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2021年8月21日 (土)

音楽備忘録737 テープレコーダ➄

Tapeが世間で亜流になって以降テレコ本体の獲得すらより困難化したが、最大の懸念はメディアの供給事情だ。
特殊じゃ無い録音となるとカセットでは生産終了されたメタルでないと苦しいし、ノーマルタイプでも大丈夫なオープンの方ではテープ巾の広いのと大きなリールのってのが入手難と悩ましい。

けど誤解して貰いたくないのは例えば宅にあるTASCAM 33-8に適合する½インチ巾のって、全盛当時だって街の電気屋さんじゃ取り寄せすらほぼ無理だったんだ。
どうせ何時も他の用事も沢山あったから特に面倒とは感じて無かったが、俺の場合だと殆どを秋葉原の行きつけの専門店で調達してたね。

しかも最安でも1巻¥5,000位はしてて(録れるのは30分以下)、それを当時そんなに負担に感じなかったのはカセットだってメタルの90とかだと¥1,000位してたからだと思うよ。
今PC内でやれる様になってみると初期投資は¥1万位(HDDだとして)掛っても、それ以降普通は5~6年は一切メディア費は掛らずに作業を続けられるもんねえ。

SSD,HDD,SDカード等だって劣化や消耗はあるんだけど、Tapeみたいにいきなり音質が落ちたりゃしないしね。
それからすると結局他に手段が無かったから出費を受容してただけで、録るの自体へ無遠慮に挑戦するには今の方が遥かに良い時代になってんだ。

とは言えどうしてもTapeサウンドを欲しくなってもおかしか無いんで、今更のTape使うとしたらどうするかへ言及しとこう。
1に経済面2に安定した継続を考えると最早個人レベルでは困難なんで、吉祥寺のGok Soundみたいな所を利用するのが現実的だと思う。

俺自身何時かはを夢見て33-8を温存したつもりが、今となってはメディア供給の事情で売り損ねた感が無くもない状態だ。
他人様の分迄コンスタトに活用出来れば手間も含めた費用も回収出来るが、一般顧客に対してちっとも良く無い立地の上狭いハコがたった1つしか無いんじゃ見込みは限り無く薄いさね。

特に8トラック以上のマルチを使いたい場合、最もポピュラーな¼インチ巾のTapeでは俺からすると役不足って判定になる。
なので4トラック迄で足りるなら話は別で、レコーダの方もそれだとかつて少し流行った4ch用のも選択肢に入って来るから俄然有利になる。

半ば苦し紛れかも知れないがこれの妥当性も一寸挙げとくと、せーので一発録りをする時程Effector等は際限無くは使えなくなるから予算が本体へ集中させられる。
しアンサンブル内の特定パートだけ後になって柔らかくするとかほぼ無理なんで、生楽器系のアンサンブルとかだったらテレコをエレキのAmpみたいな立ち位置と捉えて処理出来るんじゃないかな。

この辺は使用Micの本数やMixer卓のch数に対しても同様で、所望数が限られてれば庶民だってちったあ奮発も出来る筈だ。
単価3,000のケチなMicだって10本要りゃもう¥3万、どんな録り方がしたいか次第で状況は大巾に異なるもんなのだ。

最後にオマケで「カセットのマルチトラッカー」の実情へも触れとくが、現代の音響水準では正規作品に使うのは俺は無理だと思う。
ってか登場当時だってプロの正規作品に堪えられる程の性能は最初から無かって、プロならデモでアマチュアが多重録音をするのに一般個人でも手に負える様になったってだけの代物だ。

今だとスマホのアプリで8トラ位迄ならテキトーなインターフェイスを追加購入するだけで誰でも堪能出来るが、当時は唯やれるってだけでも一大事だったんだよ。
それ用のオープンリール機は例え予算が足りてどんなにお便利化してあったのでも、扱いやメンテ自体は完全業務用のとほぼ同一のスキルと手間を必要としてたからね。

<つづく、かも>

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