« 音楽備忘録579 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑯ | トップページ | 音楽備忘録581 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑰ »

2021年3月17日 (水)

音楽備忘録580 パートのリズム調節㊲

今回は希少ニーズにお答えする形で(飽く迄仮定よ)、打込みでテンポ的に「人間的な盛上り」を再現しようとしたらを考察してみやしょうか。
かつて叩きたいが叩けなかった頃少しだけだったけど、一応試してみた事があったん。

そこから導かれた結論としては、俺程度の兼業の「聴いた記憶」程度ではバーチャルオンリーでは無理と出ただよ。
これ鳴らすのが機械だけだから駄目ってんじゃ無く、要は加減や程度が脳内だけでは掴み切れなかったんだ。

もしかしたら機械にも明るい俺言い「聴くプロ」氏だったら一縷の望みもあろうが、普段自然と勝手に盛り上がった時の「変化量」の記憶が無かったんだス。
周囲の影響を一切受けず沈着冷静にプレイしてたならどうか知らんが、今度はそれだと実際興奮したらどうなるのかが想像の域を脱せなくなる。

んまっそれでも特殊訓練を積んで興奮と冷静を共存されられりゃちっとは覚えてられっかもだが、厄介なのはそれでDataを掻き集めてもかなり何時も違うパターンしか恐らく出て来んのよ。
自然現象にだって大枠としてならパターン化も可能だが、全ての微細な条件が最低でも完全一致して無きゃ再出の芽すら無いからさ。

加えてその楽曲で「そのアンサンブルだと」の大まかな形成って、割と初期段階にその多くが集中してるんだ。
つまり該当曲自体の過去記憶があるのも、おニューからスタートさせるには却ってお邪魔なのだ。

既に知ってるってのが一面で純粋な自然には反してて、反応が「自然」よりも予定調和方向へ寄っちまう。
とひとしきり捏ねた処でそんなだったから打込みで録るにも拘らず、感じを掴むのに結局殆ど全部演ってみないとちっとも分んなかったってなっただよ。

更に1段深く掘り進めてくと、上記俺言い「聴きプロ」氏にだって弱点があるんざんす。
それは聴いた事が無いのだとお手上げで、しかし「その人固有の」って近い人は居てもきっと何処かが「聴いた事あるの」とは恐らくホントは違うんだ。

これって言うなればどんなに追及・研究してっても、一般的な打込みでは養殖物の悲哀から逃れられないって事だわね。
「その人の天然由来の」となると上手下手は無関係に、実際に演ってみたらどうなったかのDataが無いとお話しになりまへんから。

「実演して録る」ってのも人に依っちゃ緊張したりして、中々普段の力量を発揮出来なかったりはある。
リズム感に難があってClickとかのガイドが無いと、際限なくテンポが上がってっちゃうとか…。

勿論そんなのが許容限度を超えては使い物にならないけど、個性や魅力を犠牲にしてミス撲滅をしては意味が無い。
これを読んでくれてる人に多分世界一の達人は居ないと思うんだけど、俺を筆頭に「その程度のレベル」の者がどんなに気を使った処で達人比では圧倒的に「雑」なのしか出せない。

打込むにしたってそっちにだって達人は居る訳で、確かに仕上げ精度は大事だが我々凡庸がそこで勝負したら必ず負けるのだ。
しかしだからって下手なままで我慢しろってんじゃ無く、有名な達人は上手さだけでそうなれたのか考えたりするのにも繋がって行く。

今では上手いだけで通用してる様に伺える有名人も、探せば必ず過去に何らかの大きな魅力で人を惹き付けていたのが見つかる筈だ。
どんなに不利な状況下でも誰もが潜在的に持ってるのは、その人独自で固有の個性。

それへ磨きを掛けるのを単純に上手くなるのより優先させないと、先ず誰かに目を留めてなんて貰えない。
尚且つ上手くなったら魅力が無くなったじゃ勿体無いし無意味で、これを拡大適用してくと上手さより旨さが先に要るのがお分かり頂けますでしょうか。

何処の世界にもアマチュア時代は無双だったのにプロになった途端なんてのの中には、これが原因のケースが少なく無いと思うんだ。
今本邦の音楽業界じゃ優れたスカウトマンが不在っぽいから失念し易いのかも知れないが、野球とかだと今の成績より潜在能力を重視してるでしょ。

<つづく>

« 音楽備忘録579 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑯ | トップページ | 音楽備忘録581 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑰ »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 音楽備忘録579 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑯ | トップページ | 音楽備忘録581 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑰ »