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2021年6月16日 (水)

音楽備忘録671 録り方の問題 加工度編⑮

今回は俺言い「録音後加工に適した打込み音色選択」を論じてくが、個性と汎用性は相反してる場合の方が多い。
ので完成作品とデモでは優先度が逆になるが、私的にはデモでも汎用性を優先し過ぎるのはお勧めし兼ねる。

録音って手段の無かった時代を考えたら、どの楽器にどう弾かせたいのかさえ分かりゃ構わないと思うでしょ。
確かに基本は変わったでも無いんだけど、なまじ聴こえるからにはどうしたってその印象の影響を
皆無にはし辛い。

なのであまりにも音色選択が負担になったりするんなら、譜面で渡しちまった方が今だって良いのだ。
出し手も受け手も読譜力が無いと成立しないが、現代のホントの強みは伝達方法が増えた処にその根幹がある。

なのでⅡで今だから打込みデモ音源じゃなきゃなんて捉われる必要は無く、各自が一番伝えやすい・伝わり易い方法を選びゃ良いんだよ。
そんな中で打込みを選ぶんなら「音色とフレーズのコンビネーション」等が注意事項となるし、自身では奏でられない音色が使えちゃうのも打込み固有の強みだ。

俺の現況では例えばエレキBassの音色がとっても少なくて、尚且つ自分のとはかなり違うのしか使えない。
具体的には音源(ソフトシンセ)には殆どFender系の典型的なのしか無いが、大抵はリッケンのピック弾きをするから整合性に乏しい。

そこで若干変態的だが実際はエレキで弾くのに、打込みのを敢えてシンセBassのにしとくなんて事もやっている。
他パートについても同様で、楽器種よりも聴こえる感じが近い方を選ぶ様にして凌いでいる。

そのお陰か完成作品に打込み音源を存置するのが極端に減っていて、電子楽器の利用頻度すらかつてより減ってる始末だ。
「年寄りの演る古臭いの」に本人が画策する程の新味を加えるのは困難だろうし、やった処でそう思って貰える可能性は低いんだけどさ。

私的電子楽器利用頻度低下は新音色がかつてより出現しなくなった影響も小さくなく、他人以上に俺自身が今更感に苛まれるからではあるが。
尤も少々古臭くても構わん時のは打込み流用が増えていて、微妙なノリだとかは兎も角音色的には殆ど生と差異は感じられない。

但しそんな際の残響系Effect(ソフトシンセ付属)掛け録りには一応注意が要って、現時点ではまだ出くわしてないが整合性への配慮は必須だ。
これに対し生や電気楽器系音色のは不所持のは使わざるを得なくなったりしてるが、特に人力のと共存となるとほぼ先には掛けない様になっている。

所詮気休め程度の効力にしかならなさそうでも、異質な存在同士の距離感を縮めるのに足しにはなるの請合いだ。
何れにしても各パート毎に一々違うEffector機種となるとこの点不利なのは確かで、常に全体で聴いて判断する癖を付けときたい処だ。

現代流の安上がりってんならもうEffectは全部PCやipadとかに任せちゃうのが良く、普段がマルチで無い奏者さんには単独時と別個に考えて貰う事になる。
自パートの売りの為には何時もの専用のの方がそりゃ良いだろが、それだと一歩間違えると如何にも自パート以外のを露骨に手抜きしたかの如くに聴かれる懸念がある。

又最近の俺みたいに作・編曲時点から打込みを利用してると、フレーズのコンビネーションの確認等にも却ってその方が便利だ。
24時間個人のみで使える防音室とかあったら違うかもだが、体験的には人力と打込みの「中途半端な併用」が一番非効率且つ非実用的だったな。

今や普通なら殆どの人が持ってるスマホでだったら、妥協を強いられるにしても何時でも何処でも打込みなら作業が出来るんだしさ。
突如浮かんだアイデアを逃さぬには、システムの立派さよりその場で対処可能なのが遥かに重要だしね。

決して楽器を弄ってて思い浮かぶとかのを軽視する訳じゃないけど、爆音系の歌パートなんかだと夜中に突然絶叫しても迷惑だし。
或は楽器自体が爆音のだとそれに関われる時間ってどうしても制限が掛りがちなんで、フレーズを考案するだけとかなら打込みで対処出来るとそれが可能な時間が増やせて良いんだ。

<つづく>

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