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2021年3月 7日 (日)

音楽備忘録570 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑫

今回は何時にも増して浮き沈みが激しいが、件の球ポプリは一般論でならどうでも良い処で散々つまづいている。
それでいて前回記述を見事に裏切るかの様に、大変な筈の「お初」の部分は意外と順調に推移している。

であればホイ出来ちゃった~ぁとなるべきが、経験も実績も豊富なのに単純な処で引っ掛かっている。
一応「克服の歴史」を概説しとくと、最初は電源供給電圧の問題だった。

使用球の仕様に依れば最高で330Vとなってるんで、それを超えない範囲でなるべく昇圧させようと暗闘した。
幾らジャンク部品の寄せ集めでも事前計算はしっかりやったし、ベンチテストだって散々やったんだけどね。

結果としてはなまじ消費電力が小さいが為に、「小容量部品に依る誤差」が想定以上に大きかったらしい。
この段階で迷ったのが上記の最高電圧で、昇圧段数が偶数でしか選べないのとの兼合いだった。

計算上安全確実なのは6段で、でもそれだと実測で凡そ260V位にしかならない。
これを基に8段とすると計算上は347Vになってしまい、オーバーしそうでおっかなかった。

なので8→6→8段と都合3回変更の憂き目を見たが、現状での実測値では325Vとギリギリで収まってくれている。
この間に回路の他の部分の不具合駆逐や変更もあって、非効率極まりないが行って戻って行ってとなってしまった。

念の為に過去の名機の実情を再確認してみると、一番高いのでは何と400Vになってるのなんかが再発見された。
尤も流石にそこ迄となると寿命等を二の次にしてる疑いもあり、そんな極例を除くと大体360V位が安全圏の様だった。

但しこれは楽器用限定での話しで、オーディオ用のではほぼキッチリと守られている様だ。
これに関する具体的な発表が一切無いので憶測になるが、球の微細な部分の性能維持と関係があると見ている。

次に現れた壁は音声信号の漏出・混入で、これはまだ完全に駆逐出来てるか微妙な状況だ。
最終的にはPCでの代用品でも発振器や測定器を使うのも辞さないつもりだが、それで完璧になっても楽器音として不足があれば役に立たない。

これはビルトインタイプの球楽器用Ampに典型例が見られて、その殆どのはスピーカの背圧をモロに球が受ける様な作りとなっている。
球は石系と違って振動には弱いから、その観点からだったらとんでもない配置・設計だ。

だがアーム不使用のEric ClaptonがStratのその部分を決して取り外したりせず、バネも5本しっかり張りっ放しとしている。
本人談に依れば「それ等の響き」の追加されるのが、Strat固有の音色だからだそうだ。

理論的には効果は少な目でも「物理Reverb」とはなってる訳で、セパレートタイプのAmpですら「Headをスピーカの上に積む」のがデフォなのにも似た様な秘密があると考えるべきだろう。
宅では狭隘対策で離れて設置してるものの、ボーンと演りゃ部屋全体がブルブル振動してるからか差異は感じられていないが…。😓

齢取ってのCut&Tryは中々キツくなっては来てるが、寧ろ今回の最初の内はこれから逃げ過ぎてたのも敗因みたいだ。
音を扱う物ならどれだって最終的には「実際鳴らしてみて」だが、楽器用で目標が決まってるのだともっと実験の比率を上げないといけないらしい。

尤も一応使用に耐えれば良いんなら、こんなに四苦八苦しなくても使えるのがこしらえられるからね。
普段はかなり大雑把な俺なんだけど年齢的な事もあって、悪足掻きしてるってのが実情ある。

実際はその時が来てからじゃないと分かんないけど、この先何時迄今みたいに弾けるか一抹の不安も芽生えてるからだ。
10年位前に先に50代を迎えた先輩から、50過ぎると色々考え方が自然と変わるよなんて訊かされてたさ。

当初はもう終わりかみたいに悲観が先走ったが、その気持ちは上手く活用したら「纏める」のには大きな助力にもなるんだねぇ。
以前は何処かしら出来た処迄で良いやがあって、それが今の不遇!?を招いてるんだったら死ぬ前に気が付けて良かったのかもね。

<つづく>

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