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2021年5月13日 (木)

音楽備忘録637 残響考⑯

前回の原形3段積みMarshllの録りでの扱い辺りから始めるが、金満プロ以外だと求めに即した楽器が必ず使えるとは限らないしね。
概念だけで1回終わったからって、具体内容がちゃんと後から出て来るのがここの売りか!?。

次善の策でも授けはしとくけど、基本的に適正度が低いと苦労は多いし限界点が低くなるのは覚悟しといてね。
良く響く環境向け設計(特に低音程)ってのは、響いてて丁度良い低音の量とかになるって事。

なのでそれ以外の環境下で鳴らせば高域ばかりのキンキンにしかならなくて当然で、それを抑制するのだけで何とかしようとすると今度は中域ヘヴィとなったりする。(例に依って意図的にコレ等を求めるなら別やが)
勿論低域を増やすEQだってしはするんだが、拾い切れて無いのを盛大に増やそうにも雑音の方が大きくなったりし易い。

単純思考でならどの段階で増やしても同じになりそうだが、原形の「遠鳴り設計」のお陰でそうは行ってくれない。
その様子を強いて言語化するなら、「遠くでアタックだけ低音が出てる」ってな感じだろうか。

飽く迄イメージだが低域の出てる時間が短いから、響いても終息も早まり他の帯域を侵食しないで済んでるんだ。
つまり低域と中高域ではReverbの長さが違ってるも同然で、しかし他楽器でそんな風になってるのは殆ど無い。

ので他パートと3段積みでは後掛け時違うプログラムを使わなきゃなんなくなったりするが、それで一体感(同一空間で合奏してる感じ)を出すのが大変なんだ。
これが又掛りの深さを一寸弄ったらそれ迄平気だったのが駄目になったりとか、俺知り限定も当初からこれを考慮したプリセットの入ってるデジリバなんてお目に掛った事が無いよ。

っとこんな案件にしても現代は俺新言い「無理くりEffector」ってのも氾濫してて、そんなのを使えば表面的には上記の厄からは一応開放される。
だが使用者側で警戒すべきが応用力の無さで、私的には近年のMetal系の音色的停滞を招いた主犯と思ってる。

無理を通せば道理が引っ込む式だから奏者の個性だの個別設定だのより、「兎に角それっぽく聴こえる」優先の1点張りなのだ。
では何でそんな不便を強いられるったら、それっぽく出来る範囲がピンポイントしか無いからだ。

近年はどんなブランドもより多くの人に買って欲しいからか、サイズや規模が違うと同じメーカのとは思えない程音が違ったりもしている。
が元々は「各環境向けウチの音」って作られ方がされていて、ブランドやそのシリーズが同系列なら各想定環境下でほぼ同じ音が出る様にしてあったのをどんどん知られなくなっちまってる。

っと残響の処でAmpがどうのと続いてるのも、掛けるのにかなり関係が深いからなのよ。
例えば後面開放型のだと狭目でデッド目の部屋でも、エンクロージャのお陰だけである程度の「膨らみ」が確保出来る。

黒体験からだとかつて2段止まりだが初Marshallにぬか喜びして、いざOn Micで録ったらキンキンの他にも想像を絶するほど硬くてチャチかったってのがあった。
今だと市区町村経営の練習Studioですら入ってるのをチラホラ見掛けるが、当時は本チャン前にテストする場所や予算が皆無だったのも不味かったか。

その時の録音でマトモな音だったのはGuitarは国産コピーモデルに、非国産のがあったら真っ先に何処でも出て来るFender Twinreverbの組合せの方。
録りも想定されたハコを借りたものの予算事情でブース迄は手が届かず、自前でカセットデッキなんかを持ち込んでだからマトモなEchoなんて当然無し。

その結果無くても平気なビルトインのFenderの方には掛けられたReverbが、Marshallには当然だが付いて無いから上記苦し紛れすら発動出来なかったよ。
こんなのも苦しい録り現場では旧態依然のでも内蔵されてると、いざって時には百人力と痛感させられた。

不要時は単にOffりゃ良いだけだし、トータルReverbと共存させても害の少ないのも結構ミソかも。
これからすると3段積みの過去称「ステージ用」は一寸不親切で、「Super Live用」(スーパーに大規模の意図を込めたつもり!?)とでもしといてくれたら分かり易かったかも。

もし全員がMarshallの3段積みで、ハコや太鼓の方がそれに合わせたSetだったりしたらもう少し活路があったか分からんがね。
用途不一致過ぎる楽器をReverbで補う作戦って無効と迄は行かないけど、苦しいしやっぱ適用範囲がとても限定的みたいね。

<つづく>

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