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2021年5月17日 (月)

音楽備忘録641 録り方の問題 加工度編➄

前回最後だけだとこれから挑戦したい人には問題なので、そこから続けてこう。
この件に対するキーワードは「積み重ね」で、学校で学んだり今はその道の達人になってる人でも必ず辿らされた方法だ。

1つの機器内で範囲を限定して習得するのには、今のデジタルバーチャルのは昔の実機より遥かに向いている。
誤って隣のツマミに触れるのも少ないし、物に依っちゃ初期化って強力な最終兵器も持ってっかんね。

画的に複雑だとその時点で苦手な方には単機能シンプル実機も悪くないが、学びのステップアップにそれだと買換えが伴うからあまり勧められない。
それより俺言い後発組(やり出した時点で大抵のEffectorが既に色々あった)で留意すべきは、集中度への注意だ。

Effectって大元は兼用はおろか専用機すら無くって、只○○な音が急遽欲しくなって色んなのを捏ね繰り回して捻り出してたのが始まりなんだ。
BeatlesにあるChorus・Flanger系のは、基本的にはオープンリールテープレコーダ2台の変態駆使に依って賄われている。

それだと操作スキル以上に加減するのが神業レベルで超大変だが、今迄無かった音への欲やそれがが実現出来る喜び等で克服してたと言える。
それが今では設定さえ出来りゃ誰でも手に入るのが予め分かってるからか、既に沢山耳にしてたりするからかその価値を実質より低く見積もってるきらいがある。

そうなるとどうしたって「これさえ習得すれば」ってよりゃ、「えーまだそんなに覚えたり慣れたりしなきゃいけないのかよ」って方へ気分が傾くのも仕方無い。
確かに今更どんなに頑張ってスキルアップしたって、世間で初耳時の様なインパクトはもう得られないしね。

そんなならこの際Effectなんて放棄してやらあってのも1つの道だが、本当に適した箇所へ掛ってるのの効果が昔より減っちゃった訳じゃ決して無いんですぜ。
それと俺こそが最も言えた義理じゃ無いのとして、昔より複合技を面倒がって避ける傾向が世間にも感じられる。

理由は様々だろうが俺の場合だと、自由過ぎて大まかなイメージに到達させるのが却って遠くなったからってのがある。
機器性能もだが機能や種類が際限無くなった結果、選択肢が膨大になり過ぎてしまった側面があるのだ。

昔のは実際は仕方無く狭いバリエーションになってただけなんだけど、手早くサッと使うには意外とそんな欠点が良い方に貢献してたんだろうな。
その対処法としてはなるべく普段から掛けたのに触れとくのが良さげで、Amp歪ませの為にEffect後掛けがデフォになってるのが不味いかと一瞬思った。

けどもう少し掘ってってみると、そもそもEffectが奏者主導なのかプロデューサとか主導で行くのかの問題にブチ当りましたよぉ。
奏者が普通純粋に奏者であるには一寸鳴らした程度のでも、一々全回録って弄るなんてのは異常に等しい。

片やプロデューサや技師の方は弄りに明け暮れはするんだが、そのソースは固定に近く限定が厳しい。
それからすると俺みたいに兼務出来るのが有利なんだが、両方熟練しててこんなにしょっちゅう迷った挙句面倒になっちまう。

一面では必須じゃないからそうなってるのも確かなんだろうが、それに依ってアイデアに制限が掛ってそうなのは気になる処。
要は楽器音色のバリエーション範囲に留めとくか自由な音響操作の道具と思うか、そんな側面があるんだろうな。

ニーズの低い範囲でも出せないとなると縛りと感じる人も居るだろうし、人次第で音楽と音響の境界線にも巾がある。
けれど機器の自由度が上がるにつれ却って定番ばかりが乱用される様になったのからすると、もう少し楽器寄りな作りにした方が良いんじゃないかと思い出してるな。

技術的には実現可能でも、例えば8弦とか9弦のGuitarってキワモノ扱いだ。
Pianoの鍵盤数にしたってご同様で、固定されてるからこその使い易さってのがある。

私的一例として作ろうと思って棚上げ同然となってるのに、MXR Phase100ってのがある。
これはアナログフォトカプラってのを使ったPhaserなんだが、独特な強い癖を持ちつつ他を圧倒する滑らかさを兼ね備えている。

その滑らかさのお陰で他の殆どのにあるザラ付きが邪魔で使えない様な処へも行けるのがミソで、Effect音の種類は基本的にはたった4つしか無にも拘わらずだ。
こヤツ一部の部品に入手難があったから過去にデジタルバーチャルで代用した事があったが、駄目と迄は行かなかったけどLiveと称しつつ「口パク」みたいな感じ迄しか行けなかったな。

本物より圧倒的に広範で自由な調整が出来るのに、苦労して見つかったポイントの出来栄えがパッとしないのだ。
それ以外のこの時求めて無いどのポジションでもかなり流麗な音色にはなってくれてたんだけど、別に他はそこ迄良くなってくれなくたって構わないのになぁって。

<つづく>

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