音楽備忘録677 録り方の問題 打込み活用編②
今回は例に依って順番が変だが、私的には打込みがオーソドックスと思ってるClickについてだ。
今のコロナ禍では生好きの俺でも使わん訳に行かないのが残念だが、必要最低限としてなら只のメトロノームだって充分だ。
冒頭に愚痴を敢えて寄せとくが、何とか従兄にリズム隊だけでも同録を説得出来た処だったんだけどなぁ。
等と元々Click使用に乗り気じゃ無いから工夫したくなったのかも知れないが、録る曲に都合の良い長さのメトロノームを録るのも結構拷問級と感じてたんだ。
何しろ「ホントの最初」って完全無音でガイドレスだし、例えば16音鳴ったらスタートと決めといても数えるのが面倒だし演奏内容自体への集中を削がれる。(様な気がしてる)
これが練習に使うんなら単純にテンポや拍割りさえ分かりゃ良いし、半端な途中から合せ出したってさしたる問題にもならない。
だが本チャン録音では極力僅かな「心の迷い」だって排除したく、そう云うのがあると理論上はセーフでも流れを阻害する元凶には大いになり得るのだ。
これ最近知人の舞踊動画で典型例があったんで、それを一寸訊いとくれ。
そのシーンは2人が縦に前後1列になって、前と後ろで左右逆側にコンニチハするって例のアレだ。
もっと分かり易い表現があったと思うんだけど、スマン 名前とか色々齢だからか忘れちゃった。
んでその時の最初の動きで後ろの人がほんの一瞬だが左右に迷ったからか、どうも最後迄2人の動きに全体としてはぎこちなさが続いてたってのがあったのよ。
バックで流れてる曲とはきっとベストタイミングにはなって無かったろうが、困る程ズレたり分離したりもして無かったんだけどさ。
その人達ってベテランのプロのダンサーで、急場の合わせには最も慣れてる筈なんだ。
もし生の舞台で1回こっきりで通り過ぎてたら、「んっ?」でやり過ごせる程度だったんだけどね。
動画じゃ何度でも見られるじゃん、繰り返し見てる内にどんなにその方面に疎い人だって何となく「流れの感じ」が分っちゃう。
これって音楽録音物みたいに視覚レスで音だけだと、余計ボロが露呈し易そうだ。
そもそも従兄相手じゃどんな些細なヨレだって当然見抜かれるし、それ以上に録る時弾くので余計な苦労をさせられるのだって敵わないじゃない。
そう云やDrum練習のClickで、近年は「One,Two,Three,Four」なんてサンプリング音声のが使われる頻度が凄く高まってるよね。(少なくとも日本以外では)
俺はそれが入ってるの持って無いから使えてないけど、タイミングは若干粗くなってもそんなのなら何拍目かは歴然とするわね。
拍を数える訓練だって大いに要るけど、それとは別部分が重要な練習と切り離せるのは大きい。
まあそんなのもあって例え「只のClick」だって、なるべくなら「今何処」ってのが分かり易いに越した事ぁねえ。
でそんな小細工を色々しようと思えばメトロノームで数え乍ら、尚且つ複雑な操作もし乍ら録るより打込んじゃえと考えたんだ。
もしかしたら未だ所謂メトロノームは不所持で、この手のはプログラマブルリズムボックスから使い出したからかも知れんがね。
因みにプログラマブルなんてったって大昔のだから、4小節のが12種しか記憶させられなかってね。
元は少しでも「思ったフレーズ」にしたくてやり出したんだが、録る時に鳴らしながら随時手動でも切り替えるなんて涙ぐましい事になってたんだ。
それをやってみて当初はオマケとして気付いただけだったんだけど、無いよりゃ「違い」が少しでもあると断然分かり易くなったんだ。
これがその内どんどん勝手に発展してっちゃって、小節が先に決まってる作曲をする際にも活用する様になってるわ。
元がオール人力の合奏からスタートしてるせいもあろうが、ぼっちの時ゃ自分が何かしない限り「一切無音」だかんね。
そんな時ですらひたすら数え続けてろってな、考えるのに没頭するにはやっぱ邪魔ですよ。
自然体でこれが難なく出来ちゃう人には、きっと余計なお世話なんでしょうけど。
<つづく>
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