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2021年6月15日 (火)

音楽備忘録670 そのEffector何へ繋ぐの?-②

繋ぐ相手が楽器Ampじゃ無いとと来りゃお次は不要のが来そうだが、チョイとお待ちになっておくんなせぃ。
そんなのは一般オーディオと同じに扱えるからここには不相応、「曖昧な存在」若しくは使う側が迷わされ易そうなのへフォーカスじゃい。

今時は奏者だって昔よりゃスマホやタブレットなんかの好影響から、少しは機械の使い方を皆考える様にになったと思う。
でも音楽は理屈で間違ってても「音結果オーライ」がまかり通るし、寧ろそうじゃ無いと駄目な位だ。

その結果多分近年では稀になってるだろうが、間違った繋ぎ方のお陰で珠玉のサウンドになってたなんてのもあり得るのだ。
何だそんなら気にしなくても良いんじゃん…とは行かないのも現実で、リスクを熟知しててこその裏技でもあるんだすよ。

では先ず物理的な整合性から行っとくが、これこそが一面で動かせない現実だ。
Effectはその種類次第でミスマッチに気付き難いのもあり、そんなに分り難いなら平気そうと思うかも知れない。

だがどんな条件下でもそのミスマッチ度が一定ってのは先ず無く、ずっと大丈夫だったのが些細な外的変化で一気に崩壊する事だってあるのだ。
なので許容するにも弱点を先に良く知っとくのが大事で、「最悪時でこの程度だから」なんて裏付けが要るのよ。

と言ってもそれを試す自体はそんなに難しくないが、問題はミスマッチを見逃してしまうパターンだ。
私的にはChorusを始めとした短時間空間系が一等危ない認識があって、音色改変が控え目且つ曖昧なのが災いするみたいだった。

例えば「キン」が「コン」とかになりゃ誰だってすぐアッとなるだろうが、「ムニャモン」が「ムニャモム」とかで最後のが弱かったりしたら分り難いっしょ。
こう云うのってモニタ方法や記録されてる音次第で本件以外でも良く起きるんだけど、その可否判断は先ず象徴的な箇所に変化が無いかどうかだよね。

処が音色として象徴の癖にとても小さかったり脆弱だったりするのも少なくないから、これが面倒や厄介を連れて来ちゃうんだ。
又そもそも設定が非最適になってて、そのせいで「美味しい処」が少なくなってると尚惑わされ易い。

上記「又」以降は近年設定が複雑化してるんで危険度は昔より上がってると看做せ、なまじ基本的音質レベルが向上してるが為に「使い損じ」も分り難くなっちゃってんだ。
これ等を一気に一網打尽にするには全部PC内のバーチャルとかにしちまうのも一興で、但し掛け録りの分には十分には機能してくれないがね。

ここでミスマッチの正攻法の攻略方法も付記しとくと、レベル(音量)・インピーダンス等信号規格関係だけだったらBufferやPreampみたいなのを間に噛ましてやりゃ解消する。
但しこれが可能なのは楽器Ampに繋がない前提で作られてるのの方で、音色的周波数特性に余計な癖が付けられて無いの限定だ。

突詰めりゃ今はデジタルの力で極端なEQ補正も可能になってるが、楽器Amp固有の「反応の癖」迄は補填出来ないからこれが残っちまう。
少し前の「借りっ放しの名機Dimension Cを録音に使って無い」話し、聴こえで判定を下したものの物理的ミスマッチがその大きな要因になってるのも当初から考慮済みだ。

これ等からすると決定的なニーズが無いならEffectorは、「繋げる相手が多いの」を優先するのが得策となるし自然と実践してたわよ。
俺の場合もう随分長い事人前で演奏して無いんだが、Liveと録音に優先度の差は無いままだ。

とは言えキャリアの割にLive用ストンプがとってもプアなのはこの辺の事情からで、使える場面の少ないヤツに払える金はにゃーってな寸法だ。
或はLive命の人だったら、正式録音の際はそれをやる場所にある物に依存しちまうのも1つの手かも知んない。

<つづく>

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