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2021年6月

2021年6月30日 (水)

音楽備忘録685 Mixer卓のルーティング②

では徐々に具体内容へ進めてくが、その前に音響業界の末端だが関係者としてお詫びしときたい。
Mixer卓等で使われてる「Sub・AUX・Effect」等に、キチンとした共通規格なんて殆ど御座居ません。m(__)m

メーカ単位程度でならそれなりの良心が垣間見られるのもあるが、使うには兎も角も説明に窮するのは何たってこれが最大原因だ。
けれどこんな風になったのは単に業界団体の怠慢とかじゃ無く、分かり易さより窮地に立たされた時に使える方を優先したのもあるんですよ。

俺自身卓の機種選定をする際は己の限界迄綿密に熟考してんだけど、「使い出してからじゃないと分からない」事がとてつも無く多いんだ。
それに充分に使いこなすには相当の習熟期間は要るし、最終的には実戦体験からしか学べない知れない事もやたらと多い。

なので現実的に事前対応可能な範囲ったら、Mic・Line等の入力数と録音機との入出力数を確実に確保する程度で精一杯だ。
尚悪いのはそんな「面倒な代物」なんで頻繁な買換えが、仮にどんなにお金が余ってたって厳しいのだ。

そうすっと機種別故障率や平均寿命等の関係から、卓より先に周りの機器が半強制お取替えになるのが多い。
卓だって不具合はそこそこ常々出はするが、他機器と比べるとかなり設計時点から「修理するのが前提」ともなっている。

それには色んな理由はあるものの、何たってデカい・重い・世の中での存在数が少ないの三拍子揃ってるからだ。
オマケに例えば24chある内故障が1chだけだったりすると、それがどうしても必要になりそうになる迄放置プレイされるとか。

なるべくなら完全状態の方が望ましいが、たった1chの有無より予定に穴が開く方が現場は圧倒的に苦しいしね。
っと大体こんな状況なんで、少なくとも俺は各ルートの呼称なんて実は幾らも覚えても居ないんですわ。

そりゃ正規に学んでも居るから全く分からなくはないんだけど、実用上は呼称よりスペックが遥かに大切なんよ。
その1は先ず信号基準レベルとバランス(平衡)・アンバランス(
不平衡)のどっちになってるとかで、繋ぐ相手次第ではこれを合せないと正規の性能が保障されないのなんてのもあるんでさ。

体験からだと録音からは一寸外れちゃうんだけど、低価格に釣られて買ったパワーAmpの入力でこれが極端に出とりぁ~す。
PAスピーカ特性補填と保護の為にグライコとコンプを卓との間に入れてんだけど、これ等が旧録音用の転用品故入出力が非業務用規格のアンバラ且つ-10dBしか付いてない。

けど幸いAmpには-10dB Inputも付いてたからとそっちへ繋いでみたっけ、盛大にハムノイズが出やがるじゃないのさ。
色々捏ねたり試してみた結果、どうやら雑音嫌ならバランスの+4dBの方へ繋げって仕様になってるらしいん。

流石にこれ以外ではそんな妙ちくりんな目に遭う事ぁまず無いだろうが、結構「規格に頼った作り」になってる機器が多いのは確かなんだ。
この+4と-10の差がマイナス作用するのは個別の入出力調節ツマミのどれかが無い時とか、入力側の感度不足で基準レベル迄信号音量が上げられなくなったり等がある。

更に具体的にはオーバーレベルになって歪ませちゃうのとアンダーレベルでS/N比を劣化させるのの2つあるが、オーバーの可能性のある場合が要注意だ。
周辺機器側はまだしも卓の側は「規定レベルの信号しか来ない」前提で設計されてるから、その入力専用の個別のピークインジケータとかが殆どので付いて無い。

なので歪むのが一瞬だったり僅かだったりすると、歪んだ・歪んでるのを正確に把握するのが困難なのだ。
特に繋がってる相手が大胆な音色変化をさせてるのだったりすると、何か怪しいがEffectのせいか歪みのせいか釈然としなくなったりする。

これも理想からしたら本職なら全て耳で把握すべきなんだが、一般オーディオ機器の完成検査をしてるんじゃないからねぇ。
そう云う物理的な方面より芸術面の方に全集中すべきで、雑音チェック等と創作はどっちにとっても個別にやる方が向いてるよ。

<つづく>

2021年6月29日 (火)

音楽備忘録684 魔修理の記憶①

魔改造枠だけだと改造と繋がりの薄いのが洩れちゃうんで、今日からもう一枠設けさせて貰う事にした。
だけなので改造の方も終りじゃ無く、又何か思い浮かべば随時で続く予定だす。

さて最初は大昔に楽器屋でバイトしてた当時のから行っとくが、その店は当時業界内ではそこそこ有名で売り上げもそれなりだったが個人経営の小規模店舗だった。
元はお客として気の利いた中古を漁ってて辿り着いた所で、流行商品の販売数を追及する様な大手チェーンとはどっちかったら逆方向だった。

その関係か修理も多岐に渡るし固定の担当者では無く、出来る人が出来る時に自ら率先してこなすってスタイルだった。
それ処か銀行回りから仕入れ配達に至るまで何でもやらされて、こっちのBandの合間に小遣い稼ぎと軽く考えてた目論見は見事に外れちまった。

最終的には「儲からなくても本業」に支障し出したので比較的早期に止めなきゃなんなくなったが、お陰で「楽器屋のお仕事」一通りはそこで身に付いていた。
その中で修理の仕方で印象深いのが、必ずしも正規部品を取り寄せはしなかった処だ。

勿論簡単に入手可能で正規の方が適してるのには他所と同じ様にそうしてたが、これに下手に拘ると「ウチでは修理出来ません」が増えてしまう。
この問題チェーン店だと店毎に余計な差が付くと不味いから仕方無い面もあるが、何とかして治したい顧客にとっては何処もがそんなじゃ救われない。

恐らくそんなニーズから完全な原形修復は無理な場合もある旨を伝えた上で、それでもってお客さんのは最後迄面倒を見る事にしたんだろう。
そんなシステムなんで必要に応じて可能なのはメーカ送りにするのもあったが、先ずは店先で店長(経営者兼雇い主)と俺を含むバイト君のたった3人だけでこねくり回してみるのが日常となっていた。

前歴(決して犯罪歴なんかじゃないよっ)の関係から俺にお鉢が回るのが多かったが、最初のは楽器Ampスピーカエンクロージャの保護ネットの張替えだった。
その機種が中途半端な時期のAcousticのだったんで、当時の本邦環境下では同じ物は入手不能だった。

最近では希少部品専門の個人商店も増えたが、仕入れにネットが使えなかった当時じゃそうは行かない。
国際電話で注文すると英語力も勿論だが音質もタイムラグも今よかもっと
悪かったから、聴き間違い等で高い電話代が簡単にパーになったりもしてたからね。

取敢えずはそれ用の補修品で似たのを探すが全く見つからず、それを受けて出た店長の指示は「生地屋へ行って探して来い」だった。
楽器屋で働いてて何で手芸店のおばちゃん軍団にわざわざ揉まれに行かなきゃならんのって一瞬たじろいだがそこは渋谷の街、当時は駅前に合皮とか迄扱ってるデカい店があったんだ。

店長の何でもあるからの声に期待と疑念半々で行ってみたが、同じのはおろか視力の悪い人でも騙されない位違うのしか置いて無かった。
そう云う場合はなるべく似てりゃ良いっても言われてたが、それが無いからどれを選ぶかでかなり悩んだ。

理想条件は黒の柄無し無地で適度に厚く丈夫なのだったが、そもそも無地の時点でもう無いやんか。
そこで仕方無く柄とか模様はあっても黒一色の3つの中から、一番厚手で丈夫そうなのを調達して戻った。

張替え作業自体はその手の作業には割と慣れてたから然も無く終わったが、引き取りに来たお客さんの反応がもうその時点で気が気じゃ無かったッスよ。
その上来店した途端に店長が「コイツがやった」「気に入らなきゃやり直させる」とか色々言っちゃうんだもの、全くもって消耗致しましたで御座るよ。

でも運良く気に入って貰えて褒められた時の嬉しさは生まれて初めてもんで、それが今に続く大きな要因になってるのかな。
もしかしたら裏で事前に相談か何かされてて嵌められただけだったのかも知んないけど、だとしたらそんなのこそ人材育成の真髄なのかな。

<つづく>

2021年6月28日 (月)

音楽備忘録683 録り方の問題 打込み活用編④

今回は当然過ぎるしホントなら真っ先に書くべきだが、持って無い弾けない楽器を録音に加えたいケースについてだ。
打込みが無かった昔にどうしても入れたくなったら、他人に頼むしか無いしその交渉から何から大変だった。

俺の場合は貧なのと昔は大して上手くもない奴に頭下げるのがまっぴらだったから、何とかしてそんな場面は避けて通って来ていた。
が仲間内にはそうじゃ無いのも居て、しかしその結果は正直な処入って貰ったののほうが不正解だったんじゃないかって疑念が今も残っている。

懐かしさだけでならそんなイレギュラーの方が印象深く象徴的だが、作者の才能が分かり易いか・伝わり易いかで考えるとスポイルしちゃってたとしか言えない。
そうなってしまう最大原因は腕の良し悪しもありはするが、どれだけ作者の意図に沿ってくれてたかだ。

単体パートでなら奏者の考えの方が正しくても、曲を最優先にすると結構な頻度で理屈に反する様な使い方がより適するなんてのもしばしば出て来るもんなのだ。
要するに一面で作者と奏者の利害が反目してるんで、誰も悪く無くて簡単に起こる問題なんだ。

そんな際作る方に専念し易いのが作者自身で打込む方法で、少なくともどうしたいかを伝えるには打込みの方が適している。
但し打込みの他該当パートの色々に疎過ぎてはその効果が出せなくなるから、なるべくなら「弾ける人並の知識」だけは確保しときたい。

これは元を質せば編曲スキルの一部で、自由な打込みを目指すには必須なのである。
ここから先が近年だと一寸微妙な混沌が出て来んだが、後で全部をリアルに変換する必要が無いんなら聴いて変じゃ無きゃ現実には不可能なのをやっても平気な処。

個人的には所謂「裏をかく」にも表裏のどっちかに一定以上詳しくなれてないと巧く操れないから、それなら正規の方を先に知っといた方が良いとは思うけどね。
ってのも楽器音って音色だけでそれらしく聴こえてるもんじゃなくて、奏で方とか使われ方の方に大きな特徴を持ってるのも少なくないからだ。

体験を交えて進めてくと、最初は参考例の模倣から入ってくのが多数派だと思う。
この段階では曲やコードが違う以外、例えばHorn Sectionならほぼそのまま流用するからまだ問題点は殆ど見えて来ない。

万一出るとしたら音域の一部が本物の圏外になるとか、そんな長いのは常人では息が続かなくて無理とかその程度だろう。
それが少し慣れて来て自ら進んで積極的に動き出すと豹変して、急に色んな壁が次々と襲って来るのだ。

私的に最も注意すべきと考えるのがこの段階で、そこで方向性を誤ると後にとても残念な状況を招いてしまうのだ。
端的苦し紛れ仮呼称するなら「バーチャルワールド専門アレンジャー」になっちゃうってので、苦労して獲得したスキルが何時の間にか殆ど生(リアル)に対して無効化しちまってたってパターンだ。

中にはバーチャルでしか行かんから関係無い
って方も居られようが、バーチャルにとっての永遠の課題はリアルさだ。
人間ってかなり面白くても余計な制約の付いてるのが分かると、そこから急に興味が薄れたり夢から覚めちゃうもんですんでね。

頻度は低くてもリアルさ完全不要で行けるってなまず無くて、非日常を生かすにゃ最低限の日常が必ずどっかに要ったりするんですよ。
そうして外部非依存で成立してないと、大勢に真似されたりした時に完成度の低さが露呈して評価が急落。

そのせいか分からんが一寸調べてみると、打込みの大御所に結構芸大卒等専門知識の深い人が多かったよ。
この辺で俺言い「打込み家(か)」を少し整理して纏めてみると、譜面は読めなくても書けなくてもOK。

でも編曲スキルや各楽器の知識に関しては、スコアが書ける旧来からの編曲家と同等以上のが要るんだす。
その上打込み特有の機器操作スキルも要るんで、単に編曲家を目指すなら寧ろ打込みで行く方が大変かも知れない。

ご利益があるのは他人非依存で行ける処ほぼそれだけで、大所帯の学校に通ってる若者には是非一考を促したいな。
実際最初の方に書いた仲間の話しだって高校入ってすぐの事で、クラスに吹部の奴が居たから割と簡単に試せたんだし。

冒頭例の彼は説明下手だから思ったより上手く行かなかっただけで、コミュ力が人並みだったらどうだったか分かんない。
それと皆無よりゃ現物の実音は体験出来てるに越した事がなく、その時に音域とか何秒位鳴らせるとか訊いといたりも出来るしね。

<つづく>

2021年6月27日 (日)

音楽備忘録682 Mixer卓のルーティング①

ルーティングってルーディメンツと似てるから近い位重要、って安易過ぎるけどコレホント。
なぁ~んて本邦ではある程度以上学んだDrummerにしかサッパリな例えでスマンが、無理にオヤジダジャレにしたかったんだで許すある。

っと何時にも増して異様な幕開けをしちまったが、卓のルーティングとは機器内のどの経路に何を受け持たせるかって話しで御座居ます。
これが毎度の俺知り限定やがLiveのに関しちゃそこそこ情報流通があるんだが、録音のになると何故か急減してるんで拙者如きが筆を執った次第でありんす。

最初に悲しくもお断りしとかなきゃなんないのがルート(信号経路)の呼称で、元々実機でも完全統一には至って無かったがバーチャルでは更に増えちまってる処。
なので取敢えずは俺知り大代表ので書いてって、随時他の呼び名も見つかり次第追記するみたいなスタイルで行かせて頂きやす。

余程で無きゃ誰でも比較的早期に理解出来そうなのがch(チャンネル)やMainだと思うが、Sub(補欠・副)→Effect→AUX(auxiliary:オグジリアリ:補助,予備)等と進むに従って皆目見当付かなくなっても仕方無いっす。
この内Effectはまだ用途が呼び名になってるからマシだが、後の2つなんて呼び方違いで意味は殆ど一緒だなんてなんて不親切なんでせう。

かと言って命名者を血祭りに上げようってんじゃなく、使い道に制限が殆ど無いのを表そうとした結果なんだ。
余計な親切心を出してSend・Return(中には特化させたのだってあるけど…)なんてしちゃうと、ホントはそれ以外の用途にも存分に使えても気付かれ難くなりそうでしょ。

この様に完全に全部では無いけれど卓関係のルート呼称って、代表的な用途例とかから付けられてるんだす。
俺みたいな理系野郎にとっちゃスペックに則して単純にA,B,Cとか1,2,3とかの方が良い位だけど、少なくともその卓の中では他に使われて無い名前になってた方が勘違いを防げるからね。

故にその時の用途次第で呼称にあまり捉われなくて良いんだが、厄介なのはかと言ってホントに何でもOKとはなって無い処だ。
これは卓の各ルートの信号規格を先に読んどきゃ解決するが、既に大体は知ってるからって省かれちゃう事も少なくない。

実際に長年携わって来た身からすると終始単一機種だけであらゆる作業を数十年でもして来ない限り、全く「見なくても平気」な日は来ないと断言出来る。
それでかメーカの中でも業務用度の高いのだと、マュアルでも信号規格関係だけ後端の方に表にして纏めてあったりする。

これって電車やバスの運ちゃんが時刻表(彼等の使うのは正式には仕業表等で市販のとは当然異なるが)へちょいちょい目を配るのと似た様なもんで、分かってても間違っちゃヤバイから逐次確認してる訳。
しかも録音と違って経年も回数も膨大で、熟知し切ったお馴染みのルートのでさえ常にそうしている。

こうやって他分野での実状と比べりゃ同じの10回目だから見なくて良いんだなんたって、彼等からしたらきっと腹ん中で「あ~ぁトチらなきゃ良いけどな、知らないよ~ぉ」なんて思われてそうだ。
或は趣味だからミスって何が悪いっちゃそりゃそうだが、もし何処かを借りてやってたら時間切れになるかもよ。

けれどそんなに時間掛けて熟読しなきゃなんないのは全く理解出来ない内だけで、一通りがある程度頭に入った後は「チラ見」程度の僅かな手間しか掛りませんから。
しかもこれを重ねてると無意識の内に自然と詳しくなれてて、今迄思い付けなかった良いルートも見付け易くなって来る。

してその実態はったら基本的には、脳内に禁則事項だけが段々積み重なって増えてく感じだ。
決して最善とか最適の方に先に詳しくなっても悪か無いが、残念乍ら「良い方」ってのは状況次第で駄目なのより変動が多い。

なので駄目とか無理では無い中から、割振りや最適コースを探す方が確実且つ手早いんだ。
因みに今回案件での「駄目」の代表は信号規格のミスマッチで、仮に何も壊しはせずに済んでも音を劣化させてる可能性は非常に高い。

<つづく>

2021年6月26日 (土)

音楽備忘録681 魔改造悲喜こもごもⅤ-③

今回のは益々「音楽」と冠するには関連性が希薄だが、扇風機・換気扇等の送風機の寿命についてだ。
現行法だけに則れば少なくとも電動のは6年と見るのが妥当だろうが、前回述迄の如く社会の実情は全く一致して無い。

俺が問題視するのは単純な寿命では無く、もし設計想定より遥かに厳しい環境下で使われたら数年だって御の字だ。
けれど社会通念上「長く使っても普通」の物の、修理可能期限が短過ぎるのは到底許されるべきじゃ無いと考えている。

楽器みたいなニッチなのと比べると確かに代替機を見つけ易いだろうが、「使われる場所」への配慮の点では楽器とは比べ物にならない程影響が大きいんだからね。
本質的なエコの観点からしても例えば今だったら、コロナワクチン関連の色々が世界中の何処ででも余ったりゃしてないでしょ。

って扇風機とワクチンって随分掛離れてるけど、材料・工場の占有率・人手…その他諸々全てへの波及迄考えたらどうでしょうかねえ。
全てを必要な処へ持ってこうとしたら極端な話し、最低でも地球上の全てはどっかで僅かだってリンクしちゃってるからさ。

短期利益的な経済効率だけを優先するのって大変危険で、結局はそれが元で従来の資本主義に末期症状が出てるやんけ。
わ大袈裟過ぎるとしても、特に設備系の何処かへ取付けられてる分に位はもう少し頭を使っといて頂きたいんですよ。

サイズ等がある程度規格化されて互換性が持てた処迄は良かったが、取付けられる建物側に交換に対する対策が殆どされてない。
これ自体も見てくれだけの集合住宅に躍起になったり、一寸昔なら土地ころがししたりしてる暇があったら先に解決すべきなんだけどね。

けど相手が悪いんだからこっちは知らんて言い合ってたって埒明かず、出来る処から改善してかなきゃ。
そんな中電気モータの色んな分野での実例を覗くと、例えば模型用のなんかだと交換互換性がかなり高い。

安いから誰でも子供でも簡単に買えるから数が売れそうったって、人口の何%が興味あんのかったらニッチも良い処。
それに対し例えばトイレや風呂場の換気扇だったら世帯毎に最低1つは必須なんだから、交換部品として売り出せばスマホにゃ負けても自動車よりゃ必ず沢山売れるじゃないのさ。

それには勿論本体に交換を素人でも可能な様な設計も要って来るが、車のバッテリではとっくに実現させてるよね。
確かに電源規格がDC12VとAC100Vじゃ随分違うが、車のは瞬間的に扱える電流量が恐ろしい程大きいからトータルの安全性からしたら寧ろ車のの方が危ないのよ。

しかも電灯線のと違って車のは直流だから、±の極性って絶対的存在が追加事項に加わってるしさ。
そう云や又更に分野も毛色も違うが過去述にあった、従兄宅のモニタスピーカの修理用ユニットは探したら適合するのは海外製しか無かったっけね。

それからすっともしかして、敢えて117V用とかで探したら何か出て来るのかな?。
只上述ののツィータも後述のモータもそんなの買うと、益々アメリカだけ儲かって日本だけ払う一方になりまんがな。

わざと最適から一寸ずらして探索する作戦は今後の課題になりそうだが、国内限定だと現況はやはり何か別機器内にあった生き残り辺りから転用して来る位が関の山だと思う。
その際最初の条件はサイズと駆動方式で、多少の改造はするにしても元機筐体へ収まり切るかが鍵となる。

この都合からモータをほぼ直結で使える方が可能性が高まるんで、求めるのとあまり回転数が違うのも不向きになる。
外部で供給電源に加工えるなんてのも俺はやってるが、こう云うのは飽く迄オプションレベルの話しだ。

その次に大抵何らかの追加が必要となるのが、流用モータ軸の細さや短さだ。
太過ぎるよりゃマシだが、中心を全くズレずに太らせたり延長す
るのって案外大変。

ほんの0.1mm芯ズレしただけだって全体が振動し出しちゃって、それじゃあ摩耗ガタつきから折角逃れた意味が極薄になっちまう。
又現代は換気扇や扇風機以外だと、軸に直接何かを取り付けて動かすのは殆ど無くなっている。

軸が長過ぎる分には切取りゃ良いが、これ迄の体験からは候補になり得る中にそんなのは1つも無かった。
ので誠に遺憾乍ら転用交換は一般には全くお勧め出来なくて、換気扇なら最初に買う時にごくありふれたサイズのを選ぶ様にして少しでも取替え時の建物側加工負担を軽くする位だろうか。

<つづく>

2021年6月25日 (金)

音楽備忘録680 録り方の問題 打込み活用編③

今日のはテレビの生番組で出演者が欠席した際、その席に代わりにめいぐるみか何かを座らせといて穴埋めするみたいな話しだ。
見慣れてる人には普段より座席数が減ってるとか空席があるより、そんなでも見劣りを軽減させられたりするじゃん。

って何なのったら、録音初期段階でのムード作りとでも言えば良いのかな。
Click使って録る時って当り前だけど、1つ目の楽器を録る時それ以外で聴けるのって血も涙もないClickだけになるよね。

人次第だとも思うが必ずしも音楽的でない音だけ聴こえる位なら、却って無音な方が「脳内夢世界!?」に没頭し易いと俺は感じちゃったんだ。
これって自分の多重録音最初期にメトロノームもClickも持って無くて、ガイドレス状態で1つ目の楽器を録ってたのの影響かも知れないんだけどね。

それに加えて加齢のせいったらホントは半分誤魔化しになるんだろうが、作ったばかりのを覚えるのが段々面倒になって来ちゃって。
これが妙なもんで誰かと合奏する分だったら今でも全然抵抗感が無いのに、一緒に演る相手も自分だとイメージし難いからか独りで重ねるとなると何だかさ。

更に作った曲を提示するのに今だと普段の相棒の従兄は、Drumの他は普段歌位しか演らない。
どうせこっちで録るのに他も作っとかなきゃなんないと来れば、何らかの形でそれの仮記録も要る。

最近はそもそもアンサンブルの具合を事前確認する目的で打込みのを作っといてんで、そのまま利用して録る時のガイドを豪華版にしたみたいな事になってるんすよ。
実施してみるとやはり断然全体像はイメージし易いし、何より「今何処」ってのが鮮明になった。

尤も同じフレーズで構わないからって、例えば1番と2番のを全く同じにしといちゃうとご利益が減るだす。
打込み段階ではわざと小細工して変えといても、必要なら録る時にそっちで同じの繰り返しゃ良いし。

ここで俺称「豪華版録音ガイド」の得失を記しとくと、テンポ・音程や曲構成等物理的正確さの助力には歴然の効能があった。
それに対しタイミング(ノリ)や強弱等の絶妙な最適化には、時々足を引っ張る側へ回る事があった。

但し意志が強いとか我の強力!?な人だったら、「世紀の大天才の俺様、今日は凡庸バックの中で弾く」なんてつもりになれれば何とか出来る。
って言うよりかオール人力の生で、絶妙のツボを会得済みだったらそんなに惑わされたりはしないだろう。

上記体験の質と量に不足がある内は必ずしもお勧め出来ない方法だが、コロナがしっかり治まった後じゃ無いとどうせリアルでの研鑚は積めないしね。
では得失の詳細へ少し踏み込んで行くが音程については先に入ってれば、弾いて録ってる最中には気付けなくてもそれをプレイバックすれば即座に分かっちゃう。

但しⅡで比較対象がゼロよりゃたった1つでもあると違うが、漫然と聴いてても分かり易いのは音域やフレーズの違うのが複数入ってる場合だ。
極端なケースだと元のが1つへ1パート鳴らした際、音域がオクターヴ以上離れてて鳴るタイミングも全部交互に出て来る様なのだと直接比較は全く出来なくなるっしょ。

これへ配慮してそうならない様に最低限だけ打込んどいたって別に良いんだけど、そんなの作って録るだけには本来不要な代物だ。
もし必須になるとしたら例えば歌アカペラ時の音程ガイドとかだけだから、曲作りの記録として打込んだのが既にあるならそのまま流用した方が手っ取り早いんだ。

まあ正直な本心からするとどうせ弾くのに、一々打込みもするのは一寸バカバカしくもある。
し腕の見合った仲良しさんに、常に合奏して貰える方が嬉しいんだけどね。

人件費・少子化・お手伝いさんのレベルなんてのを考えると、これからの時代アシストは全て機械がデフォルトになるだろうし。
最悪時だと「こんな下らんのの為に付き合わされたのかよ」なんてのは避けられるから、その分失敗を恐れずに大胆に試せる良さもあらぁとな。

<つづく>

2021年6月24日 (木)

音楽備忘録679 そのEffector何へ繋ぐの?-➄

5回目迄来といて今更だが近年はEffectorって、デジタルバーチャルを使う方が普通だから本件って無意味???。
もしそんな風に感じてたら、そんなアナタはプチ残念且つちょい不幸あるよ。

ほぼ無劣化だし反応差だって出難いから、机上論で行けば大差無そうだしそれで済むのも確かにあるよ。
けど例えばワウ+歪ませとかだと、どっちを先にするかで色々違いが出る
よねえぇ。

オーソドックスな「ワウ歪ませ前」の場合ワウ成分も歪んだり強調されたりするが、「歪ませ後」にすると今度は歪み成分に迄ワウが掛って来る。
状況次第で一概にどっちが良いってんでも無いが、夫々が似て非なる物になるのは確かだ。

そしてこの辺はリアルかバーチャルかってよりゃ、本質的にはルーティングの理解の問題ではあるんだけどね。
でもよっ 例えば実機なら録音機とMixer卓の両方のACプラグがちゃんとコンセントに挿さって無いとどっちか動かなくなったりするけど、バーチャルのはソフトが起動出来る状態でありさえすりゃそんなの起きないじゃん。

そうなって来っとそんなに一々考えて確認しなくてもテキトーに音が出ちゃったりするもんだから、本当は必要な処迄ついうっかり考えないで行動したりし易くなってちゃう。
普段ならプロセスは少ない方が安心・便利・確実でご結構なんだけど、中途半端な些細なミスとかが却ってバーチャルだと発見し難くなってんのよ。

そんでも流石に意図無しにReverb掛けた後から歪ませるなんてのは稀だろうが、「実機なんて一切使わないから関係無いもん」とは言ってらんないのよ。
又何が原因で流儀!?に変な違いが生じてるのか分からないが、バーチャルでは実機よりReverbの全体一斉掛けに不都合になってるのが多いみたいだ。

負荷増加に目を瞑りゃ同じReverbのクローンを幾らでも増やせるけど、その機種とプログラムが全トラックので同じになってるか確認するのも意外とお手間ですし。
まあ絶対に揃えとかなきゃ駄目ってんでも無いが、特定の聴取環境下でだけその差が拡大する事もあるんでね。

最悪制作現場では全く気にならずお客さんの処では見事に分離なんてなっちゃうと、良し悪し以前に施しといた絶妙な塩梅!?すら変化しちゃう訳だからさ。
挙句の果てにどうせ同じにならないんならもう出鱈目でも良いやなんて、原因を知らず仕舞いにしとくとMixさえ劣化させてっちゃうかも知れない。

なんて例に依って重箱の隅つつきみたいなのばっか書いてるが、常時目一杯気を張り詰めて作業に当たれなんざ全く思ってないですからね。
そんな「心理コントロール」については次回以降に別項を設けるが、知ってればこそ手抜きも安心して最大限に出来るので御座居ます。

無問題な内は無頓着に単細胞で行っといて、何かトラブって引っ掛かったらそれから知恵の書庫を開けたって良いんです。
時には気付いてからじゃ手遅れになったりもするけど、どんなに注意してたってミスや失敗を皆無には出来ないす。

だったらやり直しの為の余力は多い程良く、楽にこなせる程簡単に「んじゃ仕方無いもう1回」って思えるし実行出来易くなるっしょ。
逆に知恵不足のままだと細心の注意を払ってても運が悪きゃそこで止まっちゃって、それから学び直せてももう気力・体力が残って無くてってなる。

ので私的にはなるべく誰でも知れるだけ知っといて、後は普段はお気楽に取り組むのがお勧めなんです。
只強いて近年だとそれがし難くなってるのが、ソフト(アプリ)の仕様に問題点が増えてる処。

これが実機であれば大昔述「EQ非搭載のMixer卓」でEQが要り様になった際どうにかして追加すりゃ済むが、ソフトでは最悪プログラムに追記しなきゃなんなかったりするから超専門家以外には手に負えなくなってる。

もしこれをどうしても解消したくなったらどうするったら、今の普通(つまりデジタルバーチャル)を敢えて放棄して一世代旧式なシステムへ遡るしか無い。
等と考えてくとどんなにバーチャルが発達しても、特に基礎を学ぶにはやはり実機の方が良いとなるんですわ。

<つづく>

2021年6月23日 (水)

音楽備忘録678 魔改造悲喜こもごもⅤ-②

今回は色んな送風機の寿命についてひとくさりさせて頂くが、概述再出だがどうも大昔の以外短寿命なのばかりで全く感心しない。
中でも特に気に入らないのは所謂設備系ので、天井埋め込み換気扇とかって素人じゃ簡単には交換出来ないんだからさ。

現用の安物ウィンド型クーラーも最近騒音が増大して来て困ってるが、幾ら低価格でもこう云うのに対する法律が緩すぎるんじゃないのかな。
このクーラーよりゃウルサくないけど、風呂場やトイレの天井換気扇って数年程度で何処でも騒音発生源化してるらしい。

湿気その他で環境的に厳しいのは分かるけど、殆どのでいざ開けてみると設計上の対策が不十分なのが納得出来ないのだ。
俺知り限定にはなるが先ず軸受の仕様からして、コロ軸受けすら使われてないのも少なくないしさ。

尤もPC用のファンとかでコロ軸受けを使ってても、経年劣化で騒音を発する様になってるから何だけどね。
でも何らかの事情で避けられないってんなら、いっそのこと「カートリッジ式」にでもしといて素人レベルで交換可能にしてあるなら我慢も出来るんだけど。

こう文句付けてるのは勿論急に壊れりゃ困るけど、騒音源を作ってるのをより問題視してるんですよ。
近年の様にエアコンが普及且つ環境変化で稼働率が高くなると、換気扇を動かす頻度は上がるし連続運転時間だって長くなるでしょ。

私的現状では構造的に給油程度しか策が無く、それでかつて俺にしちゃ珍しく大盤振る舞いをして「低騒音型」ってのを買ってみた事があんねん。
新品時から確かに他のより大分静かだったが、こっちの真の狙いは劣化後の騒音回避だった。

その結果は実際にガラガラ異音が出だす迄の期間は、普通のだと酷いと1~2年なのは4〜5年に延びたし出だしても小さ目で済んではくれてるけどね。
けどうたい文句からこっちが受けた印象とは一寸乖離があって、せめて6年は新品時の状態が続いて欲しかった。

他分野や様々な部分の劣化からの安全性を考えりゃ、確かに古くなるとどれだってリスクは上がる。
ので長寿命より低廉化で交換を促し経済を回そうってのも一理あるが、その交換の手間に対する配慮が全然不足のままでってどうなのよって


この手間の中でも気になるのが建物への影響で、これも俺知り限定だが「交換を意識した作り」になってるのにお目に掛った試しがない。
音響の所謂ラックですら傷ついたりペンキが剥げたり、ネジ山を舐めて少し苦労させられたりするってのに。

もしかしたらどの業界も拝金主義一辺倒で換気扇は買換え、その交換で不都合が出るならリフォームってブラックな算段にしてあるのかな。
けどそれじゃあ「使う側の自由」を侵してて、賃貸で半年で引越す奴も居りゃ持ち家に50年も100年も住み続ける人も居るしそれって別に罪じゃ無いでしょ。

こっちで打開策を講じようにもモータの軸受けや軸だけ交換してくれる所は無い様だし、適合しそうなモータ本体もちっとも売ってるのが見つかりゃしない。
こう悪意満載(例え偶発だったとしても)なのにそれが暴対法とかで摘発されないのも妙な話しだし、そんなロクでも無いのばっか作ってるからきっと電機メーカも衰退の一途を辿ってんじゃ無いんすか!?。

何年も前から分かってて何時までも放置しといて、簡単に交換が出来るモデルを幾らも出さない。
もし出せば買うの1回目は前より1.5倍掛るけど2回目以降は0.7倍で済む様になりますとか、騙しじゃ無く新価値の創生で売り上げを伸ばせるかも知れんのに。

業務用スーパーみたいに元は業者相手の卸し専門の処が広く一般にも開放したりしてるのに、全く刺激を受けないとは社会性が欠如しとるがな。
結果的にこっちの現況としてはモータ以外の故障でゴミになったヤツとかから生き残りだけ色々ストックしといて、後はフィットするかどうかは神頼みなんて有様を強いられるのだ。

<つづく>

2021年6月22日 (火)

音楽備忘録677 録り方の問題 打込み活用編②

今回は例に依って順番が変だが、私的には打込みがオーソドックスと思ってるClickについてだ。
今のコロナ禍では生好きの俺でも使わん訳に行かないのが残念だが、必要最低限としてなら只のメトロノームだって充分だ。

冒頭に愚痴を敢えて寄せとくが、何とか従兄にリズム隊だけでも同録を説得出来た処だったんだけどなぁ。
等と元々Click使用に乗り気じゃ無いから工夫したくなったのかも知れないが、録る曲に都合の良い長さのメトロノームを録るのも結構拷問級と感じてたんだ。

何しろ「ホントの最初」って完全無音でガイドレスだし、例えば16音鳴ったらスタートと決めといても数えるのが面倒だし演奏内容自体への集中を削がれる。(様な気がしてる)
これが練習に使うんなら単純にテンポや拍割りさえ分かりゃ良いし、半端な途中から合せ出したってさしたる問題にもならない。

だが本チャン録音では極力僅かな「心の迷い」だって排除したく、そう云うのがあると理論上はセーフでも流れを阻害する元凶には大いになり得るのだ。
これ最近知人の舞踊動画で典型例があったんで、それを一寸訊いとくれ。

そのシーンは2人が縦に前後1列になって、前と後ろで左右逆側にコンニチハするって例のアレだ。
もっと分かり易い表現があったと思うんだけど、スマン 名前とか色々齢だからか忘れちゃった。

んでその時の最初の動きで後ろの人がほんの一瞬だが左右に迷ったからか、どうも最後迄2人の動きに全体としてはぎこちなさが続いてたってのがあったのよ。
バックで流れてる曲とはきっとベストタイミングにはなって無かったろうが、困る程ズレたり分離したりもして無かったんだけどさ。

その人達ってベテランのプロのダンサーで、急場の合わせには最も慣れてる筈なんだ。
もし生の舞台で1回こっきりで通り過ぎてたら、「んっ?」でやり過ごせる程度だったんだけどね。

動画じゃ何度でも見られるじゃん、繰り返し見てる内にどんなにその方面に疎い人だって何となく「流れの感じ」が分っちゃう。
これって音楽録音物みたいに視覚レスで音だけだと、余計ボロが露呈し易そうだ。

そもそも従兄相手じゃどんな些細なヨレだって当然見抜かれるし、それ以上に録る時弾くので余計な苦労をさせられるのだって敵わないじゃない。
そう云やDrum練習のClickで、近年は「One,Two,Three,Four」なんてサンプリング音声のが使われる頻度が凄く高まってるよね。(少なくとも日本以外では)

俺はそれが入ってるの持って無いから使えてないけど、タイミングは若干粗くなってもそんなのなら何拍目かは歴然とするわね。
拍を数える訓練だって大いに要るけど、それとは別部分が重要な練習と切り離せるのは大きい。

まあそんなのもあって例え「只のClick」だって、なるべくなら「今何処」ってのが分かり易いに越した事ぁねえ。
でそんな小細工を色々しようと思えばメトロノームで数え乍ら、尚且つ複雑な操作もし乍ら録るより打込んじゃえと考えたんだ。

もしかしたら未だ所謂メトロノームは不所持で、この手のはプログラマブルリズムボックスから使い出したからかも知れんがね。
因みにプログラマブルなんてったって大昔のだから、4小節のが12種しか記憶させられなかってね。

元は少しでも「思ったフレーズ」にしたくてやり出したんだが、録る時に鳴らしながら随時手動でも切り替えるなんて涙ぐましい事になってたんだ。
それをやってみて当初はオマケとして気付いただけだったんだけど、無いよりゃ「違い」が少しでもあると断然分かり易くなったんだ。

これがその内どんどん勝手に発展してっちゃって、小節が先に決まってる作曲をする際にも活用する様になってるわ。
元がオール人力の合奏からスタートしてるせいもあろうが、ぼっちの時ゃ自分が何かしない限り「一切無音」だかんね。

そんな時ですらひたすら
数え続けてろってな、考えるのに没頭するにはやっぱ邪魔ですよ。
自然体でこれが難なく出来ちゃう人には、きっと余計なお世話なんでしょうけど。

<つづく>

2021年6月21日 (月)

音楽備忘録676 そのEffector何へ繋ぐの?-④

続いてはEffectorのタイプ差に依る繋ぐ相手への影響を書いてくが、ここでのタイプ差は所謂歪み系か空間系かなんてのとはちょと違う。
何処迄そのEffector本体だけで音色創出をしてるかとかってので、信号規格の合致度以上に用途が違ってるのが問題になるパターンだ。

近年になる程 特にオールインワンマルチタイプのだとそれだけで全部やって貰えるのはとても便利だが、少し意地悪に見れば繋ぐ相手の個性を尊重して無いとも看做せなくない。
つまり大体常に同じ音が得られるのは良いが、例えば伝説級の名Ampに繋げられる好機が訪れてもそのご利益に幾らもあやかれなくなる可能性も持ってるのだ。

この関係で俺が最初に気付かされたのはJimi HendrixのFuzzとかで、歪みの質等はストンプ由来だがそれ以外は楽器やAmpの依存度が思ったより高かった件だった。
歪みだけに着聴すりゃゲルマニウムトランジスタの非常識回路のお陰そのものだが、当時の某国のGS連中のとかと比べると、随分本家のと「艶」だとかニュアンスに大差があった。(オッと失礼)

無論奏力の差だって歴然としてたにしても、観光バスで軽自動車の乗り心地にするみたいなのなんて不可能な筈なのにさ。
それが解明したのは後のチープな国産石Ampの体験で、無理に忖度表現するなら「Ampの個性がとっても強かった」なんてな。(連発失礼、でも昔それで泣かされたんだから…)

昔のチープなのの中にだってタイプは色々あって、決して全部が酷かった訳じゃ無いんだけどね。
けど少なくとも個人的にはどうしてそんなのが名器なのか、どうしても解せないのもそれなりにあったのよ。

今にしてこれを無理に理解しようと努めると、どうやらエレキGuitarの立ち位置自体が向こうとは違ったかららしいんだ。
要するに世間全体の認識としちゃ’80年代位迄は、エレキって普通の楽器より「色物」扱いされてたみたいなんだわ。

楽器らしく無い方が却って喜ばれるケースも多かって、その方が「飛び道具」としての効果は歴然だからねえ。
それに対し本家がFuzzを使ったのは音色のみならず、感度向上とか余韻延長が目的だったのが良く聴くと明確に伺われる。

代表イメージがギンギンFuzzでアームぐにゃぐにゃなのは不動だけど、実際色んな曲を聴き進めてくと案外登場頻度が低いんだ。
それ処か音色は過激でもストンプ単体での歪みは意外に浅く、それだけでは本家の様なFeedbackとかは殆ど得られないから試してご覧あそばせ。

これには当時のトランジスタの増幅率がプアって確たる原因があり、選別して頑張っても今のICオペアンプとは一桁違う差を埋めらんない。
結局は音色変更以外では、Ampだけじゃ足りない分のアシストをさせてたって按配なのだ。

それに対し本家の直の弟子格であるErnie Isleyの方は、Amp歪ませは敢えて使わなくして差別化を図っている。
要するにⅡで非イメージ依存のジミヘンサウンドって、FuzzよりStrat+Marshallの方が実態なんですわ。

因みに原形のはトランジスタ2石だけのとても簡単な回路なので、完成品を買っても良いが手の利く人ならお試しには中身だけの自作がお勧めだ。
Dallas Arbiter Fuzz Face」でググれば回路図は簡単に見つかると思うし、癖の強いストンプなんで現代の一般的ニーズでは使える場面も少ないしね。

それよかFuzzってどんなのってんだったら何でも良いけど、ジミヘンに拘るならトランジスタがゲルマニウムのであるのと繋ぐ先が3段積原型Marshallなのは妥協しない方が良い。
と言ってもAmpの方は気軽に試せないからこそ、買うか借りるか作るかは別としてゲルマにだけは拘るべきだと思うんだ。

CDとオールインワンマルチのブラインドテストで殆ど差が無く聴こえても、特に過去作品では現場と完成品の音に今よりゃ違いは多かったからね。
すると例えば
「違う弾き方で丁度同じ音色になる」なんてのも大いに考えられ、本家に近く弾けるようになった暁になってそれじゃあ駄目なのが始めて知れちゃったりしてな。

<つづく>

2021年6月20日 (日)

音楽備忘録675 魔改造悲喜こもごもⅤ-①

今回からは風関係のを扱ってくが、これはほぼ工作面が主体だった。
随時で今に続いてるのだと劣化扇風機の復活がその最初で、他にもデスクトップ型PCの空冷改善等もありはしたが…。

さて扇風機の何が劣化したのかったら、昔から長年使ってたののモータの軸と軸受が擦り減っちまったのだ。
只これが過去述にもあった様に少なくとも宅内にあるのだと、’60年代以前に作られたのには使用上の不都合は殆ど生じていない。

無論そんなの大昔のだから油切れで風量が落ちるとか、最低速モードで回転が止まっちゃうなんてのはたまにあるんだけどさ。
でも給油さえしてやりゃ大体復活してくれるんだが、’70年代以降の製品だとそもそも給油口が付いて無かったりする。

のでんじゃあ無給油でへっちゃらかったらそうでも無くて、尤も設計想定では給油不要な期間だけ動きゃ良いってしてあったのかな?。
他にも近年のよりゃ重たかったりするのにプラスチック製の箇所が多いせいで、そこが経年劣化で割れたりして新しい方が生き残りは少ない。

そんな中で羽根径20cmの壁取付タイプのは、モータ以外は小さく軽いお陰か長生きしていた。
これの今の用途はLCDモニタやACアダプタ等が密集してる机周辺の冷却で、最もポピュラーな30cmクラスのでは大き過ぎて設置出来ないのだ。

珍しく買換えも検討はしてみたが近年のそのサイズのだと風量は余裕しゃくしゃくだが、音がウルサイのしか見つからなくてね。
そこで第1弾は軸受メタルを他所から収集しといたベアリングに挿げ変えてみたが、とある事情のせいで目論見を達成出来なかったのだ。

最初は嘘みたいとしか思えなかったが、思ってたより軸受だけじゃ無く「軸」自体が偏摩耗してたのが敗因だった。
全体に一様に細ってそうなもんだがさに非ずで、ガタ付いたまま暫く我慢して回してたからか削れ具合が余計偏っちまったらしい。

かと言って一方向だけでも無かったから、とても微小なのもあるが上手に隙間を埋めるのが無理だった。
そこでⅡで今度はモータ自体の挿げ替えを画策して、外形サイズの適合するジャンクと入替えて現在に至っている。

がこれの軸も少し擦り減って来た様なので対策を講じなきゃいけないが、軸が細くてベアリングと合わないのをどうするかが課題となっている。
因みに2代目モータは回転数が元のより少なかったんで直結で、寧ろあまり落ちては困る程度となっている。

その他には旧台所の換気扇もやはり軸受部摩耗で騒音を発する様になったんで、こちらはトランスで供給電圧を落し低速化させてどうにか凌いでいる。
とここからが今回の核心!?になるんだが、摩耗ガタつきの不具合にも回転速度と関連があるみたいなのだ。

20cm扇の初代モータの摩耗、実は低速化させて使ってたのもどうも不味かったらしいのだ。
換気扇のとは真逆なのが不思議っちゃそうなるが、要は機械的な共振周波数とかの問題らしい。

だからもしうるさくて烈風になるのを許せば初代モータでも堪えられる程度の騒音で、しかしそれでは卓上のメモとかが吹っ飛んじまうから困る。
両方共元は速度調節の付いて無いのだったが換気扇の方も場所は台所でも、今はお茶を入れる程度にしか使って無いからもっと換気量は少なくて構わない。

何れにしても回転ファンの無理くり延命には速度変更が少し助力になってくれるが、物に依って遅くするとセーフなのとアウトになるのの両方がある様だ。
では速めたらどうかっつうと元が低速化させられてたの以外には切れないカードで、過熱でモータのCoilが断線するだけだろうから。

<つづく>

2021年6月19日 (土)

音楽備忘録674 録り方の問題 打込み活用編①

今回から録音での打込み利用についてをお題にするが、近年だってボカロ等は打込み主体だ。
がここではそう云う典型的なのじゃ無く、人力演奏のへ補助的に使うのについて記してこう。

録音に耐え得る楽器演奏力が無い段階で、曲を自作しようと思えば打込みで演るのは自然な流れ。
これは近年ならVocalistとかだったら人力本職でも考えられ、昔だったら「弾けない癖に文句言うな」なんて虐げられてたのから開放される様になった。

では何かがそれなりに弾けたりしたら不要かったら、体験からしても全くそうはならなかった。
俺の場合かつては叩けないし持って無かったからリズムマシンを使うのから始まったが、自作曲の最初の10曲程度ではそれすらして無かったんだけどね。

今から思えば偶然成立してただけなんだけど、最初に入れるRhythm Guitarをガイド代わりにしてたのよ。
尤もそれじゃあ例えばGrand Funk RailroadのWe’re an American Bandみたいな、太鼓だけで始まる様なのは録れないのにさ。

処でリズムボックスとは云わずドラムマシンとも書かなかったのは訳大ありで、当時にボックスと称す類いのはリズムパターンが選べはしても固定だった。
一方マシンの方は当時デジタルサンプリングの一般登場前で、本来個人的ニーズにはこれの方が合ってたんだけどね。

自分でリズムパターンを作れる最初ったらRoland Dr.Beat辺りで、身内に既にやってる奴の居たのにも大いに刺激を受けた。
尤もⅡでその類のは電子合成音色な上TR-606が出る迄はTomすら無いし、保存可能なパターン数は僅少・曲中での3拍子と4拍子の混在も不可等恐ろしい程制限だらけだったな。(曲として記録可能なのは当時だと高級シーケンサだけ)

けれど編曲の基礎だとか拍子・拍数・小節数等に関しちゃ、お陰で自動的に勉強になってたのは確かだ。
更に加えれば音がちっともそれらしくない分、フレーズでらしさを出そうとしたのもお役立ちになってたね。

この最後のに関しちゃ今のだとスマホアプリのでもかなり立派な音がしてくれるから、「内容を磨く」には却って仇になってるかも知れないな。
それと惜しいのはそこ迄リアル度が上がってても実際は現物とは別物に近いんで、EQやCompの掛け方の練習にはあんまり使えない。

突詰めりゃ結局はまだまだ半端だし次善策のままなんだが、全く実演不可でもアンサンブルを構築出来る部分は大きな戦力だと思うんだ。
昔も今も機械力に頼らず豊富な人脈を築き上げて対応してる人も居るが、普段どんな環境下に居るかとか性格なんかの適正ってのだってあるだろうしね。

何れにしても音楽性の巾を広げるとかそう云うのに対しては、打込みを容認すると多大な貢献があるのを実感している。
但し録音物のクウォリティを気にすると先ず音源の選別・購入からしてかなり大変そうで、専業編曲家でも目指さん限りその出費に耐えられそうもない。

だがそんな金満君だったら人だってどんどん雇える訳で、俺みたいな貧にこそ例え真似事程度でも可能化する部分を見過して欲しく無いのだ。
なるべくならどんなオマケパートだって音色・音質には妥協したくないし現時点ではそれが元で幾らもやってないが、過去名作にある種の不完全を上手く使った例が結構散見される。

では本日の例示と行くがそれはAerosmithのに入ってるHorn 
Sectionで、米のグループの癖にその殆どは欧州調のそれよりLo-Fiな感じのにしてあった処だ。
個人的にはTower of PowerみたいなHi-Fiなのが大好物で、当初は折角米でも登場時は冷遇されたりしてたからそんなのになってたのかと勘違いしていた。

だがどんなにレジェンド化してっても一向に傾向が変らないんで、意図があってそうしてるらしきに遅まきながら気付き出した。
Beatlesのに似てる点でリスペクトやルーツも無くは無いだろうが、どうやら「RockのHorn」って拘りがあるらしいのだ。

米の作品でそんな音色・音質のは他ジャンルのには見当たらず、要するにハーモニカが「Vocal Micを通した音色になってるからこれはBlues」みたいなのを狙った気がするんだ。
これって凄く勉強が出来ると東大入れて良いななんて凡人は思うが、本当の利点はあらゆる大学の中から好きなのを自由に選べるなんてのと同じだ。

俺は貧が原因でつい上ばっかり追い駆けちまうが、本当の適切は高級なのばかりでは賄えない。
こんなのを参考にすると質だけで選外にするのは考えもので、活用の仕方は決して簡単じゃ無いだろうけどさ。

<つづく>

2021年6月18日 (金)

音楽備忘録673 そのEffector何へ繋ぐの?-③

最早恒例の前回補遺から行くが、具体的にはどんな風に音色が変っちまうかだ。
Effectの種類次第でかなり差は激しいものの、基本的には漫画タッチな方が良くても劇画化するってな感じだろうか。

非楽器Amp用のを楽器Ampに繋いだのだって勿論変質は伴うが、音質の劣化と比べると印象差の方が小さいのが多い。
それに対し楽器Amp専用対応のストンプを卓とかに直結させると、両方が激変した様に感じられる事が多い。

この内質の方は正確にだと劣化は主にAmpのせいだが、印象の方はミスマッチの典型なのだ。
尤もエレキGuitarにオーバースペックのDelayとかだと、運が良けりゃ結果オーライでオーバーしてた部分が適当に削がれて都合良くなっちゃったりもするけどね。

けれど楽器がパッシブタイプで球Ampに直結させてる場合だと、仮に気にならなかったり問題レベルになって無かっても印象劣化は必ず起きている。
又この件ではAmpがどの位楽器用に特化させてるかも大いに関係してて、俺言い「Line録り再現Amp」だったりすると影響はかなり小さくなっている。

その手のだと楽器用とうたっててもかなりPA寄りに作られてるからで、但し典型的なエレキっぽい音はEffect無関係に元々苦手だ。
今でも生き残ってるのは殆ど鍵盤やBass用のだけだが、一時期は音創りの安定性事情から「内実ほぼPA」な楽器Ampがプチブームになってた時期もあったな。

Midi音源の互換性案件は完了する前にほぼ終わっちゃったけど、打込み系でも「何時でも何処でも誰でも同じ音」って面では生エレキよりゃ尊重され続けてる。
因みにチープな古典ソフトのではあるが、俺と従兄の所で同一ソフトシンセを使ってるのでそれをついでに付記しとこう。

PCはソフトの都合もあってOSは同じWin xpだが機種は全く別物で、結果的に実際に出て来る音には問題視不要な程度でも誰でもすぐ分かる様な違いが色々あった。
直接的には曲作りにしか使って無いから無被害で済んでるが、音色次第では雰囲気が真逆に近くなるのすらあった。

只それもPC本体の責任と見るかサウンドカードの有無やそれのせいと見るかは微妙で、デジタルDataの段階では一切の相違は無い筈だ。
とは言え当時の人達が未来予測してた程は同一にならなかったからか、「何時でも何処でも…」は昔より重視するのが放棄気味になってるのかな。

人間の印象としては例えばMarshallで鳴らせば、Marshallらしかったらそれが実はEffectorミスマッチのせいでもスルーされがち。
なので実体が眼前に存在してるとそっちの影響力が勝っちまって、ミスマッチさせてても逃してる可能性が拭えない。

音的結果オーライが基本的には全てだがそれを放置してると、生耳ではセーフだったのが録ってみたらヤバくなるのもあるんですわ。
恐らく録ったのを聴く時にずっとその楽器Ampを見つめ続けたりゃしないからそんなののせいなんだろうが、悪く逆手に取れば動画にMarshallしか映って無きゃ実際はFenderの音でも騙されてくれるお上りさんも居そうってなもんだ。

尤もⅡでMarshallって俺言いだと「衣装代割合の高い」もんなんで、機能的には完全ジャンクでも外装が綺麗なのたど結構なお値段のが多い。
それじゃあ音自体でもっと困りそうでもあるから、オブジェ的購入は個人的には非推奨だけどね。

どうしても当座騙したいからってんならもう仕方ねぇが、忘れた頃になって過去の汚点として突如反撃して来たりするからおっかねぇぞ。
予算を中心に諸事情から理想通りに行けない方が多いけど、偽物と本物の差は縮められはしても無くせないもんなのよ。

そんな面もあるとなりゃ見逃しミスマッチで劣化させるのはかなり痛い筈で、最低でも「もしかしたら後でケチ付けられるかも」すら知らずにやらかしちゃったら虚しくなるんじゃないかな!?。
取敢えずチープなのでも良いから楽器AmpとMixer卓等の両方へ繋いだのを、先に試し聴き位はしといてからにした方が良いんでねっとね。

<つづく>

2021年6月17日 (木)

音楽備忘録672 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑲

今回はLED照明の総括と補遺に続き、懸案だったスピーカ専用EQの修理の顛末等をば。
後者は修理なんだから本来ならこの枠に来ない筈が、例に依って一悶着あった結果こちっへ…。

ではLEDの総括だが、疲れた・草臥れた・2度と御免…って心境だ。
正直生き残り部品を上手に活かそうとして却って大事にした感も拭えんが、その根幹には放熱性の高い基板の不所持等があった。

LEDで一番ポピュラーなのはプラスチックの粒から2本足の出てるヤツだが、照明用等の大量発熱をそれだと上手に発散し切れない。
この事と小型化や生産性の事情から近年は「表面実装型」ってのが増殖中で、要するに「部品に足が付いて無い」のだ。

加えてこの手のだと部品本体に基板と別に放熱器を取り付けるのがほぼ不可能で、けれど必要な放熱性能を持った基板があればそれへハンダ付けするだけで一遍で片付いちまう。
なのでこれから「買って作る」なら却って便利だが、年代物のジャンク主体じゃそんなのありゃしなかった。

となると元からの放熱兼用基板の性能を落す訳に行かず、「状況に最適な組み換え」が出来なかったのだ。
因みに面実装部品向けの基板はカスタマイズ率が高いのもあるんで、ジャンク収集家!?としてはあんまり有難く無いんですけどご時勢ですかね。

それはそれとして一応最終決定後の駆動回路図を載せとくが、実際にはその前にジャンクのプリンタ電源アダプタの中身が繋がっている。
がスマンが回路図の書き起こしをしてないんで、そっちはスペックだけで勘弁しとくれ。

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では未出部分に限定して極簡単に説明しとくと、左下方に「221SF」とあるのは220Ωの半固定抵抗器の事だ。
昔で最初の頃は律儀に全部そのまま書き込んでたが、こんな風に略すのは楽するとか空間余裕を作る他に私的にそれなりの理由がある。

それは実際の部品が小さい物だとまんまには書かれて無く、略号印字されてるのが少なくないからだ。
抵抗器なんて数字はおろか「カラーコード」って色の帯になっちゃてるのが多いが、流石に図面に「赤黒赤」なんてんじゃ分り難いからそれは止してるけどさ。

んじゃ「SF」って何ったらこれは電子回路のなんでSpace Fantasyとかじゃ無くって、Semi(準→意訳で半)Fixed(固定)の頭文字なんす。
して現物には形状から半固定抵抗器なのは多分分かるだろってんで、抵抗値の数字だけしか書かれて無いん。

それと同じになってた方が他の只の抵抗器と区別が付き易く、組む際に間違え難くなる気がするんでこんなになった。
続けてアダプタスペックは本体ラベルの表記に依れば、出力は24V/1.2Aと5V/0.4A(現況不使用)となっている。

んが5Vの方はまあまあだが24Vの方は実際は23V程度になっていて、不正確ったらそうだが元の決まってた繋ぐ相手の都合にはこんなで問題無かったんだろうと思われる。
「専用のアダプタ使わんと保証しません」ってのはこの辺りで、機器次第で電圧が足りないと困るのとオーバーすると困るのの両方があったりするからだ。

続いて懸案修理の話しは故障個所はバカみたいに単純で、2箇所配線がもげちゃってただけだったから直に終わった。
只内部で引っ張れたりしないのにどうして破断したかはそれこそ一寸ミステリーで、据え置き使用で揺さぶられたりもしないので謎である。

なのにどうして魔改造枠に来たかったら、後面の配線ソケットの未固定箇所を修正するのに筐体をヤスリで削る羽目になったからだ。
元が何で未完に留めてたかったら設置場所の奥行きが乏しいからで、繋いだコードの出っ張りを抑えようと思ってわざとそうしといてみたのだった。

だが後に別の場所へ繋ぐコードが変更になったらそっちの方が出っ張りが大きくて無駄になってて、修理を期についでで処理したのである。
これで漸く本業に精を出せる環境が戻ったんだけど、グズグズしてる内に何時の間にか梅雨入りしちまってたよ…。

<一旦終了、多分>

2021年6月16日 (水)

音楽備忘録671 録り方の問題 加工度編⑮

今回は俺言い「録音後加工に適した打込み音色選択」を論じてくが、個性と汎用性は相反してる場合の方が多い。
ので完成作品とデモでは優先度が逆になるが、私的にはデモでも汎用性を優先し過ぎるのはお勧めし兼ねる。

録音って手段の無かった時代を考えたら、どの楽器にどう弾かせたいのかさえ分かりゃ構わないと思うでしょ。
確かに基本は変わったでも無いんだけど、なまじ聴こえるからにはどうしたってその印象の影響を
皆無にはし辛い。

なのであまりにも音色選択が負担になったりするんなら、譜面で渡しちまった方が今だって良いのだ。
出し手も受け手も読譜力が無いと成立しないが、現代のホントの強みは伝達方法が増えた処にその根幹がある。

なのでⅡで今だから打込みデモ音源じゃなきゃなんて捉われる必要は無く、各自が一番伝えやすい・伝わり易い方法を選びゃ良いんだよ。
そんな中で打込みを選ぶんなら「音色とフレーズのコンビネーション」等が注意事項となるし、自身では奏でられない音色が使えちゃうのも打込み固有の強みだ。

俺の現況では例えばエレキBassの音色がとっても少なくて、尚且つ自分のとはかなり違うのしか使えない。
具体的には音源(ソフトシンセ)には殆どFender系の典型的なのしか無いが、大抵はリッケンのピック弾きをするから整合性に乏しい。

そこで若干変態的だが実際はエレキで弾くのに、打込みのを敢えてシンセBassのにしとくなんて事もやっている。
他パートについても同様で、楽器種よりも聴こえる感じが近い方を選ぶ様にして凌いでいる。

そのお陰か完成作品に打込み音源を存置するのが極端に減っていて、電子楽器の利用頻度すらかつてより減ってる始末だ。
「年寄りの演る古臭いの」に本人が画策する程の新味を加えるのは困難だろうし、やった処でそう思って貰える可能性は低いんだけどさ。

私的電子楽器利用頻度低下は新音色がかつてより出現しなくなった影響も小さくなく、他人以上に俺自身が今更感に苛まれるからではあるが。
尤も少々古臭くても構わん時のは打込み流用が増えていて、微妙なノリだとかは兎も角音色的には殆ど生と差異は感じられない。

但しそんな際の残響系Effect(ソフトシンセ付属)掛け録りには一応注意が要って、現時点ではまだ出くわしてないが整合性への配慮は必須だ。
これに対し生や電気楽器系音色のは不所持のは使わざるを得なくなったりしてるが、特に人力のと共存となるとほぼ先には掛けない様になっている。

所詮気休め程度の効力にしかならなさそうでも、異質な存在同士の距離感を縮めるのに足しにはなるの請合いだ。
何れにしても各パート毎に一々違うEffector機種となるとこの点不利なのは確かで、常に全体で聴いて判断する癖を付けときたい処だ。

現代流の安上がりってんならもうEffectは全部PCやipadとかに任せちゃうのが良く、普段がマルチで無い奏者さんには単独時と別個に考えて貰う事になる。
自パートの売りの為には何時もの専用のの方がそりゃ良いだろが、それだと一歩間違えると如何にも自パート以外のを露骨に手抜きしたかの如くに聴かれる懸念がある。

又最近の俺みたいに作・編曲時点から打込みを利用してると、フレーズのコンビネーションの確認等にも却ってその方が便利だ。
24時間個人のみで使える防音室とかあったら違うかもだが、体験的には人力と打込みの「中途半端な併用」が一番非効率且つ非実用的だったな。

今や普通なら殆どの人が持ってるスマホでだったら、妥協を強いられるにしても何時でも何処でも打込みなら作業が出来るんだしさ。
突如浮かんだアイデアを逃さぬには、システムの立派さよりその場で対処可能なのが遥かに重要だしね。

決して楽器を弄ってて思い浮かぶとかのを軽視する訳じゃないけど、爆音系の歌パートなんかだと夜中に突然絶叫しても迷惑だし。
或は楽器自体が爆音のだとそれに関われる時間ってどうしても制限が掛りがちなんで、フレーズを考案するだけとかなら打込みで対処出来るとそれが可能な時間が増やせて良いんだ。

<つづく>

2021年6月15日 (火)

音楽備忘録670 そのEffector何へ繋ぐの?-②

繋ぐ相手が楽器Ampじゃ無いとと来りゃお次は不要のが来そうだが、チョイとお待ちになっておくんなせぃ。
そんなのは一般オーディオと同じに扱えるからここには不相応、「曖昧な存在」若しくは使う側が迷わされ易そうなのへフォーカスじゃい。

今時は奏者だって昔よりゃスマホやタブレットなんかの好影響から、少しは機械の使い方を皆考える様にになったと思う。
でも音楽は理屈で間違ってても「音結果オーライ」がまかり通るし、寧ろそうじゃ無いと駄目な位だ。

その結果多分近年では稀になってるだろうが、間違った繋ぎ方のお陰で珠玉のサウンドになってたなんてのもあり得るのだ。
何だそんなら気にしなくても良いんじゃん…とは行かないのも現実で、リスクを熟知しててこその裏技でもあるんだすよ。

では先ず物理的な整合性から行っとくが、これこそが一面で動かせない現実だ。
Effectはその種類次第でミスマッチに気付き難いのもあり、そんなに分り難いなら平気そうと思うかも知れない。

だがどんな条件下でもそのミスマッチ度が一定ってのは先ず無く、ずっと大丈夫だったのが些細な外的変化で一気に崩壊する事だってあるのだ。
なので許容するにも弱点を先に良く知っとくのが大事で、「最悪時でこの程度だから」なんて裏付けが要るのよ。

と言ってもそれを試す自体はそんなに難しくないが、問題はミスマッチを見逃してしまうパターンだ。
私的にはChorusを始めとした短時間空間系が一等危ない認識があって、音色改変が控え目且つ曖昧なのが災いするみたいだった。

例えば「キン」が「コン」とかになりゃ誰だってすぐアッとなるだろうが、「ムニャモン」が「ムニャモム」とかで最後のが弱かったりしたら分り難いっしょ。
こう云うのってモニタ方法や記録されてる音次第で本件以外でも良く起きるんだけど、その可否判断は先ず象徴的な箇所に変化が無いかどうかだよね。

処が音色として象徴の癖にとても小さかったり脆弱だったりするのも少なくないから、これが面倒や厄介を連れて来ちゃうんだ。
又そもそも設定が非最適になってて、そのせいで「美味しい処」が少なくなってると尚惑わされ易い。

上記「又」以降は近年設定が複雑化してるんで危険度は昔より上がってると看做せ、なまじ基本的音質レベルが向上してるが為に「使い損じ」も分り難くなっちゃってんだ。
これ等を一気に一網打尽にするには全部PC内のバーチャルとかにしちまうのも一興で、但し掛け録りの分には十分には機能してくれないがね。

ここでミスマッチの正攻法の攻略方法も付記しとくと、レベル(音量)・インピーダンス等信号規格関係だけだったらBufferやPreampみたいなのを間に噛ましてやりゃ解消する。
但しこれが可能なのは楽器Ampに繋がない前提で作られてるのの方で、音色的周波数特性に余計な癖が付けられて無いの限定だ。

突詰めりゃ今はデジタルの力で極端なEQ補正も可能になってるが、楽器Amp固有の「反応の癖」迄は補填出来ないからこれが残っちまう。
少し前の「借りっ放しの名機Dimension Cを録音に使って無い」話し、聴こえで判定を下したものの物理的ミスマッチがその大きな要因になってるのも当初から考慮済みだ。

これ等からすると決定的なニーズが無いならEffectorは、「繋げる相手が多いの」を優先するのが得策となるし自然と実践してたわよ。
俺の場合もう随分長い事人前で演奏して無いんだが、Liveと録音に優先度の差は無いままだ。

とは言えキャリアの割にLive用ストンプがとってもプアなのはこの辺の事情からで、使える場面の少ないヤツに払える金はにゃーってな寸法だ。
或はLive命の人だったら、正式録音の際はそれをやる場所にある物に依存しちまうのも1つの手かも知んない。

<つづく>

2021年6月14日 (月)

音楽備忘録669 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑱

どうにも遥かな道になっちまったLED魔改造も、漸く大詰めを迎えつつある。
それにしても幾ら加齢で鈍足化したからって、まさか季節を跨ぐとは夢にも思わなかった。

大工仕事(ってもほぼ金属加工のみだが)の主だったのは残りあと1つ迄来て、現在は回路基板や電子部品の艤装中だ。
レーンのクリップ保持は大凡予想通りに運んだが、それで光の具合にどんな影響が出るかはもっと後にならないと分からない。

それ処か肝心の照度が足りるのか、照射角に問題が無いのかすらもっと組み上がってからじゃないと判然とはしない。
この辺が重い腰を更に重くしてるが、
かと言って投げ出せないのがまるで自粛延長みたいに勢いを削いでくれる。

こんな部分も時として魔改造ならではの負の遺産で、今回のだと殆どが最適部品じゃないから仕方がない。
尤も今日日の量産効果からの低価格最優先では、昔より各個人のニーズにマッチしたのは買えなくなっている。

安いんだから贅沢望むなってのはご尤もだけど、価格だけで贅沢かどうかの判断が下されるのはやはり間違いなんじゃないだろうか。
俺の場合は知恵と時間と労力で解決しようとしてる訳だが、せめて壊れた際の対応をもっと充実させる法律位は早急に作っといて貰いたい。

今本邦政府は1に改憲・2にオリンピックと浮かれ捲ってるが、補償金を始めとした実生活関連のを軽視し過ぎて余計苦しくしちゃってらぁ。
たまたまこんな目に遭ったから強制的に実感させられてんだが、照明器具って前述のにもコロナにもそれ以外のにも等しく大影響があるんだよね。

年寄り臭く思われるの覚悟の上で申し上げるが、やっぱものには順番ってのがあるんですよ。
資本主義社会下なら先ずは先立つもので御座居ますが、単にお金がありゃとか稼げりゃ良いってんじゃないのよ。

等と愚痴り乍らも日が変って作業を続けて漸く完工し、今は試運転開始から半日位経過した処だ。
現時点では安定動作してるんで一応完成とするが、照度・照射角共計算
通りになってくれて一安心だ。

但し各レーンの間隔が広目でLEDとカバーの距離が近いせいで、点灯時のカバー外見に明るさムラで縞馬みたいな筋が出来ちゃうのが残念。
ベンチテスト中に直視危惧からカバーを「上乗せ」してた時は、もっと素子から距離があったからムラは出て無かったんだけどね。

処で上記で想定じゃ無く「計算通り」なんて書いたのは、テスト中は床置で「光の向きが逆」だったせいで感覚が掴み切れなかったからだ。
部屋や人次第ではそうならない可能性も低くないが、俺の今回の場合だと例えカバーレスにしても部屋全体が何か一向に明るくならない感じだったんだ。

どうしてそう感じられたかは未だにハッキリした答えが出て無いが、そんな事が起き得るってのは今後照明関係を扱う際に参考になりそうだ。
前からスポットや間接照明はかなり光源より暗くなるのは知ってたけど、単に効率や照射範囲よりも向きの影響がもっと大きいのかも知れない。

どうやら光の方もムードつまり芸術性を求めると効率的には最悪らしく、雰囲気と実用性の両立が大変なのは音と同じみたいだね。
尤も光源自体でなく照射面で比較すると、LEDと白熱電球で球と石みたいな差が出ない分照明の方が音よりマシな気はしている。

今回のでは駆動回路は設計から新規自作したものの、適したジャンク部品の手持ちが無かったんで酷く苦労しちゃったよ。
長い魔改造人生でもこの点では髄一と言って良く、尤も普段より規模が大きかったのもあるんだろうけどさ。

ジャンクでパワーAmpを作ろうとしたとして、球では数W程度の出力トランスしか無いし石でも電源トランスが100W位迄のしか手持ちが無い。
それで部品の一部だけでも買おうとすると、不人気中古や激安新品と最低でも価格差が縮まるから考え処になっちまうずら。

<つづく>

2021年6月13日 (日)

音楽備忘録668 録り方の問題 加工度編⑭

ここからは録音に際しLiveでの再現性の要る要らんでの違いへ進めるが、程度差こそあれ打込みでだって先に考えといた方がええのんや。
演奏場所毎の音の差が全て悪いなんて決して無いが、音色や編曲次第じゃ最悪時は聴き取れ無くなる事だってあるからね。

さて本件で先ず考えるべきはLiveと録音物の合致度設定ってなもんで、余程の金満君じゃないとほぼ一致は厳しいが最低限全く別物になっても構わんかどうか位はね。
演るに際し楽なのは別物容認だが、同じ人なのが全く分からなくなる程だとそれも困る。

私的には「歌や生楽器が無い」ケースでこれが危惧され、その原因は機材依存度が高いからだ。
只俺の言う機材って所謂電子機器に限らず、持参生楽器でも条件次第じゃ大問題になる事もあるのだ。

その一例が過去述「Livehouseで三味線PA」等で、洋楽主体のハコに邦楽生楽器の再現性の高いMic等は置いて無いのが普通だからだ。
MicのみならずAmp・スピーカ等も風情より明瞭度やパワー最優先になってて不向きなんだから、せめて専用Mic位迄は持って来てくんないとこっちは打つ手が殆ど無い。

そもそもからしたらハコの不一致が最大原因に違いないが、洋楽系の他楽器等とコラボするのも考えるとどっちにしろ確保しとくに越した事ぁない。
これが歌手だと「俺様専用Mic」を使うとか持ってても割と普通だが、肉声より個性の弱い楽器の方が本当はもっと必須なのだ。

演り続けてく内には周囲からの要望等も含め何れは分かって来るが、ベーシック音色の確立やより適した方法の為には始めるのは早い程良いんじゃないかな。
これよりは程度は大抵軽いが環境負荷に弱いのも生楽器では注意が要って、極端に小音量だとか音量的指向性が狭隘のだったりすると使い難くなる。

単独録音だったらその楽器へ環境の方を合わせられるから良いが、Liveでは1にお客2にハコへ合せなきゃなんないからね。
例えば垂涎の音色でも極度に非力なSnareだけ持参したりすっと、既設のDrumsetからの被りが酷くなって色々「普段とは違う」を生じたりする。

仮にSnareの方に合せるのに他を弱く叩いたとして、他が「普通じゃない音色」になったりしちまう。
勿論それが一寸なら割と日常的に行われたりもしてるが、可能なのは音色がそんなに変わらない範囲に限られる。

それからすると「完璧にしてからLive」って思想にも難があり、他所での按配が分かる程度の体験は早期に持っといた方が良いだろう。
更に掘ってけば基本的にはLiveをしないつもりでいても、平均的な聴取環境が分かっていないと違う音色に聴こえ易くなってしまう。

この件では俺の大好きな超低域の処理等で起き易く、特に超低域に個性を集中させたりすると中々難しくなって来る。
夫々に「持ち味」ってのもあるから環境整合性だけを優先させるのは考えものだが、「何時でも何処でも聴き取れる音域」になるべく個性を持たせる様にしとくのも大切だ。

そしてこれ等は昔みたいなLo-Fi時代の方が却って調整も構築も安全で、今みたく高音質が得られ易くなってると意識しないとやらかす危険が高まってしまった。
要は聴こえる範囲が広がって増えたから、気を配るべき箇所もそれに応じて増えちゃった訳だ。

万一これ等の何処かに致命的欠陥ってか強力な弱点が出来ちまうと、それを加工処理する段にも付いて回るんでここで吠えてんのよ。
録音後の加工が今では昔より一見万能と感じられ、その位進化したのは確かだけどさ。

音源に「必要なのに含まれて無かった成分」を後付けするのに、1箇所だけならある程度は行けても複数になると今だってキツイんすよ。
幾らどうとでも弄れる様になったっても、元の個性を維持したままって条件が付くとそんなに幾らでもとは行けないもなんざんす。

<つづく>

2021年6月12日 (土)

音楽備忘録667 そのEffector何へ繋ぐの?-①

過去述国産初期球ストンプの件で「追加」で思い出したのが、「繋ぐ先」の関係だ。
楽器AmpかMixer卓やPAとかかってので、中には夫々様に適化させた出力が両方付いてるのもあるけどね。

今回のお題って通常使用時だってマトモな音が欲しきゃ要配慮だが、もし魔改造とかする様なら尚更大問題だ。
そこで熟知してる人には余計なお世話だが、忘れん内に書いときたいと思ったのよ。

さて以前に国産初期球ストンプは買ったままだと低音過多でそれを弄ったのは記したが、改良後でも楽器Ampに繋がないならそれでもまだ結構籠った感じだったのよ。
歪み系だと元の音の作り方や音色に依ってこの影響度は巾広いが、パッと聴きで気にならなかったからって安易にスルーすると後でアリァリァを起こし易いだかんね。

近年は楽器AmpもEffectループ付が増えたし、それがPre(音色創作)とPower(大きくするだけ)の間を選べるのが増えたからなんだけどもよっと。
っと楽器Ampひとつでも千差万別になったからそれと併せて進めてくが、「楽器用スピーカ」を通すだけだってそれなりに変質はあるんすよ。

そもそもピュアオーディオのと比べりゃPA用ですら音質より能率や耐入力の方が優先になってんだから、それからしたら楽器用ともなりゃオーディオヲタからすりゃ偏屈の極みも同然ね。
良し悪しは別として兎に角それ位「音を変えて出してる」訳で、先ずはこれを覚えといておくんなまし。

次にループがあっても楽器Ampの癖から絶対逃れられないのを挙げとくと、もし好んで古典的なペダルワウとかを使うならそれは「Amp前」に入れとかないと苦しいよ。
こんな流れになったから今回は楽器Amp相手じゃないと困るのへ特化させてくが、奏者視点に立てばEffectにも楽器Ampの反応が欲しいケースだろうか。

ってⅡで元はループは無かったし必ずしもAmp歪ませも普段はしなかったからそうなっただけみたいなもんだが、鶏玉子話しを放っときゃ楽器Ampの性質の逆算が設計に加味されてる訳だ。
ハイインピーダンスのせいで劣化する心配のほぼ無い電子楽器とか、エレキ(電気楽器)でもBuffer内蔵ののアクティブタイプって昔は殆ど無かった。

のでスタート当時は必ずAmpで主に高域を強調させなきゃなんなかって、それ故ストンプをオーディオみたいにリニアに作ったらシャリシャリキンキンになっちまう。
これを逆手に取りゃその分Ampでの盛りを減らせるんだからローノイズ化出来るのは確かなんだけど、そうしとくとEffect Off時に籠り捲るから困らぁね。

なので基本的にOn/Off自由の汎用性を持たせるには、Effect分以外は極力音質変化がそれで起きない様に作られている。
尤も分かった上で過去に魔用してた俺であるが、その当時の目的は余計な高域を落す為だった。

PreampもBufferもDirect Boxも不所持だった当時、他で対処するとしたら楽器本体のToneノブかMixer卓のEQで削るしか無かった。
だが楽器用スピーカの高域減衰はとても急峻なんで、上記前者は論外だし後者だって良くてMidがあって3つってだけで内実は殆ど只のトンコロじゃ全然役不足。

何が駄目って不要高域を許容範囲迄落すと、肝心要の中高域迄盛大に削れちゃうんだもの。
と偉そうに語っといて事始め時点じゃ全く何も考えて無かったんだけど、それだってもし音が変だったら即座に別の手を考えて実行してましたよ。

尤もⅡで近年だと色んな機器が性能アップしちゃったから、恐らく昭和の遺物でも使うんじゃなかったらもう通用しなくなってると思うけどねぇ。
まあ兎に角そん位下手を仕出かすと「変わっちゃう」訳で、万一これを見逃して音質評価なんかしちゃってたら大損でっせ。

<つづく>

2021年6月11日 (金)

音楽備忘録666 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑰

今回は皿ネジ用の穴掘りの顛末だが、備忘録の前に「音楽」って付いてるのにこんなに室内照明のが続いちゃって…。
私的には大いに関係があるからそうしちゃったんだが、この辺でそれも改めて記しとこう。

正規の音量で楽器を鳴らしたり歌う(最近とみにご無沙汰だが💦)なら防音室へ籠るが、家庭の事情で俺以外に頻繁に使う奴が後から出現したんでそれ以外は俺称「外の部屋」で過ごす時間がとても増えちまった。
この「外」ではこれを書いたりする以外にも様々な魔改造や、打込みで曲のガイドを作ったりと随分色々やっている。

今だとLEDの他に従兄発案リフの続きを作るとか、以前作った小型スピーカ専用EQの不具合修理等を抱えている。
この2つで状況例示させて貰うと前者はPCモニタ画面の都合、後者はそのスピーカが外の部屋専用だから中の部屋(俺分類:防音室)では具合が宜しくないのでありんす。

現況画面は全てLCDなのは同じなんだけど中と外じゃサイズは大違い且つアスペクト比もで、一度に沢山見たいのだと中じゃ厳しいんだ。
ほんだら何で中のはったら費用も勿論だが、デカいと設置場所がもう残って無いのもあったからだ。

一方EQ案件はそれが健全に掛ってくれないと変癖音質になるんで、LEDが逝かれる迄は真っ先に取り掛かろうとしてたんだ。
どうせ全部とっとと片付けなきゃなんないが、EQ修理するのに明るい方が良いからLEDを先にやってんですわ。

中で音はマトモでも狭隘小表示で・外で音が変でミスりゃその分余計に時間だって掛ると思うと、唯の部屋の照明器具如きが本業にも大きく影響するって寸法なんでごわす。
一説には感情的になって慌てて書いたから「音楽」外すの忘れたって、決してそんな事は御座居ません…と言い切れないのも何でゲスが…。

いい加減で「…」過依存からは脱却するとして、皿ネジ穴掘りの件へ進めませう。
ご存知な方も多いだろうが拙い文の補助も狙って、一応イラストを載せとこう。

Photo_20210602101801
至って概念オンリーな上見事な迄のたったこれだけかいだが、左がノーマル頭・右が件の皿ネジで現実には夫々にもっと色んな形状バリエーションがあるが大別すりゃこんなもん
だ。
相手が柔らか目な木材とかだと掘り込みをしなくても、右のタイプのは締め付け圧で比較的綺麗に頭部が埋没してくれたりもするヤツだ。

今回のみたいにそのままじゃ殆ど埋没しないのだと掘り込みは要るが、パッと見ではドリル刃先と皿ネジの角度は大体合ってるから余計な隙間とかが生まれなくて良い。
もし角度が急だとしたらドリル刃の方みたいだから、一寸余計に掘っときゃピタリと収まる予定だったんスがねぇ。

っとその前に余計なもう一苦労があったが、それは基本的には道具の不備が原因。
手持ちハンドドリルは直径5mmの刃迄しか付かないが今回必要なのは6mmで、刃自体はギリギリで持ってる癖にドリルはずっと買わないで誤魔化して来てるって云う。

それは太くなると人力じゃ草臥れちゃうんで、別に持ってる電動ドリルを使うのが殆どだから。
処が今回のは相手が薄いからウッカリでも掘れ過ぎちゃ危ないんで、ドリルで5mmの後は素手で(正確には素指!?)拡張って割と何時もそうして来てたのよ。

でも何時もよか数が多いもんだから、途中で指にマメが出来掛かってイテテの手で挫折。
そこで細いドライバの持ち手だけ太くするアダプタの要領を参考に、壊れたドライバのグリップ部へドリル刃を突っ込んで代用。

そのブツを物色したり空回り防止対策で暫し時間を取られつつ、それでも大体想像通りに穴は掘れた。
っと思ったのにいざ皿ネジを当ててみると、穴深さは足りてそうなのにどうも頭が埋没し切らない。

現物合わせで何回か増し掘りしても幾らも好転しないんでよぉ~く観察してみると、どうやらネジの皿頭の首の部分に少し余計な膨らみか何かがあるらしい。
そこで再度ハンドドリルへ5mmの刃を装着して、中心部だけ増し掘りして何とか壁が乗越えられた。

因みにどうやってこれを確認したのかったら皿ネジを逆さまに穴へ当ててみて、ネジ頭外周部が穴へちゃんと収まるか様子を伺った。
もし見える様なら単なる深さ不足、それで大丈夫なのに正規の向きで当てて出っ張るなら他の何処がつっかえてるに違いないから。

<続く>

2021年6月10日 (木)

音楽備忘録665 録り方の問題 加工度編⑬

ぇさて加工度編でベーシックがどうのこうのって又々変だが、状況に依っちゃ録る前に「作り切れない」ケースだってあるからねぇ。
私・技師的には極力避けて頂きたい処だが、駄目政府のお陰で貧困・狭隘・無理解・分断がこんなに進行しちゃうとね…。

但し先にお知らせしときたいのは、ベーシックが自己完結出来ない際の欠点だ。
初心者だったりすればその道の達人に作って貰った方がその時点での出来栄えは良くなるだろうが、暫く後になってもしあんなの求めて無かったってももう後の祭りだ。

自分の音≒誰が聴いても良い音が理想ではあるが、少なくとも挑戦初期段階では逆になる方が圧倒的に多いもの。
旧知の者より初対面の人に親近感が持ち辛いのと同じで、認められる迄堪えられないとこの方面では厳しいし向いて無いかも知れない。

近年本邦のたった一度の失敗も一生もの的世相はとても邪魔で、それに真っ向から逆らわなきゃなんないんだからきっと昔より大変になってる。
だが個人的には印象依存と同調圧力でフラットに物を判断出来んそんなアホ共何ぞは放っといて、チビッと私的な昔話しを参考にひとくさりさせといとくれ。

かつてプロになりたくてまだなれて無かった頃、アメリカのオーディション事情を聞かされた当初は背筋が寒くなった。
実際芸術の他スポーツ方面を眺めても、メジャーリーグはこっちより直にクビにしたり移籍させられたりしてたししてる。

そうかだからこっちはグダグダで向うは凄いのかと勘違いし掛った処で、自身の音楽ルーツ探求の一人旅から帰って来た親友にあちらの実状を指摘されたんだ。
実際ちっともなーなーじゃないしその時駄目ならスパッと切るが、後でバッチリになったら恰も掌返しかの如く大歓迎・称賛してくれるんだって。

それどゆ事ってすかったら、基準は絶対曲げないがチャンスも半永久的に奪わないんだってさ。
こっちじゃ今なら大学新卒の就職で失敗するともう結婚無理かもみたいな境地へ貶められるが、あっちだと今年は一寸残念でしたってそんな感じだったんだってさ。

要するに裏金やコネだけで何とかするのは無理な代わり、実力さえ備われば何時からでもスタート可能と色々と「挑戦し易い」環境らしいのだ。
全体としちゃ必ずしもどっちが勝るってもんじゃないんだけど、「らしさの醸成」にはそんな方が適してるのは論を待たない。

わこの辺にしとくとして環境(主に収録場所)その他諸々の制約から、例えばエレキでは俺言い「Ampドカン鳴らし」は勘弁してなんてのはありがちだ。
生楽器だとサイズやモデル迄は妥協出来ても太鼓や金管の人力演奏なら防音室必須だが、エレキ以降のなら絶対条件(理想を度外視すりゃだけど…)じゃないからね。

処がどっこい普段ドカンでしか演ってないからマッチしたストンプ持って無いとかで、録ってから何とかしてくれなんて事も排除出来ない。
そんな際技師が困るのは奏者本人が自らの音色の条件みたいなのに疎い時で、そうなると中々「その人の音色」を創出するのが難しくなる。

なのでもし「何でも出来ますよ、してあげますよ」と言われても、最低限の道具か足りるだけの「その人の音色概念」のどっちかは持っといてくれないと「自分の音色」が得られる保証は出来兼ねるのだ。
と言ってもそんなに難しくは無く例えばパーでんねん(おっとぉ失礼)の普段ドカン君だったら、その普段ドカンのをメモ録しといたのがあるだけだって大違いだ。

ペンキで云う処の「色見本」とかと似た様なもんで、言葉が達者だったら「風邪ひきのClapton」とかで通じるかも知れないけどね。
けど解釈に巾があるのだと核心からズレる可能性もあるから、色なら色・音なら音の方が安心確実。

何れにしても加工の上手下手やピントの合う合わない以前の段階でコケちゃ勿体無く、こんなのが一面で依頼する側に必要な準備なので御座居ます。
例えお代はツケが利いたとしてもでっせって、全然関係無いか…。

<つづく>

2021年6月 9日 (水)

音楽備忘録664 残響考㉕

ミスマッチ残響の許容限度例を思い付く処から列挙してくが、事故率は低いものの打込みだからと油断はしない方が良さげだ。
音源の各音色の想定主用途は同じじゃない方が多いんで、アブノーマルな組合せをする時なんかは気を付けた方が良い。

少し前に紹介したYesのOwner OF A Lonely Heartみたいに俺言い「場面ワープ」でそれをするなら丁度良かったりもするが、脳内イメージで同じ場所で合奏してたなら一工夫でも加えないと真意が伝わらなくなったりする。
洋楽ポピュラー系用の殆どはベーシックなのだとほぼ無残響で揃えられてるが、邦楽用や民族系のだと大抵は何らかの残響付きとなってるのが一般的だ。

統一されてた方が組合せに対する自由度が上がるのにどうしてそうなってるかったら、物に依っちゃ無残響だと○○の音と認識し辛いのもあるからだ。
例えば「無残響のオケヒット」なんて変なのだって今なら頑張りゃ作れそうだが、人々の記憶にあるオケヒットには残響がセットになってるでしょ。

大体そもそも「ジャンッ」と思ってるのが「ジャ」になるし、それを直そうとして音符を大きいのに変えたってどっちかったら「ジャー」になっちゃうかんね。
勿論そんなのだって後からHall Reverbを掛けてやりゃちゃんとしたのになってはくれるが、ノーEchoで使いたがられる機会がほぼ無さそうとなりゃ付けてあった方が親切だよね。

これと同じ様に無残響で耳にする可能性の低い楽器となると、奏者・楽器・録音機器・技師の全てが世界一で最高の仕上がりとなってても「思ってたのと違った」で使って貰えんって。
まあそれでも実録するよりゃ気楽に行けるが、既に付けられてる残響を別のに変えるのが不可能なのでそこん処4649だ。

では人力演奏の方へ移るが、こちらも収録上の事情等で残響を排除出来ないヤツにやはり苦労させられる。
中でも「録り場所」が限定される癖に他のはそこで録れないってケースで、何処で録っても綺麗に纏められるのは残響非混入のトラックなのにね。

これに対し従兄はConvolution Reverbの利用を考えてて、何かの音Fileに入ってる残響のクローンを作って掛けられる様にしてくれるソフト(主にVST Plug In)だ。
現実だけでは解決不可能な際確かに切り札にはなりそうだが、Mic⇔音源の距離差から来る音質の違い迄何とかしては貰えない。

そこで最悪時の今日ならではの逃避作戦として、俺言い「リモートごっこ」音場なんてのを思い付いちゃった。
動画で画とセットになってないと一寸苦しいが、映ってる部屋が違えば響きは寧ろ違ってた方がリアルだもんね。

こうしてみると実録の場合やはり理想は「録り場所が同じ1箇所」なのが良く、そうでないなら混入残響の排除に血道を上げるのが良かろう。
その際ポイントになるのは大柄な生楽器で、絶対にLine録りなんて出来ない分極力「響かないハコ」が要って来る。

となって来たのを逆手に取ると誰でも許せるでも無いだろうが、Grand PianoやDrumset等は敢えて電子のにしてしまうのも手かも知れない。
もしかしたら貧では無さそうなプロがそうしてるのもこんなのが理由の可能性が考えられ、俺は好きじゃ無いが無理してパフォーマンスや音質を落しちまうよりゃ良いと思うよ。

特に無理くりコンプとかで目一杯盛るつもりでいてある程度以上の腕前を持ててなかったら、チョイと残酷だが生で演るご利益はほぼ無いと切り捨て御免に候。
なんてズバッと斬り込んだからって人でなしと思うなかれ、形(システム)だけ理想に近いからって結果が伴うとは限らんですぜ。

例えば電子Drumの方が殆どの場合でEffect乗り(多分死語😢:掛り)が生より良いんで、多分その方が「少ない無理」で求めたのに近いのが得られる筈だ。
最後に響かないハコに30年以上の体験から感覚的なのを披露しとくが、殆どの楽器はそれ自体も響く様に作られてるから当初予想してた程「無響き」になんかならなかった。

なので響く部屋で録ったのと比べないとあんまり違いが分かんなくて、けどこれってもしかしたら逆も又真なりかも知れない。
測定器とかを持ち込んでも構わないけど、それより耳で体験した方が各自にとってどうかは判定し易いと思うな。

もし迷う様なら先ずは何処かのと「響き」を比べてみるのから始めてご覧なさい、本チャンではデジリバしか使わないとしても体感しとくとしとかないのでは多分かなり違って来るから。

<一旦終了>

2021年6月 8日 (火)

音楽備忘録663 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑯

度重なる迷走!?を越え漸く大工仕事は佳境を迎えつつあるが、レーン補助材の加工は細切れ切取りの他にももう一山やって来てしまった。
今さっきやっとこどっこいでこの2つと下駄材へのネジ止めを何とか終らせたが、肉体も然る事乍ら心が
スッカリ草臥れたであるぞなもししぃ。

では細切れ切取りの顛末から行っとくが、狭いのに深く削らなきゃなんないのが大変だった。
距離が短きゃ下駄材時に駄目だったカッター刃でも行けるかと思ったが、一回で削れる量が少な過ぎたので他の方法へ移った。

手持ちの工具類で見込みがあったのは鉄鋸の刃で、片端に布ガムテを数回巻き付けて手で持てる様にしてあるヤツだ。
以前から把手とフレームがあるとつっかえて困る場所用に、持ち手の長さ違いで2枚そうしておいたのだ。

基本的にはこんな中間部の切断は糸鋸使用が定番で、①ドリルで穴開け②刃を穴に通してから把手・フレームへ固定して切る。
だが鋸刃の断面は糸だろと鉄だろうと大抵は単純化すりゃ長方形なのに穴は丸、それでは「切りたい巾」より穴径を大きくしとかんと刃が通らない。

その上手持ちの糸鋸刃はジャンクで何故か硬いの相手だとすぐ刃が削れる粗悪品なんで、鉄鋸刃を通すには穴は多数開けて尚且つ連結させなきゃなんない。
そうなると短距離な場合は「穴の連続」だけで折り取るのも過去にやってるが、それで出来ちゃったギザギザ断面を均すのが結構な面倒だった。

どうせどれでも大変そうならまだ試して無いのをってのもあって、刃の先端部しか効かないから超非効率だがそれで地道に延々と…。
その結果は時間は途方も無く掛ったが、今回のみたいに「無くなって構わない場所」がシビアなのにはまあまあ合ってたみたいだった。

但しカッター刃のも2~3cm以下の短い処でならそれなりのご利益はあり、外力依存でもぎ取る際に「ひびの入る場所」を指定するのには有用だった。
ミリ単位の長さのだと軽い力で簡単に変形させられるんで当初は傷付け無しでグイッとやった処、上手く行くのと余計な部分迄変形させるのの半々の結果となっちまった。

これが初回から怪しげだったら形だけ程度でも傷付けをしてからにしただろうが、偶然(との認識すら無しに)どうにかなっちゃったからその後でかなりヤバい事にもブチ当たっちまった。
事後考察してみりゃ各部の厚みがほぼ一緒≒強度も一緒な訳だから、幾ら力を掛ける場所と方向に気を付けたって影響力には差が無かったんだよね。

それで捻れたり波打ったりさせちゃって、柔らかいアルミのお陰で辛うじて修正出来たがクワバラもんやったで。
もし露出して見える場所だったら作り直し必至、僅かな手間の差が後でドカンと出る典型どした。

とは言え頂上は越えたから慎重さは要るっても後は下りだけと安堵し掛ったったけ、伏兵が潜んどったんであるぞよ。
上述の辛い作業中に「心休め」も兼ねて後の方法も思案してて、下駄材とレーン補助材の結合は皿木ネジ・レーンとレーン補助材間は絶縁性のあるクリップでってのが候補となっていた。

皿ネジ(頭が平らになってるヤツ)にしなきゃなんないのは、ネジの直上にもレーンが来て密着させられないとなんない箇所があるからだ。
その為補助材のネジ穴はすり鉢状の追加加工が要るが、手持ちドリル刃で賄えるネジ頭径だったら「少し余計に掘っとく」だけで収まるからどうって事ぁ無い…筈だった。

皿ネジが手持ち在庫数不足だったんで流石にその位なら後で幾らでも使うからってんで珍しく買いに出て、その際にビニールで被覆されてるカラークリップなる物を発見しどっちも百均並価格だから買って帰った。
当初はクリップ若しくは類する物の部分は別口で何か当てるか挟むつもりだったが、2個で¥3しないんならこっちの方が楽チンだ。

し傷付き不安にも2重になる方が安心確実だから、危なさそうだったら更に間に何か追加すりゃ良いし。
これでギリギリ夏前に完成させられるぞ、なんて見事な「ぬか喜び」になるとはその時ゃ夢にも思わなかったんだけどねえ。

<続く>

2021年6月 7日 (月)

音楽備忘録662 録り方の問題 加工度編⑫

どっかのおめでたいオッサン等と違って(すみません💦)、本物機材を本式に鳴らせる環境が得難いのは分かる。
その為の資金稼ぎとかで本業の研鑚に支障し過ぎても困るけど、滅多に訪れない理想であってもベーシックを妥協するとロクな事ぁねえんだぜ。

と珍しくRockっぽさを滲ませたつもりでも、誰にでもどうでも無理して直ちに全リアルで行けって命じようってんじゃぁないんだよ。
俺みたいな奴でも
Ampは始めて10年待たず比較的早期に運良く持てたけど、それを日常的に遠慮なくドカンと鳴らせる様になったのは防音室確保後でAmp中古購入から6年も掛ってる。

狂人!?が一番急いでそんななんだから、意識を持ったって実現迄の道は随分遥かになっても全然普通だ。
しかしだからこそ意思だけは堅持しとかないとデンジャラスで目先の誘惑に負けぬ他、感性の劣化だとか個人の好みの希薄化を招いちまうのだ。

体験からも録音よりLiveが頻繁だった時期は、特殊改造に躍起になった球のとは言えついついストンプの歪みを中心に考えちまってた。
それでもモノホン現物が常に眼前にあったから助かったんだろうが、先の事より今必須の対策に追われるから段々知らん間にズレてっちゃう。

そこへ追打ちを掛けるのが「モノホンドカン」を本来の環境で聴くのが困難な処で、最低でも一定以上のレベルで録音したのを聴いてみないと真価が分からない処だ。
それからすると非力でも本格的な音色が出せるAmpを、なるべく早い時期から使い倒して体験出来ると良いんだけど。

ストンプで特に近年のヘッドホンでもしっかりモニタ出来るのと比べりゃ、個人で研究するには相当にそんなの不便だ。
けど例えばハウリングとFeedbackの違いや境界域だとか、楽器本体とAmpが隔離されてない同一空間内でないと実態を知れない部分がある。

「ストンプ使いの名人」なんてのも価値も存在も否定こそせぬが、一面で本業より副業で名を成したには違いないんですよ。
その差が明確化するにはかなり耳にしてから時間を要すが、どれだけ「誰それの音」って記憶に残ってるか等に現れるのよ。

今となっては「打込めるのに弾く」って行為、時流に沿わせれば承認欲求お助けシステムってなもんでもある。
これを意味のある物とするには音に明確に人が出てなきゃで、楽に簡単に得られるお便利グッズは差別化には劣り過ぎるのだ。

一寸宗教じみちゃうのは本意じゃないが、もう苦しくてどうしようも無く追い詰められた中で何処だけは頑張ったみたいなのに人って一番出るじゃない!?。
となりゃ道具だけの責任でも無いんだろうけど、わざわざ劣化させる様な真似だけはしちゃったらバカバカしい。

そんでベーシックの確立・非確立はその後の加工の仕方にも大影響ありで、維持すべき箇所や補填すべき箇所が元音の個性次第で180°変わってもちっとも珍しく無いんでやんす。
もし個性が曖昧だったら基本的には常識的な処理を試みるしかなく、けれどホントはそれじゃスポイルしちまうケースも少なくないのよ。

もし舌の肥えた人にしか分からん位薄味だったら、大多数にはそれがどう変化しようと知った事っちゃ無いでしょ。
受け手ばかりか演る側もそれで迷路に入っちゃうと、悪循環に苛まれる日々が続いてまう。

中にはMixで何とかしてよなんて他力本願君も居ようが、音色的テーマが曖昧なままでは弄る方だってスキルのフル発揮はとっても困難なのだ。
ここでのテーマとは言葉より音そのものが持つ「訴え」みたいなのが中心で、一言で「甘い音色」ったって膨大な種類があるやんか。

もしか食レポのプロでもある奏者とかだったら、万人に共通で最適な言い回しも出来るかも知れないけどさ。
それだって奏者は「甘い」と認識したのを技師が聴いて必ず同じに感じるとは限らず、「辛み皆無」とか「苦味皆無」とか例えば逆アプローチになるかも知れんでしょ。

こんな下らん段階で損するのを避けるには、誰が聴いても「これってきっと○○にしなきゃいけないんだろうな」なんて音で感じさせるのが一等間違いが起こり難いねん。
完璧じゃ無くても伝わるに足りてりゃOKで、良く整ってても色んな解釈が出来過ぎる様なのだと不向きだ。

自らの音を加工段階迄責任持つってな良い傾向だけど、単体だけで完成させ過ぎてると最高結果には結び付き難い。
それより先に「兎に角鋭さ命なんだぁ」とか、奏者側からしか提示出来ない部分にもっと
全力を注いどいて頂きたいのである。

<続く>

2021年6月 6日 (日)

音楽備忘録661 残響考㉔

暫く続けたこのテーマもそろそろ一旦〆に掛ろうと思うが、最後はどの程度残響の不始末!?が許容されるかだ。
近年ではバーチャル主流になり過ぎて理想を正しく理解出来て無い人も増えてそうだが、分かった処で現実は様々な事情から例え僅かでも妥協しなきゃなんないのが普通だ。

近年はデジタルや新機器等のお陰で個人製作が増えたからか、音楽屋と音響屋の境界がよりボヤけてしまっている。
私的には先ずこれがどっちなのかハッキリさせるのが良いと考えてて、音楽家が必要以上に音響案件に翻弄されて本業を害したって
しゃーないと思うからだ。

これは俺が上記2つの兼業なんで強く出させて頂くが、正規のマルチとするにはどれにも妥協は許されないのだ。
んなこと言っても単業よりゃリソース食われてる分劣るかもだが、最低でもそう思われるプレッシャーには耐え抜かねばならない。

そんな調子で色々大変なので挑戦するのは結構だが、覚悟不足で臨んで「変な音」にしか出来ないんなら却って思い切って専門家に丸投げしちゃえば良い。
のに近年本邦だとそれに一寸難があるのは、あまりにも半端な音響屋が多数派を占めてるのが不味い。

その最大原因は単なる物理的なスキルとかじゃ無く、本気で音楽が好きなのかどうかだと思われる。
今本邦の状況だと俺言い「本気で好きなら自ら演れ」圧力が妙に強く、結果的に弾かない・弾けなくても音楽に精通し出した技師が演者へ流出しちゃってんのかな。

俺だってちっとも大した事ぁねぇにしても、上記等のせいか何とも頼り無い技師が多い。
まして依存するにはお金も掛るから微妙ではあるが、「音楽家としてのリソース」だけに注目すれば技師の良否は関係無いんだ。

それからするとヘボ技師の為に音楽家としてのレベルを下げたんじゃアホらしく、厳しい二刀流と資金効率の悪さのどっちを選ぶかもひとつの妥協だ。
但し念押ししときたいのはどっちを選ぶにしても、音楽自体には決して妥協しないって条件付きでね。

今って手間や費用を度外視すりゃ殆ど何でも出来る様になったが、昔だと金満有名プロにだって不可能が少なくなかったのよ。
そんな中彼等がどうやって名作を生み出したかってば、可能な限り「演る方」の工夫で対応してたんだす。

例えば金属打撃音みたいなアタックの付いたOrganの音が欲しくなったとして、FM変調や倍音加算音源が出て以降ならシンセだけの1回弾きで賄える。
のがそれより昔ゃそんなの無いから、仕方無くエレピか何かとOrganの2つを同時若しくは2回に分けて弾いて重ねるとかしてたさ。

そうやってクリアしてっても課題として残るのは、俺言い概述「ミスマッチ残響」だ。
敢えて「技師が頼れない奴しか居ない」前提で話しを進めてくと、例えば部屋残響が混入しちゃってるDrumに無神経に後からHall Reverbを平気で掛けられるかも知れない。

そうされると仮に残響自体の不自然さは許容出来たとしても、何やら太鼓の音だけチープな感じになったりもする。
理屈としちゃ望まぬ響きが付いちゃってるだけだが、無残響よりゃ器楽音の明瞭度は下がるかんね。

全体にReverbを掛けてると上記のせいでホントの原因は少なくとも素人さんには分り難くなるが、それでも「違う」のだけは誰だって分かるからね。
そんな時「太鼓はEcho不要、エレキやシンセにRoom Echo掛けたい」とか要望を出せば、作業に従事する奴が無知でも事故!?を避けられるのだ。

これってトラック数制限が緩和されて打込みでもかなり何でも出来る様になった割にゃ、壮大なオーケストレーションの作品数が取り立てて増えてはいないのとかに気付いとくれ。
無理っぽいのにどうにかして作っちゃったと何でも出来てもそこ迄しないのって、方向は逆だが手法に惑わされずイメージに従って作ったってのは一緒でしょ。

具体例は本項最終の次回に提示してみるけど、許容の判断基準は「音楽としてどうか」の唯1点なんすよ。
理屈だって無視はしない方が良いけどそれが必要になるのは、音楽的のみでは迷った後での話しでんがな。

<つづく>

2021年6月 5日 (土)

音楽備忘録660 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑮

下駄材取付迄は大体想定通りに進んだんで、次はLEDのレーンを乗せる部分の工作と取付だ。
俺称レーンとはLED素子が乗った放熱兼用基板なのを再掲しとくが、概述の如く元機でもこれだけで放熱を賄ってはいなかった。

これが元は2本のを4つづつに切断分割しても長さが280mmあるが、アルミベースプレートの厚みが0.5mmしか無いから「高級な下敷き」並のベコベコさだ。
この面からも介添えが必要でその為に探し当てたガラクタアルミは、5つ共厚さが同じなのを優先したんでそれ以外は形状がまちまち。

その形は基本的には3つあってその内2つは板状、残りは変形コの字型だ。
前者は細長くシンプルなのとL型半導体放熱板を伸ばした物で、巾や切欠きの有無等随分な違いはあるが厚みは一緒。

今回用途では「平らに」しか使わないんで、こんなに違っててもそのまま下駄材へネジ止めすりゃ機能的には完全に同等だ。
それに対し後者はコの字型のせいで未加工だと高さが少し増えちゃうが、中3列に使えば大した問題は出なさそう。

変形なんで取付は唯のネジだけとは行かないが外部からは見えなくなるし、配置の工夫で多少の凸凹等も何とか出来る筈だった。
処がいざ長さを切り揃えて下駄材へ当ててみたらば、想定外の問題が発生しやがった。

Photo_20210528015801
上図は左がイメージしてた取付状態で右がそのまま無理矢理付けたらってのだが、パッと見では上下が面平行になってると思ったのが実際は違ってたのよ。
誇張断面図説としては灰色(現実はアルミだから白銀色)のが件のコの字型材・下の地面みたいなのが下駄材で、青が作ろうかと思ってた補助金具だ。

そして図には書込み忘れたが、灰色の上面に何等かの方法でレーンをへばり付かせようとしている。
上述の通り出っ張るのを中3列にすれば外側に影は出来ないから許容と思ったっけ、俺が見逃した「余計な斜め」のお陰でLEDが傾くんじゃ流石にNGでんがな。

もし傾き君が2本だったら外側で逆向きにして誤魔化せるかもも、3本じゃ全体の光束がどっちかへ寄っちまう。
これぞ典型的ジャンクの悲哀と言った呈だが、面平行獲得の為にゃ小細工をしなきゃなんなくなっちまった。

仮にヤスリで底面を平らにするとして切削量も凄くなるが、それより大変なのが真っ平らにする事。
長さがこんなにあると僅かなうねりや捻れ位は生じそうで、或は何らかの工夫で強引に水平にするのも不可能じゃ無いがどっちにしても密着の確保に問題が出そうだ。

今回のではなるべく沢山熱が伝わる様にしときたいから、僅かな面の変形や上記後者のだと線接触になるのが都合悪い。
では切取るとして加工がシンプルなのは「コ→板」だが、それだと280mm×3もの長さを切んなきゃなんない。

しかも上図で横幅に相当する箇所でたった10mmしか無いから、切る時動かん様に押えとくのすらも大変だ。
そこで悪知恵総動員で切る量を減らす画策をした処、上図にはそれが描かれて無いが下駄材表面の形状がヒントになった。

概述の如く「元フロントパネル」で色んな形の穴がある他、実は溝まで付いてたのよ。
つまり土台側で引っ込んでたり穴になってる箇所は「下に少し出っ張った」ってへっちゃらなんで、それ以外の箇所だけ板状に加工しようとなった。

その結果切る距離は最短化出来たものの加工数は大巾増、お陰で工期がビロ~ンと伸びちゃいやした。😓
但しこっちも恒例化しつつある負け惜しみを噛ますとすりゃ、こうしとくと木工の「ほぞ組み」近似となるから固定強度・安定度はご立派にならぁな。

って全然今回のには必須じゃないから実勢利点は、せいぜい固定ネジの数を減らせる位か…。
借金や労働は、ほんの一寸だって少ない方が良いんだけどねえ。

<続く>

2021年6月 4日 (金)

音楽備忘録659 録り方の問題 加工度編⑪

では告知通り指針導入部!?へと進めてくが、併せて演奏自体のリアルかバーチャルかの選択にも触れてこう。
打込みが簡単になり過ぎたからの価値判断の劣化が見られ、音楽をやり出した時点でそのカードが無くて苦労したのも知っといてってば…。

話しが上記の逆順になっちゃうのが杜撰アカらしいが、さりとて単純に見切り発車で書いちゃったってんでもねえんです
ぜ。
かつて実演・打込みはおろかEffectだって今みたいに選べなきゃ、選択スキルは不要に等しかった。

そこから一気に殆ど全てが自由化した訳じゃ無く、元々は何らかの必要に迫られる都度増えてったんですよ。
エレキ歪み系に関してだと何たって「Live時の音量の自由」が普及したその根源で、これには電気楽器ならではの利点を生かす面もあったんだ。

これで考えて欲しいのは登場理由は勿論音色だったし、一寸したブームだって確かにありましたよぇぇ。
けど当時のエレキ奏者全員が常時Jimi Hendrixみたいな音色で演ってなんか居なかったし、初心者でも持つ様になったのはOverdrive(大抵はAmpでも作れる程度の軽歪み)が出てからだったでしょ!?。

生楽器のみの大編成では狭隘空間でのマトモなLiveなんて不可能で、音量以前に奏者全員が一同に会せる広さが無きゃだもの。
そもそもエレキの発祥からして生ではオケ内じゃ聴こえなくなる弱小君の救済策で、任意に音量を大小させれらる様になったのは副産物に近かった。

当初最後発で市民権無しのRock系は、当然狭小極悪な環境での演奏から強要された。
だからって狭いから歪ませるなじゃ商売にならなくて困るから、ちっこいAmpでフルアップにすりゃ良いってか…。

そりゃそうだったんだがそんなのは当時経済的にも物量的にも、今より遥かに入手難だった自前Ampを持ててたらの話しだ。
しかも持ててても運べなかったり何らかの理由で持ち込み禁止も当然あって、尚且つそのハコがRock専用なんてのは先ずあり得ない。

FolkやJazz・Countryのニーズにも合せとくと、無歪みで所望音量が得られるAmpが置かれてて寧ろ当然だしょ。
…はこの辺にしといてその後ストンプの発展と同時にAmpにも歪ませ機能付きが増えてったが、私体験からすると多分本邦特有の瑕疵のお陰でそれが殆ど機能してない所ばっかだったな。

盗まれるのを恐れたかメンテが増えるのを嫌ったか知らんが、Amp付属のFoot SWがちゃんとあって使えるハコの何と少なかった事か💢。
やる側としちゃ無かった時に困ると思えば、自宅練習時を度外視してもストンプを最低1つは持っとかなきゃ不安で仕方無いやんけ。

まさかストンプ売りたさでハコに金バラまいて、Foot SWを隠して貰ってたなんて流石に考え過ぎっぽいけどさ。
それに疑念を抱かずに慣らされた皆さんは、ドカンと鳴らして録れる環境にあり付けてもストンプのままで行ってたかどうかは定かじゃ無いが。

俺みたいに音的初恋が忘れられない口だとそうならずに済んで、逆に後で想定外な幸運で巡って来たLiveで困ったりなんかして。😓
もこの辺にして目指せサクサクで、音色バリエーションとしてのニーズも早くからあったけどそれはオプションレベルなのでありんす。

随時頻吠えだがバリエーションが生きるのも明確なスタンダードが確立出来てたらやから、音色にもその人独自のベーシックが作れてからじゃないとね。
必ずしもストンプでベーシックを作っちゃ駄目ってんじゃないけど、発売初期から頻用して代名詞化するか特殊な調整でもしてAmpのよりゃ個性がとっても表れ難いのを少しでも補うとか。

他にもストンプとAmpの組合せがお初なんてのも含まれるが、現代の高安定のだと加減巾が狭いから大抵は誰かとすぐに被りやす。
ここでリアルだと打込みより損なのは、受け手には人力で賄ってるのが見えたり分かったりするからねん。

ホントは奏者のせいじゃ無くストンプのせいだって、手加減が下手だからとか操作が下手だからあんな在り来りな音しかとも思えちゃうだしょ。
厳密には何を使ってどう料理したってせいぜい「程度問題」でしか無いんだけど、受け手がどっちへ転び易いかはリアル奏者としたら死活問題じゃん。

<続く>

2021年6月 3日 (木)

音楽備忘録658 残響考㉓

残響混入率案件の続きと参るが、ポピュラー系では無理の容認が行き過ぎてるのへ警鐘を鳴らしときたい。
Classicの世界で生フルコンGrand Pianoで、デッドな打込みみたいな音色にしようなんてのは多分居ないでしょ?。

そんなの求めてる音場が違うだけと思ってる貴方、マイナーだけどClassic系で打込みに特化してる人だって居なくはないでっせ。
彼等は電気・電子楽器を普段不使用な分生には詳しいんで、その分真逆の人工的なのが欲しい際の「生での代用の厳しさ」を熟知してるのよ。

前回迄に記して来た如く、楽器に依っちゃ音色を堅持するには残響含有に目を瞑らなきゃなんないケースがある。
んな事言っても打込み音源だって大元は生のをサンプリングしたんだから一緒やんって、字面だけで判断するから誤認するん。

近年は…かつてだって楽器不所持とか色んな事情で実体験者は少なかったが、サンプリングってのを妥協しないでやってみたら分かるんだす。
先ず残響含有率を下げるには音源とMicの距離を限界迄減らすのが良いが、その際「収録したい音の範囲と数」にこれが大きく左右されるんだ。(無論収録場所が極力デッドなの込みで!)

生Pianoで収録対象がたった1音なら、その弦とハンマにMicをギリギリ迄寄せときゃ良い。
のを普段の一般ではMic 2本で88音をなるべく公平に拾わなきゃなんないから、その為に遠ざけなくてはならなくなってる。

具体的にはMic⇔弦・ハンマ間が一番近いのと遠いのの距離差を、最低でも2倍程度以下にしないと不自然な音量差が出て使えなくなる。
のが1音づつの個別収録だったら一々セットし直す面倒はあるが、条件統一するのが滅法簡単になるのだ。

んだばここの恒例として超変態的だが既に実施されてるDrumset等では今や普及し切った全個別構えの要領で、弦全部に対し88本用意してOn Micにしたらどうか?。
至近にも来る代わり遠くにあるのの本数は増えるから、音色は近接のになっても残響は却って少なくとも種類はとっても豊富になっちまう。

Drumsetでもそうなんだけど、ドラムマシンのに匹敵させるには「他の楽器・他のMic」は無くさないと苦しゅうおます。
この際なんでナチュラル音色と不自然でも無残響が対極にあるのを念押ししとくが、らしさの為には無配慮残響排除は致命傷になる事もあるのだ。

にも拘わらず何故打込み用ではそれをしてるのの方が多いかったら、Drumsetのあらゆる組合せ等へ公平に対応!?させる為なのだ。
現実では例えばシングルTomだったら同系統への共鳴はFloorだけになるが、3Tomのだったらそれへ残り2つのTomのが加わって来る。

3Tom共鳴入り音源でシングルのを再現させようとしたら変になるし、そんなんしといたら汎用性が著しく低下しちまう。
俺の手の届かん様な豪華なのには汎用性よりそのものズバリのも入ってたりしそうだが、さりとて全ブランド・全モデル・あらゆる組合せの全てを網羅するのは不可能だし実用性に乏しくなる。

ので打込みの利便性とナチュラルさを天秤に掛けたのが現況ので、これにはリアルとバーチャルの両方が選択可能なケースも含まれている。
もしどっちも出来るならナチュラルを気にしたらマシンなんて否決定で、何らかの非日常性とか新鮮味が欲しい際だけ機械にするかどうか考えてみるでしょうからね。

近年本邦メジャー系の実演してるフリして打込みや切り貼り
って、わざとじゃないなら今は動画も録らなきゃなんないからご苦労さんな事った。
私的にはエアーと公表しとき乍ら金爆は実は実演のも多いのではと疑ったりしてるが、同じ嘘でもそんなのだったら洒落てて面白いんだけどなぁ。

<つづく>

2021年6月 2日 (水)

音楽備忘録657 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑭

LEDの魔改造も着々と進行中だが(実際は渋々グズグズかぁ!?)、こんな目に遭うのを嫌って当初は違う照明も考えてたんでチョイ箸休め的にそれを挟ませて貰っとこう。
常設照明はインフラでもあるから、それからしたら故障対応の楽で簡単なのが最適でもある。

当時使用中の蛍光灯が徐々に替玉の高価化と入手難になる中、それでも粘って使ってたが安定器の劣化が隠し様が無くなって来た。
そこで従前からの思想通りLED化を模索したが、ネットを漁る迄はまだ割高感もあったので一寸アブノーマルなアイデアも考えたのだ。

それは汎用LED電球とそのソケットを照度的な必要数だけ揃えるってので、第1のメリットは先ず全損にならない処だ。
近年の一体型LED照明器具ってリモコンやらモード等機能的には充実してるが、故障個所次第ではいきなり不点灯になるからそん時ゃそれこそ全滅だ。

又部分的故障でも今回騒動のみたいにそこが直し辛かったらだし、器具の形が昔より様々だから付替えにも色んな問題を生む可能性がある。
第2のメリットは照度や照射位置の自由度の高さで、第3は色違いの電球を混在又は任意に交換する事で色調も広範囲に調整出来る処だ。

けど勿論デメリットもあって取付箇所が増えたりその配線が複雑になるとか、借りてる部屋だとその跡が残って退去時に困るとかそれなりに色々ね。
宅の現実では激安のが見つかり過去述の如く送料も圧縮出来るチャンスにたまたま恵まれたから、今回のではお蔵入りになったままだけどさ。

けどⅡでもし他に照明が一切無い部屋だったら、割高になっても多分そんな方法を選んでたと思うのよ。
今居るこれを書いてる所は全てが超狭小だが元設計はダイニングキッチンなんで、流し台灯ってのが別個に付いている。

更に仕切り無しで玄関と脱衣所・洗濯機置き場とも繋がってて、その2つにも所謂ダウンライトが個別に備わっている。
なので停電以外ではどんなに運が悪くても完全に暗転するなんて先ず無くて、そのお陰で部屋を使え乍ら段取り最悪の魔改造を延々やってもいられてんだ。(ってもそれだけじゃ無くクリップライトで補填してるけど)

そこで次なるアイデアとしてはこれは若い方の一部では既に実行されてそうだが、クリップライトやスタンド等「非固定照明器具」の多用ってのも真っ暗回避には有効だと思う。
尤も最も明るくなる位置が普通のより低くなるから、それによる一般生活での支障は増えるかも知れない。

何れにしてもそんなにしょっちゅう起こりゃしないのへ対策しといてどうかってのはあるが、照明とかだとたった1つしか無い・臨時ですら代用品皆無だったらもっと大変になってたんだろうな。
壊れないのが一番だし多少割高でも即買えりゃ良いけれど、夜中しか時間が取れなかったりしたら有事に結局「別の臨時の何か1つ」は手配しなきゃなんない。

個人的には一般的LED電球の40~60W位のクリップライトを持っとくのがお勧めで、保管場所がミニマムなのと置けない場所でも使えるのが決め手だ。(上向き照射で良い際は大抵のは仮になら置ける)
と引っ張って来た処で作業経過も一応記しとくと、現在筐体鉄板と流用アルミ下駄材を接続する金属部品(板)の加工が山を越えた処だ。

外からは見えなくなるからっても恐ろしい事に4個とも形は違うが、廃VHSデッキの内部フレーム等から切出したり折り曲げたり(又は真っ直ぐに伸ばす)して捻り出した。
本来なら取付位置指定が不要になるから揃ってた方が良いが、アルミ下駄材の接続部形状もまちまちなんで上手く組合わせりゃこの方が却ってフィットするってもんだ。😓

こんなの所詮は苦し紛れに過ぎんけど、何でも全てを対称形にこしらえられるもんで無いのも事実だ。
巷の極限に近い規格合理化は量産メリットのフル享受や保守部品種の極少化がメインで、その必要性が無かったら無理して迄揃えなくったってホントは構わないのだ。

<続く>

2021年6月 1日 (火)

音楽備忘録656 録り方の問題 加工度編⑩

ではリアルじゃ無いと苦しいのの続きと参るが、エレキGuitarの歪みに関しては「後になる程」その影響が大きくなるのが注意点だ。
近年の良く作られたEffectorは、特に聴き初めの印象は絶品だしノイズ面等では圧倒的優位にあるが…。

実は数年前に上記新世代歪み系を使ってる人達のを耳にして、暫く自分の旧態依然のシステムから変えようかと迷ったりしていた。
利便性や安定度も然る事乍ら、そのクリアな音色の誘惑に負けかけたのだ。

それが今になって個人的に新味に欠け発展性も乏しくも踏み止まったのは、それ等を「
作品の一部として聴いた」ら魅力が随分アッサリと失われてたからだ。
つったって後で作品のボロに気付いたとかじゃ無く、音色の没個性さ等から来る飽きがパフォーマンスを上回っちまったかららしいのだ。

様々な使い方に対して音色が安定してるってな、使う側からしたら便利で安心なので一見頼れる存在だ。
だがこれ等利点も裏から見れば、何時誰がどんな風にどう演っても「大差無い音色」しか出て来ない側面がある。

確かにどんな音色だろうと好みは千差万別だし、飽きる時ゃ他の原因でだって飽きちゃうのだって幾らでもあろう。
けれど独自音色を音的「その人の顔」とするなら、顔を忘れるとか最悪だとあたかも「覚えられない」なんて事に繋がるのだ。

そうすっと一時でも気に入ったある人と後に折角再会した際に、素通りしちまう可能性が生まれるのよ。
って再会ったって音だけの話しなんだけど動画全盛の今だって顔(姿)で見つけられても、こんなのが続いた後だと以前より真面目に耳を傾けなくなったりはすると思うんだ。

これからすると美しさや整い度は今となっては高くないと苦しいが、だからって個性より体裁を重視しちゃ元も子もないのは変わっちゃ居らんのですよ。
もし超短期間だけなるべく大きな評価が得られりゃ良いんなら別かもだが、それだって「リンクし難い実績」となるから履歴書は薄っぺらになるですねん。

全く無評価よりゃ短期でも何かあった方がマシにゃ違いないが、それって商業的には有効でも音楽の実力としては無効なんでやんす。
その逆に全然知らなかったし今でも無名に近いけど、人知れずもそんなに結構良い音ずっと出してたんですかって。

いや俺みたいにずっと売れないと生活苦で大変だけど、世間様は音楽で大儲けしたって思ってる9割の稼ぎの源泉は実際は音楽じゃ無いんどす。
経済最優先だったら悪い事ぁ言わんから、音楽を少なくともメインの仕事にするなんて無茶はお止めなはれ。

若い時しか出来ないスポーツ以上に割に合わんし、潰しも利かないですから。
尤も誰もが経済さえ優先にすりゃ確実に食えるでも無く、適性の壁ってのもあらぁね。

けどまあ兎に角「音的プライド尊守」ってぇのかな、それが保てないとお金ばかりかやり甲斐を損ねるんですよ。
この件で上手く立ち回れてる人を良く聴いてみると、出だしは流行に上手に乗せてても徐々に我流にシフトさせてってんのよね。

これ等からすると音質偏重な方は何れは技師等へ、内容偏重(本来は最重要ですが)な方は何れは作家へとシフトしてくのが自然な流れってもんで御座居ます。
私的見解では意外だがこの件低音質しか存在しなかった昔の人程自覚があった様で、それは知る・広めるチャンスが今より断然少なかったからなのかな?。

次回に具体的指針を提示してくが、要は今やEffectと殆ど同化しちゃってても通常の歪みは楽器側音色なのを忘れるなって事ったね。
俺は一番やりたいでは無いにしても打込み肯定派で、弾くか打込むかの選択って実演時にStratにするかLes Paulにするかと同じ様に「考えてから」にするのがお勧めだ。

音楽自体より弾くのを常に優先したいんだと厄介で、そう云う方は作る方からは勇気ある撤退をされるのが是又お勧めだ。
適性に欠ける若しくはしたくない選択を無理に課すより、「上手に使ってくれる」人に委ねた方がやった事の価値を残して貰えるよ。

<続く>

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