音楽備忘録562 魔改造悲喜こもごもⅢ-⑧
先ずは不運なHDD故障が発端の、災い転じて福と為す作戦!?の続報から行こう。
これ関連でまだ試運転には全然至って無いが、後半に球ポプリの新構想!?もプチ披露しちゃおうかな。
さてHDDの方は最低限のData引っ越しと、PC本体への換装が何とか終了した処だ。
これで少し勉強になったのがローコスト大容量HDDの実態で、一度に大量の書込みをするとかなり時間が掛るのを知った。
量が膨大なら時間もってな当然だがその事じゃ無く、従前の2~4Tのと一寸違う挙動が見られた件についてだ。
どうも基本設計は従前のと大差無いせいか、コピーや移動の途中で「息継ぎ」みたいなのを要求されるのだ。
たった1年で壊れたばっかりだし、それの初期段階と凄く似てるもんだから当初はかなりひやひやさせられた。
いい加減で勘弁しとくれと半分祈る様な気持ちで様子を伺って、最終的に無事完了して漸く少しは信用出来た様な感じだった。
要するに「壊れて無くてもそんなもん」ってのを学ばされた訳だが、今迄未経験の現象だったからタイムスケジュールは想定から大巾に狂ってしまった。
もっとつぶさに監視して転送Dataでも記録すりゃどうか分からんが、今迄のと違ってペースが不安定なのだ。
PC・OSが提示する残り時間の表示は純粋なリアルタイムでは無く、その時点だけのに基づいたのが一定時間そのまま表示されている。
なのでペースが一定ならかなり信頼性もあるが、見る度に極端に違ったんじゃ皆目見当が付けられない。
最初から極力就寝中や非利用時間帯で済ませられる様に算段したんだけど、ちっとも思い通りに行かねえでやんの。
そんなこんなで容量増加のご利益を発揮させる作業の手前で中断しちゃってて、取敢えずトラブルからのみ漸く開放された様な現況だ。
その関係は例えば回路シミュレータ等他のソフトの動作にも影響があり(ホントは非推奨な使い方だが😓)、HDD間の転送だけとは云えやはりそれなりに速度低下や反応が鈍くなったりがあった。
こうなると変なエラーになっても嫌と思うと、他の全ての作業にも波及するのである。
そこでそんな状況下でもそれなりに進められる作業として、球ポプリの方は回路構成の模索とその学習の時間となった。
個人的な要望としてはローエンドの充実がテーマになってるが、やはり手持ちジャンク部品の事情等で所謂アクティブ回路を組むのは無理そうなのが分かった。
ここでのアクティブとは欲しい周波数帯域だけを純粋に増幅させるのの事で、増幅素子の如何に関らずその手のを組むには帰還形の回路にしなけりゃならない。
この場合の帰還回路は性能向上や欠点緩和では無く、音声信号を増減の両方が任意にさせられる様にする為に用いられる。
具体的には減らしたい時ゃ負帰還を、増やしたい時ゃ正帰還を掛ける様にする訳だ。
本来だとこれが狙った特性を得るには最善の方法なんだが、シミュレーテッドインダクタって擬似Coilを使わない限り結局部品が無い。
実際に今世間で流通してるEQの殆どにこれが使われてるが、それを球で組むとなると本数が足りない。
そこで一寸邪道な次善策ではあるが過去例から見つけたのが、一旦盛大に増幅しといてそこから不要部をカットするってヤツだった。(不要部の方がだいぶ多いんだが😅Ⅱ)
実際の効果の程が不明瞭なのが難点だが、かつてそれが搭載されて人気を獲得してたブランドもあったのだ。
それはAmpegの業務用タイプのBass Ampで、グレード次第で回路方式は大体3種類位ある様だ。
一時期よりはSVTの再ブーム以降それなりに居場所が最低限確保出来たみたいだが、かつてあれだけ名声を博したのがすっ飛んだのは効率の悪さのせいだろう。
この効率には理論の他コストやサイズも大いに含まれてて、商業的には他の「最低限で上手い事やった」!?のと比べるとかなりな差がある。
それこそ昔の大排気量のアメ車みたいなもんで、しかし快適さ等では今だってリムジンにだけはそんな構成が残っている。
残念乍ら俺は今迄の処Ampegとは縁が薄いらしく、実体験を持てていない。
が過去の名作の多くでは想像以上にAmpegは頻用されてて、「音色の高級感」みたいなのでは他の追随を全く許してない感じだった。
それからすれば以前吠えだがもしかしたら楽器音響理論としては、他よりAmpegのがより正しかった様な気もしてならないのだ。
<つづく>
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