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2021年3月18日 (木)

音楽備忘録581 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑰

ではジャンク部品の健康診断…、新品でだって念の為に検査するなら方法はそんなに違わないんだけどね。
只近年の新品は昔のと比べるとムラや不良が激減してるんで、自分自身じゃ確かめられない人が増えっちゃってるのかも知れないねえ。

と言いつつのっけからだがそんなに精度の要るのなんてあんまり扱わなかったから、俺自身も結構歴史が浅いと是又杜撰大王の面目躍如でぇい。😓
処が折角それなりに貯まって来てた石でもディスクリートのでこしらえようとしだしたら、トランジスタの基本性能計測が必要になっちゃった。

これは現況ほぼ休業状態も宅は本業が録音Studioなんで、複数人分のヘッドホンAmpが必要になったのから始まった。
「被って録る」とかの体験量はその時点でも豊富だったが、その経験から選択したヘッドホンはKOSSのがメインになった。

宅の防音室は将来隣接した「外の部屋」も防音すれば、そっちをMixingブース化可能な様には作っといた。
が資金切れその他で今もって外は「只の狭い部屋」のままなので、奏者用録音モニタには遮音性の高さと耐入力の大きさが普通より余計に要った。

その頃(25年位昔)はまだ所謂正規の「Drummer用Headphone」なんて無くって、このニーズが生まれる迄はオーディオ系はかつてはSONY好きだった。
それは兎も角そこからKOSSを使いこなすにあたって、駆動させるのが市販品から探すのでは役不足なのしか無いって問題が出て来た。

KOSSでも最近登場の新種のはそうでも無くなって来てるが、基本的にどれもインピーダンスがかなり高目な設計なのだ。
具体的には一般標準の32Ωに対し100~250Ωもあって、要するに供給する電流は少なくても足りるが電圧がもっと無いとフルに鳴らせないという…。

これ自体の続きはまたその内別項でにするが、それで設計の段階から自前が必要になったんですわ。
それに際し回路定数の計算をするには、使う増幅素子の増幅率が明確じゃ無いと進められない。

それで無くてもディスクリート半導体音声電力回路で、性能をフルに引出すにはhFE(トランジスタ増幅率)の計測とマッチングが必要だ。(FETならIdss)
そこで機能的には偶然手持ちテスタに付いてたhFE測定レンジを活用すべく、普通なら別売りの専用プローブってのを追加購入するのをジャンク自作で凌いだのである。

尤もテスタ本体が当時ですらディスコンになって随分経ってたから、探したって見つけられ無さそうな感じも…。
しかしこれがキッカケになってそれ迄はせいぜい導通テスト止まりにしてたのから、一気に開放されて私的には「新展開」が大いにあったのだ。

下らない話しではあるが従前は「試しに実装してみて駄目っぽかったらポイ」だったのが、使う前から駄目なのは捨てられる様になったし修理の際の故障診断精度もかなり上げられる様になれたと
さ。
この前後での最大差とは例えば部品「半壊」状態の見極めで、電子部品って必ずしも一気に壊れるとは限らないから。

作る時ならまだしも「何か調子が悪い」時の大概はこれが原因で、ウチみたいに修理依頼を受けるのになるべく安上がりにしなきゃなんない場合は重要案件だ。
近年の大メーカ修理センタみたいに料金を数種類に固定出来ればその限りで無く、怪しい奴は全て交換しちまえばそれで解決しないのよりする方が多い。

「必要な費用」って点では一寸傲慢な料金設定だが、先ずは綿密な検査に掛る人件費と手間暇を嫌ったか。
けどそれに限らず「直して貰ったばっかりなのにすぐ又」を避けるには、実際寿命の迫った部品をそのままにしとけない。

大企業・名門ブランドともなりゃ修理の評判を気にするのもご尤もで、但し正規部品のストックが残ってるのにしかそれは出来ない。
えらい古いのの修理では代用部品だってあれば幸運って位だし、ましてジャンク部品でこれから作ろうってんならその張本人がその時点で部品検査をしないと努力が報われる保証が無くなってしまうんだ。

まあそこ迄は一般人にゃ不要スキルだが、だからって全く不具合発見が出来なかったらそりゃ困るし不幸でんがな。
全然壊れて無いのをおかしいと言ってブラックリストに乗せられちゃったり、勝手に壊れただけなのに自分が悪かったんだなんて思い込んでブルーになっちゃったりさ。

<つづく>

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