は電子部品本体のを中心に清掃方法に触れとこう。
この件に関しては何もジャンク採取時に限らず、結構いろんな場面でホントはニーズがあったっけ。

尤も必須となるのは不調時で、それは誰でも思い浮かびそうな端子部ばかりではないのだ。
勿論先ずは素人でも扱える外部の接触箇所が最初にはなるが、それで解消しなかったら次は内部接続箇所になる。

けれど内部が半密閉状態だったり強制空冷式になって無いのだと、接触不良よりハンダ割れとか部品劣化・損壊の方が不具合元凶の可能性が高い。
そんな際先ずはなるべくなら目視だけで発見したいが、それには汚れで微小なヒビ割れが
隠れてたりすると都合が悪い。

ジャンク認定するにあたり全く使わなくなったからとか、売れそうにないからそうしても構いはしない。
が俺の場合は直せる限りはそっちを優先してて、健全なのにバラしたのは大昔の中古エキサイタがほぼ唯一だったかな。

これも毎度の経済事情が根本にあるが、それには本当に駄目になってるのがしっかり確認出来ないといけない。
お掃除って一般には内部は素人では手に余すのもあって外装中心になるのは仕方無いが、機器にとっちゃより重要なのは機能に影響の大きい内部の方なんですよ。

これで厄介なのは「外だけ清潔」なケースで、なまじ綺麗好きさんが外をそう保ってるとその分中の汚れが想像し難くなる処だ。
体験的最典型例にPC等があるが、特にノートタイプのではこれが顕著だ。

汚れが画面なら視認性を損ねるし、操作部だってあんまりバッチきゃつい手が引っ込むわね。
だから相当な無精者ですら最低限は掃除しちゃうもんだが、内部空冷の吸排気口は目立たない場所にあるもんだから外側ですらずっと手付かずだったりする。

わこの辺で本題の方へ進めるが、電子部品の外装の汚れは使うだけなら困らないのも少なくない。
問題になるのは一般的には放熱性能の劣化や電気的不要導通程度だが、汚れの種類に依っちゃハンダの劣化を促進するのなんかもある。

一応只の埃ならセーフ・得体の知れない煤や液体系のだと危険となるが、埃を取ったら下からそんなのが出現って事もあるから油断ならない。
ので実質的には湿り具合で判断するのが有効で、乾燥してたら普段は埃を吹き飛ばしときゃ取敢えずはOKだ。

もし何となくベタ付等が感じられる様だったら、そんな時は端子の掃除と同様アルコールで拭取るのが良い。
機器再生業者なんかで洗剤も使って水洗いする場合があるが、完全乾燥させるのとその確認の難度が少し高い。

彼等にしても洗剤と水洗で何か残ってたら、後で必要に応じて何時もアルコールなり何なりで汚れを落としている。
だがYouTubeでもTVでもそのシーンが割愛されてるのが殆どなんで、却ってベーシックなのの方が認知度が低くなってんじゃないかな。

んでジャンク採取で型番や値を読取るには汚れ撤去は欠かせないが、「擦る強さ」にも注意の要る事がある。
昔のに比べると表示は簡単には落ちなくなってるが、熱や汚染の種類次第で当初の保持力を損ねてる場合も少なくない。

ので汚れは落したいが字は残したいってのが案外大変で、取敢えず全く全面的に汚れで何も見えなくなってるので例示しとこう。
電子部品って色んな事情で表記箇所がある程度限定されてるんで、印字されてそうな場所はなるべく慎重に行くのが良い。

又抵抗器のカラーコードみたいに筒状の全周に施されてるのだったら、最も汚れの少ない場所から慎重に汚れを剥がしてくのがお勧めだ。
心理的には一番手が掛りそうな処からついゴシゴシしてみたくなったりもするが、勢い余って要る分迄剥いじゃうと後が大変だ。

<つづく>

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