音楽備忘録635 録り方の問題 加工度編③
DC Offsetの害をもう少し続けるが、音量抑圧の他にEffect時の異常反応が考えられる。
一部に元から上か下へ「偏った波」になってる音もあるが、後に触れるとして今回は対象外で。
前回執筆後に少し気になって、知人にスマホアプリにDC Offset除去機能があるのか訊いてみた。
最近は携帯やタブレット端末に録音関係の全てを依存してる人も多そうだったからなんだが、もしかしたら自動調整されてるかもだがノートPC以上にならないと付いて無いらしい。
とは言え運悪く非常事態に陥らなきゃ、普段は大して気にしなくてもへっちゃらなんだけどさ。
スイスイ行ってる程想定外のトラブル時に困窮し易かったりするんで、頭の片隅に置いとく程度で損は無いと考えてんだ。
して今は生音源ですら音電気変換(つまりMic)以降は全デジタルのが殆どになったんで、昔と違ってもしどっかでズレたら直さない限り最後迄ズレが残るんですよ。
アナログオンリーかアナログが途中に介在してたら、半ば必然自動的にDC Offsetはリセットされてたんでね。
コレ何の事は無い単にアナログ音響機器じゃ直流が記録出来なかっただけで、Effectorに関しても入口かそのごく近くの時点で大抵強制排除されてたんだ。
是又その原因も幼稚なもんで、コンデンサ(交流しか通してくれない)を経由させなきゃなんなかっただけなんだけどね。
その関係で自作系の古典機の中には「他で必ず処理してくれるから」と、一部にこのコンデンサを省略しちゃってるのなんかもたまにあったあるよ。
そんなのをもし今のデジタルの不親切なのへ直結させたら、ホラー劇場の開演になっちゃうかも知れまへん。
とは言え再三語りの稀案件に他ならないのを続けたのは、Masteringの方向性とか役割を知って貰えたらって魂胆からだす。
変な処だけ神経使わされて聴いての変化は殆ど無い地味なのだから、Masteringだけ専門家に依頼しちゃった方が楽だし確実で良い位。
けど昔より個人で全部やれる様になってると、余計に最後迄他人に弄られたくないと思ってもご尤もだしょ。
何より機器の操縦はデジタル実機→バーチャル(アプリとかソフトって事)且つ自動度高目と各段に楽になったんで、後はそれを扱う人が必要最低限の概念を知ってるかが勝負の分かれ目になるだろうってね。
かつてはMasteringとしてのリミッティングも結構必須な際が多かって、そうしないとレコード盤やテープを作る時に歪んじゃったからだ。
Beatlesが初期作品で施してたのはレコードもだが先ずは当時のAMラジオを想定したもので、後期に音創りに積極活用する迄のは大して掛けたくて掛けてたんじゃないんですわ。
「どうせ掛けて変えられちゃうんなら好きにさせろ」的開き直りとも看做せ、だからMastering時のリミッタはそれでも音創りより条件優先だった筈なのよ。
んじゃ結局Masteringってどうなのってったら、音の聴こえはMixから何も変えず電気的条件等だけをそれ以降へ適化させるのが理想なんだす。
Masteringで例え良い方に感じても音が変るってな、偶然ニーズと一致してたからの結果オーライなだけ。
なるべく変えない様にしなきゃイカンし、変えられちゃ本来は困る物なんスよ。
んでそれを知ってると加工するなら、どの段階迄に済ませるべきかも変わるかも知れない。
と言いつつこれは俺にも一寸耳の痛い件で、今一上手く行かないとそこをつい幾らでも先送りしたくなったりすらーね。
でも今ならデジタル率の高いのだと、「やり直し」とか「元へ戻す」が大抵付いてて簡単確実になった。
ので元ソースを残しとけば昔よりかなり踏み込んだお試しが可能で、先送りなんて化石習慣から早く脱却しないとね。
そんな老害から縁遠い若くて個人スタートの人の方が大胆だったり、手間を面倒がらないのは大いに見習わなきゃだわ。
但しそんなのを有効化させるには概念誤認が致命的障害になるから、つい実践のやり方だけを知りたくなるけど慌てる乞食は貰いが少ないの。
とMasteringは必要に応じてそこそこ加工はするが、極力音自体は変えない物と思っときゃ大外しは避けらる。
尤もメディアへ収めるとかWebにアップする制限とかで、切り詰めたりFade In・Outさせたりとかはあるけどさ。
例え音自体は無変更でもチラ見せ宣伝用とか以外で安易にやり過ぎちゃうと、内要素の欠落を生じたりするからこれは頂けない。
頻吠えの如く比較芸術でそれすると、大きく違って聴こえる事もあるからね。
<続く>
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