音楽備忘録720 Mixer卓のルーティング⑫
当節本件を最も楽にするのは卓をPC内のとかにしちゃう方法で、一度に必要なMicの本数が少な目だと最もご利益が多い。
しかし旨過ぎる話しにゃ大抵裏やオチがある如く、新たな弱点が生じるの忘れると悲惨な目に遭わされたりもする。
アナログ伝送ではソースの数分実際にケーブルが、例え内部だけでも全て分離してなくてはならない。
のがデジタルになると共存させても勝手に混ざっちゃったりしないんで、本数を劇的に減らす事が出来る。
但し早い段階でAD/DA変換しとかないと効果が減るので、アナログ実機Effector等を多用したかったりすると思った程は少なく出来なかったりする。
それは兎も角この手のは今では殆どUSB一択になって来てて、誰にでも馴染みがありケーブルの入手性がすこぶる良いのは大助かりだ。
だが簡単なついでに接続の安定度の低さもチャンピオン級で、概述だが特に最も普及してる2.0のがそんな有様だ。
概述ついでで具体例を再出させとくと、宅だとZoom用のカメラので毎回の様にアスペクト異常が起きてて参るよ。
先日は久々だったからきっちりアルコールと極細綿棒で、プラグもソケットもしっかり清掃しといてそんななんだもん。
確かに通り道で引っ掛かったり擦れたりし易い場所にそれがあるのが良くないんだけど、一々挿し直さないと復旧させられないのは後生ですぜ。
現況での対策としては3.0規格のを選ぶ位で、端子が増えて複雑化した為に流石に2.0のいい加減さを改めざるを得なかった様だ。
けど悲しいかな音響機器は開発にとても時間が掛るし、3.0より未だ2.0の方が遥かに互換性が高い。
しかも性能向上につれ音色の良さのオプション扱いが邁進してるから、折角接続が安定して伝送速度が速くなってくれたって欲しい音から遠ざかり気味のの方が多くなりつつある様だ。
もう少しいい方向へ進んで欲しいのは山々なんだけど、取敢えずは使う側の工夫で凌ぐしかしゃーないよな。
そこで幾つか策を提示してってみるとして、最も手間の少ないのは2.0のでも敢えて3.0のケーブルを使うのだ。
ホントはケーブルのプラグよかソケットの方が3.0のであって欲しいんだが、例え可能でも機器側の改造を要すんでね。
お次は手間は要すが費用極小と真逆のパターンので、アルコールへ浸した極細タイプの綿棒で地道にしょっちゅうお掃除するのだ。
音響屋にとってはこれ等は持ってて当然のアイテムなんだけど、↑のアンダーラインが要注意だ。
掃除する相手が小型化してくのに従わせてて、大昔オープンリールの時代だと綿棒よりなんとガーゼの方がポピュラーだったのよ。
ガーゼの方が綿棒より綿カスが出易いのに何でったら、面積が狭いとアッと言う間に真っ黒けーになっちまってたからだ。
その後カセットテープが主流になって普通の綿棒がデフォとなったが、この後辺りで日常的で定期的な清掃は不要な再生機器へ移行した。
そのせいか知識としては知ってても常備してない人が増えてる感じだが、金属接点の電気コネクタのを一定数以上持ってるなら備えといて「絶対に」損しませんからね。
これねぇ据置き機器だと未だしもモバイルを筆頭にポータブルのって、様々な理由で普通皆が思ってるより遥かにすぐ汚れちゃってんだわ。
スマホではコネクタ部にカバーが付いてるのが多いけど、隙間ゼロのって俺はまだ出会った事無いし。
仮にそんなのがあったとしても外気と機器内部の温度・湿度差で人知れず結露してる時があったり、電磁波≒超微弱磁石のせいで肉眼では見えない微粒子を引き付けちゃってたりするんでさ。
最後に駄目押し行っちゃうと上述カメラのアスペクト比なら一目瞭然だけど、音オンリーでその僅かな粗相を瞬時に感知するのは豊富な体験でも無い限り達人でも不可能なんだ。
初めて使う時に来られたら最悪「不具合のあるの」の方が普通の状態と勘違いしちゃって、正常時の方が「こりゃ何時もと違うからおかしい」なんて思ったりしてな。
誠に遺憾に存知ますが、体験からしてもちっとも他人事じゃ御座んせんの。😅
<つづく>
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