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2021年4月 3日 (土)

音楽備忘録597 録り方の問題 エレキBass編⑥

したらば今日はBass収音に適したMicの話しに絞ってくが、ベテランの専門家でも貧民系の俺では長年かなり苦労させられた。
金満君だったらその時点で絶対的なニーズがまだ無くても、定評のある高性能のとかも先物買い出来てそうだけどさ…。

ご予算スレスレ君にとっては「間違いのない保証のある物」にしか出費は許されなく、となれば先ずは候補のスペックシートを穴が開かんばかりの勢いで睨めっことなる。
これって近年では動画の公表なんかもあるけど昔は無かったし、楽器自体から出てる音が実際どの程度でそう聴こえてるかは画面のこっち側では分からない。

わ兎も角として第1段階では先ず周波数特性グラフから、必要帯域内に欠損や大きな落込みが無いかの確認から始まる。
ここで役不足だったらその時点で候補外決定で、けれど折角クリアしても使える可能性が無くは無いって程度なのが実状だ。

親切なのだと音源からの距離も併記されてるが、Bass用キャビネット固有の特徴なんかも手伝ってこれがあまり役立たない事もしばしばなのだ。
そのケース1は1本でスピーカユニットとダクトの両方を拾おうとした際で、結構遠ざけないととても両方を拾い切れないからだ。

現代の一般的な楽器用Mic(特にダイナミック型)は、ベッタリ張付く位近くで使うのを主想定で設計されててね。
それだと「逆」近接効果でグラフよりかなり低域は減っちまうから、特に近接効果の大きい機種だと信じられない様な結果を招いてしまう。

ケース2はグラフは飽く迄電気的な計測結果なだけな処から来ていて、類似以前述では高域のだったが「音として充分には扱い切れて無い」等がある。
これも親切なのだとグラフでどうなってようと実用範囲の記載付きのもあるが、電気的には反応出来てても音波をちゃんとは変換は出来て無い事も多々だからだ。

これ等から結局は実際に構えてみてからじゃないと行けるか分からんのが大多数を占めちまうが、テストの為に借りる費用すらケチらんきゃならんとなると手が引っ込み気味になる。
試して駄目だったら購入資金が目減りすんだから、実験自体がエンタメになる人じゃないと厳しいやね。

それでも安全そうなのったら本格的業務用の、所謂ラージダイアフラムタイプのコンデンサだったら割と確実だ。
だがもしそれをエレキBassにしか使わないんなら、コスパは決してよろしく無い。

加えてワイルドさ命だとダイナミックじゃないと、若干大人しくなっちゃうのが駄目かも知れない。
そんな中で一縷の望みを託せるとしたら、グラフ等公表性能では低域がブーストされてる様な類のだ。

当初はそんな演出の加えられてるのは忌避してたが、現行のそれ等の多くはバスドラのOn Micをターゲットにした物だ。
後でBass用キャビネット固有の特徴の残りも記すが、 大抵はバスドラ使用時程近付けられないからその位で実際は漸く「大きくは削れないで済む」程度となる様だ。

して↑の「残り」とはスピーカユニットのサイズと形状で、Guitar用のとかよりコーン紙の凹みがかなり大きい処だ。
ユニットのEdge付近を狙えば大差は出ないが、籠るのが嫌でセンタを狙えばかなり距離差を生じる。

外見上はネットに触れんばかりに近付けといても、内部で振動板はもっと遠くにあったって訳だ。
これ等に配慮してくとマイルーム・マイAmp・マイMicだったら全貌掌握も可能だが、どれかが一時的な存在だと途端に厳しくなる。

俺ん家では又別の理由で頓挫してるが、それだってPianoや太鼓の為に買ったMicがあって始めて試せたってな調子だ。
となるとかつての「LAサウンド」みたくアンサンブル全体が「軽目」の確実なの以外では、残念だがMic収録のハードルは高目と言わざるを得ない。

因みにサービスで「俺等強引EQすっから関係ねえ」の皆さんへ一言、量の減りなら補えるがもし欠損があっ
たら幾ら頑張っても無理だからねっと。
↑のLAサウンドでも本家系のは確かに重心は低く無いが、ローエンドがゴッソリお留守になったりゃして無かったよ。

寧ろ一番「底」迄拾えてそれを出せてるから、他へのマスキングの可能性が高い「その上」を思い切って減らせてるんよ。
典型的な過去名作を良く聴き込むんでみると聴いた印象では重心の低い欧州系のの方が、案外ローエンドが削れちゃってるのが多かったな。

<つづく>

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