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2021年7月28日 (水)

音楽備忘録713 リフの上手な!?作り方④

又々恒例の前回補遺入りはセレクション!?から漏れた(ホントは忘れただけか?)、過去述俺の師匠の「スプデゥブ」についてから。
それが今回テーマに関係してるからの措置だが、リフでもその中のどの部分に拘りが強いかの指標となる可能性があるからだ。

正直失礼な弟子たる俺は今の今迄失念してたんだけど、加筆修正とかしなかったのはあまりにも分かり易過ぎるからだ。
JazzのSaxとFluteの奏者なのが、少なくとも言われて納得行かない人って多分居ないと思ったんで

只今回案件には載せとくべきだった要素で、師匠もミュージシャン引退後は「スピーカ屋のオヤジ」だった人。

そしてこれも過去述再出になるが奏者タイプとしては本人称「トーン派」で、自分で奏でようと人のを再生するにせよひたすら音色の美しさに拘ってた一貫性があった。
ここに共通点があるのを発見して俺を強制弟子入りさせたかは不明だが、実際俺にはフレーズがまあまあでも音色が酷いと興味が失せる面がある。

こんなのもリフを作る際に影響を及ぼす可能性が大いに考えられ、例えば良い音色にし難い音列は滅多に登場してないとか。
例の「チーチキ」も発端はリズムのノリ良さが原因だが、未だに全部覚えちゃってて何時でも出来るのは音色を気に入ったままなのもあるからだ。

例えばバスドラの速い連打に関しては世界有数!?のヲタと自認してるが、その癖最速・最多になり易いツーバスのには随分と興味が弱い。
これが自己分析に依れば「音色が今一」だからで、「前のが消える前に次のが鳴って明瞭度が劣化してる」のが気に入らないらしい。

慌てて誤認反論されちゃ敵わんからもちっと掘っとくが、明瞭度若しくは分離度だけなら今は機械の力でも実現可能だろう。
しかし無下に短く刻んじゃうと生楽器としては不自然になるし、その殆ど大抵は低音域やローエンドの音色を劣化させちゃうんですよ。

端的に云やチープな打込みのに近付くだけってなもんで、「生なのにスゲー」が無くなるんならバスドラじゃ無くても良いじゃんって思っちゃうんだ。
んでこんなちっぽけな好みなんて要素でも、これから作る≒好きにして良い際に個性の構成要素には多分なるでしょ。

こう云った部分については才能の支配からは殆ど開放されてんだから、名フレーズは難しいにしても才能無いから作れんなんて
ボヤいてちゃおかしいんだ。
但し才能の質や量とは別に適正ってのが誰にでもあるんで、メロなら得意だがリフは苦手とかなるのは仕方無いッス。

因みに私的には最近リフ願望は最弱化してっけど、俺自身元はリフ→編曲→裏メロ→本メロの順で得意でしたよ。
これが今のマイブームの曲全体へどう繋がってっかっつうと、リフを会社の資本金みたいに考えて発展させてったんだ。

第1段階は「リフの組合せ」をコードや編曲の代理とし、第2段階ではコード進行にマッチする響きの羅列を裏メロと思い込ませてってな具合で。
その時やりたい事に直に才能があるのが理想に違いないが、何億分の1人かも分からん音楽的全才能なんて持って無いからって諦めたらつまらんぜ。

敢えて音楽的全才能を持ってたと仮定して進めても、1人で一遍に演奏出来る楽器はせいぜい2,3コで精一杯や。
能力的に全部扱えるのと実時間的にそんなで足りるかは別問題で、実働上は無制約になんかちっともならねぇっての。

なので「工夫を厭わず実現しよう」としないのがリフ作り等の唯一最大の敵で、作れないと勘違いしてる方が多過ぎんの。
1曲丸毎ったらどちらさんでもって訳にゃ行かないが、部分的になるのさえ飲めば誰でも何処か少しは大抵
作れるんだ。

<つづく>

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