音楽備忘録648 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑪
随分長く手古摺っちゃってたけど、今回ので電気的な部分はもう決定の打ち止めでごんす。
その発表の前に何でこう迄して出費を避けてるかだが、春は税金の支払いが連続してるからだす。
夏冬だって冷暖房等で出費は嵩むんだけど、月払いのと年度払いのじゃ一度に要る額が違うからね。
電気屋の意地も初期出費に対する悔しさも勿論あったけれど、金額の大小が俺には決定打となっとりゃあす。
では最終ベンチテストの様子へ進めてくが、今回の課題はレーン数と照度に加え各部の発熱状況も念入りにチェックしやした。
っと言いつつその内実は目視及び触手だけってのが杜撰道まっしぐらやが、数値依存より五感頼みの方がアテになる事だってあるんすよ。
半導体のDataシートには許容温度等は当然記載されてて、それに従った使い方をしてれば確かに壊れない。
ぅんがぁそれは該当半導体本体だけの話しで、他部品や筐体その他迄無事とは限らんのだす。
加えて注意を要すのが記されてるのは何処の温度でそれに到達するのにどの位の時間が掛るか等、全てが網羅されてるのは滅多に無いんだ。
随時吠えだが体験的に信頼出来る状態は一部例外を除き、手で触り続けられる程度っのが俺内には確立してんねん。
これに基づき進めてみた処先ず照度に関しては、今回程度の差なら素子数(レーン)より駆動電流の影響の方が大きかった。
となれば3レーン残してもこれも残りも正規駆動を目指した方が得策で、残りは照度不足対策や他の残存蛍光灯の代替に用いる事とした。
当初心配した方は意外とになって熱の方が心配になったのは毎度の騒動かもだが、これには電源の電圧降下がここ迄のと違いが出たのも大きい。
これが又中途半端なもんで初期構想のレギュレータを噛ますには若干余裕が足りず、けど無対策では一寸不安ってな状況となった。
初期段階と比べると電流量が随分増えて、各トランジスタには0.12A程度流す必要が生じている。
その状態では掛る電圧が1V高いだけで0.12W電力が増えるから、数V程度の差が以前のより発熱度合いにも大きく響く様になったのよ。
なのでなるべく必要最低限の電圧迄下げるのが熱的には有利だが、今回のでは必ずしも殆ど熱が出ない位にするのが良いとは限らないんだ。
これは真空管体験の多さから感じた事なんだが、半導体のより球の方が季節変動(主に温度)が少ない実感があったのよ。
その私的原因究明に依れば、何時でも気温よりかなり高い温度で運転してるからと出た。
そこで高温下でも放熱限界が許す範囲で、わざと少し熱くなる程度にしてみようと考えたのだ。
もし外気より高温にならない設計にしといて極寒期に必要電流が流れる様に設定しといたら、酷暑期には電流量が劇的に増加してしまう。
かと言って酷暑期へ合せると真冬は昼でも外すら暗めになるのに、電流激減して暗くなってしまう。
これへの対処として真冬でもそこそこ暖まる様にして差を縮めようと考え、しかしそれに適した供給電圧は更に中途半端な値となってしまった。
この一寸だけ下げたいに対する手段として、アブノーマルだがレギュレータや抵抗器では無く一見無駄で不要なダイオードを敢えて途中に噛まして電圧降下させるのを企図してみた。
こんなの本来なら流用電源の方を改造して適応させるべきなんだが、それに使われてる心臓部のICが出力電圧固定タイプだったので止めにした。
多分頑張りゃ全くどうにもならんではないと思うが、そのままならこんなに長持ちしたって実績が折角あるんだしねぇ。
これの実験をしてみたら当初は2個分と思ったのが1個分のほうがフィットするのが分かったが、熱余裕を考慮して敢えて余剰のダイオードブリッジ(合計4個内蔵)の中の1個だけを使う様にしている。
ここまでしても完全には程遠いが手持ちジャンクだけで捏ね繰り回せるのはもう限界なので、この辺で手打ちにすっぺ。
<続く>
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