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2021年8月12日 (木)

音楽備忘録728 テープレコーダ②

前回で昔の3大方式(レコード・FM・Tape)の性質迄行ったが、今になってみれば私的にはこれが夫々のジャンルへ多少なりともアシストしてたと感じられるんだ。
喉が滅茶苦茶乾いてる時だと、唯の水道水だって飲めるととっても幸せだったりするみたいに。

では内容へと進めてくが高域:レコード・中域:FM・Tape:低域が夫々拙いなりに得意ってのが、RockではTapeの貢献度が決して低くなかったと実感させられてんだ。
特に影響の大きいのがDrumサウンドで、これはかつて全盛期のLudwigのラインナップの「内実」と併せて考察するのがお勧めなのだ。

それってのもSnareを除いては胴は基本構造的にはたった1種類しか作って無くて、驚くべき事に口径や組合わせる皮を変える程度で全ジャンルに強引!?に対応させてたんだよ。
細かく掘りゃバチだってチューニングだって叩き方だって変えちゃ居るんだが、今と比べると全てのバリエーションが圧倒的に少なかったからねえ。

そんでフルに鳴らす頻度が高いのを当時なるべく大きく録ろうとすると、俗に言うテープコンプレッションのお世話になる率がとても高くなる。
Classic系オケの繊細なのではこれがほぼ掛って無くて、爆音のにだけ半ば自動的に物理面では少し「違って録れてた」んでやんすよ。

個人体験からだとClassicの時はStratに聴こえてたのが、RockではLes Paulに聴こえた位大差があったんだけど如何で御座居ますかね。
全く同じ胴のなのにですぜ。

只これとは別に録る前の時点で当然それらしくしようとは今より遥かに苦闘してたから、その点では昔の達人の方が道具非依存のRock演奏が遥かに上手だったとも思ってんだけどさ。
近年本邦で失礼乍らちっともブームとは言えないがClassicが元気で、比較的純粋なRockが失速してるのとの関係性が否定出来んよ。

昔だと真水の如く「透明であるべき」音楽が、テープだと全部濁っちゃってた訳だからね。
そりゃあRockだって綺麗に越した事ぁねぇが、幾ら綺麗になったってひ弱になったんじゃ美学に反するからのぉ。

まっしかしだからってコストその他の事情からすると、今更個人レベルでTapeってのはかなり厳しい。
けれどもTapeに録るとどんな風になるかだけは知っとくのがお勧めで、雛形の1つとして音創りの方向性の誤りを防ぐのには結構有効だと思うんだ。

折角綺麗に録れてるのをわざと荒らすにしても、何処をどうだったら意味があるかに対してね。
機器や道具が向上してそのままでも「聴けなくは無くなる」のは悪か無いが、それで一番助かるのはロクな音が出せて無い連中なのよぉ。

プチ置換すりゃ誰が弾いても何とか聴ける程「音の良い楽器」と同じで、奏者のボロが出難いのは人前じゃ良いが腕を上げるのには親切過ぎらぁ。
なので例えば普通のCD聴いて「うわぁひでぇ音」なんて感じてるんなら別なんだけど、現行オーディオに満足出来てる様だとこの件要注意でやんすよ。

もっと吠えりゃ過去に酷い目に遭った事があるかどうかもで、俺みたいに悲惨なのを沢山味合されてると要らん処でも一々身構えちゃったりしてな。😅
そんなのは行き過ぎてたら駄目だけど、常に何の疑いも持たず慢心し切って耳を傾けてたんじゃ成長は望めないですからね。

音楽を演るの自体には余計な音響問題なんて無い方が良いけれど、純粋な生演奏以外では通すなり録るなり電気のお世話にならざるを得なくなってるからなぁ。
最近じゃClassicの人の方が譜面の都合でタブレットの扱いに慣れてるかもの如く、電気不使用の奏者程少しは気にしといて貰いたいんだよね。

<つづく>

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