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2021年3月26日 (金)

音楽備忘録589 パートのリズム調節㊴

今回はリズム隊内での楽器種差に依る、好まれるタイミングの違いと題してお送りする。
ってんじゃどうにも難解だから噛み砕くと、例えばBassistとDrummerでキメのタイミングで意見が衝突する様なヤツの話しだ。

俺と従兄は若い大昔から各々尊大な程リズムに自信家だったのか、表面上は未だしも少なくともこっちには常に葛藤が続いている。
その真相はどっちかがかなり癖が強いのか分からんが、近年Drumにも深入りしてみて気付いたのがあった。

楽曲に対する解釈やそれに対する表現が同じでも、楽器毎に元々ベストタイミングには違いがあるらしいんだ。
これを科学的に分析すると音域や音色が原因で、アタック音と基音の鳴る時間関係もかなり多種多様だった。

この部分近回述だが低音域の程アタック音より基音は遅れて鳴り出すが、その中に更に基音(本件ではアタック部のみの扱いで)と倍音の音量バランスも随分違うのが多かった。
取敢えず一般多数派の音色で行くと、先ず太鼓の方はアタック音がバランス的にかなり大きいからアンサンブルに入ってもそれをそのまま「音の鳴り始め」として扱って平気だ。

がBassの方だと単体ならアタックは何時もハッキリ聴こえるが、バランス的に基音より小さい事も少なくないからか本人以外にはアンサンブル内では基音の鳴り始めが「頭」だと思われてる節があった。
特にDrummerは至近で巨大な高調波倍音が爆音で鳴ってるから、余所見してたらBassistが弾いた「少し後」にならないと聴こえて無いのかも知れない。

その際該当DrummerがBass演奏体験が一定以上だったら察しも付こうが、専門外だと幾ら凝視してても鳴り出しタイミングが正確には把握出来ないのかも…。
最近の録音作業で俺が太鼓ファーストにしたいと感じた裏に、こんなのがあるみたいなのだ。

従兄は近頃割と日常的にBassに触って悪戯してるらしいが、現状ピック弾きのみで指は稀・スラップは無しらしい。
こっから先は全く未確認ではあるがその音色にしても、色々極端なのもやって遊んでるとかは訊いた試しが無い。

更に加えとくと自分の太鼓に合わせて弾いたなんてのも耳にしないから、もしやってても少ししか無さそうだ。
これって一般論としちゃ全く罪でも何でも無いが、アンサンブルの全容を把握出来てるかったらNOとなるよね。

長らくそんな位置関係でずっとコンビを組んでて実用上さしたる害も無く来ちゃいるが、こっちとしては「思った通り」とは少しズレたままの部分が残る事が少なく無かった。
中でも一番徒労感が残るのは、予測して逆算しといたのがパーになった時だ。

大した事無いにしても本件はどんなパート・人(ひと)間でも起こり得るので、気分的によりスッキリさせるには何らかの方策は必要なんじゃないだろうか。
厳しく見れば俺の方の特殊性のせいとも看做せ、楽器毎の「腕差の少な目なマルチプレイヤ」ってそんなに一杯居ないもんね。

これの何処が違ってそうかったら弾くのはその時ゃどれか1つでも、指揮者にでもなったかの様な気持ちで扱ってるのかも知れない。
つまり俺がカウント出してやるから着いて来いなんてのより、皆が踊ってる輪にタイミングを見計らって中途参加するみたいな…。

必要時は勿論率先したりリードしたりはしてるんだが、パート間についてはそれより全体に重きが行ってるのかな。
私的にはBeatlesみたいな鉄壁アンサンブラーは皆そうだと勝手に思ってるが、実際の処どうなのかは未分析のままほったらかしだ。

にも拘わらずそう信じて疑おうともしないのは、各パートの恰好良さを犠牲にしてでも全体を尊守したかの様にしか聴こえないからだ。
これは他にもHi-RecordsのHousebandとかMG’s等にも感じられるが、実力の割に個別奏者の世間での評価が低目扱いされてるのが共通事項だ。

中でもRingoの本邦での低評価なんて死刑もので、従兄がしきりにボヤキたくなるのも頷けるってもんだ。
「合奏物」では誰か突出して巧くたって全体がサッパリならOutだから、本当に奏者の力量を測るには「全体の中でどうか」だけこそが決定打なんだけどね。

本邦じゃDrummer評価ったらわざわざ沢山鳴ってる中から、無理してDrumだけを脳内選別して聴くなんて無駄してるアホが多いんだろうな。
同調欲求が強い癖に、変な要らん処だけわざわざ個に分けちゃうのね。

とは言え例えばGuitarにしか興味が無い人だったりしたら他へ耳を行かせるのも苦痛でしか無いんで、そんな場合はアプローチの仕方で対応するのが良さそうだ。
それには各自の俺言い「耳意識」が全体派か個別派かの見極めが先決で、対処法を知っててもここが不充分だと良い方へ持ってけない。

<つづく>

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