音楽備忘録618 魔改造悲喜こもごもⅣ-①
前回のパートⅢの終りの方で一言多かった!?のが災いしたか、件の問題児「新品LED照明」の生き残り半分がとうとう逝かれやがった💢。
従兄が珍しく乗り気になってるからジャンジャン作って録ろうとしてるのに、ドラマじゃあるまいしスッカリ水を差されたわ。
重なる時は重なるって普通に起きるもんだけど、負債の長く続くのはそんなに多く無いのにね。
兎に角スクランブル状態に陥ってたから、何時もより書き上がる迄に間が開いたのはご了承下され。
その他にも期限ギリギリ迄先延ばししてた確定申告等もあったが、本来ならみんな真っ暗が解消してからにしたかったんだ。
何をするにも只でさえ強度の老眼だから、こう云った基本的環境の差は一段と大きく出るん。
なんてぇからには修理に時間が要って、後回しにせざるを得なかったんだよ。
一応件の問題児がそうなった経緯を再掲しとくと、使用部品自体の当りハズレがあったにしても例の「放熱の甘さ」が最大の原因だ。
トラブル2度目の今回だって調べるのだけは割と直にやっていて、過熱で電源回路のICが駄目になった様なのだ。
俺は普段自室の天井を眺める癖なんて無いから事前には気付けなかったが、その回路基板が収まってるプラ外装の変形・変色が前回故障時から一段と進んでいたし。
それだって他は健全だったんで故障部品だけ交換すりゃ済む話しなんだが、これがカスタム品だか知らんが全く入手不能のだからそうは行かない。
概述だがネックになるのが駆動電圧の高さで、放熱基板でパッケージングされてるからLED素子の接続変更が容易じゃ無いのだ。
電力理論からしたら電源電圧と差が少ないのは良い事で、電流量が少なくなるし変換回路(交流→直流)もシンプル且つ小型化出来るから優れたアイデアだった。
だが巷に流通してるこの手用のパーツの多くはもっと低圧のが主流で、恐らく汎用性を高めて量産効果(主に価格)を最大限に享受したいからなんだろう。
例えばPCのを筆頭に他の機器の所望電圧となると、今時は比較的大規模な装置でもDC24V以下のが主流だ。
そのPCだと±12Vや5Vのが合計で500Wとかとなってるが、電力効率からしたらもっと高電圧・小電流にした方がロス等は少なくて良い。
その上電流だって1Aを越すと太い電線が要って来るから不利になるが、感電事故を減らすのとお馴染みの雑音耐性の為にインピーダンスを下げるにはそうなってしまう。
今回の照明器具ではそんな影響は少ないから、なるべくなら設計思想は堅持したかったんだけどね。
でも前回と違って部品的には極一部でも機能的には全壊なんで、流石に基本的な処遇から再考してみましたよ。
事態の早期収拾には買換えが最適だが、それには出費の他残骸の処分の問題が付いて来る。
機能的には残骸でも筐体やLED素子等は経年も浅く新品同様だし、この手の素子は放熱必至だから次にどう使うか決まる迄は原形保存が好ましい。
何より心理的に万里の長城となってるのが買ってからの期間で、買換えて又同じ目に遭わない保証が無いのも到底承服なんて出来ゃしない。
照明器具でもより業務用タイプの中から選べば少しは持ちそうではあるが、そんな処では予備品の確保で凌ぐのが恐らく一般的だから宅の状況には全くそぐわない。
実際同時共同購入した従兄宅では当初は明るさが足りるか不明だったから3つ買ったが、常用×2で予備が1って状態となっている。
こうなると先ずはLED素子放熱兼用基板の改造が必須となるが、これは手持ちの余剰電源の流用を画策しての事だ。
宅のニーズでは元が明る過ぎだったから数を減らすなり供給電力を減らすなりして、改造で放熱性能が落ちたり追加される配線を熱から守ろうって作戦だ。
但し可能でも加工量は多いし追加配線で余計な影が生じない様に処理するのも大変そうだから、本来なら最も選択したく無かったんだけどね。
何れにしても幾ら安くなってもこんなに普通には修理不能なのばかりになったり、修理の手間と価格は高いのにその従事者の待遇が法外に低いのはいい加減で熟慮して貰いたいもんだ。
経済格差も含まれるはするが最近それ以上に誰にでも、とても暮らし難さを感じさせるのはこんな部分なんじゃないかな。
経済効率に特化して工夫したつもりなんだろうが、無理の無い持続性ってのが最早完全に欠けちゃってるんだよ。
一般職のサラリーマンをしてる方には申し訳無いが、もっと実務に従事してる人や職業を大切にしないとこの先は無くなっちゃうんじゃないのかな。
<つづく>
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