音楽備忘録667 そのEffector何へ繋ぐの?-①
過去述国産初期球ストンプの件で「追加」で思い出したのが、「繋ぐ先」の関係だ。
楽器AmpかMixer卓やPAとかかってので、中には夫々様に適化させた出力が両方付いてるのもあるけどね。
今回のお題って通常使用時だってマトモな音が欲しきゃ要配慮だが、もし魔改造とかする様なら尚更大問題だ。
そこで熟知してる人には余計なお世話だが、忘れん内に書いときたいと思ったのよ。
さて以前に国産初期球ストンプは買ったままだと低音過多でそれを弄ったのは記したが、改良後でも楽器Ampに繋がないならそれでもまだ結構籠った感じだったのよ。
歪み系だと元の音の作り方や音色に依ってこの影響度は巾広いが、パッと聴きで気にならなかったからって安易にスルーすると後でアリァリァを起こし易いだかんね。
近年は楽器AmpもEffectループ付が増えたし、それがPre(音色創作)とPower(大きくするだけ)の間を選べるのが増えたからなんだけどもよっと。
っと楽器Ampひとつでも千差万別になったからそれと併せて進めてくが、「楽器用スピーカ」を通すだけだってそれなりに変質はあるんすよ。
そもそもピュアオーディオのと比べりゃPA用ですら音質より能率や耐入力の方が優先になってんだから、それからしたら楽器用ともなりゃオーディオヲタからすりゃ偏屈の極みも同然ね。
良し悪しは別として兎に角それ位「音を変えて出してる」訳で、先ずはこれを覚えといておくんなまし。
次にループがあっても楽器Ampの癖から絶対逃れられないのを挙げとくと、もし好んで古典的なペダルワウとかを使うならそれは「Amp前」に入れとかないと苦しいよ。
こんな流れになったから今回は楽器Amp相手じゃないと困るのへ特化させてくが、奏者視点に立てばEffectにも楽器Ampの反応が欲しいケースだろうか。
ってⅡで元はループは無かったし必ずしもAmp歪ませも普段はしなかったからそうなっただけみたいなもんだが、鶏玉子話しを放っときゃ楽器Ampの性質の逆算が設計に加味されてる訳だ。
ハイインピーダンスのせいで劣化する心配のほぼ無い電子楽器とか、エレキ(電気楽器)でもBuffer内蔵ののアクティブタイプって昔は殆ど無かった。
のでスタート当時は必ずAmpで主に高域を強調させなきゃなんなかって、それ故ストンプをオーディオみたいにリニアに作ったらシャリシャリキンキンになっちまう。
これを逆手に取りゃその分Ampでの盛りを減らせるんだからローノイズ化出来るのは確かなんだけど、そうしとくとEffect Off時に籠り捲るから困らぁね。
なので基本的にOn/Off自由の汎用性を持たせるには、Effect分以外は極力音質変化がそれで起きない様に作られている。
尤も分かった上で過去に魔用してた俺であるが、その当時の目的は余計な高域を落す為だった。
PreampもBufferもDirect Boxも不所持だった当時、他で対処するとしたら楽器本体のToneノブかMixer卓のEQで削るしか無かった。
だが楽器用スピーカの高域減衰はとても急峻なんで、上記前者は論外だし後者だって良くてMidがあって3つってだけで内実は殆ど只のトンコロじゃ全然役不足。
何が駄目って不要高域を許容範囲迄落すと、肝心要の中高域迄盛大に削れちゃうんだもの。
と偉そうに語っといて事始め時点じゃ全く何も考えて無かったんだけど、それだってもし音が変だったら即座に別の手を考えて実行してましたよ。
尤もⅡで近年だと色んな機器が性能アップしちゃったから、恐らく昭和の遺物でも使うんじゃなかったらもう通用しなくなってると思うけどねぇ。
まあ兎に角そん位下手を仕出かすと「変わっちゃう」訳で、万一これを見逃して音質評価なんかしちゃってたら大損でっせ。
<つづく>
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