音楽備忘録645 魔改造悲喜こもごもⅣ-⑩
では件のレーン数をどうするかに際し、簡易照度計算してみたからそれから行ってみよう。
電流量の件では途中に変換回路が入ってたのもあってやらかしちまったが、照度は元機の公表スペックに嘘が無きゃ単純な割り算になるだけだから大丈夫な筈だが如何に。
宅での元機使用状況と併せて前提から述べると、LED192個で4600lm(ルーメン)となってて明る過ぎだった。
従前使用の蛍光灯具やら他の実例から推定すると、必要若しくは適度な照度は3000lm程度なのでこれを目標とした。
そこから元が放熱兼用基板が素子数96個2本(レーン)だったのを24個8本へ分割したが、前回述の「新制約」(1レーンに0.24A要る)が発生して再考を促されちまった。
6レーンにすると合計1.44A要ってベンチテストの感じでは定格を超えても今の処働いてくれては居たが、灯具内で籠り気味になるであろうLEDの発熱と共存させるとなると電源の規格は尊守した方が良さそうだ。
けどそうすると5レーンでLEDが24個減って2875lmに落ちてしまうのでなんだが、6本144個あっても非正規駆動でどの位暗くなるか比べてなみいと分からない。
宅に照度計が無くて測れんのも何だが、実使用下では数字は目安にしかならないのも確かだ。
現況の臨時状態で明らかな照度不足でも全面的に困っちゃいないのは、作業卓やPCキーボードの周辺はそれなりの明るさが確保出来てるからだ。
尤も背景が暗いと照度差も大きくなるから、老眼の更なる劣化を恐れると全体の明るさ不足は不安だらけ。
それでいて就寝前等は明る過ぎない方が良さそうなので、結局は調整が効くとかし易いのが最善なんだろうね。
かつては照明には実用性と併せてムードにかなり拘ってたが、目の衰えで半ば夢を奪われた感じだ。
本邦世間一般では老眼≒恥っぽいせいかあまり多く語られて無い様なので、この際だからなるとどんな風に違って来るかを少し記しとこう。
俺の場合当初は拡大表示さえすればOKと感じてたが、老眼鏡レスの痩せ我慢が限界に来てからは一寸様相に異を感じた。
具体的にはデジカメのと似た様なもんで、詳細を明瞭にするには明るさの影響も拡大と同列な位大きかったのだ。
今のデジカメ(スマホ内蔵とかのも含む)は高感度になったから暗くても映りはするが、一定以下の明るさになると解像度はどんどん落ちて粗くなるよね。
どうもそれと似てるらしく暗すぎると拡大率が同じでも、微小部品に刻印された文字の判別が困難になったであるよ。
これに気付いてみると充分明るいと、思ってたよりゃ小さいのが今でもまだ読めるじゃありませんか。
齢取ると夜目が効かなくなるって単に見えなくなるんだと思ってたっけ、存在は分かっても判別力が落ちるって意味だったのねっと。
っとこの辺で本題へ戻すと、電流量案件の他にもう1つ変更を迫られた箇所が御座居ました。
一般的に電流量が増加すると電圧降下もお付き合いしてくれちゃうのが多いが、そのお陰で安定度向上を狙って付加しといた電圧レギュレータがお邪魔虫となってしまたあるね。
これ元は駆動トランジスタの電圧をギリギリ迄下げて対電力マージンを確保してたのもあったんだが、この手が使えなくなりましてん。
それに依って変更トランジスタの耐電力は更に大きいのが必要となって、当初候補の片方が非採用決定になる顛末を迎えた。
コレ単体では耐電力で折角少し勝ってたのに、並列使用可能な程数が無かったのよ。
とは言え部品は確定したんで後は比較と調整で絞り込みに専念出来ると思った矢先、想定外の事故に見舞われた。
6レーン用の回路のままで5レーンのテストを安易にやったのが不味かったんだが、定電流制御用のトランジスタを小爆発させちった!。
普段より慎重を期してるつもりだったから暫く呆然自失となったが、これの代役を探してて段々冷静さが戻ってみれば稚拙なミスだった。
トランジスタって「ダイオードを背中合わせにくっ付けたも同然の物」だから、足(端子)3本の内2本だけが繋がった状態だと状況に依っちゃ電流が無制限に流れちゃうんだわ。
無自覚でも早く結果が欲しくなってたからか、きれいサッパリこれを失念してたらしい。
原因が特定出来ないよりゃ遥かにマシだが、無駄な苦労って自分のせいてせもやっぱげんなりさせられるよね。
<続く>
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