音楽備忘録680 録り方の問題 打込み活用編③
今日のはテレビの生番組で出演者が欠席した際、その席に代わりにめいぐるみか何かを座らせといて穴埋めするみたいな話しだ。
見慣れてる人には普段より座席数が減ってるとか空席があるより、そんなでも見劣りを軽減させられたりするじゃん。
って何なのったら、録音初期段階でのムード作りとでも言えば良いのかな。
Click使って録る時って当り前だけど、1つ目の楽器を録る時それ以外で聴けるのって血も涙もないClickだけになるよね。
人次第だとも思うが必ずしも音楽的でない音だけ聴こえる位なら、却って無音な方が「脳内夢世界!?」に没頭し易いと俺は感じちゃったんだ。
これって自分の多重録音最初期にメトロノームもClickも持って無くて、ガイドレス状態で1つ目の楽器を録ってたのの影響かも知れないんだけどね。
それに加えて加齢のせいったらホントは半分誤魔化しになるんだろうが、作ったばかりのを覚えるのが段々面倒になって来ちゃって。
これが妙なもんで誰かと合奏する分だったら今でも全然抵抗感が無いのに、一緒に演る相手も自分だとイメージし難いからか独りで重ねるとなると何だかさ。
更に作った曲を提示するのに今だと普段の相棒の従兄は、Drumの他は普段歌位しか演らない。
どうせこっちで録るのに他も作っとかなきゃなんないと来れば、何らかの形でそれの仮記録も要る。
最近はそもそもアンサンブルの具合を事前確認する目的で打込みのを作っといてんで、そのまま利用して録る時のガイドを豪華版にしたみたいな事になってるんすよ。
実施してみるとやはり断然全体像はイメージし易いし、何より「今何処」ってのが鮮明になった。
尤も同じフレーズで構わないからって、例えば1番と2番のを全く同じにしといちゃうとご利益が減るだす。
打込み段階ではわざと小細工して変えといても、必要なら録る時にそっちで同じの繰り返しゃ良いし。
ここで俺称「豪華版録音ガイド」の得失を記しとくと、テンポ・音程や曲構成等物理的正確さの助力には歴然の効能があった。
それに対しタイミング(ノリ)や強弱等の絶妙な最適化には、時々足を引っ張る側へ回る事があった。
但し意志が強いとか我の強力!?な人だったら、「世紀の大天才の俺様、今日は凡庸バックの中で弾く」なんてつもりになれれば何とか出来る。
って言うよりかオール人力の生で、絶妙のツボを会得済みだったらそんなに惑わされたりはしないだろう。
上記体験の質と量に不足がある内は必ずしもお勧め出来ない方法だが、コロナがしっかり治まった後じゃ無いとどうせリアルでの研鑚は積めないしね。
では得失の詳細へ少し踏み込んで行くが音程については先に入ってれば、弾いて録ってる最中には気付けなくてもそれをプレイバックすれば即座に分かっちゃう。
但しⅡで比較対象がゼロよりゃたった1つでもあると違うが、漫然と聴いてても分かり易いのは音域やフレーズの違うのが複数入ってる場合だ。
極端なケースだと元のが1つへ1パート鳴らした際、音域がオクターヴ以上離れてて鳴るタイミングも全部交互に出て来る様なのだと直接比較は全く出来なくなるっしょ。
これへ配慮してそうならない様に最低限だけ打込んどいたって別に良いんだけど、そんなの作って録るだけには本来不要な代物だ。
もし必須になるとしたら例えば歌アカペラ時の音程ガイドとかだけだから、曲作りの記録として打込んだのが既にあるならそのまま流用した方が手っ取り早いんだ。
まあ正直な本心からするとどうせ弾くのに、一々打込みもするのは一寸バカバカしくもある。
し腕の見合った仲良しさんに、常に合奏して貰える方が嬉しいんだけどね。
人件費・少子化・お手伝いさんのレベルなんてのを考えると、これからの時代アシストは全て機械がデフォルトになるだろうし。
最悪時だと「こんな下らんのの為に付き合わされたのかよ」なんてのは避けられるから、その分失敗を恐れずに大胆に試せる良さもあらぁとな。
<つづく>
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