音楽備忘録727 魔修理の最近②
純粋な続きから記してくが今回のだと、正規の復元方法より修理部の寿命は若干短くなる事も考えられなく無い。
にも拘らずこんな方法を選んだのは破損防止が第1だが、本質的には要交換の構造になってたとも言えたからだ。
コンプレッサとそのフレームはどちらも鉄製だし、稼働時には結構温度が上がるのは避けられない。
さすれば緩衝ゴムには重さと振動の他、温度変化ってストレス迄掛り続ける。
俺言い「販売的設計寿命」つまり現行家電法の6年程度なら何とか持たせられそうだが、それより先の事は殆ど無視されてるも同然なのだ。
本来なら当初から判明してる消耗部品なんだから、せめて素人ユーザーでも自身で交換可能な様にしてあるべきなんだけどね。
仮に絶対6年と考えてるなら6年後に強制回収に来る位じゃ無きゃ変で、作るの専門で修理・廃棄等事後に責任が持てないならもっとユーザーに「処遇の自由」を与えとかないとフェアじゃ無いぞ。
いい加減でもうこんな旧態依然の資本主義的なのからは脱却して貰いたいもんだが、対処療法が嫌いでも元がそんなじゃどの道「再発の覚悟」は要ると思ったんだ。
それなら少しでも修理が簡単でローコストなのを確立しとこうと思ったのと、もしもっと手間暇を掛けるなら本体を枠に取付ける部分の方式をグレードアップさせるかと考えている。
ってのもクレームを付けた家族が修理後もウルさいと言ってて、実際には新品時の騒音レベルにちゃんと戻ってるんだけどねぇ。
人間1度酷い目!?に遭わされるとナーバスになるもんだからか、戻っただけじゃもう心理的には足りなくなっちゃったんだね。
それと騒音の主が電源周波数の50Hzと低いので、普通の方法では遮断はおろか振動の伝播を防ぐのが難しいからだろう。
他機器でもモータの駆動方式が電源直結のは同じ負債を抱えてるんで、これが問題となりそうな多くのでは近年はインバータを駆使して周波数をもっと上へシフトして凌いでるのが多い。
それでもローエンド機器に対してはコスト事情から旧式のままのも散見されるが、例えば冷蔵庫だったら本体と床間の
足にも緩衝作用を持たせてれば一応建物に対しては2重隔離となっている。
のが多くのローエンドウィンド型エアコンでは、本体-取付枠・取付枠-窓枠の両方共「直接」のが普通だ。
なので更なる静音化を目指すなら「直接は伝わらない箇所」を増やすのが相応しいんで、今後の状況次第では緩衝機能付きの枠を自作して交換でもしようかと思っている。
20kg位ある重いのでそれをするのは簡単では無いが、荷重の掛かる面積を広く取ればどうにもならなくは無い筈だ。
とは言え流石にそこ迄するには無費用では無理なんで、直ちに取り掛かれはしないんだけどね。
距離的には屋外では数mも離れれば意識しなきゃ気付かぬ程度に収まってるから、やはり振動として伝わる分のあるのが不味いみたいだ。
効果の程だって不明瞭だから何だけど、買換えよりゃ安く上げられるのは確実だ。
因みに純粋な音量で比べると確かに近代的なのの方が減ってるが、最高でも⅔程度の削減でそんなに落せてる訳じゃ無い。
だがその成分にはかなりの違いがあり、低域に限定すると⅛とか減ってるのもザラだ。
これは高い音になる程隙間さえ無くせば遮断出来る性質があるからで、さっきたまたま隣のトイレへ入ってたら心理的には本体のある部屋より響きが気になった。
物理的には音量が下がってても風雑音とか他のが無くなると、邪魔が一切入らなくなるだけに却ってブーンが目立つんだ。
因みにⅡで乗用車等一部では向上してるが、こう云った心理面も含めての静音化に対しては昔より衰えた分野が少なくないと感じている。
昔のは理想とは程遠くしか出来なかったからせめて音色だけでもって次善策でしか無かったんだけど、折角そこで得られてたノウハウをアッサリ捨てちゃうなんて惜しい事した会社が随分多いもんだよ。
※執筆7/14(水)
<つづく>
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