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2021年3月27日 (土)

音楽備忘録590 録り方の問題 エレキBass編②

さて前回「Guitarより歪ませないのにエレキBassは球」へ進めるが、それには概小出し!?述の電気楽器の歪みの正しい認識が必要なのだ。
元はと云や只の電気・電子音響理論とそれへ音楽の付くのの差を失念してるのから始まってるが、何も「エレキ奏者は皆歪ませ好き」って訳じゃ無い。

実際生楽器や電子楽器等他種と比べたら歪ませても使える音が出易いが、見方に依っちゃ恐ろしいが実は原典エレキサウンドに完全無歪はそもそも存在しない。
っと言ってもそれは理論的なだけの意味で、音色の事じゃないから慌てなさんな。

現に俺自身「歪ませは必要最低限派」で、Bassは勿論Guitarその他に対してもの口だ。
これはかつてモノホンプロの生音を聴く機会に、ちゃんとしっかり弾けたらそんなに歪ませなくても充分余韻を伸ばせたりするのを知った等に依る。

これ極端例を挙げりゃ幾ら楽器を高感度にしといたって、誤って弦振動を止めちゃえばどうせそれ迄だかんね。
それよか和音使用の対応が高い方が、演奏自由度が高いのもある。

では電気的には歪んでて音楽的に歪んで無いとはどゆこってすかったら、「音っていきなりは歪ませられない」ってのが大枠回答だ。
おっと尤もこりゃアナログ回路でならの話しで、デジタルだと寧ろ無補填のヤツはいきなりしか無かったね。

危うく「古いだけ」のままで通り過ぎる処だったが、そもそもアナログだとどんなに低率でも完全無歪は不可能だった。(これも聴いた感じとはですけど)
尤も現状では電気→音変換部で無歪化が未達なんで、オールデジタルでも完全じゃ無いんだけどね。

けどかなり昔の低性能真空管しか無かった当時で、「聴き味は歪んで無い」はとっくに達成されている。
この際だから最深掘りしとくと、そもそも空気を伝って耳に到達する迄の間が完全無傷ってのがほぼ無理だ。

これに則ればどんなに美麗に奏でられた生楽器の生耳聴きですら…、キリがないから先へ進めよう。
んでこれもキリが無いからここではエレキBassに絞って続けるが、少なくとも原典設定ではAmpスピーカが一般的な高域は殆ど再生不可能な状況だ。

これは当時の低技術レベルだけのせいじゃなく、楽器固有の利点の問題も含まれている。
これには敢えて分かり易いからGuitarでの違いで例示するが、エレキの場合典型的なJazz音色みたいに滑らかでMildにするのも可能だ。

でもアコギじゃ幾ら頑張ったって手と弦が擦れる音とか、何処かで高域が混ざって排除不可能だ。
これはClavinetとClavichordの間でも同様で、大昔は「完全にMild」な音色の方が得られなかった。

これが音域の低いBassとなると生楽器では基音より倍音が余計に目立って、低音だけを増やしたくてもそれが無理だったのよ。
これからしても当時「わざわざエレキ」なら生の苦手なのが得意な方がご利益があり、近年は違うのも増えてるがその流れが定着して「エレキBassは先ず低音」となってる訳だ。

で・で・でそれに適したスピーカは高域再生周波数が低くなるもんで、これは今だって能率を優先させれば広帯域再生が困難なままだ。
駆動力が電磁気ってだけでスピーカは他の生楽器と一緒で、サイズと適正音域の関係は付いて回っている。

又敢えて能率を犠牲にして仮に下手に可聴限界迄「良く出る」様にした処で、雑音が目立つだけになる。
尤もスピーカってアナログの権化なんで厳密にだと、デジタルのフィルタみたいに全く高域が出ないってはなってないし出来ない。

これをここにしちゃ珍しく現代的に!?纏めると、一部例外を除き高域が低域に勝ってはイケナイと言っとこう。
具体的には高域が最大音量になった時でも、低域が所謂マスキングをされて聴こえが劣化しちゃメッって事。

ほんでこの条件をクリアしてると、電気的歪みがとても聴こえ辛くなってるのだ。
音波理論的にこの手の歪みは通常のは必ず高域倍音成分としてしか現れず、しかも歪みが浅い程その成分は基音から掛離れた「高い方から順にやって来る」。

このせいで耳だけに頼って音調整してると電気的にはやっちまったぁになり易いが、音楽の場合は音色的にOKだったらそれが全てなのだ。
但しⅡでアナログ増幅器でも球より石は歪み反応が大袈裟で、デジタルと比べりゃ可愛いもんだが実用に耐え得る範囲は随分狭くなる。(※意図的Effect等の場合を除く)

<つづく>

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