音楽備忘録673 そのEffector何へ繋ぐの?-③
最早恒例の前回補遺から行くが、具体的にはどんな風に音色が変っちまうかだ。
Effectの種類次第でかなり差は激しいものの、基本的には漫画タッチな方が良くても劇画化するってな感じだろうか。
非楽器Amp用のを楽器Ampに繋いだのだって勿論変質は伴うが、音質の劣化と比べると印象差の方が小さいのが多い。
それに対し楽器Amp専用対応のストンプを卓とかに直結させると、両方が激変した様に感じられる事が多い。
この内質の方は正確にだと劣化は主にAmpのせいだが、印象の方はミスマッチの典型なのだ。
尤もエレキGuitarにオーバースペックのDelayとかだと、運が良けりゃ結果オーライでオーバーしてた部分が適当に削がれて都合良くなっちゃったりもするけどね。
けれど楽器がパッシブタイプで球Ampに直結させてる場合だと、仮に気にならなかったり問題レベルになって無かっても印象劣化は必ず起きている。
又この件ではAmpがどの位楽器用に特化させてるかも大いに関係してて、俺言い「Line録り再現Amp」だったりすると影響はかなり小さくなっている。
その手のだと楽器用とうたっててもかなりPA寄りに作られてるからで、但し典型的なエレキっぽい音はEffect無関係に元々苦手だ。
今でも生き残ってるのは殆ど鍵盤やBass用のだけだが、一時期は音創りの安定性事情から「内実ほぼPA」な楽器Ampがプチブームになってた時期もあったな。
Midi音源の互換性案件は完了する前にほぼ終わっちゃったけど、打込み系でも「何時でも何処でも誰でも同じ音」って面では生エレキよりゃ尊重され続けてる。
因みにチープな古典ソフトのではあるが、俺と従兄の所で同一ソフトシンセを使ってるのでそれをついでに付記しとこう。
PCはソフトの都合もあってOSは同じWin xpだが機種は全く別物で、結果的に実際に出て来る音には問題視不要な程度でも誰でもすぐ分かる様な違いが色々あった。
直接的には曲作りにしか使って無いから無被害で済んでるが、音色次第では雰囲気が真逆に近くなるのすらあった。
只それもPC本体の責任と見るかサウンドカードの有無やそれのせいと見るかは微妙で、デジタルDataの段階では一切の相違は無い筈だ。
とは言え当時の人達が未来予測してた程は同一にならなかったからか、「何時でも何処でも…」は昔より重視するのが放棄気味になってるのかな。
人間の印象としては例えばMarshallで鳴らせば、Marshallらしかったらそれが実はEffectorミスマッチのせいでもスルーされがち。
なので実体が眼前に存在してるとそっちの影響力が勝っちまって、ミスマッチさせてても逃してる可能性が拭えない。
音的結果オーライが基本的には全てだがそれを放置してると、生耳ではセーフだったのが録ってみたらヤバくなるのもあるんですわ。
恐らく録ったのを聴く時にずっとその楽器Ampを見つめ続けたりゃしないからそんなののせいなんだろうが、悪く逆手に取れば動画にMarshallしか映って無きゃ実際はFenderの音でも騙されてくれるお上りさんも居そうってなもんだ。
尤もⅡでMarshallって俺言いだと「衣装代割合の高い」もんなんで、機能的には完全ジャンクでも外装が綺麗なのたど結構なお値段のが多い。
それじゃあ音自体でもっと困りそうでもあるから、オブジェ的購入は個人的には非推奨だけどね。
どうしても当座騙したいからってんならもう仕方ねぇが、忘れた頃になって過去の汚点として突如反撃して来たりするからおっかねぇぞ。
予算を中心に諸事情から理想通りに行けない方が多いけど、偽物と本物の差は縮められはしても無くせないもんなのよ。
そんな面もあるとなりゃ見逃しミスマッチで劣化させるのはかなり痛い筈で、最低でも「もしかしたら後でケチ付けられるかも」すら知らずにやらかしちゃったら虚しくなるんじゃないかな!?。
取敢えずチープなのでも良いから楽器AmpとMixer卓等の両方へ繋いだのを、先に試し聴き位はしといてからにした方が良いんでねっとね。
<つづく>
« 音楽備忘録672 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑲ | トップページ | 音楽備忘録674 録り方の問題 打込み活用編① »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
「音楽」カテゴリの記事
「PA」カテゴリの記事
「ギター」カテゴリの記事
「電気」カテゴリの記事
「ベース」カテゴリの記事
« 音楽備忘録672 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑲ | トップページ | 音楽備忘録674 録り方の問題 打込み活用編① »
コメント