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2021年3月 4日 (木)

音楽備忘録567 パートのリズム調節㉝

では又戻って今回は「跳ねるリズム」の、色んなのについてひとくさりでゲス。
近年は機械化の弊害!?か3拍子系以外では随分と僅少化して来てるが、それで良いのか平気なのかよってのが副題みたいなもんね。

これを理屈で考えちゃうと細かすぎるかも知れないけど、表現の巾とか雰囲気に対しては絶大な効果があるんだよね。
そこで敢えてお得意の逆説思考で詰め寄ってみるが、凡人なら当然も例えかなり正確な機械でも意外と譜割りとはズレてい易いのが実状で御座居。

先ず人の方だと疲労とか慣れから来る感覚の鈍化等も手伝ったりして、速いシャッフルで「全部ちゃんと跳ね切ってる」のは少ないしとても大変。
オマケに聴いてる方だってちゃんとしてるのだと却って3拍目が極端に短くなるから、決して楽じゃ無いで一旦置いといてっと。

機械の方だと指令自体が遅れるのはほぼ皆無だが、音源の反応にレイテンシーがあるから案外頻発してるのだ。
その原因は音符或は発音時間の短さに応じ切れて無いからで、仮にそれ用に音源数を奢っといても今度は打込み時の選別が面倒になってしまう。

加えて最初は例えば♩=120で良いやと思ったヤツを、後から♩=150にしようとかって時に機械の利点を削いじまう。
生演奏の場合前者のはSingle StrokeやDown Pickingオンリーで持ったのが、後者ではDoubleやAlternateにしないと追付かないとかさ。

もし音源を切替えたって生より重労働になりゃしないけど、少なくとも俺知りで無妥協理想通りに調整がされてるのなんてお目に掛った覚えが無いぞ。
尤もその程度でも通用するのは上述の如く生でその程度のの方が多いから、そもそも疑念を抱く聴者なんて殆ど居ないからだしょう。

それで普段はそんなに一々気する必要が無いんだけど、裏を返せば通常こんな処に大した精度は求められて無い訳ね。
但しそれも何拍子かとか枠組みに対して限定の話しで、ノリの軽重とかムード・ニュアンス等に対しては物凄く主導権を握ってるんざんす。

これが一等顕著に出るのが普通ならJazzのSwingとお思いでしょうが、それ以上にFunk等の4拍子系では死活問題って位深刻でガス。
Jazzの場合はSoloは兎も角アンサンブルなら、全体としてリニアより跳ねてたら取敢えずは合格。

勿論楽曲やテンポ次第で「美味しい領域」ってのはあるんだけど、そこから逸脱したら4Beatじゃ無くなる程の事ぁ無い。
しかしFunk・Soul・Reggaeとかになって来ると、必ずしも定型ばかりじゃ無いが一寸のズレでもうOut。

理論上は跳ねない刻みを跳ねて聴こえさせようってんだから、って言うより全く跳ねて無い様には聴こえなくしなきゃなんないった方が良いのかな。
この件以前Funkの項でも語ってるが、今回はハードルを下げてみましたって感じかな。

つまりそんなにガチガチに正確じゃ無くても許される代わり、ズレ方次第で別物に聴こえるって処から入って頂きましょうってね。
なので大時代的出鱈目表現になり兼ねないけど、演ってみてそれなりにそれっぽきゃ取敢えずはもうそれでOKって。

これには体質とか性質的適正等があるから、全部が最初から上手く行くなんてのは無いですがね。
でもどれ1つとしてまあまあな感じにもならないなんてのは、そこそこ演奏力があったら絶対怒らない…じゃ無かった起こらない。

只個人的に近年になる程この面が劣化してってるのは、皆が無意識下に感覚より理屈を重視しちゃってっからじゃねーかと疑っとるんよ。
例えば不完全でもClickと全くバラバラに聴こえはしなかったから、それで別に大丈夫とかさ。

だったら完成作品にもちゃんとClick残しとけば、なんちゃってな。
わ大袈裟として打込みだけである程度行ける様になっちゃってるからには、折角弾けるんなら敵の苦手な処が得意になれないとしょーがない
じゃん!?。

<つづく>

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