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2021年3月24日 (水)

音楽備忘録587 残響考Ⅲ

何だか妙にマイブームって来たんでどんどん積んでっちゃうが、今回は「リアル空間でのDrumsetの聴こえ方」がお題だ。
私的にはTom・Cymbal類は目一杯左右に分離してるのが好きだけど、よく良く考えるとそれはお客さんには亜空間でしかあり得ない音なのよね。

これはもしかしたら普段ずっとやたらと狭い処へ閉じ込められてるから!?かもで、「ホールに置かれたDrumset」が実際にはどんな風に聴こえそうか想像してみたのだ。
普段自分でスローンに座っちゃうと、そこからの楽器の景色はかなり左右に散らばっている。

真正面(擬似客席側)を向いてたらFloor Tomなんて、辛うじて視野の隅っこにあるのが分かる程度だったりする。
それ処かどんなに遠目に座る人だって普通のセッティングだったら、Hatに直面したらFloor Tomは視界外に追いやられてる筈だ。

処が客席目線に立つと一変して、一般的には左右より舞台の奥目の方にある物って認識の方が高いんじゃないだろうか。
Rock等爆音系でそれに慣れてない人だったりすると、耐えられなかったら困るからなるべく後ろの遠くの席が良いなんてのだってあるしね。

これへ前回述の俺言い「首が疲れるワイドホール」なんて悪いのを加味してくと、少なくとも小規模施設の実演を聴いたのに近いのは割と真ん中に纏まってる定位の方になるんだな。
そこでオリジナルラインナップ当時のTotoのなんかを思い出してみると、当時音楽誌に一部掲載された定位のセッティングチャートでもそうだった通り太鼓自体はそんなに左右に広げて無かったっけ。

尤も太鼓だけへ耳を傾けてると全く「狭目」にしてる感じは無く、アンサンブル全体で半強制的に比べないとそれが感じられない仕上がりになってる。
つまり相対比較だと他パートがだだっ広くしてあるもんだから、狭目てるのが分り難かったってね。

但し俺等だとTotoとは殆ど正反対でドマイナーなのもあるから、デフォルトのを彼等のみたいに巨大ホールっぽくしたら嘘臭くなりそうだ。
んでTotoのPan狭目がそれより広目に感じられたのって、太鼓は残響の方だけ元のより広げてるのもある様だ。

これからするとやはり残響の巾の広さって、演ってる場所の設定に支配されるべきなのが見えて来る。
一方で奥行き感の方はそれと比べたら、会場の広さより演者との距離感の演出効果の方が勝ってるのかな。

と来た処でしかし音源がモノラルのだったのもあったの思い出したが、それだとChorus等変調系ステレオ版のやComb Filterや位相操作に依る擬似ステレオを除くと残響音に頼るしか無い。
大昔にEffectorがまだモノラル仕様の方が主体だった頃は、例えば原音が右だったら左へEffect音をとかが常套手段だった。

今だってモノラル音源にはこの方法も良く使われてるが、基本的な音色改変を嫌がるとこれで行けるのはほぼDelayだけしかない。
この点からするとDrumsetみたいな大柄な楽器の特殊性なのかもだが、うっかり太鼓に最適を与えてしまうと他ので苦労する可能性も考えられる。

とすると太鼓以外のの階段バーブも、従兄が変に気に入り過ぎる前に体験させとかないと危ないのかな。
そう思った処でこっちも出遅れちゃってるから手遅れ時の対策も立てとくとして、先ず思い浮かぶのは半分位上記の古典手法を活用するのだ。

但し見込みのあるのは定位が片chに寄目でアンサンブル内で比較的大きく鳴ってるの限定で、ドカ~ンと鳴ってたらそのチャネルに共存させてる残響は所謂マスキング効果で入ってても余韻部の後端位でしか聴こえなさそうなのを悪用すると。
等と思案しつつ強烈に直面した感じなのは、それだけ今の一般では太鼓録音とその処理が軽視され過ぎてるのかも知れない処だ。

電気・電子楽器だともう直にすぐに掛けたきゃ何でも掛けられるし、Pianoだって面倒を嫌えばデジピで録れるからのぉ。
従兄も頻吠えしてるけど海外作品と近年本邦大手系の最大差は、太鼓サウンドのクウォリティってのは珍しく!?俺も完璧同意だな。

<続く>

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