音楽備忘録746 ジャンク部品の話しⅡ
つい先日のクーラー寿命の件で処分案件を抱えて、今リサイクルの色々を調べてる処だ。
まだ途中ではあるが5年以上経過してるか故障があると¥ゼロは無理な相談らしく、そうなると極力又発掘で補填しなきゃ経費負担増になっちまう。
リサイクルが法制化されてから現実がいびつになって何時までも是正されんのも妙な話しで、まるで英語が分からん奴がそのまま立法した体だ。
法制化以前のリサイクルショップとかのは基本的には中古買取りで、品物として扱うかゴミとして扱うかが寧ろ今よりハッキリしてたんだよね。
更に悪いのが「資源ゴミ」なんてフレーズで、日本の法律なのに英語を使ったのはわざとグレーゾーンを設ける為に思えてしまう。
何れにせよ従前より経費が余計に掛かる様になっただけで、生き残り部分がそこそこあってもリサイクルと称し乍ら実態はゴミ扱いって酷い事になってんだ。
こう迄されりゃこっちも意地も張りたくなるってもんで、面倒でも尚更「生き残りは絶対くれてやるもんか」と来る。
わ例に依ってこの辺にして内容へ進めるが、今回のはマトモには冷えなくなった部分以外は健全なのが既に判明している。
ので冷媒が関る部分以外はゴッソリ抜き出す事となったが、その為の分解作業で少し手間取りがあった。
普通に考えりゃ捨てる部分は破壊しても構わんのが、廃棄処分時の移送を考慮しとかなきゃなんない。
それには分解・抜き取り後に「最低限の纏まった形」は維持する必要があるんで、一部再組立てを要した。
しかも内部に独立したフレームが無いって構造上の事情もあったんで、骨を兼ねてる鉄板や樹脂等の部分は復元が必要と随分昔より面倒になったもんだ。
取れ高としては電灯線直結型モータ×1・ラインフローファンとそのモータ・駆動回路×2だったので、経済効率的には割の良く無い作業であった。
だが駆動回路の一部半導体以外はどれも非市販品で、現況即座のニーズは無いものの他の方法では獲得出来ない代物だ。
これ迄の体験から送風機関係創作時に最も障害になったのがファンブレード部分で、ラインフロータイプはおろかサイクルタイプでも「羽根だけ」となるとPCケースの標準的なのより小っちゃいのしか売られてない。
んで羽根って工作の技術面だけならどうにもならなくはないが、芯出し作業ってのがネックになって大変なんだ。
この芯ってな回転軸に対する重心位置の事で、少しでもズレると回転させた時に不要振動は発生させるし最悪は回り方自体がギクシャクしてまうんだ。
羽根の直径が10cm以下程度だったら重さも大した事無いから、多少ズレてようと騒音・振動を気にしなきゃ強引に回せない事も無い。
しかしAC駆動(電灯線)させたい様なのは大抵は直径がそれ以上になるんで、この観点からだとモータの逝かれた扇風機や換気扇の羽根なんてのが実は最も貴重な資源なのだ。
普通に考えりゃモータの方が自作がほぼ不可能だからそっちを重視するがろうが、実際に組上げて実用に供しようとすると実は逆だったんすよ。
っと折角手ぐすね引いて待ってるにも拘わらず、何故か宅にある扇風機はどれも古いのに過去述の唯1つを除いてはちっとも壊れねえでやんの。
って正確にはもう1つ「首が骨折」したのが眠ってるが、かなり強度を要す箇所なんで未だ放置プレイのまんまだ。
全然関係無いけど「首部折損」って云や貰い物のDrumスローンにもそんなのがあって、アルミダイキャスト(鋳物)部分が割れている。
取敢えず持上げる際に泣き別れしないだけの処置だけしてあるが、これも本来用途にはグラつくから全く使えん。💦
<つづく>
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