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2021年8月16日 (月)

音楽備忘録732 楽器と収録Micの世代の話し④

録音関係のMicって近年だと国産のはFostex位しか一般人には知名度が無くって、ポピュラー系では尚更海外名門のが大手を振って闊歩してる感じだね。(業界専用系のは除く)
でも20世紀の内は各社から結構優秀なのが色々出されてて、古くても良いならそんなのの中にも使えるのがそこそこあったのよ。

今回過去国産の話しを持出したのは万一祖父母宅にでも死蔵されてたらってのもあるが、どれでも音色がほぼ共通に「近年のみたいに硬くない」からなのだ。
コンデンサタイプ(エレクトレットコンデンサ型も含む)にしても硬いってよりゃ、「現実より細か過ぎたりしない」って点で案外貴重な存在だっりもするからだ。(そんなのを欲してたらの話しだが)

中でもエレクトレットコンデンサタイプに関しては、当時の我が国は第一人者的存在だったから見逃せませんぜ。
尤も一聴段階でのオーディオ的魅力等では新しいのの前では為す術も無い感じなんで、コンディションの判定が困難だったりしたら敬遠されてそうだがね。

けれどもし「時代性が反映され過ぎない音」を求めてたりすると、案外現行品では適当な候補が見つからなくなってんだ。
何しろ当節は明瞭度大忖度のご時世の様ですから、お手頃なの程そこばっか頑張っちゃっててさ。

球が入ってるのとか超高級品じゃ無いと、裸眼じゃ無くて顕微鏡サウンドになってっからねぇ。
この現象って今からすれば理想と現実が逆みたくなっちゃってて、どうやらMicの開発だけ価格面も含めて遅れちまってたからみたいだ。

アナログオンリー時代の録音機の音を知ってる者からすれば、当時にこそ今のみたいなMicがあったら助かったのにと残念だよ。
と長前振りはこの辺にして実体験からの知己を漏洩!?させてくが、’60~’80年代に掛けての国産での音質最高峰ったら全盛期のSONYのだった。

又これは良し悪しだが価格やグレードと性能や音質が一等素直に反映されてたんで、中級以上のだとかなぁり性能も音質も良い処迄行ってたね。
只大変惜しいのはユニットの耐最大音圧が小さ目なんで、どんな改造をしてでも最初から爆音対応設計になってるの以外俺みたいな用途には使えない処だ。(実験済み)

では要改造でも爆音対応の可能性の高いのはったら、Micメーカとしてはとかブランド自体がマイナーだったのの中に案外「使える素材」が多かった。
例に依ってセコくケチな推論ではあるが、数が捌けない処程「ユニットの種類」が少なかったからだと思うんだ。

例に依ってⅡで過去述だが従兄から譲って貰ったPrimoのは期待通りで、けどこれはヘッドホンのASHIDAVOXとかと一緒で今も昔も真のその筋の人なら知ってるブランドだ。
全く意外だったのはこの方面には99%無知だったウチの親父から流れて来た日立ので、デッキですら無くラジカセのお供として売られてたヤツだった。

他メーカのについては申し訳ないが俺も実験予算が無いんで実態不明のままだが、もし余ってでも居る様ならナチュラルさを求めてる方には試してみる価値が結構あると思うよ。
今回の件での悲報と言えばダイナミック系だと性能面の乏しさから期待薄で、’90年代以前のだとかなり狭い用途でしか使えそうに無い。

尤もそれは昔の日本特有の話しでは無く海外でも肉声と違う周波数帯域の録りへ対応出来たのは、限られた専門メーカのしか無かった。
たまたまそんなブランドがこっちに無かっただけで、それもエレクトレットコンデンサの開発が進んでてそっちの方が廉価に求める性能が得られてたからって背景があったんだ。

日本でもダイナミックタイプが進化し出したのは’80年代末位からで、Drumset等の爆音に対して近接収音するにはコンデンサタイプより便利だったからだ。
私的記憶ではYAMAHAがベリリウムを振動板に使い出した頃以降で、但し音色はもう今みたいなカチンコチンになってたけどね。

<つづく>

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