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2021年6月14日 (月)

音楽備忘録669 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑱

どうにも遥かな道になっちまったLED魔改造も、漸く大詰めを迎えつつある。
それにしても幾ら加齢で鈍足化したからって、まさか季節を跨ぐとは夢にも思わなかった。

大工仕事(ってもほぼ金属加工のみだが)の主だったのは残りあと1つ迄来て、現在は回路基板や電子部品の艤装中だ。
レーンのクリップ保持は大凡予想通りに運んだが、それで光の具合にどんな影響が出るかはもっと後にならないと分からない。

それ処か肝心の照度が足りるのか、照射角に問題が無いのかすらもっと組み上がってからじゃないと判然とはしない。
この辺が重い腰を更に重くしてるが、
かと言って投げ出せないのがまるで自粛延長みたいに勢いを削いでくれる。

こんな部分も時として魔改造ならではの負の遺産で、今回のだと殆どが最適部品じゃないから仕方がない。
尤も今日日の量産効果からの低価格最優先では、昔より各個人のニーズにマッチしたのは買えなくなっている。

安いんだから贅沢望むなってのはご尤もだけど、価格だけで贅沢かどうかの判断が下されるのはやはり間違いなんじゃないだろうか。
俺の場合は知恵と時間と労力で解決しようとしてる訳だが、せめて壊れた際の対応をもっと充実させる法律位は早急に作っといて貰いたい。

今本邦政府は1に改憲・2にオリンピックと浮かれ捲ってるが、補償金を始めとした実生活関連のを軽視し過ぎて余計苦しくしちゃってらぁ。
たまたまこんな目に遭ったから強制的に実感させられてんだが、照明器具って前述のにもコロナにもそれ以外のにも等しく大影響があるんだよね。

年寄り臭く思われるの覚悟の上で申し上げるが、やっぱものには順番ってのがあるんですよ。
資本主義社会下なら先ずは先立つもので御座居ますが、単にお金がありゃとか稼げりゃ良いってんじゃないのよ。

等と愚痴り乍らも日が変って作業を続けて漸く完工し、今は試運転開始から半日位経過した処だ。
現時点では安定動作してるんで一応完成とするが、照度・照射角共計算
通りになってくれて一安心だ。

但し各レーンの間隔が広目でLEDとカバーの距離が近いせいで、点灯時のカバー外見に明るさムラで縞馬みたいな筋が出来ちゃうのが残念。
ベンチテスト中に直視危惧からカバーを「上乗せ」してた時は、もっと素子から距離があったからムラは出て無かったんだけどね。

処で上記で想定じゃ無く「計算通り」なんて書いたのは、テスト中は床置で「光の向きが逆」だったせいで感覚が掴み切れなかったからだ。
部屋や人次第ではそうならない可能性も低くないが、俺の今回の場合だと例えカバーレスにしても部屋全体が何か一向に明るくならない感じだったんだ。

どうしてそう感じられたかは未だにハッキリした答えが出て無いが、そんな事が起き得るってのは今後照明関係を扱う際に参考になりそうだ。
前からスポットや間接照明はかなり光源より暗くなるのは知ってたけど、単に効率や照射範囲よりも向きの影響がもっと大きいのかも知れない。

どうやら光の方もムードつまり芸術性を求めると効率的には最悪らしく、雰囲気と実用性の両立が大変なのは音と同じみたいだね。
尤も光源自体でなく照射面で比較すると、LEDと白熱電球で球と石みたいな差が出ない分照明の方が音よりマシな気はしている。

今回のでは駆動回路は設計から新規自作したものの、適したジャンク部品の手持ちが無かったんで酷く苦労しちゃったよ。
長い魔改造人生でもこの点では髄一と言って良く、尤も普段より規模が大きかったのもあるんだろうけどさ。

ジャンクでパワーAmpを作ろうとしたとして、球では数W程度の出力トランスしか無いし石でも電源トランスが100W位迄のしか手持ちが無い。
それで部品の一部だけでも買おうとすると、不人気中古や激安新品と最低でも価格差が縮まるから考え処になっちまうずら。

<つづく>

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