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2021年3月 5日 (金)

音楽備忘録568 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑪

さて久しぶりの奮闘中の球ポプリの続報だが、齢のせいか勤勉と怠惰の格闘の様相を呈している。
模倣に毛の生えた程度に収めりゃとっとと先進みするのは分かってるが、今の個人ニーズにそれでは足りない。

と言っても技術的には大した難易度のはやってないつもりなんだがそこはアナログ、やはり故計算通りにゃ事が運んでくれんかった。
歴史が長いと開発深度は深いし、部品の制約からもホントの新規開発回路なんてちっとも使っちゃいない。

けど既存のままでは少し難があって、過去例のの順番を変えただけなのに思った様に働いてくれなかった。
それは歪みが音色的な検知限界領域でいて、ローエンドは潰れずにってテーマからだ。

ローでもエンドで無ければ先に飽和させといて、後からToneを掛ければ良い。
現に過去の名機ではどれもそんな順番で音声信号(楽器音)を加工してるが、概述の如く大抵は「低い方から先に歪み始める」のを今回は特に問題視してるのだ。

それだとどうしても低域と高域の量的バランスが、下だけ沢山歪んだせいで腰高になってしまう。
それが昔の欧米環境だったら寧ろ有難かった位で、鳴らす場所の低域残響が豊富過ぎだったからだ。

だが俺の身近にそんなハコは無いし、「プリ=スピーカを鳴らさない」んじゃ殆ど正反対の状況になる。
電子Drumや打込みでも「バスドラ踏んでSnareスナッピーの共鳴が無い」と、リアル系のに代用するのが厳しいのなんかと近いかな。

その他にも今でも所謂パワーコンプレッションの再現も研究しちゃいるが、Guitar用限定なら良さげなトランスをこないだ発見出来たんだけどね。
それは少し前に提示した基本増幅回路で最も有名な電圧増幅管12AX7(プリ)を使った、プレート端子に直接繋げられるって代物だ。

尚且つそれが¥2~3,000程度ってんだから、これはもう今本邦環境下では正に救いの神だ。
がこの手の小型でインピーダンスの高いは、ご多聞に漏れず低域の落ち込みが比較的大きい。

その原因が原理由来なのからしたらかなり頑張ってるが、Bassのローエンドとなると流石に苦しい。
そこでパワーコンプの方は今回のでは棚上げして、低域の出方・潰れ方!?の方をターゲットとしてみたのだ。

このアイデアのヒントになったのはLive Cream Volume 2ってアルバムの、Jack Bruceの異様な太い音色だ。
今回に際す迄は大昔から持ってて聴いては居たが、どうしてあんなになったのかは大して追及して無かったのだ。

改めてちゃんと分析してみると幾らフラットワウンドのGibsonを指弾きしたにしても、あれだけしっかり歪ませててローエンドが中折れしないのには訳があるとしか思えなかった。
歪んだBassサウンドってば他にTim BogertやJaco Pastoriusが、常用・頻用してるレジェンドとして有名だと思う。

この2人以外も含めて露骨に歪ませてるのだと、ほぼ例外無くローエンドは皆軽目となっていた。
尤も一般的にはこれは訳ありで、そうでもしとかないと何を弾いてるかが殆ど分からなくなっちまうからだ。

なので故Jack氏のをいざ追及したら七不思議もので、但しそれがAmpスピーカ迄の範囲だけで考察してたからだろう。
この問題へ現代的手法で最初に工夫したのがPeavey Ampが付け出したResonanceツマミで、Ampパワー段の負帰還回路へ細工して低域をブーストさせるのだった。

そうしとくと現代一般のプリ段で歪ませた後、足りる迄低域を増やす事が出来る。
因みに概述だが歪ませる時やその前が低音過多だと、歪みがFuzz類似のしか得られないからそれじゃ不味い。

ので中々結構なシステムなんだが球ポプリじゃ、パワー段が無いんだからそのまま拝借なんて出来ない。
で他では諦めるかバーチャルでもパワー段を用意してってのが世間での現状で、それが気に入らなくて抵抗してるのだ。

って事ぁ全く無自覚だったがもしかしたらやろうとしてる事自体は恐らくお初なんだから、そんなに簡単に行く訳ゃ無かったんだよね。
気が付かない内に何とかなっちゃってたら、その方が気楽だったのかな…。

<つづく>

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