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2021年9月 6日 (月)

音楽備忘録753 Micの魔流用①

ハードルを最低迄下げちゃえば「何か音が拾えりゃ良い」のは確かだが、そんな下限状況の時こそ知恵と工夫に依る差って大きくなるもんなんだ。
そこでもしかしたら体験してても恥ずかしくて皆が黙ってる様なのを、臆面も無く晒してやろうって企画で御座居。

今回のの遠い発端は鉄道の以外趣味誌を全く見なくなって久しい件で、愛読者や関係者には済まないがかつてより著しく「つまらなく」なっちまったからだ。
皆がどの程度気付いてるかは分からんが本邦の今のメジャー系メディアは、政権→電通→各社の圧力と執筆者の高齢化・高学歴化で瀕死状態にあると言って過言では無い。

ビジネス上の都合はどの世界にだってあるのは承知だが、あまりにも庶民の実状に疎くなり過ぎてるからなんだ。
これを録音Micの理想で提示してくと一般論としては先ずNEUMANNでそれが無理ならRODEとか、それすら無理ならShure SM57,58辺りでって迄は問題無い。

だがこんな常識的なのは今はwikiを一寸覗きゃ誰でもすぐ知れる事で、本来趣味誌に求められるのは上記より先のニッチだが身近そうな領域なんだよね。
ヲタ性を著しく損ねたら最早そんなの専門誌では無くなって、それでいて下世話な週刊誌よりゃ読者を選ぶんだから廃れるに決まってんのによっと。

わ置いといて少し前の世代の項での書き漏らしから行っとくが、旧世代のの耐音圧が低目なのが多かったのには確固たる理由があったんだ。
単刀直入に申せば今みたいに何時でも何処でもかしこでも「Onに構えたりしなかったから」で、寧ろ今標準よりOff目で使うなら却って良い位のも少なくないのよ。

只「録音はデジタル」が常識化した以上、耐音圧オーバーはご法度になっちゃったけどね。
もし耐音圧がセーフでスペック以上の低域量が欲しかったら、旧世代のの方が近接効果の大き目なのが多いなんてのも魔用には貴重な資源!?だ。

原理的には下らん話しで単に設計常用距離が違うってだけなんだけど、元が俺言い「貼り付き設定」のだったら絶対にスペックを上回らせるのは不可能だす。
古いの程狭レンジ気味だから現代のローエンドを盛ったりゃ困難だけど、100Hz辺りから上が盛れれば良いなら新世代のよりは可能性が高いだす。

或はデジタル化のお陰でホントはOff Micの方こそ昔より良く録れる様になってるのに、未だOnばかりが横行してるのは距離を離すと下が足りなくなるMicのせいやも知れまへんなぁ。
っとこれは主にダイナミックタイプのの話しで、コンデンサタイプのは用途専用設計の以外は昔のも今のもそんなに極端では無いッス。

それからコンデンサタイプが嫌いなアナタ、それでも使わなきゃなんなくなったらどんなのが少しはマシか?。
体験からだと旧世代のエレクトレットコンデンサタイプが狙い目で、セコイ話しだがコンデンサの癖に正規のよりゃ細かいのが拾えないから。😅

ったら真偽半々で実際コストや技術的制約もあったけど、少なくとも’70年代の日本ではエレコン君が一般汎用には最適だったからってのもあるんだ。
皆が買える値段に抑えるにはダイナミックじゃキツかったからだが、それ故癖が強くならない努力は現行品よりかなり払われてた節がある。

この面に限れば実はNEUMANNや現行のでも球のを中心とした超高級機と近似で、単に求められるスペックを満たせるのがコンデンサタイプだけだったからだ。
今なら低価格帯でのコストはダイナミックの方が有利になったから、却って違いがハッキリしてる方が好まれるみたいだけどね。

これって私的には扇風機にも同傾向が強く感じられ、やはり常用頻度の高低は設計思想にも反映されちゃうんですよ。
だから極力長く使いたい俺みたいなのには、そんな傾向じゃ弱っちゃうんだけどね 
お粗末…。

<つづく>

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