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2021年5月28日 (金)

音楽備忘録652 残響考㉑

異なる残響の共存その2として今回は、比較的安易にやって平気なのとそうじゃないのへ言及しよう。
これには残響タイプの他にどんなパートの何処へ掛けるかも大いに関係するんで、それも併記で。

厳密には全ての音の音場に整合性若しくは一体感があるべきだが、現実社会ですら不届き者皆無ってのが残念乍ら珍しい位だ。
なので理想世界の再現を目指すんじゃ無きゃ、不整合も部分的限定なら寧ろ却って現実感を補う事だってあるのだ。

その筆頭はメイン若しくはSoloパートの極所的Delay等と思うが、「とっても可愛いから何でも許せちゃう」なんてのと近似だ。
こう云うのは元々1人(そのパート)だけ楽曲内で立場が違うから、それが残響に及んでもあまり気にならない・されないパターンだ。

但しなのでそれが通用するのは立場(役割)が変らない場合で、伴奏とソロを行き来する様な際は厳しい。
お遊びとしてはアリだが私的にそれが元で、メジャーヒットさせそびれたと思われる楽曲があるからそれを例示しとこう。

では久々で本日の生贄だがLynyrd Skynyrdのアルバム3枚目、Nuthin’ Fancyの頭のSaturday Night Specialって曲だ。
曲の出来は良く個人的にもお気に入りだが、一部「BackbeatのSnareにだけ深付加Reverb」を掛けちゃってるのが本件に関係する問題点だ。

この部分で他楽器のリフが休符となってるから隙間を埋める意味も含めて効果は絶大だし、そんな風にした印象自体は決して悪く無い。
だがDrumsetは普通っぽいハコでOnでもOffでも無い位の収音な上、当該箇所のSnare以外には一切残響が付けられて無いのだ。

残響無添加ったって打込み音源の本当にそれだけのみたいなのには程遠く、「室内で叩きました」はハッキリ感じ取れる様な状態なのだ。
その為少なくとも俺には「音場の振り巾」が大き過ぎて、せめて宅みたいなハコのOn Mic収録だったならと思えてしまったのだ。

なまじ無Echo部の音がリアル空間過ぎたが為に、頻繁にSnareだけワープするのが嘘臭過ぎちゃってね。
この点如何にも作為的でもそれを上手に料理してたのが別にあり、Yes 90125のOwner OF A Lonely Heartのある部分がそれだ。

これには当時のチープなサンプラーのオケヒットが入ってて、只でさえどうせチープだからかより一層わざと低音質化させてでもいるかの様な感じになっている。
実際はそのまま録ったか落してるかは知らんし分からんが、その位全く「別物」になってたら繋がりなんて誰も要求する気にならんだろうからねえ。

前者のだってどうせ偽物なんだから別に良いじゃんなんて古き良きアメリカ的おおらかさと思や、今となっては昭和のテーマパーク的面白味だって出て来ちゃいるんだけどさ。
聴者が作製後どれ位で初耳するか、それがどんな環境下か全く不明なのを含めると止しときゃ良かったんじゃないかってね。

一応個人ブログなんで私見全開で行くと、こんな田舎的粗相(おや失礼)のせいで楽曲その他は極上なのに低評価されてんだって…。
俺はしこたま聴いて来て内容優先になってるし、各部を別耳で聴けるから逃しゃしないで済んでるけどよ。

サウンドに敏感な初級者にだとそのまま聴かせても、良さがきっと幾らも分かって貰えなさそうで淋しい限りだ。
って実際は自分だって過去から連綿と続く苦し紛れが少なくないんだけど、もしやっぱり不評に終わっても分かっててやった分そんなにがっかりゃしないで済んでるぜぃ。

なのでこの方面で大事故を防ごうと思ったら、半端を避けるのが一番だ。
生贄ののだったらせめて該当箇所のを別録りにするとか、元のSnareはそのまま存置しといてBeatlesみたいにSnare自体から追加してたならどうだったのかと思って止まない。

<続く>

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