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2021年7月 8日 (木)

音楽備忘録693 魔修理の記憶④

長く掛った事例が長い文になっちゃってるのは少しでも感覚を掴んで貰う為…だったらまだ良かったが、単に文章力が無くて幾らも向上しなくてで痛み入りまする。
だけど本当にエレキの極普通のボディだけ塗るのにこんな調子になっちゃったんだが、もしかしたら塗料の種類が違ったら工期的にはもっとマシになってた気がするよ。

では先ず俺流のスプレー不使用のムラ無し塗装法から行っとくが、これはペンキ塗り歴が年齢の割に長いのもあったみたいだ。
今では塗料って例外的なのを除きゃ大抵はスプレーバージョンも用意されてるが、’60年代の日本では珍しかったし超高級品だったりしたのよ。

俺がペンキ塗りをやりだしたのは幼稚園時代で、これは親父が「俺がやってやらぁ」と豪語しといて途中で挫折ったのに端を発している。
その場所が門扉とかガレージのシャッターだったもんだから近所の全員に知られちゃってて、挫折したのを誤魔化そうとして息子自慢にすり替える作戦だったらしい。

その後小学生時代になると鉄道模型やプラモデルにド嵌りしてたから引続き塗装には縁が深かったが、その頃迄上記の通りだったからスプレーなんて殆ど使えなかったんだ。
ここでご注目頂きたいのが塗る面積で、ただ塗るだけなら狭い方がすぐ終わるし楽だよね。

処が棒状のより平面の方が塗りムラは目立つし、更に狭いと僅かな凹凸が物凄く目立って気になるん。
大体それ以前に小さい物だと手に取って間近で眺める事が多いんだから、気にすんなって方が難しいでしょ。

そこで割かし上手く塗れた時の事とか色々自分なりに試行錯誤重ねた結果、「ペンキが薄い」(要はドロドロじゃ無くてサラサラ)だとムラが出難いのに気が付いたん。
以来「ムラ嫌」な時はわざと薄めといて、重ね塗りの回数を増やして必要な塗膜厚みを確保る様になってたんだ。

後にスプレーも使える様になってよりこれに確信が持てたが、スプレーだって一度で厚塗りしようと欲を出すと酷い液ダレが起きるでしょ。
んでそうならない程度に我慢すると、殆どの場合は刷毛塗りよか1回では物凄く薄くしか塗れないじゃん。

なのでこの件のも何回も塗る覚悟はちゃんとあって望んだし、既にそこそこ色んな相手に塗った体験も持ってたのにさ。
何だか随分予想通りの進みが見られなくて、何と毎日4回位塗って2ヶ月位掛っちゃった。

事後自己分析に依る敗因は主に2つで、必要塗膜厚と塗料の種類だ。
エレキの塗膜厚って生のより結構差が大きくバリエーション豊富で、超ビンテージ以外のFenderのは極厚だ。

ついででエレキで薄いのの代表ったらGuitar系なら俺知りでは生のやリッケン、Gibsonはボディ方式次第で多少巾はある様だが大体上記の中間って感じかな。
で今回のはモロにFenderだから元々厚目にはしようと思ってたけど、見た目充分になってもそれじゃあ足りない事情が途中で発覚したんですわ。

いや正確には何度か完成したと思ってもまだだったんだけど、それは僅かな接触でもヒビ割れが起きちゃったからなんだ。
他のどれでも全然へっちゃらな程度で何でコレだけ駄目なのよって、最初は目の錯覚で実際には本家のより全然塗膜が薄いからなのかなんて色々悩んだんだけどね。

それで3度目の完成時(その時点で思い込んだだけだったが)にプチ発見したのが、塗った直後より完全乾燥すると随分薄くなっちゃうのにね。
もし俺が傲慢社長か何かで部下に命じて席を外してたら、やったと嘘つかれちゃっててホントは全然やってないんじゃ無いかってな位。

続いて思い出したのが塗料の種類に依る乾燥後の厚みで、乾くと硬くなるヤツ程塗った後で薄くなる傾向のある処だ。
この時は予算と手持ちの関係でこうなったけど、厚みとヒビ割れし難さが欲しかったら逆のにすりゃきっと楽だったんだろう。

但し楽器の「振動特性」(主に共振)の都合からしたら、極力ボディ材と塗装は一体化してくれた方が望ましい。
この点で衝撃耐性や工期では乾燥後も柔らかいのの方が有利だから、元々相反する条件を抱えてたんだね。

なので幾ら安価だからってクリヤラッカーはあんまり向いて無いからお勧めじゃ無いんだけど、音の他に1つだけ利点が後から見つかった。
それは「補修」後の仕上がりで、「継ぎ目」が勝手に殆ど分からなくなってくれる処だ。

薄めた後塗りラッカーが周辺部を少し溶かして、自然と混ざってくれるみたいなんだ。
その上昔塗ったのが残って無くて後で買っても、とてもベーシックな種類のお陰で同一品が簡単入手出来るのもあるしね。

<つづく>

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