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2021年4月 8日 (木)

音楽備忘録602 録り方の問題 エレキBass編⑧

今回はBassのLineとMicのハイブリッド収録に言及しとくが、自分でやってないのにってのは無責任と思われても仕方無い。
がそれでもそこは一応専門家、何も知らず類例体験も無く語る訳じゃ御座んせん。

この手の手法で肝要となるのは「丸々単純に混ぜたりしない」のが、どれであっても大抵は基本的なコツになりやす。
並行して書いてる別シリーズ「残響」のなんかもそうで、低域が響き過ぎると何が何やらサッパリ分からんくなるよね。

処が一般的な気持ちの良いエコーって、一番響くのは中低域中心のなんだす。
最も簡単にその理屈を明かすと、本体よりオマケが目立っちゃ変だから。

これの詳細はあっちへ何れ書くとしてこの都合でエコー自体は変え難いとなると、掛ける方で加減するしかなくなる。
その第1策は低域含有量の多いの程「浅く」する事で、取敢えず全体がボワーン・モワーンとするのからはこれで逃れられる。

が特に近年のBassだと低域に負けない位高域含有量の多いのもあるから、その場合なんだかBassistがやたらと目立ちたがり屋で客席へ突入せんばかりみたいな感じで変になるかも知れない。
そうなったら第2策発動で、今度はReverbへ送る信号に細工をするのだ。

具体的には低域をわざと減らして、アタック音にはフルに基音には控え目に残響が掛る様に企てる。
しかし本質的にはこれ等は実は邪道で、それはリアルで低域がやたらと響く会場だったらどんなAmpセッティングになるのかがヒントとなる。

再出の俺には唯一の体験談だがそんな会場だったから、持込んだマイAmpの普段は入れっ放しのDeep SWを先ずはOffってみた。
が全然下が余ってるからBassツマミを段々絞ってったっけ、驚く事にゼロにして漸く何時もの音になった。

この上述2つ「響きの元信号」は同質になるが、本体の方は正反対だ。
それからするとReverbを掛けるのが分かってたら、逆算して最初から低域を減らしといた方がリアルに近いとなるのが第3の本命!?の策だ。

只現実的にはそれだとReverbをどうするのかを、何を録るより真っ先に決めとかなきゃなんないし変更を受け付けなくなっちまう。
加えて「Reverbと一緒に鳴ってる」のを聴いて演奏自体の加減をするには、各パート収録時は必ずヘッドホンモニタにせねばならない。

今はどんな人でも昔よりかなり充実した機材を手に出来る様になったから、実用性に主眼を置くと第2策が一応推奨ってなるのかな。
ほんでこう云う細工ってか工夫って残響案件に限らず、混ぜるとか弄る際には大抵は必要な発想なのだ。

求める音色次第で削る場所は流動するが、音響的に正反対に近い性質のを旨く纏めるには最重要なコツだ。
確かにコンプやら何やらで格差の縮小は可能だが、弄る順番を守らないとどっちかだけしか殆ど聴こえない様な個所が生じ易くなる。

一面で似てるフレンチドレッシングは掛ける寸前に混ぜりゃ良いが、だったら一般聴者にBassだけ小瓶に詰めて別に配布出来るのかってなもんだ。
参考に「職人の仕事の実態」を付記しとくと、混ぜるとしても先ずはどう頑張っても「足りない所だけ」とかに留めてるのが多い。

毎度乍ら極端な話しAmpのもLineのもそもそも元から「最低の音色」だったら、どんなに上手に混ぜられたって酷さを助長するだけになるがね。
せやさかい後でどうするかは関係無く、少なくともメインの収音方法にしようと思ってる音色を磨けるだけ磨き込むのが結局は先決なんや。

んでこれは例え楽器用PreampやDirect Boxが無い時もで、録る前にストンプやMixer卓等のEQで出来る限りは煮詰めときまひょってね。
どうせ後で捏ねなきゃなんないからなんて不精したっけ、後になって弄りたい帯域が全然拾えて無くて…大昔にはそんな事も御座居ました。😅

<続く>

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