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2021年4月10日 (土)

音楽備忘録604 魔改造悲喜こもごもⅢ-㉒

その後水面下で球ポプリの煮詰めに入っているが、Coilを使ったフィルタの方はどっちらけとなっている。
一応計算通りに働いてはくれてるものの、思ったより今回のでは音への貢献が少なかった。

そうなってしまった敗因は最適な値のが見つからなかったのが第1だが、今回は過去機のと違って安定度を求めたのも厳しかった。
ポータブル故繋ぐ相手をなるべく選びたくないとなると、「最後の球より後」には付けられない。

当初は現時点で想定される機器の入力インピーダンスが同じだったらと、儚い期待も持ちつつ取敢えず調べてみた。
そもそもコレって規格ってのがあるから普通なら大体揃うんだが、宅と従兄宅のでなんと5倍も違ってるのが判明しちまったのよ。

宅のはPCの全所持サウンドカードで、こっちはちゃんと10kΩで揃っていた。
処が従兄宅現用のZOOM R-24のは50kΩで、しかも調べるのすら手古摺ってしまった。

ネットで簡単にマニュアルが見られる様になったのに、理由不明だが本国の日本語版のには何故か記載がそもそも無かった。
偶然英語版のも簡単に見つかったんでそっちを覗いてみると、その部分だけ何か昔のタイプライタで打った様な感じでとても見難い中に漸く見付けられた次第だ。

もしかしたら外圧に負けて後から慌てて差し替えたっぽいが、苦労させられた上にこんなとは無慈悲で御座るよ。
尤も考えられる事としては素人向け汎用機なので、楽器用系のストンプとかから繋いでも何とかなる様に配慮した結果かも知れない。

と愚痴はこの辺にして何でインピが違うと不味いったら、フィルタの作用や効果が大巾に変わっちまうからだ。
今回のみたいに受動素子だけのだと当然の弱点で、しかし所謂アクティブタイプのでもフィルタ本体に条件差は無い。

それが実用上セーフになるのは何の事は無い、前後に付いてる増幅素子が整合してくれてるだけである。
先ずこれで球が3段ある内の後端は付けられなくなったが、実は1段目と2段目の間も今回の趣旨だと駄目だ。

当該箇所にはTone回路とGain Pot(ボリウム)があるが、これの調整次第でインピーダンスが変動するからだ。
楽器の普通の音質調整にはそれで無問題且つ足りてるが、「常にここだけこけれだけ削りたい」ってのには都合が良く無い。

それで付けられる箇所が限定されて、より使用部品の選択肢も限定されちまった。
尤もリアルスピーカだと単純なf特(周波数特性)以外にも相違はあって、これだけ同じに削れたとしてそれだとリアルより籠った感じに聴こえるらしきは発見出来た。

この現象の原因は恐らく鳴る長さとタイミングが違うせいだが、この件については丁度別項でその手のやってるからそっちへ書こう。
となると問題はそれ以外の方法も含めて、何処をどの程度削るかだ。

因みにそれ以外で独自に偶然発見したのが本命候補で、これは球の普通の増幅回路の入出力が逆相になってるのを魔用するものだ。
これは某所持AmpのBright回路のコンデンサを、他愛も無い悪戯心で近くの違う所へ接触させた音から気付いた。

その時点では理屈は未解明もその音が気に入ったんで、俺にはニーズの低かったBright回路用の部品の接続変更のみで俺言い「Mellow SW」に改造して久しい。
っとこのままで通り過ぎると「負帰還は硬くなるからメッ」に反しそうだが、削って無くしちまうからへっちゃらなのだ。

普通の負帰還回路ってな丸々戻しはせず、どんなに多目でも半分以上はしないもんなのだ。
何故ったらもし100%にしたら±ゼロになって、何も音が出なくなっちゃうからよん。

わ兎も角これにも弱点ってのはあって、それはCutが始まる箇所で特性に山が出来る処だ。
つまり境界点より上は引っ込んでくれるが、境界点だけは従前より強調されるって具合だ。

楽器系の回路としては他でも却って多用されてる性質ではあるが、それなりに癖が強いから相性問題は出て来てしまう。
今はそれをCut&Tryで定数を探ってる処で、事前計算もしっかりやってはあるものの結局は「聴いてみないと」である。

<つづく>

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