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2021年7月

2021年7月31日 (土)

音楽備忘録716 リフの上手な!?作り方➄

今回はリアル楽器でのリフへ焦点を絞ってくが、脳内イメージを具体化させたら思ってたのと違うやんって件とかについてだ。
打込みでだって音源の発音速度が間に合わなくなるのだったら少しは印象変化が認められるが、リアルのみたいに「そんなバカな」にはまだ遭った試しが無いな。

前回は音色の事で語ったけど、楽器の癖ってか反応の仕方の影響は中々しぶといですぜ。
それ故何時も人様にはド下手でも構わんから現物で格闘してって訴えてんだけど、特に電気楽器みたいに触れ方次第で全く違うチンケな音が出る様なのだとね。

要らん時にそんなの出ちゃうと赤っ恥だが、逆手に取って魔利用してやりゃ秘密兵器にもなり得るんだ。
んで先にそんなのの体験が豊富でそれを持出そうってんなら少しはイメージに近く行ってくれっけど、普段は俺言い「赤っ恥シリーズの音」って殆ど練習も探索もわざわざしない方が多いじゃない。

例えばエレキBassのスラッピッングって始祖のLarry Grahamの談では、予定の入っちゃってたLiveで急にDrummerが不在になったのを補おうとしてって言ってなかったっけ。
もしかしたら別の大天才だと寝室でだって発明出来たかも知んないけど、どの程度「打撃音最優先」に出来たかは分かんないよ。

棒っ切れとかの道具一切無しで思いっ切りひっぱたこうとすりゃ、その分細かい音符は弾き難くなるでしょ。
もし充分細かいと感じてるとしたらそれは多分Staccatoとかのせいで、休符もカウントすりゃ一気に音数倍増するからね。

結果的に音色にもフレーズにも楽器と奏法が絶大な影響を与えてんだが、「リアルで同時進行」ってのがキーポイントなんですよ。
ポピュラー系で許されるリフとなると数が多過ぎるの✖・複雑過ぎるの✖、聴き取りが大変なの✖…常に絶対的にでは無いけれど傾向としてはそうだよねぇ。

それからすると特殊なのを除外すりゃ奏者だったら誰でも弾ける、純粋な技術レベルではどうせそんなのしか普段は出来ないんだ。
なので変な話しリフに限っちゃ下手クソ程寧ろ作れるし作り甲斐もあるってもんで、達人だからって安易に○×△□って速弾きなんかやらかした日にゃ「ごめん、後10回聴き終る迄待って」なんてよっと。

せやから今のアタシャリフはあんまりなんてったら嘘臭い処かそのものだが、複雑なのが平気になるにつれシンプルなのの思い浮かぶのが減ってるのは事実だよ。
これって奏者と作者の「逆転現象」の1つと考えてて、音楽をどの単位で模索してるかが違ったりするからなんじゃないかな。

そこで初心者ならアイデアに没頭し達人級だったら、敢えて一番弾けない楽器で捏ねてみるとかって如何ですかね。
技術も素晴らしいリフだってあるしあっていけねぇって事ぁねぇが、純粋なリフの質としては技術のアシストを抜きにして吟味しなきゃ駄目さぁね。

うっかりテクありきで始めちゃうと、弾くのが上手いお陰で大した事無いのもまあまあに聴こえちゃったりするっしょ。
そんなのを気付かずに続けてっちゃうと、知らん間に俺言い「リフ力」はどんどん退化してっちゃうんだ。

シンプルじゃなきゃいけない時の単調さを小技で補うのは素晴らしいが、それならDeep PurpleのSmoke on the Waterのリフを完コピ出来てる人がどうしてあんなに少ないんだろか。
Ritchie Blackmoreらしさを気にしたらそんなのじゃ全然足らんのに、って事ぁ奏者としてより曲やリフの方を気に入ってる人の方が多いからなんじゃないかな。

この例で続けるとBurnのなんかも又別の典型で実際は頭の1音とかだけ「オクターヴ下」なのに、鼻歌でそれをちゃんと再現してるのって聞いた事ねーぞっと。
それって多分リフイメージとしてはオクターヴ下が必須じゃないからで、しかし本家の珠玉の弾き方としてだと必須って事なのよ。

俺みたいにリアルタイムで原版から入っちゃってると、メロラインが合ってるだけのにはついつい「違ぁ~う」なんてこぼしちまうけどよ。
作品発表当時のメンバーのって枠を取っ払えば、ラインが合ってりゃ合格だし他人にそれで通じるんだよね。

これ等の例を分析するとライン=曲のリフ・オリジナリティとしては重要な小技=奏者の編曲となり、最終的にどう弾くかは別として作る最初に要るのはラインの方だよね。
って決して逆アプローチじゃ駄目では無いんだけど、技を省いても聴くに堪える代物になってるかってお披露目前に確かめといた方が良いと思うんだ。

<つづく>

2021年7月30日 (金)

音楽備忘録715 魔修理の記憶⑧

では例に依って時系列に従って、「泣き別れ→明後日向いて反り上がり」を直した段階での様子から行っとこう。
この修理後のテスタ当て検査でも問題無かったから、予定ではこれでバッチリ点く筈だったんだけどねぇ。

又もや新たな怪奇現象が勃発し、5レーンある内の3レーンだけ正常点灯って…益々難解になって来やがったぞぃ。
前回書き漏らしてたが泣き別れ発見は、各レーン駆動トランジスタの詳細状態確認の為に折角付けたのを再度取り外した後だったのよ。

なのでその時点では余計な事してたんだけど、棚ボタで全部健全なのがしっかり確認取れてたからこうなるのは全く異常事態なんだ。
仕方無く兎に角もっと細かい症状の把握に努めてみた処、不点灯の残り2レーンも電源のOn/Offの瞬間だけ良く見りゃ何だか瞬いてたんだわ。

って事ぁ不具合は断絶では無く、何処かの接触不良の線が濃厚になって来た。
部品が無事と分かったのは安堵したけど、この期に及んで今更工作の不備があったらしきはかなりショックでしたですよ。

手前勝手だがこちとらこの道50年以上、プロになってからでももうすぐ40年になろうってんだから凹みますわ。
しかし何時迄嘆いてても「直れば使える」のを放っとけもしないんで、先ずはテスタの測定レンジを従前とは変えて再検査してみる事にした。

普段頻繁に扱う音響物より今回のは電流量が多目なので、テスタが流す電流も増やしてみようって作戦だ。
前の導通試験では最低電流量になる「×1kΩ」を使ってたのを、手持ちテスタでは一等小抵抗を測れる「×1Ω」にすれば最大に流せる。

したっけ今迄は何処も同じ反応だったのが、不点灯2レーンの駆動部へのGrand(⊖)側が途中から何だか抵抗値が大きくなってるじゃありませんか!。
これの事後分析に依ると1レーンにつき220mA流れる途中なんで、仮にたった10Ω増えただけで電圧が2.2Vも下がるのよね。

それが発熱量を下げる為に供給電圧が結構際どくしてあったもんだから、一寸の抵抗増だってそりゃ点かなくなっても可笑しかなかったのねーっとね。😅
そこで付いてるハンダを再加熱して修正したら、いとも簡単にアッサリと復旧しただよ。

さてここからが本題の「敗因」であるが、手古摺らされたのも想定外が2つもあったからだ。
試験方法については上記の通りだったが、より気掛かりなのはハンダ付け不良をどうして起こしちまってたかだ。

要約すりゃ部品の熱破壊を恐がり過ぎて加熱不足だったんだろううが、何時もよりは部品がどれも大き目だったのもあったのかな。
なまじ特定サイズのへ慣れ過ぎてると、つい無意識の内に「何時もの加減」が勝手に出ちゃってたのかもね。

更にその根本として考えられるのが視力の老化・劣化で、泣き別れ発見が遅れたのも恐らくこのせいなんじゃないかな。
スポーツ選手じゃ無いからまだ引退必至には至ってないけど、ある意味老いを痛感させられる出来事ではあったッスね。

或は作業の取り組み方が若過ぎたのかもだが、今後は一寸注意点をズラしてかなきゃ駄目なんだね。
今になって思い返してみると泣き別れ箇所の様子、完成時のと今回修理時では何となく景色が違った様な気もすんだ。

従前は熱不足で辛うじてくっ付いてたハンダがあって切れる寸前でも一応電気的に繋がってた上に、足の不適切変形も隠れて見えなくなってた可能性が芽生えちゃったよ。
ちょいとワイルドだけどもう少しハンダ付け後に突っついてみたりしときゃ、取れる物はその時点で剥離してたかも知れないや。

ストンプみたいに揺さぶられると分かってたらきっと色々弄ってただろうに、固定設備だからと油断したでもあるまいが…。
かつて抜群に視力が良かったから、視覚に頼り過ぎる癖でも付いてた様なら修正しとかなくっちゃね。

だとすりゃ肉体の方も医者に頼れない部分の修理(修正)、そっちにももっと精出さんとアカンのかいな。

<つづく>

2021年7月29日 (木)

音楽備忘録714 Mixer卓のルーティング⑩

早速Mic Preの音質(音色)の件からとっとと行くが、最初の内は敢えて性能(物理的音質)を無視して進めさせて頂くよ。
回路方式等の原理的な部分を正しく理解するには、開発度の違うの同士で比べたんじゃ真実が捻じ曲げられちまうかんね。

私的には特にダイナミックMicにはCoilが使われてるからか、入力部がトランス結合になってるのが音色的には不自然で余計な硬さが付加されないから望ましい。
増幅素子の優劣では適してる順に羅列してくと球(真空管)→FET→トランジスタでもディスクリート、そして最後がせめて音響用に特化されてるICとなっている。

何故こんな一般世間常識とは違うのを平気で断言しちゃってるかったら、なるべく「無理せず」音質や性能を得てる構成だとこうなるからだ。
例に依ってヘンテコ比喩へ進めるが球やトランスを
最近の大谷翔平選手とすれば、それ以外の石のはやたらと交代要員まで余ってる凡庸選手大軍団だ。

前者は全部本人が自身でやるからミス以外で意思が反映されぬ事は起きないが、後者は多人数の伝言ゲームになるからどうしたって細かい部分等が段々欠落してくやんけ。
尚且つ指示を出す監督自身はちゃんと分かってたって、凡庸な選手ではその意味を完全に理解してる奴は滅多に居なかったりする。

すると想定外の事態が起きた際自身だけでは適切な対応が取れなくなったりして、最悪時は某国現政権の様にたらい回しの挙句誰も責任取らないってか取れなくなったりする。
政権の方は「取らない」ってのが正しいが、凡庸チームの方は理解不足だとそもそも取り方すら分からないって感じ。

さて一頻り吠えた処で現実へも寄り添ってくとして、たった独りの超人依存だと去年迄みたく怪我された時に困る。
もしそんなののせいでだけは負けたくないとすりゃ物量作戦で押すのが妥当だが、これを音の世界へ戻してくと該当するのは緊急自動車のサイレンとかなのよ。

兎に角いざって時に鳴らなくなったら一大事だからだが、録音なんてある種の道楽で必要なのは「負けない」じゃ無く「勝つ」なんじゃないのかね?。
今度は物理性能面も含めてこれに当て嵌めてくと負けない凡庸団は失点の少ないチーム、独り超人の方は差し詰め信じられん位打ちまくって逆転しちゃったよみたいになるかな。

これって投手の失点率と超人の打率とかで比べると、ハズレが少ないのは失点率の方だ。
前者が商売として作って売る側には時に死活問題で、ハズレが多いと返品・返金で安定した事業展開が出来ないからね。

勿論ユーザーだって肝心な処で三振なんかされちゃ敵わんけど、ホームランの出る可能性はありませんじゃ旨く無いんですよ。
音楽作品のと野球の「ヒット」がこの与太話しでは全く同一視して貰ってOKで、ホームランが「大当たり」な訳。

野球では得点って数字で比べられるから1点でも多い方に勝ちが与えられるが、音楽では「悪く無い」とか「辛うじて勝った」じゃちっとも価値になっちゃくれまへん。
勝ち負けより「あんなデカいホームラン始めて見たわ」みたいなのが必要素で、それが飛距離か高さかファールゾーンギリギリか等は不問なのだ。

とは言え現実的には上記のって夢に限りなく近い理想だから厳しいが、構造・構成的にはなるべくシンプルなのの方がこの用途に適してるってのは抑えといて損は無いんだよ。
音響測定器なら物理的精度最優先の一択だが、この用途じゃどんなに高性能でも魅力が足りなきゃ買う価値がおまへん。

「ほら全然雑音が無くて素晴らしいでしょ」ったって、もっと聴きたいってのが皆無だったらお金の無駄になるん。
そもそも高級打込みと比べたらMicやら何やらが要る時点で、もう物理性能ではとっくに負けてるんだからさ。

残念だがMicの要るチームはヘボピッチャーしか居ないってチームで、まぐれでも大きい当りを狙うしか勝てる可能性が無いとでもお考え下され。
そりゃ何時までも3アウトが取れない程低性能だと、試合にすらならないから駄目だけどさ。

<つづく>

2021年7月28日 (水)

音楽備忘録713 リフの上手な!?作り方④

又々恒例の前回補遺入りはセレクション!?から漏れた(ホントは忘れただけか?)、過去述俺の師匠の「スプデゥブ」についてから。
それが今回テーマに関係してるからの措置だが、リフでもその中のどの部分に拘りが強いかの指標となる可能性があるからだ。

正直失礼な弟子たる俺は今の今迄失念してたんだけど、加筆修正とかしなかったのはあまりにも分かり易過ぎるからだ。
JazzのSaxとFluteの奏者なのが、少なくとも言われて納得行かない人って多分居ないと思ったんで

只今回案件には載せとくべきだった要素で、師匠もミュージシャン引退後は「スピーカ屋のオヤジ」だった人。

そしてこれも過去述再出になるが奏者タイプとしては本人称「トーン派」で、自分で奏でようと人のを再生するにせよひたすら音色の美しさに拘ってた一貫性があった。
ここに共通点があるのを発見して俺を強制弟子入りさせたかは不明だが、実際俺にはフレーズがまあまあでも音色が酷いと興味が失せる面がある。

こんなのもリフを作る際に影響を及ぼす可能性が大いに考えられ、例えば良い音色にし難い音列は滅多に登場してないとか。
例の「チーチキ」も発端はリズムのノリ良さが原因だが、未だに全部覚えちゃってて何時でも出来るのは音色を気に入ったままなのもあるからだ。

例えばバスドラの速い連打に関しては世界有数!?のヲタと自認してるが、その癖最速・最多になり易いツーバスのには随分と興味が弱い。
これが自己分析に依れば「音色が今一」だからで、「前のが消える前に次のが鳴って明瞭度が劣化してる」のが気に入らないらしい。

慌てて誤認反論されちゃ敵わんからもちっと掘っとくが、明瞭度若しくは分離度だけなら今は機械の力でも実現可能だろう。
しかし無下に短く刻んじゃうと生楽器としては不自然になるし、その殆ど大抵は低音域やローエンドの音色を劣化させちゃうんですよ。

端的に云やチープな打込みのに近付くだけってなもんで、「生なのにスゲー」が無くなるんならバスドラじゃ無くても良いじゃんって思っちゃうんだ。
んでこんなちっぽけな好みなんて要素でも、これから作る≒好きにして良い際に個性の構成要素には多分なるでしょ。

こう云った部分については才能の支配からは殆ど開放されてんだから、名フレーズは難しいにしても才能無いから作れんなんて
ボヤいてちゃおかしいんだ。
但し才能の質や量とは別に適正ってのが誰にでもあるんで、メロなら得意だがリフは苦手とかなるのは仕方無いッス。

因みに私的には最近リフ願望は最弱化してっけど、俺自身元はリフ→編曲→裏メロ→本メロの順で得意でしたよ。
これが今のマイブームの曲全体へどう繋がってっかっつうと、リフを会社の資本金みたいに考えて発展させてったんだ。

第1段階は「リフの組合せ」をコードや編曲の代理とし、第2段階ではコード進行にマッチする響きの羅列を裏メロと思い込ませてってな具合で。
その時やりたい事に直に才能があるのが理想に違いないが、何億分の1人かも分からん音楽的全才能なんて持って無いからって諦めたらつまらんぜ。

敢えて音楽的全才能を持ってたと仮定して進めても、1人で一遍に演奏出来る楽器はせいぜい2,3コで精一杯や。
能力的に全部扱えるのと実時間的にそんなで足りるかは別問題で、実働上は無制約になんかちっともならねぇっての。

なので「工夫を厭わず実現しよう」としないのがリフ作り等の唯一最大の敵で、作れないと勘違いしてる方が多過ぎんの。
1曲丸毎ったらどちらさんでもって訳にゃ行かないが、部分的になるのさえ飲めば誰でも何処か少しは大抵
作れるんだ。

<つづく>

2021年7月27日 (火)

音楽備忘録712 魔修理の記憶⑦

今日は「最新のやらかしちゃってました」を、臆面も無く大胆に公開してやるぜぃ。
の内容はこないだ魔改造で復活させたLED照明で、改造後3週間弱で「点かなくなった」のの顛末だ。

先ずは症状の出方を時系列で記してくが、改造数日後から時々不定期に数秒間原因不明で消灯する様になっていた。
が全く何もしないで勝手に復帰してたんで、転用電源の安全回路か何かのせいかと思っていた。

ら冒頭の如くある時点で急に2度と復帰しなくなったので、仕方無く又天井から取り外して色々と調べる羽目になった。
点かなくなる前から怪しい兆候はあったんで最初は転用スイッチング電源の寿命を疑って、宅に来てからの稼働時間は僅少とは言え製造後の経年が半端無かったんでねぇ。

処が各ブロックを分離して調べてみたら、驚くべき事に全く健全なままであった。
この時点でLED素子自体は無事なのが既に判明してたんで、駆動回路かブロック間の接続にしか原因は考えられなくなっちまった。

だが何れもテスタを当ててみた限り(実はここに落し穴があったんだが後述)無問題なんで、駆動回路の詳細調査をすべく仕方無くハンダ付けで結線されてるのも全て一旦外す事となった。
これ全てをコネクタ仕様にしときゃこんな時には楽だったが、それには基板がもっと大きくないと経路が確保出来なかったんだ。

他ので使った残りの切れ端が、コネクタ化さえ諦めりゃ収まり切る数少ないチャンスだったもんでね。
それは兎も角ここ迄分離させてテスタを当ててみても一向に不具合が認められぬので、とうとうトランジスタを基板から取り外してみる始末となった。

ここ迄来て漸く見つかったのが基板の「パターン切れ」ってヤツで、定電流回路の制御トランジスタ周辺に1箇所「ハンダの泣き別れ」があった。
「パターン切れ」が「ハンダの泣き別れ」って一体何のこっちゃってば、一言で言ったら「蛇の目基板の悲哀」なのだ。

普通の「製品基板」ではハンダは部品とパターンを繋ぐのにしか使わんが、蛇の目基板では隣接したの同士を意図的に「ハンダブリッジ」させて繋ぐ場合もあるんですわ。
なしてそがいな邪道をするかったら近過ぎるからで、これは概念図を登場させて感覚を掴んで頂きますかね。

Photo_20210706190301
上図は「同じパターン」(配置)になる基板の部分モデルで、上段は所謂プリント基板ってので繋がってて欲しい部分が銅箔で連結されている。
下段はそれを汎用蛇の目基板で実現させた場合ので、銅箔は穴の周りだけだしこのパターンでは不要なのも発生している。

下段4で既に部品が挿してある様子としたのは、使う穴の場所が同一→パターンが同じなのを少しでも分かり易くしたつもりだが何かあんま効果が無かったみたい。💦
例に依って必要な色の説明だけしとくと緑は板、読者に依っちゃ「くすんだオレンジ」に見えるかもだがこれが銅箔。

実際には色の違いは殆ど無いが銀色を明暗3種に分けたのは、部品足・ハンダ・錫メッキ線の区別の為でこれを便宜的に濃い順としてある。
本来なら上段仕様になってた方が安定確実だが、「固有の柄に決まってる」から一切他への転用が利かない。

それに対し下段仕様のだったら「繋ぎたい処だけ自由に後から繋げられる」んで、サイズさえ足りればあらゆる回路を組めるのだ。
それで量産製品にはプリント式・個人が1つだけしか作らん様な際は蛇の目式を使うのがデフォになってて、今回のも比較的部品点数が少なかったから更にそれの余った切れ端になった訳だ。

蛇の目にすると自由の代償!?があり、「繋げたい部分の処理」で手間が増える。
距離が長い場合は錫メッキ線等を、別途裏側へ追加して部品の足と一緒にハンダ付けする。

他にも銅箔テープを貼付けといてハンダで固めるなんて方法もあるが、最小単位の穴間隔が2.54mm ともなるとどっちの方法でもハンダ付時の仮固定が困難となる。
錫メッキ線では極細ピンセットで押えとこうにも全長3mm弱では、押えてたらハンダの付けられる余白が無くなっちまう。

もう一方のテープのにしたって接着面積が極小になるんで、熱で糊が軟化して接着力が弱まった処へ銅とハンダの逢引きの強さに負けて大抵はハンダゴテの方へ着いて来ちまう。
して通常ならそんな際は部品の足をわざと長目にしといて、それをお隣さんへ曲げて触れる様にしといたりして凌ぐんだけどね。

今回のは部品が完全ジャンク流用で、延長したい多くの箇所に来るのに限って足の長さに余裕が無かったんよ。
そんな按配だからてっきりハンダブリッジの、し損ないだと思ってたんだけどさ。

因みに上図下段の5では部品足代用は省略して、穴が隣接してるのはハンダブリッジになってるイメージとしてある。
上段の2は現代だと一般的な付け方で、昔は3みたいに銅箔面全体をハンダで覆ってるのも少なく無かったが機能的にはほぼ一緒だ。

たて続けの因みにⅡで「泣き別れ」は延長・折り曲げしといた部品足が、何故か明後日の方を向いて反り上がっていた。
そうなった原因も謎だったが、もっと面倒で視覚では確認し切れない不具合も併発してたんだ。

<つづく>

2021年7月26日 (月)

音楽備忘録711 Mixer卓のルーティング⑨

今回から本来のルーティングからは少し外れてくが、お題は入力部のGainについてだ。
これは様々な入力に対応すべく設けられてる感度調整機能の事だが、併せて入力段の性能と音色にも触れて行く。

多分概知で今更だろうがGainの正しい調整方法を、敢えて冒頭に記しとこう。
多くの場合「音の大きさを合せる」場合は1つのツマミでやるもんだが、Gainと表示されてるヤツは「2つ以上」のの組合せで調節してくれと機器側が訴えてる様なもんだ。

これは卓に限らず楽器Amp等他のでも一緒で、先ずは「2つ以上」に対する充分な理解が大切。
具体的な仕事内容としてはGainは感度を合せるだけで、一般的な意味での音の大きさは卓ではFader等「別のツマミ」でしか扱っちゃいけないんだよ…って程絶対と迄は行かんけどさ。

強いて極端な表現をしとくと万一歪んでも許されるのは「Gain以外のツマミ」で、例外があるとすりゃHead Amp(入力段)が全球で意図的に魔用する時位だ。
これは不文律とかでは全く無くて、感度調整巾の広狭の違いから来てるだけなんだ。

一見Faderの方が音量ゼロに出来るから広い気もするだろうが、殆どので増やせるのは10dB程度でも立派な方だ。
Gainの方は-20〜+8dB程度のが多く、そんなのだと-20のを+8迄つまり最大28dBもブーストさせてるんでっせ。

そこでなるべく大きくと調整して少し失敗してると
、Gainの上げ過ぎの方が盛大に歪ませちゃうのよ。
これがLiveのPAとして使ってるなら各chが同一音量の時Faderの位置も同じ方が便利かもだが、パートを個別録りする際等は「他のの位置」なんて無関係になるっしょ。

なので録音で使うなら不足しない限りGainは控え目、残りはFaderで調節するのが安全確実なんですよ。
因みに昔のTASCAMの卓等では「Faderはこの範囲が一番低雑音になります」って印しの付いてるのもあったけど、それよりも入口近辺で歪ませない方が優先だす。

PAで使ってたって歪ませないに越した事ぁねぇが、小さ過ぎて聴こえなかったらその方が困る。
のが録音では後で大きくしたり他のを下げてバランスとっても一向に構わんのやから、「後からじゃ取除けない」歪みを気にしといた方が良いでしょう。

して卓のHead Ampって斯様に一挙にガバッと音量を稼ぐ箇所なんで、特に録るに際してはここの性能や音質の影響が実に大きいのだ。
近年ではどれも性能は良くなってるから余程変なの以外そんなに心配は要らなくなったが、音質(音色)的に優れたのは却って減少傾向にあると感じられている。

録音機材全体の高性能化も良い方へ転んでくれるなら万々歳だが、「ここだけでそんなに頑張らなくても良くなったからこの位で…」って昔より甘く見られてるんだろうか。
トータルでは明らかに今のの方が断然良いんだけど、収録元の音に録る前はあったニュアンスとかがかなり薄れたりするのはどうもねえ。

んでもしこんな傾向へ個人で抵抗するとなると、卓を実績のある実機にするとか入力初段は別途で気に入ったMic Preを用意してそっちへ任せるなんて事になる。
そんな風になったら卓にはMic入力が不要となり、機材数が又増えちまうがLineレベル信号だけが扱えるのでも構わなくなる。

するってぇと微々たるもんだが一応ルーティングにも変化が出るんで、この項内へ収めといてみたんだ。
例えば現実で当初はGuitar・Bass等Mic本数が少ないのしか録らないで居て、後からDrumマルチへも乗り出す際に追加購入する機器はもうフル規格の卓じゃ無くても良いってのが昔とは違ってるね。

デジタルバーチャルのだと超高級サウンドカード仕様の極一部の以外、最早Mic Preが載ってないし。
そこで次回はMic入力レスの卓とMic Pre(インターフェイス含む)夫々のあれこれを記してくが、体験的概知の範囲内では過去名器のそれと比べると、独立させてあるのの方がかなり割高だ。

入れ物(筐体)を別に作るんだから仕方無いって?、いやそれもそうだが主因は別の箇所におまんねん。
故に卓の実機で特に古いのはメンテが大変だけれど、もしそこそこ
広いお宅にお住まいなら既に実績が認められてる実機中古の方がお勧めなんスよ。

<つづく>

2021年7月25日 (日)

音楽備忘録710 リフの上手な!?作り方③

前回登場させた「鼻歌」について昔からかなり気になってた部分があるんで、一寸道を逸れる気はするがこの際掘っとこう。
人次第で鼻歌に色々擬音が付いたりもして来るもんだが、どうもそんな部分にこそ各自の個性が最も表出してるみたいだったんでさ。

同じ音を聴いたって感じ方は千差万別だろうけど、だからって濁音に高原の岩清水をイメージするのは流石に無かろう。
そこで恐らく過去に例の無い実例提示を試みてこうと思うが、改めて思い出してみると何とバリエーションの豊富な事か。

その1:ジュグチュルックチュ
従兄と俺の共通の今は亡き相棒のデフォのはこんなで、音的にも何となく油っぽさが滲み出ている。
こいつどっちかったら皮脂の多い体質で、過去述のものの30分も弾かせると新品のラウンド弦がフラットの音になるって伝説!?の人だ。
見た目とそんな風になる印象の強さも大いに手伝ってんだろうが、俺には脂の乗りの良さが彼の個性となっている。

その2:テーテテテ
これは過去に従兄からよこされたデモテープに入ってたイントロで、何の楽器をイメージしてそうなったのかは未だに知らず仕舞いになっている。
ギター弾き語り形式のだったからどうせ単音になるならギターで弾いても良いのに、かと言って特に他の楽器で演りたかった風も無い。
近年になって訊いてはみたものの、本人はそんなの入れたのすら完全に忘れてたそうで解明不能。

その3:ダリダリダリダリ、ダ
これ主が女性なんでどうせならダバダにすりゃそのままスキャットに使えるのにって進言したんだが、イメージと違うからこれで良いのだって却下されたよ。
この人で一寸不可解なのが「り」の発音が苦手な人で、わざわざやり難いのを使うのに固執してるのが謎だ。

オマケの!?その4:チーチキ
これは概述小坊時代の俺のだが、ホントはチよりツの方が正解なんだけどね。
従兄にそう聴こえたってぇからそれを尊重してこうしてるが、その正体は「口ドラムのHi-Hat」だったんだ。

言葉より音に興味が強かったから歌自体もやらなか無いが、弾けない当時ではそんな方法でしか自分では出せなかっただけ。
今だったらタン タンタタズッチータッなんてのは太鼓で出して訊かせる処だが、ここみたいに文字だけでとなりゃ今でも使ってたか💦。

と一通り出揃った処で補足と分析へ駒を進めるが、この中でだと俺のが一等つまんないなぁ。
良く云やシミュレーションが上手なんだろうが、当時は本人以外には全く無意味だ。(後述)

わ兎も角1の彼は習ってた事情から最初はPianoメインで、後にGuitarメインになってた。
2は恰も従兄の奇特性を象徴してる様でいて、普通の太鼓の「タ」を「テ」にするともっと鋭さが感じられる気がしなくもない。

3の女性はメインがPianoの人で、自らとしてはソリストより伴奏を好んでいる。
だから他のと一緒になってったらこじつけでしか無いが、「ダ」って太鼓+何かの方が近いと思うんだ。

この続きには俺の件が先に必要なので一旦そっちへ行くが、チー~もタン タ~のどっちも当時ド嵌りしてた曲のイントロのDrumのだ。(Stevie Wonderの迷信)
擬音への個性漏出は他の人のと比べるとほぼ皆無だが、当時音楽にまだ興味の薄かった従兄の前で平気でやっちゃってる図々しさが個性の本質なんだろうか…。

尤もここへ連ねた中で音自体や音響に最も興味が強いのは確かなんで、持ってる何かが出るのへ影響した可能性は拭えない。
それからすりゃ3子さんのは潜在的にはもっと他の楽器が好きなのか、或はPianoでもっと個性的な音色を出したい願望を持ってるのかも知れないね。

この件全く同じになる人同士も当然居るだろうが共通の生活圏で身近に居る中にはそんな例が無いし、いざ思い出してみたら随分バラけてたんだよね。
普段はこんなどうでも良いのは恥ずかしかったり気に入らなくて修正しても構わんが、「元は無意識だとそうなってた」のは忘れない方が得だと思うんだ。

他人には黒歴史でも本人にとっちゃ、「個性のありか」の可能性が高いんだもの。
どんな擬音を選んでたかってのも、無理矢理こじつけりゃリフの源泉となるかも知れんじゃない?。

<つづく>

2021年7月24日 (土)

音楽備忘録709 録り方の問題 機材の使い分け②

では続けて前回4分類の具体面へ進めてくが、今日は俺言い「代理録音機」についてだ。
個別収録でなら現代はスマホが大活躍…と言いたい処だが、現況だと正直申せば微妙だ。

スマホの機種にもかなり左右されるが、IOの充実度や各OSの対応度に驚くべき差があるからだ。
中でも怪しいのがiphoneのiOS系ので、ブランドとしては音楽寄りな癖に上記のどちらも非充実過ぎてるぞぃ。

本件に関しちゃ独自規格ってな害でしか無く、頼みの綱となるインターフェイスの選択肢を激減させる元凶となっている。
性能以上に「音色の為の選択」をするとなると、各候補で更に分散するから益々数が売れなくなる。

なのでせめて汎用USBだったらどれでも自由に接続可能じゃないと、どんなヲタブランドだって流石に商売が成り立ちゃせんでしょ。
そりゃOS非依存のを作りゃOS種の呪縛からは開放されっけど、代わりに高価且つ大型になってまう。

誤解回避で付記しとくが俺は取り立ててアップルが嫌いとか恨みがあるじゃ無く、ブラントの標榜に対して「音色選択の自由」が阻害されてる矛盾に疑問を持ってるだけだす。
広く世に普及させたいと思ってるなら、インターフェイスを選ぶ位しか出来ない者への配慮不足ってまるで「奴隷は無視」みたいな匂いがするんだよねぇ。

わこの辺として実情がこんなである以上iphoneしか持って無い人は、別のモバイル機を録音機にするのを覚悟した方が良いかも知れない。
しかも更に追及してくと新旧OSの互換性問題が待ち受けてて、音色が大好評だったのに新OS対応費が捻出出来ん為に廃版になったのも少なくない。

のでスマホに繋げられる中から満足出来るのが見つかりゃ良いが、これにも大いに注意が必要だ。
短期的には「選べる中から選ぶ」しか無いけれど、それでは多分「世の中にはどんな音色のが存在する」ってのの全貌を把握し損ねるだろう。

これに気付いたのはたまたま俺が球ヲタだったからなんだが、小型軽量を狙えば早い段階から球の使用は候補外になり易いからね。
けど好み次第じゃ高級な石を潤沢に奢って捏ねた処で、在り来りの球1つにすらちっとも近付け無かったりするやん。

なので先ずは繋げられる相手を一旦無視して、色んなインターフェイスやPreampを体感しといて貰いたいな。
って録音機って言っといて何だかインターフェイスの事ばっかになってるが、「好きなのが繋げられる保証」があったら俺言い「代理録音機」はホントは殆ど何だってOKなんだ。

但し機能的に最低必要レベルのとなった場合、普通より1つ追加機器が必要となるし録り方の制約がとても多くなる。
最も一般的なケースだと代理録音機・インター君・Mic程度が録音機材な訳だが、単にステレオ録音が出来るだけのとなると他にメトロノームかそれに類するのが要る。

そうしといても録音機とリンクしたシーケンスになって無いから、打込みと合せる✖・1番目に録るのだけ○ってな按配だ。
今じゃ死語に近そうだがこの手の録音って「多重録音」なので、実用的には4トラック以上の録音アプリが推奨かな。

後は一度に何トラック収録するかが問題で、数が多いとスマホじゃストレージの容量が苦しくなって来る。
これでの考慮点は担当パート数のみならず、例えば歌やGuitarで重ねる分も含む処だ。

これも含めるとどんな状況でも無変更で対応出来るのは、少々嵩張るがなるべく古目のWin OSのラップトップPCが有力だ。
私的だが実は試す迄は旧規格USB2.0には伝送速度に不安を持ってたが、ch数が8程度なら全くへっちゃらだったよ。

Drumsetの個別立てとで10を越えたらどうか知らんが、そんな際にMicも持参だったらどうせあまり小回りが利かなくなるからね。
なので全てが少数だったら兎も角、スマホもインター君もハイエンドのにした挙句四苦八苦させられるかも知れないよりゃ良いと思うんだけどな。

<つづく>

2021年7月23日 (金)

音楽備忘録708 メンテナンスの問題③

ここ迄は何となくで材料の木中心で来ちゃったがエレキでは電気関係のだってあるから、今回はそっちへ特化して進めてこう。
っとその前に修理を専門家へ依頼するの自体に、昔よりかなり状況が変わってるんでそれを先に。

通販がここ迄浸透して無かった当時は、買うのも治して貰うのも方法は主に2通りだった。
自分で運べる範囲のはこっちが人間もろとも移動し、運べないのは業者に家に来て貰う。

今だってそれが絶滅しちゃいないけど、そうする人数が激減するとどうしたってそれを扱う業者数も減ってしまった。
最近過疎地で地元のガソリンスタンドが無くなって不自由になったってのと同じで、住んでる場所次第での格差が本件では一層拡大している。

こればっかりは個人で補い切れないので何だが、例えば偶然俺が持ってる「カリン材の指板」なんてな果たしてオーダーメイドでだって今でも可能か疑わしい。
なので万一そんなのに満足してたなら昔以上の逆境にあっても、廃棄にはより慎重になった方が良いと思うんだ。

設計や加工は新しいの程良くなってるが、これは改良や改装でもかなり補える。
だが材料自体の問題でそれが本体の広域に及んでたなら、「補修用ボディ」なんて奇特なのを最初から用意してるリッケンみたいな変態メーカ以外のは「今あるの」以外に代わりが存在しない。

さて本題へ戻って電気系統だって材の影響はあるけれど、そのものズバリよりゃ依存度が低いのが多い。
又その種類次第で存置の価値にかなり差があり、今でも変わらず継続生産されてるのだったらサッサとお取替えして構わない。

上記前者の内容としてはPickupの磁石のなんかが割と有名で、アルニコかセラミックのかなんて辺りだ。
実際にそれで音に差は色々あるんだけど、実用上は奏者のお好み次第とも言える。

PUの音色って他にもCoilの材・巻き数・巻き方やそのボビンとかケース等、かなり多彩な要素で成り立っている。
なので無視したら流石に危険だけど、それだけに捉われ過ぎても仕方無いんざんす。

それに対し一部古典機に音質調節用に用いられてた、「唯のCoil」なんかだと昔より格段に入手難になっとりゃぁす。
そんなのについては例え完全に壊れちゃってて取り外しは余儀無くなってても、保管しとくべきでやんす。

後日その手のを治したり互換品を扱える業者が万一見つかった際、現物サンプルの有無が大問題になりますんで。
細部迄綿密に執着すりゃ製造時期の差ってのも確かにあるんだけど、消耗部品の場合は拘るにも限界がある。

この面で体験的に痛感させられたのがコンディションで、「初期の性能」が得られなくなってたら大抵はそっちの方が影響力が強いだす。
なのでもし徹底的にヲタるつもりなら、なるべく早期に初期性能が維持されてるのを実体験しとかないと拘る意味が薄れるよ。

尤も芸術方面ではヨレてからのが好きだったりしても一向に構わないんだけど、知らないで居てボラれたりしたら損でしょ。
それと音に影響の少ないのだったら構造面では「改良後」のの方が何かと宜しくて、ミント(言うなれば新古品)の歴史的価値は不変でも実用道具としては扱い辛さが付き纏うから微妙だす。

ここから先は専門性及び経験値も要するので何だけど、電気関係は材や構造の差もその場所次第で影響度が随分違う。
木に比べると金属部品の方がこの傾向が強いが、それから電気→電子と進むにつれ影響は各段に小さくなってるよ。

なので徹底してヲタるなら「○○になる原因は□□」ってのの究明が肝で、Rickenbackerの4000シリーズBassの一部で例示しとこう。
テイルピースやブリッジからの音色や反応は、ほぼ全てがアルミダイキャスト(鋳物)製であるのがポイントだ。

テイルピース捲れ防止のネジの本数とかは何本であろうと、少なくとも俺には音的な違いは全く感知出来なかった。
それに対しリアPUのLow Cutコンデンサの有無は試奏時では大差無いが、アンサンブル内へ入ると「硬さ」とか「甘味」の面で歴然の差があった。

って何か今回のお題からしたら正反対のを出しちゃったけど、これは稀な少数派ので他の多くのは逆パのが殆ど。
演奏中の不測のトラブルを避ける意義からも、電気関係は先ず健康なのが最優先ですよ。

<つづく>

2021年7月22日 (木)

音楽備忘録707 リフの上手な!?作り方②

私的にはリフ作りの源は音楽の地力にあると考えてて、なるべくシンプルに行くべきと唱えるのはこれが原因なんだ。
それには理屈より感性・頭より肉体先導の方が向いてて、実際には理論も頭も決して不要では無いんだけどね。

けど上記の優先順位を誤ると、却って実現を阻んたりするんだ。
イメージに理屈が・リアル世界にバーチャルが混入しては、どっちも混迷を深めるからだ。

今手掛けてる従兄とのにもこれが起きてるみたいで、どう弾くかも問題だが何しろ音が明確には定まっていない。
従兄としては定める処から俺にやって欲しかったみたいだけど、こっちの中に彼の抱いたイメージ全部は無いからねぇ。

案の定それなりに試行を重ねて導き出したのに気に入らない部分があった様で、ほら見た事かのそりゃ本人自身じゃ無きゃ無理だったでしょってさ。
せめて音程と音符の長ささえ正確に判別が付く程度の、鼻歌かなんかで提示されてたら結果が違ってたかも知れないんだ。

もし作品丸々となるとリフやメロだけでも量も増えるが、その組合せや配置も上手くこなせなくてはならない。
更に編曲した上で弾いて録って混ぜられなきゃなんないんだから、膨大な手間に加え音楽以外の才能迄要る。

全部作るのを映画製作と例えるならリフはインスタのワンシーンみたいなもんで、俺はリフだったら唯の1つも作れない者はこの世に存在しないと思っている。
にも拘わらず実現出来て無い人も少なくないのは、きっと作り方や思い付いたのを拾い上げる部分に問題があるからだ。

どの楽器にやらせるかを無指定とすれば、最も可能性のあるのは上でチラ見せした鼻歌若しくはそれに類するヤツだ。
とは言え従兄みたいに幾らも弾けないのについGuitarに拘わったりして、理想と現実が一致しないのってのもちっとも珍しかない。

この点であべこべだったのを1つ例示しとくと、昔の従兄と共通の相棒には従兄と真逆の奴が居た。
決してバカテクの持ち主とは言えなくもそこそこ弾けたのに、作る時の殆どが変な独自の鼻歌だったのよ。

直接楽器で作らないってな時に実現不能を招き易いが、従兄より格段に相棒の方がそれが少なかったのは解明しなけりゃミステリーだ。
従兄は怪しげでもGuitarのはGuitarを弄って探ってるのに、なしてあんな逆転現象が続いてるのか。

これを紐解く鍵は「何気に一寸だけ弾いた」のに実は現われてて、どうでも良さそうな事しか演って無くても相棒は何時も音が格好良かった処だ。
恐らく相棒の方がGuitarの「美味しい部分」に詳しかった訳で、相棒のは「リアルな記憶」従兄のは「想像上の理想」だったからなのではと考えている。

これが俺の中では「伴奏力の差」として分類されてるのは、使用可能な技が質も量も制限が厳しいからだ。
瞬間芸に近いバカテクに過依存してると、もし「それ以外だけ」しか聴けなかった時どうなりますかね。

そんなのは少々乱暴に言や「ヤクザの脅し」とか「見せ金」みたいなもんで、相手のビビリに無根拠な期待をするって情けない手段だ。
思いを確実に表現して伝えたいなら同じテクでも、地味だと感じても普段使いの可能なのを上手に駆使してくしかない。

その実例で俺に最も印象深いのが「コードカッティングの仕方」とか、ハンドミュートの有無や空ピッキング(音程を意図的に殺す)の使い方だ。
Set DrumだったらHi-Hatの開け加減等で、必須では無い際にこれ等をどの位有効活用してるかだ。

「どっちでも良い箇所」でこう云うのを繰り出す時、その変化はもう奏者の感性や工夫殆どそのものだ。
だってテクと呼べる程の技を、使って無いんだからさ。

一面でストリッパーの偉大さと同じで素っ裸で生の舞台じゃ、この「バーチャル盛り」全盛のご時世下で盛れるのはせいぜい化粧位しか無いんだから。
要するに音楽的生身のスタイルの良さってなもんで、誤魔化せない故それを基本にしとくと地力が付いてく訳ですよ。

初期段階で模倣したりその次の段階で名作のを参考にするのは大いに結構だが、何時までもそれだけに終始してたら持ち物全部「ローン中」ってのと同じなのよ。
今でもアホな俺がもっとそうだった昔 皆さんは知ってました?、ローン払い終り前の自分の車の法的書類上の所有者欄に何て記載されてるか。

最後の1円を払い切る迄、自動車会社か信販会社の名義だけのままなんだぜ。
半分以上既に払っててそれが証明されてても、俺の名前が全く載らないなんて心情的にはとても許せない暴挙だ。

しかし先ず現物が作られて分割払いを認めて貰えなきゃ、何も始められらなかったのは事実だ。
こう云う起源優先ってのはどんな分野でも共通で、どんなささやかなのでも良いから各自の元祖が1つも無かったらどんなに儲かってても「芸術的にはアマチュア」のままなんですわ。

歴の深いジャンルになる程新規を編み出すのは困難にはなるが、上手く行けたら受け入れられ易いってのがある。
逆に歴が浅いのだと低認知な上評価変動も激しいから、沢山編み出せても何割分かって気に入られる事やら。

<つづく>

2021年7月21日 (水)

音楽備忘録706 録り方の問題 機材の使い分け①

昔だったら録音機自体がとてもかさばったから設置されてる処でしか中々録れなかったが、今なら各パートの収録とMixを分けて良きゃ随分自由になったもんだ。
仮にネットはあっても録音機の小型化が無かったら、リモートなんてのも金満メジャー系ミュージシャンしか出来なかったろうね


とは言えグループでの一発録りには人も道具も一通り揃って無きゃ無理なままで、しかしその場合は費用や場所よりスケジュールを合わせるのが一番大変なんじゃないかな。
それでも収録とMix分離のご利益は無くならず、自分達でMixするつもりだったら却って増える位なのだ。

徹底的に音質に拘れば今だって例えばAbbey Road Studioなんかに依存するのが最高だが、余程じゃ無い限りご縁が無きに等しい。
そうなると例えMicだけ同じのがあったとしても、本家比では劣ってしまうのも仕方無い処だ。

だからって幾らでも妥協しろとは決して申さぬが、実質に影響の少ない部分を真似ても効果に乏しい。
そこで僭越ながらそれなりに色々体験した中から、具体的には何処がどの程度で事足りるかを提示してこうと思う。

1.録音機
拘りゃデジタルだってそれなりに差はあるが、アナログと比べたら無いに等しいと思っても構わない。
但しこれは純粋に記録する部分限定の話しで、Mic入力等のPreamp部に至ってはかなり何でもアリだ。

2.Mic
これは録るに際しては心臓部そのものなんで、死なない程度に無理してでも頑張っとくれ。
又単なる性能の他に音色もかなり支配されるんで、性能以上に好みのタイプかどうかが問題になる事も少なくない。

3.インターフェイス
現代の収録ではMicと双璧を為す最も音質の鍵を握ってる部分で、しかし呼称と機能が違えど昔から一部のコンデンサMicには専用電源ユニットなんて似た存在のがあったんだ。
これ自体はMic内部のHead Amp等の駆動電源を供給する他は指向性の切替程度の役目しか持たされてないが、Head Ampから設計通りの性能を引き出す点では音質に直接深く関わっている。

4.Mixer卓
近年ではバーチャルが主流で性能的にはデジタル優位で且つどれでもほぼ一緒だが、音楽的な面を気にすると代替の利かない箇所がまだ残っている。
実機の機種差がかなり大きいので全てでは無いが、Preamp部やEQ部の「音色」だ。

続いて4つに大別したのの詳述へ進むが、どれもアナログ主体の昔とデジタル主体の今では選択の根本的な理由が大巾に変わったと考えるべきなのだ。
かつては全体としては理想に程遠い低性能だったから、どの箇所でも一部金満氏を除けば性能最優先で良かった。

多くの場合その元凶は録音機にあったから他のに罪は無かったりもしたが、録音って機器的にも立派なチームプレイですからねえ。
ヘボピッチャーしか居なくても勝ちたかったら、打ちまくって点取るしか無いみたいな按配だ。

それが今では多くが平均点以上となったので、今度は音響的性能より音色の方が問題になってんだ。
同じ高打率の4番バッターでも勝利打点に差がある様に、いざって時にどれだけ「音楽的に高性能か」が大問題だ。

これが惜しい事にどの機器でも音響性能が上がるにつれ音楽性能は低下傾向にあり、そうなってしまったのにも一応背景はある。
下らんっちゃ下らん理由なんだけど、昔は性能足りないのを音色で補おう(正確には誤魔化し!?)としてただけなんだけどさ。

作る側もビジネスとして成立させるには短期的には仕方無いんだけど、恐らくそんな過ちが専門系ブランドの衰退を招いちゃった気がするな。
それで非専門の割合が増えりゃ余計に音楽寄りじゃ無くなっちまって、今の方が買う時に気を付けなきゃなんなくなってるよ。

機能・性能:価格には問題無い処かお得になったけど、そんな音色しか出せないのかよって処では要注意だ。
のでもし自分の欲しい音が具体化して以降だったら、もう殆ど楽器みたいに選んだ方が良いかも知れないよ。

<つづく>

2021年7月20日 (火)

音楽備忘録705 メンテナンスの問題②

現代の常識としちゃ元の価格次第でメンテ費用も勘案するのが普通だろうが、安かったからって最近じゃ捨てるのだって結構取られるんだぜ。
っつうかメルカリとかの隆盛からすると少しでも還元しようと思ってる奴が多い筈だから、安物程コンディションを整えとかないと手間だけ掛かって全くお金にならなくなるかもね。

かと言って本体購入価格以上のメンテ費には二の足踏むのも仕方無く、バランスってもんがあるのは確かだ。
けどこの思考には楽器本体だけしか入って無く、実際には後になって「他で掛る」のが欠落してるのよ。

では予告通り
最近耳にした悲しい例へ進めてくが、高目のレッスン料金の子供中心のピアノ教室でのある事例だ。
場所も良く講師の質も悪くないからその点では料金に見合っちゃ居るが、楽器の状態が極端に悪いんだってさ。

そりゃお高いったって超一流の講師の相場よりゃ安いんで、無知若しくは子供の健康への心配が足りないバカ親は納得しちゃってるらしいんだけどもよ。
それが元で可愛い我が子が音痴になっちゃったり、果ては腱鞘炎とかになっちまったらどうするつもりなんだろね。

感覚でも肉体でも一度「酷く壊し」ちゃったら治すのも大変だし、最悪は再起不能って事だって…。
きっと何処かからの入れ知恵で「生ピアノ」であるのが大事ですだけ切取っちゃったんだろうけど、あんまり状態が悪かったら普通の「電子ピアノ」の方がよっぽどマシなんだけどねぇ。

で これは感覚や健康にはセーフだったとしても楽器が違っても、そんな状態でやってると損ばかりが山積してっちゃうんだす。
弾く方で余計な悪い癖とかが一旦定着し過ぎちまうと、ハッキリ言って普通の人ではもう打破するのは不可能になりやす。

特に近年本邦では昔みたいな頻繁な貸し借りとかが廃れ気味だし、買うのに選ぶ段階からして試奏するよりポチッとねが主流だから比べる事で得られる「普通はこんなもん」が手に入り辛い。
だから上述のケースでも子供の方から「何か変」って言葉とかが、より出て来難くくなってると思うのよね。

まあそれ以前に親からしてわざわざ危険なのにお金払ってんだから、大人がちゃんと理解出来て無い方が罪なんだ。
未だ本邦じゃ「子供のお遊び程度」と甘く見るのが氾濫し過ぎてる様だが、本当は真逆なんですよ。

仕事となったら確実な継続性を誰でも考えざるを得ないが、遊び≒一時的なものとなるとよっぽど触れた最初にこっ酷い目にでも遭って無きゃ先ず誰も気にしないでしょ。
とどのつまりその楽器が道具であるからには「買い値」より、「現在のコンディション」が全てなのだ。

とは言えここからが少し難しい処で、幾らしたのに幾ら掛けて良いかの判断だ。
経済面だけで考えりゃ¥2万以下なら廃棄か買換え、それ以上のなら半額位迄と考えるのが普通なのかな。

しかし何分にも個体差と好みの巾が広大なんで、上記に従って構わないのは美術品扱いの場合のみなんス。
これの一端を材料面で考えてくと例えばメイプルの音が欲しかったとして、それが最高のじゃ無くても「そのもの」のなのか「みたいなのでなるべく良いの」なのかで二手に分かれる。

奏者側は直接触れたりもするし好きなのはアレだったからと執着し易いが、聴者からしたら見た目を除けば気になるのは「音だけ」だ。
すると実質上同等なそれより少し安価な材も候補に入って来て、本物か類似品かより「質」が結果の殆どを握る事となる。

この中で有名なのはすぐさま本物と同等扱いに昇格してくが、供給面の悪さ等で普及させられないのだと価格と知名度はずっと2軍のままになる。
これ等から一部マイナーブランドの普及価格帯のに使われる事が多くなり、材質の内容では本家本物と拮抗するケースだって出て来るのだ。

もしアナタの持ってるのがたまたまそんなのだったら、買値より高額なメンテ費を掛けてもちっとも勿体無く無いんですよ。
なまじ売行きの良く無いのだっただけに(プチ失礼)、類似のを後から欲しがっても見つからない確率が非常に高いんでね。

私的には近年のになる程材質の劣化が顕著に感じられるが、温暖化や環境破壊の影響が大きいのかな。
なのでこれからすれば「古いの程」修理が大変でも慌てて廃棄するのは危険で、けど生Pianoみたいにそれが高額だと悩ましいやね。

そんな苦しい際でも私的推奨としては廃棄前に、状況検分と見積り位は専門家にお願いした方が良いと思うな。
もしかしたらこの先一生、もう2度と入手出来ない物かも知れないんだから。

<つづく>

2021年7月19日 (月)

音楽備忘録704 リフの上手な!?作り方①

先日従兄発案のGuitarリフを具体化したら、見事に駄目出しを喰らっちゃった。
作者の元イメージを尊守なので覚悟の上ではあったが、こう云うのには固有楽器に対する知識不足由来のもあった様に感じられた。

そこでお題に取上げてみようと思ったんだが近年本邦メジャー系のなんかだと、失礼乍ら俺には恐ろしく凡庸なのばかりになってる様に感じられた。
従兄提案のはアブノーマル過ぎて現段階では纏めるのに難があるが、そんなのを避けて無難に行き過ぎては新しいのはちっとも生み出せない。

どんな楽器にも夫々フレーズの適正があるから確実性へ忖度し過ぎてんだろうが、他にも今回の俺等のみたく発案者と奏者が分離してるせいかも知れないと思った。
提示側は「お前専門なんだから何とかしてくれよ」・受注側は「不可能を強いるなら他ので演れよ」とか揉めちゃって、挙句に半ば投げ槍にったりトラウマ回避であんなになっちゃったのかな。

そこで声高に吠えときたいのが「作るのに腕の関係は低い」って処で、余程技術を要すフレーズじゃ無い限り「思い付いたの唯それだけ」さえ辛うじて弾ける様にすりゃ良いからだ。
該当パートの専任者だったら舞台上でもソロや難しいコードも鳴らせなきゃなんないけど、歌と兼任とかだったら「弾けるのだけ弾く」んでも一向に構わないじゃん。

又別面ではどのパートも「伴奏力の劣化」が著しい様で、ホントはコレこそが打込みでは最も代替が困難なんだけどな。
シンプルな程個性やニュアンスはダイレクトに露呈するもんで、高度なフレーズになる程打込みでだって小細工は効かなくなるのだ。

そりゃ機械的にゃどんなのでも一応「設定は可能」だけど、人耳の追尾に限界があるやんけ。
折角微に入り細に入り色々施しといたって、認識出来る前に瞬間で通過しちまうからね。

その伴奏力の劣化がリフの劣化に大きく影響してると考えられるの
が、「シンプルでも間が持つ」とか「単純な味でも美味しさ充分」なんてするのが下手っちまうからなのよ。
多分気付いてる人が少数派なせいなんだろうが、「分かり易い技術力の差」の方が目立つからだろうな。

加えて一部のけしからんベテランの悪目立ちも罪なもんで、技術の拙さを「味命ですから」なんて実際は味なんて全く出せてないのに言い張るのも居たりするからだろう。
結果的に「他力本願オンリーなのにジャンジャン思い付ける人」と、高度な技で弾き捲れるけど気の利いたのを思い付けない人」へ2極化してってるみたいなんだよね。

そんな状況になるとソロとしてはお話しにならなくてもリフとしてなら美味しいのも、下手っぴだから恥ずかしくて弾いて聴かせらんないとかなっちゃてさ。
どうせ少し位練習したって仲間の本職に相手にして貰えないんだがらなんてんで、マトモに作れる人が居なくなっちゃったっと。

身内中心ではあるが是迄の体験からすると、技に興味が偏り気味な人程リフとかは苦手だった。
この辺が簡単そうでいてポピュラー系のホントは恐い処で、「必要な分かり易さ」を維持するのに技が邪魔する事が少なくないからなのだ。

俺もこの齢になって歴も長いからアホっぽいのより高級感に溢れるのへついつい行きたがってるが、思い切ってそんな邪念にケリを付けないと帰って来られなくなったらと思ってゾッとしている。
実はこんなのって考え方に一寸誤りがあって、足りないのは技じゃ無くホントは「音の選び方」なのよ。

様々な評価があって当然だが例えばRolling StonesのSatisfactionとか、もっと掘りゃ昔の007のテーマとかって所謂技ってのとは無縁だ。
後者のはリフってよりゃメロと認知すべきかもだが、エレキの部分とそれ以外の部分では知名度や記憶度に差があると思うのは俺だけかぃ?。

要するにリズムも含むが「印象的な音列」を作れてるかがほぼ全てで、聴感上は不足分を技で補えててもそうしないと物足りなくなるのってリフ自体としては最高でも2流以下って事なんざんす。
この論法からすれば弾けない奴程良いのを作れる可能性が多く、却って曲自体には余計なのなんて弾けない方が良いとも言えるんだす。

<つづく>

2021年7月18日 (日)

音楽備忘録703 Mixer卓のルーティング⑧

今回はBusってのに進めてくが、もしかしたらAUXよりも認知度最低記録更新中かも知れない。
それは卓と分離したマルチトラック録音機の利用頻度が下がり続けてるからで、元はマルチトラッカーへの対応として登場した呼称・機能だからね。

デジタルバーチャル化したってマルチトラッカー自体は益々お盛んなんだが、実機でも一体化されたのが増える一方だ。
サイズや接続ケーブルの点でデジタルの恩恵をフルに受けようとすりゃ必然の流れで、一々Busなんて設けなくてもルーティング可能となったのも大きい。

って事って先ずは何故昔は必要だったかから行くが、信号がアナログリアルだったのが主因だ。
経路だけで考えりゃ各入力chへ送り先の切替SWを付けとくだけで割り振れはするんだが、現物だと分割すればその度分「量が減る」。

それが音だったら当然音も減ってくが、それ以上に深刻なのが例の厄介者「インピーダンス」だ。
電気を意図した割合で分配するには抵抗器かトランスの追加が要るが、トランスは代用不能箇所以外では殆ど使われなくなって久しい。

のでそうして経路途中の抵抗器が増えてけば、必然的にインピーダンスは上昇して行く。
そうすっと雑音耐性も伝送力も従前より低下するんで、これを補うのにBufferやPreampを経路途中へ追加しなきゃなんなくなる。

これを各chへ追設するとch分増えるから場所もコストも嵩む上、それ等を2chに纏めた際に追加数分雑音が増加する。
アナログ増幅回路には入力ゼロでも回路自体の固有雑音があるんで、上記前のを無視してもなるべく最少数にしときたいのだ。

そこで編み出された策の1つに「ある程度纏まってから増幅器」ってのがあり、この「ある程度纏まって」が正にBusラインだったんですわ。
折角だから何故アナログでは要ってデジタルなら無くて平気かを紐解いとくが、デジタル領域内の信号認識方式が鍵を握っている。

アナログでは音量を丸々そのまま電圧(稀に電流値)に変換しただけなのが、言うなればデジタルでは「小数点の無い数字」に変換されている。
一般的には0Vと5Vの「ある・無い」のたった2種類しか無く、桁数を稼ぐ事で(16bitならその16が桁数)その膨大な組合せで色んなのの違いを表す仕様となっている。

仮に追加雑音が0.4Vだったとして、アナさんのは元が2.5Vなら単純に追加されて2.9Vと元のと違う値になる。
のがデジ君では雑音の方は四捨五入されて0Vとなるから、ホントはあったのに無い物扱いされるのだ。

但しこれが悪い方へ働けば微妙なニュアンス等が捨てられる訳だから、厳密には「嘘の似てるだけの音」になっちまったりもするんだけどさ。
現実には一概に電圧が増えると限らんし他要素も色々あるが、こんな具合で雑音の影響をとても受け難い方式になってるのだ。

この際だから更に追加しとくと音→電気変換の初期段階ではアナさんは正直者で、デジ君は俺言いだと「音響忖度野郎」になる。
奏者の多くは「勝手に四捨五入」なんて望んで無く、「ここでこの微妙で絶妙な音量になった」なんてのは絶対漏らさず録っといて欲しい。

尤も奏者も上記に倣えば「パフォーマンス忖度野郎」化し過ぎてる事も少なく無く、本人はご満悦でも一般聴者にはノイジーな方が目立って聴き苦しくなってる場合だってある。
依って現況では一概に優劣を論じるのは不毛ってもんで、使い分けの上手下手が実戦での勝負所となっている。

ってな事って現在ではBus自体の知識は必要度がかなり無くなってるが、ルーティングへ主眼を置くと概念としてはあった方が断然良いのだ。
多数の物を一度に扱うには全部バラバラより、グループ分けした方が普通は考えるのが楽になるでしょ。

例えばEffectorへ送るルートと録音機若しくはトラックへ送るルートが
AUX1とAUX2と呼ぶのと、SendとBusと呼ぶのでは後者の方が断然識別し易くないかい。
しかも「送り先」が呼称に含まれてりゃ、取り違いもし難くなるじゃん。

音響屋にとっちゃそれが新生児でも無いから平然としてられるかも知れんが、奏者心理では奏でた音は「可愛い我が子」も同然だったりするからねえ。
技術的にはたった1つの解消簡単なミスでも、もっと深刻に考えとかないといけない問題だと思うんだ。

<つづく>

2021年7月17日 (土)

音楽備忘録702 メンテナンスの問題①

色んなユーザーの誰もが自己責任の範疇と思えるのって、専用工具不使用・大工仕事は不要とかそんな処だろうか。
余計な失敗やそれに費やされる時間と手間を嫌えば、そんな風になるのも自然な流れではある。

Guitar系だとフレット交換や塗装補修等基本的には必ず何時か訪れる消耗に対しても、どれも金満君だったら専門性も高いんで専門家にお任せした方が良さげ。
それでも何処の誰にお願いするかがかなり問題で、身近に複数の候補がある様な環境ならまだしも競争相手が居ない様なエリアだとチョイと厳しさがある。

自動車の車検みたいに明確な基準がありゃ良かったが、作業の完了判定もユーザーの感性頼みなので物凄く巾が広い。
芸術やスポーツ等に対して本邦は理不尽な厳しさや妙な甘さが蔓延ってて、役所関係の担当者の無知さも酷いが世間での認知度も絶望的に低い。

お陰で幾ら趣味性の高い分野ったって結構な高額料金が発生するのに対しても、それがロクに担保されないって悲しい状況を招いている。
そんな分野のではお金を無駄にしない為には依頼者自身が一定以上に詳しくなっとかないと、この人に頼んで大丈夫かの判断すら適切に行えない。

自分には向いて無いし面倒だから買換えちまうってのも1つの方法ではあるが、それで平気なのは随時吠えの如く確実な代替候補や策があったらの話しだ。
決して業者を頭ごなしに否定する訳じゃ無いが、例えば完璧じゃ無くても構わないからなるべく廉価にとかその逆だとか「程度」については釈然としてないのが多い。

この辺は今本邦の投票率なんかと同じで、暫く前の自分もそうだったが考えの不足で皆自らの首を絞めてると思うんだ。
投票したい人が居ないから白票にする、果てはつまらんから投票にすら行かないとかさ。

そこ迄だけで終ってくれてたら別に問題無いんだけど、当選に必要なだけ義理や金品で投票させる輩が居やがるとねえ。
もっとマトモな候補者よこせってつもりで選挙自体にノーを突き付けたつもりだったのに、上記みたいなけしからんののせいでそれが無効化されてたんだよな。

意識としては抵抗したつもりが不謹慎なからくりで破られちゃってて、全く面白か無いけど僅かでもマシそうなのに皆で一票くれてやらん限り現状打破が不可能なんだからもう。
それと同じでもっと積極的に皆が修理業者を使ってこの内容でこの値段は取り過ぎだとか、各自の要望をじゃんじゃん突き付けて行かないと今以上の向上が望めない。

尤もこんな悪政下じゃ俺は別格としてもバブルの頃よりゃみんな財布が軽いから、頼みたい気持ちはあっても厳しい現実がって方が多いのは充分察しが付く。
そんな「どうせお金で頼めない」→「本来なら修理可能だったとしても放置」→「ゴミになったが捨てるのに苦労した挙句処理費迄くすねられる」んなら、その前に一寸試しに弄ってみたって罰は当たんないんじゃないかって思うのよ。

その時だけの得失で見ちゃうと「苦労したのにゴミ」→「時間の浪費」も大いにあり得るが、それで知恵が付いた分次からはも少しお得に要領良くなってけるんなら無形のだが完全な¥0とかマイナスにはなってないよ。
わこの辺にして俺自身も長い間殆ど忘れたのは、維持費の中のメンテナンスの部分だった。

歴が浅いと楽器種次第じゃ「その時期」が来ないが、演るのを止めたり楽器を手放さない限り必ず「何時かその内」やって来ちまう。
だが弦や皮より遅くなるのは頻度も僅少化するんで、喉元過ぎれば熱さを忘れるの如くとなるのも仕方無い。

更に輪を掛けるのが消耗期間の把握の困難さで、他人の事例に直面するのも少ないが個人差がとてつもなく大きい。
ので他人のが全く参考に無 らなかないが、実体験しないと具体的な状況が掴めないのだ。

例えば使用開始初期の減りは早目多目なのにある程度以降から鈍化するとか、逆に残り3割を過ぎたらアッと言う間に逝っちまうとかそのパターンも千差万別。
それへ機種に依る差や途中でプレイスタイルが変わるとか迄加わってくんだから、メンテナンスのXデーなんて大地震や巨大台風とかに近いかも知れない。

故に当分は平気でも必ずその内来るって最初から覚悟しといて、いざそうなったら幾ら掛るかが予測と違っても慌てない様に思っとく位が全ユーザーに与えられた余地って感じなんじゃないかな。
そんな心細いのでも状況次第じゃ後に大差を招く恐れがあり、それを次回は参考例を交えて記してこう。

<つづく>

2021年7月16日 (金)

音楽備忘録701 録り方の問題 場所編

今はコロナ禍でより促進されてるが、近年はそうじゃ無くても録音のパーソナル化が著しいと感じられる。
個人若しくは少人数で最も悩まされるのは録る場所ではと思ったんで、これについて色々ぶってってみたい。

担当楽器(打込み等バーチャルも含む)次第で条件にかなり差があるのも大変だけど、Line録りや打込みなら殆ど音が出せなくても行けると思ったら拙速なのだ。
近年本邦の特に若年層では最早インナーイヤータイプで聴くのが日常だろうが、聴き手や聴き方を制限しない作品にしたかったらある程度の音量でスピーカでモニタしとかないと危ない。

その理由は随時吠え「人耳の音量に依る周波数特性の変化」等だが、実はインナータイプだって常に同音量で聴くんじゃ無きゃ軽くはなってもこの
影響は残ってるのだ。
処が狭小過密国で個人レベルとなると、戸建て居住も減ってるからそんな環境の確保が難しくなっている。

生楽器であれば「普通に演奏したのを録る」為なら多少の出費も覚悟し易いが、Mix時等「聴くだけ」の為となると爆音出んから誰がわざわざ借りたりするかよって思っちまう。
或は逆に低頻度だから・近隣だって時々工事とかで随分ウルサくしてんだからと、無防音で無謀を押通す輩も居たりする。

が そんな風に無理を通して道理を引っ込ませたつもりでも普通のマトモな人だったら、真に余計な遠慮無しに行けるのは被害者が家族程度のレベル迄なんじゃないのかな。
これについての議論はここでは不要なんでスルーするが「何の気兼ねも無い状況」と比べると、どんな負荷だって何らかの悪さを働く可能性が否定出来んっしょ。

現実には数多の制約から理想に近付くのは厳しいけど、だからって環境の向上を怠って放棄しちゃったら作品の何処かに負の遺産を残すかも知れないんだ。
又遮音問題にしても出す方ばかりに気が行きがちだが、受ける方でだって肝心な時に来られたらとっても困るんだ。

かつて弟子時代に昼間はある程度出せる下宿(師匠命名)部屋で録ってた際、曲終りの余韻部で突然電話が鳴りだして内心ドキッとした事があったっけ。
当時その部屋に付いてた電話は呼び出し音のミュート機能無し・取り外し不可な仕様だったから、なるべく「掛って来なさそう」な頃合いを見計らってやってたんだけどねぇ。

楽曲がにぎにぎしく明るいのだったのと、録音も配布もカセットだったから今程には入って無かったのは不幸中の幸い。
けど良く聴き込まれたらバレる程度にはなっちゃってて、そんなお客さんには効果音とか何とか苦しい言い訳してた気がする。

因みにこの時録ってたのはVocalで、歌:呼び出し音の音量差はかなりあった。
実際爆音のを録ってる時程影響が軽くはなるんだが、Drumでだって始まる寸前とか終わった余韻の最後部とかに来られると案外誰でも気になるもんなんだ。

「歌終わったっぽいけど最後に何か呟くかも」なんて聴かれ方をしていたら、歌終了直後から「耳の感度を上げられ」ちゃってたりしそうだかんね。
それに個人的に拒絶してる「無理くりコンプ」をしたりすると、極論的にゃ「入ってた音は全部最大音量」にされちゃうから今の方が凄く深刻化してんだぜ。

この両面から考察して無事に録りたきゃ、「自分が大人しくしてたらほぼ無音」ってのが必要条件だったんだよね。
Classic系と比べるとポピュラー系の人は一般的にはそんなに静けさなんて求めないけど、頻度に差こそあれ要らなくは無かったんだわ。

これをどうやって獲得してくかが課題だが、「怒られない・叱られない」為だけに録音場所が要るってんじゃないんだ。
もしまだ気付いて無かったら、是非知っといて欲しいな。

<つづく>

2021年7月15日 (木)

音楽備忘録700 Mixer卓のルーティング⑦

AUXの続きとバーチャルのへも触れ始めるが、概述の如くAUXには明確な規格や基準は存在しない。
故に分り難さ99%な代わり、広範な用途に使えるのだけが取り柄みたいなもんだ。

もしかしたら超高級機だとかカスタムメイド品だったら、もっと曖昧さの軽減も可能ではある。
がその為には「10年後に唯の1回」しか使わなさそうな機能迄搭載しとかなきゃなんなくなり、そのXデーが来る迄機能維持のメンテも続けなくてはならない。

それからすると実機の場合は非常時だけ何か追加する方がより現実的なので、用途不詳の方を我慢せざるを得なくなってるのだ。
だがPC内等のバーチャル系だと、バーチャル領域での追加が現況では困難なのが多い。

それからすれば呼称云々以上にもっと余裕を持たせといて欲しいんだが、ソフト(アプリ)にだけ搭載させといても機能させられない。
そうですインターフェイスが対応して無いと無理で、特に用途の限定を軽くしようとするとここがネックになっちまう。

Effect関係だけなら内部だけでも賄えるが、モニタ等「外へ出せないと」の分が付いてないとさ。
んでそうなると物理的には元File温存のままで個別掛けも出来ちゃうから、必要最低限の方向へ行かれちまった。

音楽的には勝手に手法を決められるのは害でしかないんだけど、ニーズの低いののせいでソフト自体も動作も重くなるのが嫌われたんだろうな。
貧俺は現況未体験だが高額な業務用のだと、近年では絶滅間近のサウンドカード形態のでフル対応に近いのがまだ売られている。

旧式でも俺がこのタイプの方が好きだし良いと思ってるのは、カードにソフトの一部を盛込んどけるからだ。
インター君のUSB等では例え最新のでも、余程の古典機じゃ無い限りマザボのスロットの方が扱えるDataが質・量共に圧倒的に多い。

それ処かパッドやスマホだと電波の方はかなり優秀だが、有線接続は上記と比べたら死ぬ寸前かって位脆弱だ。
これ等からすると本格タイプの実機に拮抗させるには、USBのインター君如きではお話しにならない部分があるのである。

念の為補足しとくがこれは単純な性能では無く、主に機能面の事ですからね。
ここでご留意頂きたいのが高名プロでもUSBのを使えてる理由で、Mix等でもっと機能が要る際はハイスペックなStudioに置いてあるのなんかを使えたりするからだ。

だが俺を筆頭の弱小連中はそんなカードなんて持合せが無く、この面では却って格差拡大を助長してると言わざるを得ない。
にも拘わらず弱小連は金無しばっかだから、作った処で経費回収が困難って残念な構造となっている。

ではどうしたら少しでもこの不利を克服出来るかったら、デジタルバーチャルへの執着を捨てるしか無いと考えている。
「いや私ゃ別に不便して無いよ」って方、半分おめでとうございます。

って例に依って僻んで皮肉ろうってんじゃ無くて、録る音源もそれで満足出来てるかが疑わしいからなんでやんす。
例えば尤もバーチャルに近いシンセ、それの名機の生音を聴いた経験は御座居ますでしょうか。

ウルサい事言って済んませんが、機器コンディション・モニタ方法・その奏者の全てが水準を確実に超えた状態のでさ。
実体験からすると平成以降にやり始めた人だと、それ以前より体験チャンスが激減し続けて居ります。

なので未体験でも大抵は本人のせいでは無いし全く罪は無いんだけど、もし知ってると本物と紛い物の差やそれが何処にあるのかが分かります。
そんなモノホンを最大限に活かそうとすると古臭くても、昔乍らの手法に一日の長が未だ残存してるんでやんす。

これ等からもっと現況に寄せるべきを、敢えてマイナー化した実機中心で話を進めてるんでゲス。
最後は今度はホントの嫌味、「現代バーチャルはあった方法を忘れさせる機能も付いてんのか」なんてよっと。

様々な事情が絡んでとは言え、ユーザーにとっては少々勉強の邪魔になってるのは事実。
悪気皆無でも殺しゃ罪、って程大袈裟では決してねぇんザンスがね。

<つづく>

2021年7月14日 (水)

音楽備忘録699 魔修理の記憶⑥

今日はGuitar関係のを中心で進めてくが、フレットやナット等消耗する部分とネック折れ等の扱いについてだ。
後者のは最幸運だったら死ぬ迄遭遇しないかもだが、前者のは今迄平気でも何時か将来的には必ず「その時」がやって来るものだ。

又ナットに限っては摩耗や劣化等が無くても、使いたい弦のゲージが大きく変わると「合わなく」なってほっとけなくなるケースがある。
ネック折損に関しては上記2つより専門家任せとなる事が多いが、修理方法が実用性に合わないケースも考えられる。

俺はそれを中古のSGで経験したが、ネックの材質や細さ次第で出て来そうだ。
過去例だとPete Townshendのリッケンで、ネックヘッドの割れをアブノーマルなので治したのがあった。

木を貼り合せただけじゃ強度が足りなかったらしく、大胆にも表裏両面からボルト締めの金属板で挟んであった。
そんなだと先ず見栄えが悪い事おびただしいんで、近年本邦の工房では嫌がって拒否られそうだ。

しかしユーザーとしては殆ど録音にしか用いなかったりすると、少々醜悪だろうと使える様になってくれた方がよっぽど良かったりもあるんだよね。
万一そんな状況に遭遇したら他人に頼り切れなくなったりするんで、スキル無しだが心ある大金持ちだったからって自己修理から逃れられなくなる。(心無しなら即座に買い直し?)

さてここから各自のスキル以前の部分へスポットを当ててくが、ナットの場合ならフィットする交換品が出てるかどうかが最初の分岐点になる。
本体機種・ナットの付近の巾・弦の太さと間隔が多数派のの場合、溝堀加工も含めて調べて探して買えばお取替えが可能なのもある。

この場合ネック側さえ気を付けりゃ古いナットは壊しても平気なんで、ユーザー交換のハードルは歩道の縁石並に!?低い。
それすら自分じゃ恐いから嫌って方も居られるやもだが、そんな調子だと普段の弦の張替えすら問題無いか一寸心配かも。

続いてフレットの方はネックデザインの影響が大きくて、私的にはMustangよりずっと先にSGのの減りが気になってたのにまだ交換していない。
コレ何でったらネックにバインディングが付いてて、更にそれへネックと一体塗装が施されてたからだ。

このタイプの場合バインディングや塗装へ無影響で交換するのは困難なので、これ等のやり直しもしなきゃなんない。
かつてはそれが面倒だったからそのまま来てたが、塗料に難のあるGibsonで今は熔融してベトベトになってるからそろそろ覚悟・決断する頃合いかも知れない。

だが上には上が居てリッケン等では指板にも塗装されてるからバインディングの有無は不問で、無塗装・バインディング無しのだとこの手間が掛らない分はハードルが低いと言える。
但し交換時の指板表面の劣化に関しては完全回避は達人にお願いしても困難で、ヒビ割れや表面一部剥離を逃れたってフレット溝は決して無傷では済まない。

もし極限迄拘るなら指板毎交換を依頼しても良いが、それならFender系の指板とネックが一体材のとかだったらネック交換の方が手っ取り早いし確実だ。
けどこれ以外のは元から複数のを貼り合せて作られてんだから、交換で一時的に劣化したって復旧させられるなら殆ど差は出ないからやはりフレットは減り過ぎたら交換した方が良い。

滅多にそこ迄行きゃしないけど、指板がこのせいで擦り減ったり掘れたりすりゃもっと大変だかんね。
最悪通しネックで指板も一体型だったりしたら(覚えてる限りは存在してないが)、そうなったらボディ丸毎交換するしか復活させられない。

多分一般では馴染みの浅いフレット交換も時間を惜しまず慎重に手掛ければ、特殊なタイプの以外はそんなに専門家じゃ無くったってどうにもならんもんじゃ無いんだ。
それより塗装の方が遥かに問題で、私的には更に塗料の入手が問題だと感じている。

元のと違う色やタイプのになっても構わなきゃそうでもないが、それだって作業場所の確保が中々難しい。
塗るだけじゃ無く十二分な乾燥時間の確保も必須なので、昔乍らのお屋敷で不使用且つ汚れても構わん離れでもあったら別なんだけどさ。

<つづく>

2021年7月13日 (火)

音楽備忘録698 録り方の問題 打込み活用編⑨

打込みだけで完成させるのとの差と適化を述べて来たが、ほぼ普通に打込んどいたので個別録りする際のスキルを今日のテーマにしよう。
この方法で気を付けなきゃなんないのはダイナミクス(最大と最小音量の差)の不足で、事後処理も可能ではあるが手間がえらい事になる。

ダイナミクスの事後調整は音源が生かどうかに関らず、現況で実用レベルにあるのはほぼ圧縮側のみだ。
なのでこればっかりは打込む段階で手を打っといた方が良く、尤も打込みでも近年本邦「無理くり高音圧」みたいにしてないならそれ程心配しなくても大丈夫だ。

只そんなのばかり聴いていて楽器を全然手にしない様な人は、加工度の低い生演奏のなんかと聴き比べたりして実態を掴んどいた方が良いかも知れない。
こう云う面からも高音圧一辺倒なのは音楽歴の浅い人の一部へ誤認を強いたりするから嫌なんだが、生演奏の方へ無理くりコンプすりゃそれでも揃えられちゃうから微妙だわ。

わそれとして個別録りする際に必要な工夫がこれ等と全く別の処に1つあって、しなくてもどうにもならんじゃないが加えとくと格段に楽で正確に出来るのがある。
それが俺言い「Start Click」ってぇので、どのパートにも始まりの一発目にピッっとかって音の印しを入れとく事だ。

概述の如くシーケンス部以上に音源の開始不統一の事情から、厳密には元から「ズレてるとは感じないがホントはピッタリになってない」のが少なくないからだ。
これが普通に打込みだけで鳴らしてる分にゃ「ズレ巾が一定」だから気付き難いが、録った後に波形画面でちゃんと頭を揃えたら「何か打込んだ時のと違うぞ」なんて怪現象が起きたりもする。

そんなのに惑わされて一体どれ位にすりゃ良いのか迷わされたりするのが、「最初のピッ」がありゃいとも簡単に瓦解する。
最終的には生のも録り終えた時点で耳に従って再調整したりもしてるが、「打込みをマルチトラックへ移転」する作業はこれでシンプルに出来る。

してこの「ピッ」は万一打込みだけで完成に変更となっても、今時ゃMIDI Fileで配布なんて先ずしない。
さすれば音声File化した後で不要なら取除いちゃえば、入ってなかったも同然に出来るんで邪魔になって困ったりゃしない。

但しその音量をかなり控え目にしとかないと全トラックのが一斉に鳴るんで、スタート時にバカデカくなって一寸ビックリさせられるかも。(従兄から苦情を貰った事あり💦)
処で近年では録りのデジタル化のお陰でファイル名にテイクなんかを併記可能になったからスッカリ廃れたが、生の録りでだって昔は弾く前に声で「テイクスリー」とか口で入れとくのが普通だった。

昔だってテープリールのラベルとか箱には書き込んどいてたんだけど、同じテープの中で同じのが何回も繰り返されてるとその判別が紛らわしかったよ。
だいいち弾く方に没頭してると、後になって何回目のが良いって言ったのか忘れちゃったりしてね。

これがFile名に「仮候補」なんて付けとけるから今は安心になったが、この手の「判別タグ」みたいなのは何でもかんでも付けられるだけ付けといた方が良い。
わ兎も角普通に打込んだのだと個別録りには音量の小さ過ぎるのとか、Panpotでモノラルになって無いのも少なくない。

これ等はこの手法では必ず後で調整し直すんだから録る時だけ一旦音量はフル・PanはLかR一杯に振っといて、モノラルで収録しとくとトラック数の節約になる。
但しドラムのみたいに音源自体がステレオのはモノにせず、必要なら弄るのは音量だけだ。

又これも概述だが特殊事情が無いならEffectも全部一旦外すのがお勧めで、生演奏のへ「打込みののEffector」を普通は掛けられないのでお忘れなくだ。
こうして文書化してみると結構独自プロセスも少なくないから、何やらかなり面倒そうに思えてしまうかも知れない。

だがそれを言うならそもそも録音ってのが面倒が少なくない作業なだけで、打込みを使わなきゃ考えなくて済むってもんでもないんですよ。
唯やり方や場所が一寸違って来るだけで、これは同じ生でも録る相手次第で元から随分と色々要求されてんだから。

<つづく>

2021年7月12日 (月)

音楽備忘録697 Mixer卓のルーティング⑥

んだば恒例の前回補遺入りで今日は正体不明!?のAUXへ進めちまうが、私的にはこの命名は卓の録音とLiveの両用から来てると思ってんだ。
それは少し待ってて貰うとして、概述の如くEffectだって普通ならそれ以外に使っちゃいけなくは無い。

但し名前通りに使うとしたら通常はGainやEQは不要なので、意地悪勘ぐりをすりゃそれ等が付けられなかったからそんな風に呼んで誤魔化してる…なんちって。
本気でそこ迄腐っちまったら大変だが、「無くても平気な用途向け」ってのが読み取れたら合格じゃい。

親切なのだと-10dBと+4dBの切替SW若しくは夫々のJackが用意されてたりはあるが、「微調整が出来ない」のは他のと違っている。
因みにピンチの際は規格を破って繋いだりも稀にあるけど、平衡・不平衡やインピーダンスの不整合からの不始末への覚悟が必要だ。

もし頻繁にそんなニーズがある様だったら、BufferやPreampを自作するなり中古で探すなりしてとっとと当てがった方が良いでっせ。
その時点迄無症状でも保菌してる様なもんだから、何時急に発病するか分ないって感じ。

尤もその前に組合せを熟考してくと、何処かを入替えたりすりゃそれで済ませらる事の方が多いけどさ。
って処で漸くAUXへ入るんだが録音・Live両用には何で正体不明の呼称が相応しいなんて思ったかったら、「○○にしか使えそうに無い」と思い込まれるのを防ぎたかったのかな。

ここからケース別で解説してくがケース1は「モニタ不要の録音」で、このモニタってぇのは卓に入った音を演奏中の奏者が聴く必要の無い状況だ。
或はそんなのより楽器自体から出てる音へ全集中したいさせたいとかも含まれてて、この場合は「録られる人」には使われなくなる。

ケース2は歌手の個別録り時等に他のトラックのを送る経路として用いる等で、この場合は通常は送出しは「1種類」だけとなる。
のがLiveで奏者毎に異なるのを返したいとなると本来は単系統では無理で、複数備わって無い場合は全部若しくは不足分をBus等他の経路で賄う事も少なくない。

只それで困るのがLiveを同時にマルチトラックで録っときたい時なんかで、別に専用の卓を持って来りゃ良いってんでも無かったりするんだ。
理想としてはMicやLineのPre部直後から2系統並列に出来ると良く、具体例としては「Mix B」なんて命名されてるのがそんな用途への対処だ。

Mix Bの詳細は後にとしてLiveに適化させた卓だと、Mointor 1,2,3…なんて呼称で個別送りへ対応させてたりする。
デジタルMixerではってつい断り無しにアナログ基本で進めて来ちゃってたが、リーズナブルなタイプのでは残念乍らこの辺は後退が著しい様だ。

ここでマメ知識と洒落込むが卓って本格的で規模の大き目なのだとデジタルでもアナログでも価格は大差無く、デジタル化で恩恵があるのはサイズや消費電力が中心だ。
そのサイズにしたって外にツマミが殆ど出てるのが良いとなると、「人間の指の都合」で幾らも小さくは出来ない。

それを圧縮するとしたらバーチャル化となるが、これも本体(コントローラ部)だけを見て「わーい、こんなに小さい」って喜ぶのはまだ早う御座んス。
インターフェイスや本体若しくはPC・キーボード・マウス若しくはコントローラ部と画面等が分割出来るだけで、確かに一塊のサイズは縮小出来るが全体としてはそんなに小型化にはなってないかんね。

そして何より壁になるのは超高価格となる処で、その原因は絶対数が捌けない処にある。
「デジタルの卓」ったって現況だと先ずMicやヘッドホン本体はアナログしか無く、デジアナ共存が強制されて完全デジタルには出来ない。

一方でアナログの方は今でもオールアナログも可能だから、これでは分が悪くても当然だ。
しかもそんな調子だから誰もが必ずデジタルのを求めはせず、高い→売れない→売れないから値上げ→余計売れない…のコースへ行っちまうんだ。

<つづく>

2021年7月11日 (日)

音楽備忘録696 魔修理の記憶➄

今回は何処迄自分でチャレンジするかをテーマに展開させてみるが、技術力も経済も人夫々千差万別だ。
なので携わり度の巾は広大だと思うけど、誰にでも関係する部分があるのは忘れて欲しく無い。

それは普通に探せた範囲では修理を断られる様な時で、信頼性や手間を気にすりゃ捨てる・諦めるべき段階と思われても仕方無いんだけどね。
けど問題無く投げ出せるのも大抵は代わりが手に入る保証があるからで、万一ここの判断に瑕疵があると捨てた後で後悔させられる。

そこでスキルにもかなり左右はされるが私的には、捨てる≒壊しても構わないんなら一瞬でも投げ出す前に直そうとしてみるのがお勧めなのだ。
この時点でお気を付け頂きたいのが「正確な比較」で、健全な同じのの手持ちがもう1つあったりしたらちゃんと比べられたんだけどさ。

スペアの無いのは現物がオシャカだから「記憶の印象」と比べるしか無くなるが、それって滅多に健全ならあーでこーでなんて風にゃ記憶して無いでしょ。
そうなると例えば前のGuitarはRockもJazzも一本で行けたのに、今度のはJazzだと芳しく無いのがあるからもう一本なんて「かなり後になってから」露呈して来る可能性が拭えない。

この懸念に苛まれ難いのはデジタル系の機器で、危険度の最も高いのは個体差の大きい手作り品だ。
但しデジタルでもスペックと音質は別物なんで、スペックより同一ブランドとか同系統のの中から探す方が近いのが見つかり易い。

なんてデジタルに対してだけ少し弱気なのは、俺が古くてアナログの方に断然明るいから…も確かだが根本はそんなの一切関係ねー。
真の理由その1は進歩の早さと集積度の高さから、半導体の製造期間が短いからだ。

その2は人力でのハンダ付けが困難な狭さで、これは作業時の放熱も大変シビアになるのを含んでいる。
コスト・サイズ・工場での作り易さからそうなってるが、ワイルドに云や修理を無視した設計でもあるのだ。

メーカも保証期間内の対応を基板ごと「挿し替える」のが殆どなんで、健全な基板が入手出来ない限り復元率はゼロに近い。
これを加味するとデジタル機器なら、極力汎用部品だけで構成されてるのが長く使いたいなら向いている。

その筆頭ったらデスクトップ型PCが抜きん出てて、かなり古いのでも数が膨大に出てたのなら生き残り部品の流通量も多くなる。
この辺も俺が音楽用にはわざと古めのを使いたがる原因で、出たばっかのだと先行きが不透明だからねぇ。

とは言え担当楽器等の関係でデジタルとアナログの比率に自然と差が付いちゃうから、その影響の方がもっと大きいかも知れないけどね。
私的体験からすると長寿命を狙うならアナログでも構わないのはアナログ、デジタルならPC等汎用部品だけで構成されてるの程生存率が高かったな。

この件で特徴的なのは自分で直そうと他人に頼もうと、案外最初の選択肢に差が無い処だ。
直して貰える所が見つからないのだと自分で苦闘してくしかないが、人任せで良いからどれでも良いやとは言ってらんなくなるのがこの辺なのよ。

頻繁に買換えて新鮮を味わい続けたい気持ちだって分かるけど、習熟期間が長めのだとそれだけでは永遠の学生で社会人になれない様なもんだ。
趣味性も高いが人より沢山投資したのに、却ってそのせいでスキルが頭打ちされたら残念でしょ。

次々と新挑戦してくプロの外面に騙されては良いカモで、そう見えて一発屋になって無いならその人って必ず裏で何か継続させてるのを持ってんだ。
スキルはそっちで研鑚してんだけど表に出て来ないから、才能が凄きゃそれだけで行けるって勘違いされるんだろうね。

<つづく>

2021年7月10日 (土)

音楽備忘録695 録り方の問題 打込み活用編⑧

今回は続きの前に「打込み個別録り」を含めた打込みの上手下手へ触れとくが、打込みだけで作ってる達人達は打込み自体以外にも色んな方法を多分駆使してるであろうってのから。
このタイミングで↑を持ち出したのは、目的(使われ方)が違うと場所に依っては優先度が180°変わりそうなのがあるからなんだ。

久々いきなりの本日の生贄はマイナー過ぎて大変スマソだが、メーカ側がソフト等の売り込み目的で作ったMIDIデモFileだ。
中でも実機音源のよりソフトシンセ等バーチャル系ので、私的にはYAMAHA S-YXG50付属のに関心させられた。

これ作ったのって理論と芸術の両方に精通した職人だと思うんだけど、音楽的にかなり高度で洒落た真似してる上に音源の良さを100%以上に発揮させてたんだ。
この「音楽的」部分すら、寧ろ「音源がより素晴らしく聴こえる為」に駆使されてる感じでさ。

俺如きが少し位頑張ったって太刀打ち出来んのは先刻承知にしても、同じ音源であまりにも大差が付いて縮めらんない。
但しこっちは音楽とか曲に対しては無妥協で、使用音色の好みに対してだって無妥協だ。

本格打込み歴の始めの内は単に力量差と思ってたが、どうやらそれより優先順位とか優先条件の違いが大きかったみたいなのよ。
デモの方も良く聴き込んでみると全体としては圧勝だが、時々どれかのパートだけ信じられない位ショボってるのがあってね。

どうも原因は「その音源に苦手な弾かせ方」になってるかららしく、達人達でも普及版レベルの音源の弱点は「音楽上の都合」で完全攻略出来なかったみたいなのよ。
でこれの場合は音源忖度の事例で、他にもタイミングの微調整だとか純粋に打込み側での小細工ってか神業は幾つかある。

のが生演奏と共存させる上「打込み個別録り」となると、「残す分」の音色等以外の部分では打込みで頑張っとく必要がかなり無くなるですよ。
少しでも良くしようと思や「先に頑張っとく」のが普通なんだけど、前回述の如くそれが水の泡となる率も結構高い。

勿論後で弄れるからって手抜きし過ぎちゃアカンけど、「Effectレスでの音色」に比べたら他はどうでも良い位の差がありまんねん。
Effectレスっつっても厳密にはそれにしか掛けない分にならそうでもないが、それですらトラックがStereoになるのを覚悟とか忘れないでいないと駄目だしね。

本来なら誠にご結構な「殆ど何でもEffectはStereo」も、少なくとも録る時「Data量がほぼ倍」になっちまっても価値があるかは先に考えとかないとね。
けどだからって打込んだのがEffectレスでは感じが掴み切れなかったりするから、あまりそうはして無いんだけどさ。

何しろ普段打込みで作・編曲したのを従兄へ送って判断貰ったりしてっからそうなってんだけど、もし先に決定してたら少なくとも残す分は最初からEffectレスにしとくだろう。
それ処かどのパートも音量はフルにしとくだろうし、それを普通に再生したらきっと相当奇妙奇天烈になるだろうけどね。

これは雑音極小化の為には歪まん限りで大きい方が良いからで、音量バランス他多くが録ってからの後回しになるのを我慢するのよ。
出来る事をやり切らず変な雰囲気にも耐えろってのも、基本的に「2度手間」になるのを避ける為なのだ。

録る内容に後からしか加工出来ないの(生演奏とか)が加わってると、作業ステップを統一しといた方が何かと好ましいんだ。
チーム成績(音楽ではアンサンブル全体)を尊重すると、一番不器用とか出来る事が少ない奴を基準にしとかないと手法が共通に通用してはくれなくなるっしょ。

なので打込みだけで行くのと他のと共存させるのでは、状況次第では全く別物と思った方が相応しいんですよ。
あと音量のダイナミクスも特に生楽器が入る程、打込み段階では若干大袈裟と思える位大胆にワイドにしといた方が後でフィットし易いとか。

<つづく>

2021年7月 9日 (金)

音楽備忘録694 Mixer卓のルーティング➄

果てさてここ迄呼称に捉われるなと吠えて来たけど、かと言って全く意味無く命名されてるんで無いのも事実だす。
ので思い浮かぶ順に一応の想定用途を記してくが、これで一番関係があるのは入出力がモノラルかステレオになってるか辺りかな。

では想定用途が狭目のEffectから行っとくが、厳密にはその後に付く事も多いSendとReturnの影響が結構大きい。
中には送り受けの両方共ステレオにしてあるのもあるが、かつての多数派は送りモノラル受けステレオだった。

そうなったのは「モノラル音源をステレオ化するEffect」ってのが結構色々あるからなのと、純然たる汎用卓にはメインのInput chは元は殆どモノラルのしか無かったからだ。
ステレオ仕様の片chだけ使ったってモノラルを受けられるが、その時半分は無駄になるし下手すりゃ雑音源とかになり兼ねない。

その逆に各chにPanpotさえ備わってりゃ、2ch使ってPanを夫々左右一杯へ振っときゃ良い。
この際1音源に2ch食われはするが無駄になる部分は無く、単純にInput数に余裕を持たせとくだけで全対応可能となる。

のであらゆる使われ方を考えると単純に数が多い方がより応用が利くし、お仕事の現場じゃ予備レーンや補修部品の備蓄にだって有利になる。(種類が減らせるからよん)
故にEffect Sendも数に余裕が持たせてあったら同様で、例えばSend 1をL chにSend 2をR chの送りに割り当てるだけの事った。

俺知りでStereo ch Inputが卓に普及し出したのは素人用廉価版からで、極力コストを掛けずサイズも大きくせずに「あと1つ」を増やす為の策だった。
結局の処何処を通ったって音質等に問題や差が無きゃご自由に状態なんで、何でもやたらと沢山あるのの方が自由に使えるのだ。

尤も実機だとコスト以外に場所を盛大に取られるから落し所が要る訳で、だからこそデジタルバーチャルのではもっとケチらずに奢っといてくれたら良かったんだけどねえ。
どっこいどうしたもんかデジバー君のの方がどれも何だかケチ臭くなっちゃってて、使い方の自由って点では制限が多くなってるぞ。

もしかしたらリソース事情もあって「掛け録り」が流行ってるからかも知らんが、その場合トラック数はモノラルのを録っただけのより倍は用意出来ないと安心出来ませぬ。
デジバー君ならアナログのと違ってトラック追加は朝飯前だけど、もし元が24のが倍になったらかなりそれも重くするから大差無くなる気もすんだけどねぇ。

んまっこれ等から最終的なchとかトラック数はどんな経路を来ようと端折れず、実質はどの段階から幾つ増えるのかが選べるってだけなのよ。
私的には単純に沢山あるヤツに個別仮名(かめい)付けで判別するのがお勧めだが、ウチの従兄みたいに回転ボリウムは平気だがSlide Faderが苦手なんて変な癖を持ったりしててもそんなに珍しか無い。

ので他人のを参考にするのは大いに結構だが、最終的には各自自身で最適化を図ってかないと参考元に追付くのすら難しいと思うな。
俺が何時もはバスドラって呼んでるのを従兄はベードラって言う方が圧倒的に多く、こんなに長年近くに居て協業しててそんな有様だからね。

自分でも気付いて無い癖とか個性って際限無くあるもんだけど、少しづつでもそれを把握してフィットさせてくしか無いんじゃないかな。
ホントの「直感的な操作」ってこう云うのに沿ってないと無理で、習うだけじゃ獲得出来ないんだ。

それからすると自主性に乏しい人には不向きで、丸々全部をそのまま教えてなんて思ってる様じゃゴールが遠い。
一般的には機械に強きゃ行けそうと思われてんだろうが、機械音痴でも自主性に優れてたら諦めるのはまだ早いんどすえ。

<つづく>

2021年7月 8日 (木)

音楽備忘録693 魔修理の記憶④

長く掛った事例が長い文になっちゃってるのは少しでも感覚を掴んで貰う為…だったらまだ良かったが、単に文章力が無くて幾らも向上しなくてで痛み入りまする。
だけど本当にエレキの極普通のボディだけ塗るのにこんな調子になっちゃったんだが、もしかしたら塗料の種類が違ったら工期的にはもっとマシになってた気がするよ。

では先ず俺流のスプレー不使用のムラ無し塗装法から行っとくが、これはペンキ塗り歴が年齢の割に長いのもあったみたいだ。
今では塗料って例外的なのを除きゃ大抵はスプレーバージョンも用意されてるが、’60年代の日本では珍しかったし超高級品だったりしたのよ。

俺がペンキ塗りをやりだしたのは幼稚園時代で、これは親父が「俺がやってやらぁ」と豪語しといて途中で挫折ったのに端を発している。
その場所が門扉とかガレージのシャッターだったもんだから近所の全員に知られちゃってて、挫折したのを誤魔化そうとして息子自慢にすり替える作戦だったらしい。

その後小学生時代になると鉄道模型やプラモデルにド嵌りしてたから引続き塗装には縁が深かったが、その頃迄上記の通りだったからスプレーなんて殆ど使えなかったんだ。
ここでご注目頂きたいのが塗る面積で、ただ塗るだけなら狭い方がすぐ終わるし楽だよね。

処が棒状のより平面の方が塗りムラは目立つし、更に狭いと僅かな凹凸が物凄く目立って気になるん。
大体それ以前に小さい物だと手に取って間近で眺める事が多いんだから、気にすんなって方が難しいでしょ。

そこで割かし上手く塗れた時の事とか色々自分なりに試行錯誤重ねた結果、「ペンキが薄い」(要はドロドロじゃ無くてサラサラ)だとムラが出難いのに気が付いたん。
以来「ムラ嫌」な時はわざと薄めといて、重ね塗りの回数を増やして必要な塗膜厚みを確保る様になってたんだ。

後にスプレーも使える様になってよりこれに確信が持てたが、スプレーだって一度で厚塗りしようと欲を出すと酷い液ダレが起きるでしょ。
んでそうならない程度に我慢すると、殆どの場合は刷毛塗りよか1回では物凄く薄くしか塗れないじゃん。

なのでこの件のも何回も塗る覚悟はちゃんとあって望んだし、既にそこそこ色んな相手に塗った体験も持ってたのにさ。
何だか随分予想通りの進みが見られなくて、何と毎日4回位塗って2ヶ月位掛っちゃった。

事後自己分析に依る敗因は主に2つで、必要塗膜厚と塗料の種類だ。
エレキの塗膜厚って生のより結構差が大きくバリエーション豊富で、超ビンテージ以外のFenderのは極厚だ。

ついででエレキで薄いのの代表ったらGuitar系なら俺知りでは生のやリッケン、Gibsonはボディ方式次第で多少巾はある様だが大体上記の中間って感じかな。
で今回のはモロにFenderだから元々厚目にはしようと思ってたけど、見た目充分になってもそれじゃあ足りない事情が途中で発覚したんですわ。

いや正確には何度か完成したと思ってもまだだったんだけど、それは僅かな接触でもヒビ割れが起きちゃったからなんだ。
他のどれでも全然へっちゃらな程度で何でコレだけ駄目なのよって、最初は目の錯覚で実際には本家のより全然塗膜が薄いからなのかなんて色々悩んだんだけどね。

それで3度目の完成時(その時点で思い込んだだけだったが)にプチ発見したのが、塗った直後より完全乾燥すると随分薄くなっちゃうのにね。
もし俺が傲慢社長か何かで部下に命じて席を外してたら、やったと嘘つかれちゃっててホントは全然やってないんじゃ無いかってな位。

続いて思い出したのが塗料の種類に依る乾燥後の厚みで、乾くと硬くなるヤツ程塗った後で薄くなる傾向のある処だ。
この時は予算と手持ちの関係でこうなったけど、厚みとヒビ割れし難さが欲しかったら逆のにすりゃきっと楽だったんだろう。

但し楽器の「振動特性」(主に共振)の都合からしたら、極力ボディ材と塗装は一体化してくれた方が望ましい。
この点で衝撃耐性や工期では乾燥後も柔らかいのの方が有利だから、元々相反する条件を抱えてたんだね。

なので幾ら安価だからってクリヤラッカーはあんまり向いて無いからお勧めじゃ無いんだけど、音の他に1つだけ利点が後から見つかった。
それは「補修」後の仕上がりで、「継ぎ目」が勝手に殆ど分からなくなってくれる処だ。

薄めた後塗りラッカーが周辺部を少し溶かして、自然と混ざってくれるみたいなんだ。
その上昔塗ったのが残って無くて後で買っても、とてもベーシックな種類のお陰で同一品が簡単入手出来るのもあるしね。

<つづく>

2021年7月 7日 (水)

音楽備忘録692 録り方の問題 打込み活用編⑦

ここ迄亀の歩みな上「バラ録りしても大丈夫」で立ち止まり過ぎてる感じなんで、いい加減で先へ進めませう。
打込んだのを再生し乍ら録る以外に取り立てて制限は無いと思うけど、リソース不安・後での手間なんかも考えるとそれなりのコツってのはあるみたいだ。

少し他人事みたいな表現したのも大した経験値が無いってか、現況で今やってる以外の方法を試す気が殆どないのは悪しからず。
尤も今更のxp機でやってるのもあるから、現行OSのより選択肢は元々少ない気もしてるんだ。

現時点では殆ど実行してないが過去OSを使う上での考慮点として、私的にはマルチトラックソフトの互換性には一応気を付けてんだ。
実際の処Win xpじゃ現行の10との間に7や8もある位乖離してんだから、ソフト本体には互換性なんて無きに等しいだろう。

だがData Fileの規格に関してなら継続・不変のもあって、そうなるソフトで作っとくと必要時に途中から現行OS機へバトンタッチする時ご利益がある。
因みにここで言ってるDataって単なる音声Fileじゃなくって、例えば各トラックのMixバランス等も記録されてるタイプのの事や。

Effectに関してはOS違いの影響をそこそこ受けるから厳しいが、折角バーチャルなのに昔実機でやってたみたいに一々メモっといてそれを毎回手動で再現するよりゃ遥かにマシでしょ。
そんな考えから俺は録りが完結する迄はaudacity一択になってて、これにはバラ録りした相互間のタイミング修正の事情も加味されてるんだ。

この時点でもしかしたらMIDIの「同期録音」を何故使わないのと思われるかもだが、そりゃアンタだって生のにゃMIDI効きませんから。
ったって打込みの分だけでも最初から合ってたら…と思うのは早計ってもんで、実際やってみるとMIDIの分のの方がよっぽどズレが気になりまんねん。

経緯を追ってくと先ず生のへMIDIの方を合わせるのって、殆ど無理だし苦しいべ。
大体そんな順番にしたら折角の俺言い「ガイド効果」を失うもの
、だからMIDI(打込み)側をホストにするべ。

生のはそれを聴きながら合奏すんだから、演奏ミス以外では基本的にズレたりゃしない。
処が俺様位の天才大達人!?ともなりゃ、半ば強引に機械では困難なベストタイミングで演っちまう。

すると打込みオンリーだけの間はセーフだった過去述「MIDIのタイミング粗相」が、どうにも看過できない位拡大しちまったりするんですよ。
んじゃ打込みの方が要修正なのが分かって貰ったとして、何故打込みのを全部録れた段階で修正しとかないのか?。

正直「良く分かんない」からで、さっき迄あんなにふんぞり返っといて掌返しと思うなかれ。
曲・編曲・テンポ・音色その他の微小な相違でもベストタイミングって流動するんで、「現物合わせ」じゃないと結局はバシッと決まってくれんのよ。

因みに我々が是迄で一番実感したのだとシンセBassが多かって、それも生演奏のエレキBassと併存になる時が顕著だった。
言うなれば孤立気味若しくは独立した存在の内は他との違いがそんなに気にならなかったのが、近しいのが出て来ると比べられちゃうもんだから放って置けなくなったんだろうな。

これって音域と音量の関係なんかでもそうで、例えば全く望んで無いのにE音の時ゃ殆どシンベだけ・Aの時ゃエレキだけが聴こえるなんてなったら変じゃんか。
それがこれをする迄は音量バランスが主犯と思ってたっけ、タイミング差の方がもっと影響が大きかったらしいんだ。

過去述にもある如くもっと立派なソフトとか音源だったらどうか分からんが、MIDI規格の緩さからすると何時どれでどう出てもおかしく無い現象なんでね。
そもそも音源に音楽的にちゃんとした「Attack Timeの統一規格」なんてありゃしないんだから、「ズレてても当然、一々文句言うな」ってなってると思っといた方が安全なんよ。

<つづく>

2021年7月 6日 (火)

音楽備忘録691 Mixer卓のルーティング④

さて前回の「限界状態で試しとく」は万一の破壊の恐怖だってあるやもだし、機器数が多いと試す時間が足りないかも知れない。
そんな際にお助けになるのがマニュアルの「最大出力」で、これと相手の「最大入力」を見比べられたら少なくともテストの必要性が事前判定可能になるんだ。

だが特に近年になる程惜しいのは、↑が無記載なのが増えて来ちゃってる処。
この傾向は業務用度とリアル度にも左右されてるみたいで、完全業務用の実機でなら多分今でも端折られて無い筈だ。

してこれで一般音楽家や趣味者を苦しめるのが、特にスマホやパッド端末に繋げられるインターフェイスで顕著な処だ。
中でも俺が忌避してる某🍎印関係のなんて、そもそも🍎側のData公表がちゃんと使うには少な過ぎるんだものさ。

私的自主防衛手段としては…ってその類のそもそも一切まだ持てて無いんだけど、「古くても業務用」の中から選ぶと回避し易いどす。
この件って世間一般のご時勢もあるのか知らんが、例えば楽器Ampの「物理的に厳密」な最大出力の公表・記載の有無にも表れとるでぇ。

ほぼ球のしか作って無かった当時のFender Ampのカタログには、パワフルさ誇張の意図だってあったろうがそれがどれにも載ってたよ。
買ってそのまま使うだけの人には誇張でしか無いけど、後でスピーカを交換するかも知れない人にとっちゃかなり重要なDataだ。

スピーカのスペックって特に記載の無いヤツは、連続又は平均の倍が最大入力の設定で設計されている。
だが当時のFenderの球のって、最大(ピーク)が2.2倍とか一寸越えちゃてるん。

故に万一一般設定ので耐入力ギリギリのを選んじゃうと、他の同出力Ampで平気で聴いた感じに大差無くても逝かせちゃう可能性があったんだ。
これと同様卓の方でも残念乍らそんな俺言い「ベリー業務用」には随分縁薄で来てるけど、その筋のの程最大入力マージンが大きく取られてる可能性は間違い無く高いんだ。

なので皮肉な話しだが素人向けの程気を付けてないとやらかし易いのに、どうせロクにマニュアル読みゃせんし分からんだろうからでData公表が省かれちゃってるなんてねぇ。
んでこの一面では不親切からの被害!?に一番遭い易すそうなのは、簡単お便利オールインワンタイプのへ稀に外部Effectorを繋ぐ時とかかな。

日常的に使ってたらEffectorの音色が耳に良く残ってるだろうし、録音機のレベルオーバー時の音の変化にだって割と詳しくなれてるだろう。
それが両方共お初の時にこれに来られると、最低でもどっちに問題があるのか把握するのに時間が掛るよね。

更に例えば従兄宅にあるヤツだとGain(感度調整)ツマミは表に出て無くて、設定画面の中に埋没!?してるから瞬時にとか頻繁に弄るのには滅法不便だ。
この際思い切ってツマミ類も全部バーチャル化させてた方がこの件等ではまだマシで、下手に外にリアルのも付いてると最悪あるのさえ失念し兼ねんよ。

アナログ卓みたいに殆ど全部リアルのになってっと探すの大変・メンテも大変にゃなっちまうが、中途半端に隠されてるよりゃあったら「何か付いてる」のだけはすぐに分かるもん。
又業務用の古典アナログ卓だと「信号の流れ」にほぼ沿って全てが配置されてるから、経路を理解したい時にも役立ってそうだ。

因みにそうしない方がもっとコンパクトに纏められたりすんのになして愚直に行ってっかったら、異常時の対応を迅速化する意図もあるからだ。
ホントはデジタル化したってこの部分は全く一緒なんだけど、内部半導体の集積度が上がって「順番に分けて」が困難になっちゃった。

なので私的にはもし本格的に卓のルーティングを学びたいなら、入力数は4つ程度でもやれAUXだの何だのと一通り付いてるアナログの中古のを安く仕入れてそれで格闘するのがお勧めだ。
言うなれば昔は何処の学校の理科室とかにも置いてあった、人体モデルのMixer版って処ですかね。

古い奴とお思いでしょうが人間の方に劇的な変化がまだ訪れて無い以上、「百聞は一見に如かず」はどんなに流行って無くても不変で御座居ます。
言葉の方も姿を変えちゃ居りますが、「可視化」ってったら割とすぐピンと来ませんこと。

<つづく>

2021年7月 5日 (月)

音楽備忘録690 魔修理の記憶③

さて前回のでMustangが不露出ならまあまあ普通に弾ける様になった処で、今度はSGの方にトラブルが発生した。
又しても冒頭からの過去重複述になるが、某大手楽器チェーン店員は完全に治したと言ってたネックのネック部折れがいとも簡単に再発したのだった。

正直に暴露すると修理レベルも一寸足りなかったとしか思えないが、接着方法がこのGuitarに合って無かったんだと思った。
部品目当ての他にもネックが細かったのも購入理由に入ってて、その当時の主流はどれもこれも太いのが流行っちゃってたからね。

只マホガニー材3ピースで細いと強度も然る事乍ら、そもそも接合面積が随分普通より狭くなる。
ので常識とは言え昔乍らのニカワなんかに執着したのが仇と思え、当時出たばかりの木工用アロンアルファで治して以降は今の処健全を保っている。

がその時点じゃどの程度平気か前例も皆無でおっかなかったのと、俺自身の音楽的変化の都合もあってメインの交代が迫られる事となった。
それは身内近辺
での「Charブーム」で、折角Mustangを持っててごっこが出来ないんじゃ勿体無いかってね。

それでも費用と手間の都合で塗装はほぼ省略し、割と面積が広くて目立つピックガードの方を兎に角整えで誤魔化す作戦に出た。
毎度乍らまずコストではあったがその頃モデル自体が廃版になったのもあったし、瞬時の操作性が悪いスライドSWに復元する気も無かったから樹脂板から自製する事にした。

そこで入手可能な中から強度と厚みを中心にアクリル板を選んじまって、実際リッケンでは今でも使われてるが一寸失敗だった。
ボディ材がリッケンより柔らかい分ネジが緩み易く、それを嫌ってキツ目に締めてたら割っちゃったよ。

これ柔らかさだけじゃ無くて木目の密度も関係してて、M君のはリッ君のより季節収縮が大きかったみたいなんだよ。
只割れた場所が他に影響の一番少ない角の所だったから、アロンアルファで仮止めしてかなり長く騙して使っちゃった。

そうこうしてる内に今度はメンバー編成の事情からGuitar担当が増えて来て、何処かの時点で「ちゃんと」しとかないといけなくなって来た。
それと見栄えより内容重視主義ってもボディの腕肘が頻繁に触れる無塗装部に汚れが目立って来て、木目へ汚れが染み込んでるからクロスで拭った程度じゃ全然綺麗にならない。

でも面倒臭いし弾け無か無いんだからと粘ってる内に、Livehouseへレギュラーで毎週のように人前へ晒さなきゃなんなくなっちゃった。
とうとう観念して再塗装を中心に色々を「ちゃんとする」覚悟を決めたが、ペンキの選定に際しスプレーのは機械のも缶のも避ける事になった。

スプレーガンやコンプレッサも持って無い他塗ムラが僅少になるのは薄く塗ったらで、一寸でも余計にくれてやったらすぐにタレて来ちゃう。
しかし柔らかい材に薄い塗膜じゃヒビ割れろと命じてる様なもんだし、例の打痕紛いの鱗凸凹を均すにもなるべく厚塗りしたい。

そして前段階の作業で完全に旧塗装や汚れを落としてみたら案外杢目が綺麗だったんで、目止めも含めて価格も入手性も一番優れてる唯のクリアラッカーを塗る事にした。
長くなったから結果だけ発表しとくと仕上がりもサウンドも中々結構だった半面、作業時間は途方もない長期になっちまった。

その間温度湿度等の無用変化を避けたくて室内に吊るしてたっけ、臭いのなんのって…。
今思うとあんな中でずっと過ごしてて、よく中毒にならずに済んだと思う位さ。

<つづく>

2021年7月 4日 (日)

音楽備忘録689 録り方の問題 打込み活用編⑥

ここから打込んだのを録る具体的な方法へ突入してくが、過去のMIDI全盛期とは少し様相を異にしている。
それは音源のマルチch出力の有無で、今のバーチャルのだって有料のお高いのだったらどうだか分からんが…。

拙ブログでは経験値深く無いのもだが、貧乏人にこそ打込みのご利益があるって観点からチープな方を主体で進めてくかんね。
クドくも再念押ししとくが各自に最適なツールが自由に買える程潤沢な資金があったら、達人奏者を雇ったりだって出来るんだからさ。

さて元へ戻って「音源個別出力が無い」の件だが、従兄からの提示の通りオールデジタルの場合ならそれで焦る必要は無かった。
手間としては一々音源毎に再生して録るのは面倒に違いないが、それを後で横並びに纏めてもまずズレは生じないのだ。

これにはれっきとした根拠があるんで信用に足りるんだが、再生・記録時のタイミングの取られ方が全く同じになってっからだ。
音のデジタルData Fileにはタイムコードが必ず付いてて、そのコードの運用は機器内の水晶発振器が司っている。

なので例えば1~12chはPC A・13~24chはPC Bで同時再生なんてしたら万一も考えられなく無いが、そんな際ですら普通はPC2台を同期させるだろうから基準はどっちか1つのに統一される。
っ事って非リンクでわざわざ打込み再生とその録音を別機器でやらん限りは、理論段階からズレ様が無いシステムになってんのよ。

尤も私的には打込みだけで成立する作品にこんな手間を掛けた事は無いし、なるべく打込みの方だけで何とかなる様にしようとはしてたんだけどね。
只それも打込みで正規の作品を発表する気が無いからなだけで、やはり打込みソフトだけで録音関係の全てを賄うのは一寸苦しいとは感じてたよ。

「貧がメイン」からするとソフトのグレードに難がある他、一度にやる作業量が多かったらオンボロPCのリソースが足りるかの問題だって出て来るっしょ。
尚且つダメ押しの決め手になったのが打込みと生演奏の共存で、この場合は人力側へ録音方法を合わせるしか無いからね。

最近従兄とこれで行くのがデフォになってから気付かされたのが幾つかあるが、例えば生のと打込みの両方へ同じReverbを掛けたいなんてのだ。
フリーソフトにも一部に両方同時に行けるのがあるしそれを使っても居たんだが、それを無制限で実行しようとすると次の様な偏屈な環境が必要になったのだ。

俺知りでは「汎用性のある」無料ソフトシンセ(打込みの音源)は対応OSが古いWin xpのしか見つからず、それでいて全部盛りで動かすにはPC本体はかなりOS的に極限に近い高性能のじゃないと動作が怪しいって…。
中でも気にすべきはMIDI再生し乍ら「生のを重ね録り」する際で、AD/DA変換の段階で粗相が起きるとそれは後からじゃ直せない。

コレ近年では殆どは外付けインターフェイスにやらせるからへっちゃっらと慢心するなかれ、大抵はUSB接続でそのUSBがPC内では序列が最下層になっとるでぇ。
インター君を投手・USB入力を捕手に例えると、「フォークボールを取れないキャッチャー」みたいな事になってん。

その上悲報なのがOSやPCの進化の方向性で、画が付いてるヤツ(つまり動画)に対してなら新しいの程良くなってるが音だけのに対しては再生音質以外は下手すりゃ改悪されちまってる。
OS内で予め「音を扱うルート」自体がどんどん減らされちゃってて、全体性能の向上が以前より音冷遇のお陰で享受し難くなってんねん。

かつては新PCが使える様になる度に期待に胸膨らませ色々捏ねてたんだけど、そんな色々で懲りたから今後この方面で明らかな進展が見られん限りは「もう止ぁめたぁ」になったんだわ。
そこそこの性能のxpで分割作業でなら行けるのがハッキリしてて、たまたま古いのなら手元に余ってたんだもん。

最後に因みにMIDI実機音源の個別出力についてだが、かつての主ニーズには録音機がアナログのしか無い想定が込められてたからだろう。
それだってこの目的では全音源分用意されてるのなんて先ず無かったから、超高級なのが格安になっててもこの為に買っても仕方無いかも。

<つづく>

2021年7月 3日 (土)

音楽備忘録688 Mixer卓のルーティング③

規格合わせは大事と言ってすぐに現実わぁなんてぇとそんな殺生なぁなムードになり兼ねんが、今回はその辺の色々をね。
取り合えずは実際どの程度合せられるかって事なんだけど、もしなるべく悩まされたくないなら今は極力PC内で処理するのがお勧めだ。

実機ではPlug・Jackの形が同じだと、もし信号規格に相違があっても物理的には一応繋げられちゃう。
のがPC等のソフト(アプリ)では万一「変に繋げられる」様になってたら、最低でもバグ扱いは逃れられない。

のでホントにバグ(ミス)じゃ無い限りそうならない様にプログラミングされてるから、基本的には「繋げられる限りは問題無し」となってるからね。
それでもPCに入る迄と出た後の分はそうは行かないが、注意しなきゃなんない場所がオール実機よりかなり減るのは確かだ。

のに現況で惜しいのは折角「接続規格ミス」が出なくなるのに、実機よりかなりルート数も組合せ数も少な目なのしか無い処だ。
結果的にその分発展性に欠け勉強にならなくなってて、新しいアイデアを試したり実行するのには障害となっている。

私的にはこの辺が近年のMixingスキルの低下に繋がってると思われ、俺言い「最初から中途半端に至れり尽くせり」なのが感心出来ない処だ。
俺等の若い頃は「せめて後もう1つあったら」なんてのからスタートしてたから、ある意味自動的に機材より知恵の方が発達させられてたんだろうね。

って決して所謂「昔は良かった」論を展開しようってんじゃ無く、慣れてない分急にちゃんとしたのが使えるとビビリ捲ってトチったりして易かったとも思うよ。
只「可能性を探ろうとする」かどうかに大きな差が生まれてるみたいで、先々を考えるとゴールしてもその程度止まりになり易いコースですわ。

とは言え音楽家なだけで非音響技師にとっちゃこんなの余計な手間なんだから、現況に全く不足を感じない様なら「極力PC内処理」ってのも悪く無い。
まあこれはそれとして規格は合ってるのに実際は怪しいってケース、デジタルバーチャル利用の有無に関わらず完全駆逐には程遠い。

そうなった大元の原因は「どれ位無理が効くか」みたいなのから始まってる気がするが、全ては理屈より芸術を優先したせいだと考えられる。
これがオーディオ方面だったらスピーカやヘッドホンより出力が大きく無いか程度で、後は思ったより結果が芳しく無くてもまず機材の「作り」のせいにされたりゃしないんだ。

「中は弄らない」オーディオヲタにとってだと、組合せ方や使い方の上手さが自慢のタネになったりもする。
単純に珠玉のサウンドにだって勿論価値はあるが、機材依存で成立する分には操り手の技は入って無い。

だからその程度の機材だけで最高級では無いけれどまさかそんな音が出せる・聴けるとは、が腕の見せ所になったりするんだ。
でも音楽だと何をどう使おうと他より何処かが勝ってる音じゃないと価値が無いから、物理的なお約束なんて簡単に反故にされたりもしちゃうねん。

その典型が楽器Ampな訳だが、周辺機器だとそこ迄じゃ無いにしても掟破りに対する備えがある程度は必要。
音楽最優先にすればそれも当り前なんだけど、問題はそのマージンの取り方に迄は規格化が困難なのよ。

例えば出力仕様が-10dBのだったとして、それは「普段の基準」なだけで最大レベルじゃ無いでしょ。
するともし最大(所謂ピークレベル)が基準に対して大き目な設計のだと、敢えて+4dBへ繋げといた方が歪む心配をしなくて済んだりするんだ。

なので雑音最小を狙うならオーバーレベルに注意し乍ら規格通りの相手へ、それより歪むのが困るんなら敢えて上記みたいに繋いだ方が良いなんてのが出て来るのよ。
先にその具合の全貌を把握しときたかったら、殆どそこ迄する可能性が無くても限界状態で試しとくのが良い位だ。

<つづく>

2021年7月 2日 (金)

音楽備忘録687 魔修理の記憶②

今回は未だメインとなってるエレキGuitarの件で、一部概述のFender Mustangの「大修理」の巻だ。
これは前回述の楽器屋で破格だったから手を出した中古ので、消耗度は低かったがしょーもない魔改造がされてたせいで大多数には敬遠間違い無しな状態だった。

その酷さが後の色んな作業に直結してたからそこから行くと、先ずはボディの塗装が乱雑に削って剥がされていた。
物を知ってる人だったら目止め(木目に塗料が染みちゃうのを防ぐ)は残しといたりもするんだが、きっと電動グラインダかなんかを角度が付いたままで当てちゃったんだろうな。

お陰でいざ修理しようとして良くよく眺めてみたら、材自体が鱗みたいに少し掘れちゃってやんの。
お次は電装部分でピックガードは多分元からのだろうが余計な穴だらけ、PUはBILL LAWRENCEが奢られてたもののリアのたった1つに半減。

その上Tone Potも外されてたのに、何故か無意味なStrat用3ポジション切替えSWが…って状況だった。
こんなのを当時どうして買ったのかったら、兎に角「本物のFender系サウンド」が欲しかったからだ。

その頃は今よりもっとBassメインで舞台上で使う機会は少なく、これと比べたら大分マシな状態のGibson SGの方がメインだったのもあったしでだ。
尤もマシったって高校生の大貧民君が買えるのだから、ネックのヘッド部折れを簡易修理されてた様な心許ない代物だ。(俺は簡易と認識した理由は後述)

ここから概述重複になるんで簡単に済ませとくが、要はこれ等に付いてる部品代と考えてお得だったからの決断だった。
勿論運良く上手く直せたらそのまま使う腹はあったが、当時は兎に角海外のだと部品価格も今よりもっと高額だったんでね。

そして使用上の目的としては録音での音色バリエーションの追加と、アーミングの再登場だった。
全くの偶然だがこの時点迄に俺が買ったエレキって、実用になるならないを別とすりゃ全部アームの付いてるのだった。

その遍歴は一番最初のは真っ赤な偽物のSG擬きので、これは中坊が親に買って貰う都合でそうなった。
本家と少しは似てるのがボディシェイプのアウトラインだけって凄まじい奴で、その酷さを誤魔化そうと思ったか知らんが辛うじてギリギリ使える程度の変なアームが付いていた。

その次が上記の首折れSGだが、オールドタイプでも無いのにストップテイルピースが板バネバイブローラ(多分純正品)に換装されていた。
真っ赤な偽物は初心者練習にしか堪えられなかったから友人に売り飛ばしたが(これを敢えて零号機と呼びたい)、初号機のはやはり利きが弱い上に狂いも多かった。

それでもそれなりに使いこなしている内に板バネ部が折れちまったんで、Mustangを見つけた時点ではアームの使えるのは無くなっていた。
これ等から当座はSingle Coilサウンドとアームさえ録音で使えりゃOKなので、暫くは調整だけで時々使う感じだった。

だがSingleサウンドでリアかフロントの片方だけってんじゃ何だし、しかも毎回位置を「付け替え」るんじゃあ苦し過ぎる。
ので先ずは同じPUを探して増設する事となり、切替SWの余りポジションをフェイズアウト配線として劇的にバリエーションを増やした。

因みにたまたま当該PUがバランス出力になってたからそれを応用しただけで、それよりもPUキャビティ部のボディ増し掘りの方が主だった作業だった。
このPUって実はSingleサウンドのハムバッキングなんで、外部からだと分からないが一寸だけ背高ノッポだったんだ。

それでリアの方は前ユーザーが加工したかハッキリしなかったが、フロント側はそのままじゃ弦につかえちゃうから駄目だったのよ。
ボディ材が柔らか目だったから助かったけど、ヘタリ気味のノミと彫刻刀なんかだけで掘ったもんだからかなり時間も掛って若さ全開の当時でもかなりへばったさ。

<つづく>

2021年7月 1日 (木)

音楽備忘録686 録り方の問題 打込み活用編➄

今日は打込んだのにわざわざ録るのかって疑問への回答から行っとくが、MIDIブーム!?の去った今は以前よりかなり必要と答えとこう。
近年は打込みったら例え歌無しでもMIDI系のなんかよりボカロアプリとかのの方が主流だろうし、どっちのにしてもソフトの種類だって増えてるだろうしね。

元々昔MIDI全盛期に汎用を目指して定めたGM規格も今一効力が弱く、音色も原典から変化しちゃ困るんなら録ったのを聴かせる方が無難だった。
私的にはなんだよ頼り無いなぁもう少し頑張れないのかよと思ってたが、今になって経験値が上がってみると別面での問題もあったのに気付いた。

MIDIとか所謂DAWソフトって殆どのでVST Plug In若しくはそれに類するのが使える様になってるが、そこへどんなのをどれ位入れるかが全く個人依存で千差万別なのだ。
この点だけでも同じソフトでも内容に相違が出てしまうが、これを指定するDataの共通規格が無いしMIDI Fileにそんなのを記録しとく余地が無い。

又かつてのビデオ方式戦争程酷くは無かったが、某2大メーカが各々自説に固執して譲らなかった部分があった。
それが作者・聴者へどう害悪をもたらしてたかってば、例えばA社ので作ったのをB社支持の人に聴かせようとすると勝手に音色が改変されちまう等だ。

ある程度傾向ってなあるには違いないが、Aの音色が好きだったら必ずA向きのフレーズの方が好きなんて事ぁ無いわね。
すると上記のでたまたまB支持者に受けの良いのが出来ちまったとして、「余計な壁」のお陰でそれが正しくは伝わり切らなくなっちまうんだぜ。

こんなのメーカが作者に無断で勝手に聴者を優先選択させてるも同然で、当時の役人がもっとデジタルに詳しかったら独禁法や著作権関係で違法判定されてもおかしくないレベルや。
しかし未だに自主的にも役所的にも無法状態のままなんで、こっちで自ら対策を講じとかないとしゃーないん。

結果的に今俺等が内輪で曲デモに使うより用途(聴者)が広いんなら、本来なら録りも含まれてた筈のを打込み≒演奏と考えて扱った方が良いと思うんだ。
っとここ迄は一切リアル人力のを加えない場合の話しで、ほんのちょっぴりオマケに足す程度でも打込み以外の音も使いたかったらどうせ録らなきゃなんないんだ。

これって本質的には「作品の配布方法」案件の範疇で、配信主流になる迄の昔なんか大変だったんだから。
敢えて逆時系列で語らせて貰うが、デジタルになったって万人共通ったら一寸前迄とか今でも旧態依然の相手だったらCDしか無いでしょ。

するってぇと最低でも一々物理メディアに収め(つまり盤を焼く)なきゃなんないし、なるべくならそれなりの装丁や梱包・挙句には発送だってしなきゃなんない。
更に遡ると仮に録るのはデジタルになってたって、一部金満君以外は配布メディアの選択肢はカセットテープのほぼ一択だ。

アナログレコードだってそうだけとこ奴は表面と裏面に別れてたから、実操作の回数が2倍になっちまう。
回数増加だけだって負担なのにその分手放しで居られる時間も半減するんだから、例えば今PC内の比較的大柄なDataを就寝中に移動させとくなんてお任せが全く通用しない。

それだって録音が無かった時代に朝から晩まで移動→演奏の連続をするよりゃマシと思って、かつては多分累積だと1000やそこら以上はずっと頑張ってたんだから誰か褒めとくれよ…なんちって。
だから1回録る位億劫がるなよ…はこの辺で、次回は録っとく事に依るメリットに触れとこう。

先乗り立ち読みとして加工の自由を挙げとくが、これはデジタル化したご利益が大きい。
リモートなんてのがお手軽になったのだって、先ずは何処で録っても殆どズレずに済む様になったからなんだし。

それが音源自製が困難なのに対しては、半ば唯一の救いの道なのだ。
これに限っちゃ打込みにとっての方がよっぽど大事、今日はこの位にしといてやらぁ!?。

<つづく>

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