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2021年7月29日 (木)

音楽備忘録714 Mixer卓のルーティング⑩

早速Mic Preの音質(音色)の件からとっとと行くが、最初の内は敢えて性能(物理的音質)を無視して進めさせて頂くよ。
回路方式等の原理的な部分を正しく理解するには、開発度の違うの同士で比べたんじゃ真実が捻じ曲げられちまうかんね。

私的には特にダイナミックMicにはCoilが使われてるからか、入力部がトランス結合になってるのが音色的には不自然で余計な硬さが付加されないから望ましい。
増幅素子の優劣では適してる順に羅列してくと球(真空管)→FET→トランジスタでもディスクリート、そして最後がせめて音響用に特化されてるICとなっている。

何故こんな一般世間常識とは違うのを平気で断言しちゃってるかったら、なるべく「無理せず」音質や性能を得てる構成だとこうなるからだ。
例に依ってヘンテコ比喩へ進めるが球やトランスを
最近の大谷翔平選手とすれば、それ以外の石のはやたらと交代要員まで余ってる凡庸選手大軍団だ。

前者は全部本人が自身でやるからミス以外で意思が反映されぬ事は起きないが、後者は多人数の伝言ゲームになるからどうしたって細かい部分等が段々欠落してくやんけ。
尚且つ指示を出す監督自身はちゃんと分かってたって、凡庸な選手ではその意味を完全に理解してる奴は滅多に居なかったりする。

すると想定外の事態が起きた際自身だけでは適切な対応が取れなくなったりして、最悪時は某国現政権の様にたらい回しの挙句誰も責任取らないってか取れなくなったりする。
政権の方は「取らない」ってのが正しいが、凡庸チームの方は理解不足だとそもそも取り方すら分からないって感じ。

さて一頻り吠えた処で現実へも寄り添ってくとして、たった独りの超人依存だと去年迄みたく怪我された時に困る。
もしそんなののせいでだけは負けたくないとすりゃ物量作戦で押すのが妥当だが、これを音の世界へ戻してくと該当するのは緊急自動車のサイレンとかなのよ。

兎に角いざって時に鳴らなくなったら一大事だからだが、録音なんてある種の道楽で必要なのは「負けない」じゃ無く「勝つ」なんじゃないのかね?。
今度は物理性能面も含めてこれに当て嵌めてくと負けない凡庸団は失点の少ないチーム、独り超人の方は差し詰め信じられん位打ちまくって逆転しちゃったよみたいになるかな。

これって投手の失点率と超人の打率とかで比べると、ハズレが少ないのは失点率の方だ。
前者が商売として作って売る側には時に死活問題で、ハズレが多いと返品・返金で安定した事業展開が出来ないからね。

勿論ユーザーだって肝心な処で三振なんかされちゃ敵わんけど、ホームランの出る可能性はありませんじゃ旨く無いんですよ。
音楽作品のと野球の「ヒット」がこの与太話しでは全く同一視して貰ってOKで、ホームランが「大当たり」な訳。

野球では得点って数字で比べられるから1点でも多い方に勝ちが与えられるが、音楽では「悪く無い」とか「辛うじて勝った」じゃちっとも価値になっちゃくれまへん。
勝ち負けより「あんなデカいホームラン始めて見たわ」みたいなのが必要素で、それが飛距離か高さかファールゾーンギリギリか等は不問なのだ。

とは言え現実的には上記のって夢に限りなく近い理想だから厳しいが、構造・構成的にはなるべくシンプルなのの方がこの用途に適してるってのは抑えといて損は無いんだよ。
音響測定器なら物理的精度最優先の一択だが、この用途じゃどんなに高性能でも魅力が足りなきゃ買う価値がおまへん。

「ほら全然雑音が無くて素晴らしいでしょ」ったって、もっと聴きたいってのが皆無だったらお金の無駄になるん。
そもそも高級打込みと比べたらMicやら何やらが要る時点で、もう物理性能ではとっくに負けてるんだからさ。

残念だがMicの要るチームはヘボピッチャーしか居ないってチームで、まぐれでも大きい当りを狙うしか勝てる可能性が無いとでもお考え下され。
そりゃ何時までも3アウトが取れない程低性能だと、試合にすらならないから駄目だけどさ。

<つづく>

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