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2021年2月24日 (水)

音楽備忘録559 パートのリズム調節㉛

今回は奏者集団のレベルについてだが、大体同じ位で揃ってると合せ易いのは誰でも知る処。
でも聴者にとってその方が良い感じかっつうと、必ずしもそうなってなかったりもする。

演る側と聴く側には相容れない条件ってのもあって、稀に両方が満たされる事もあるけどさ。
これって両者間で情報流通量が正反対なのも注意点で、Bandを聴きに来るのは必ずしもグループ客じゃ無い。

例えホントはどんなに核心を突いてたり貴重なのだったとしても、一個人顧客の意見が後迄残る確率は非常に低くなる。
少しでも意見を漏らすまいとアンケートを取ったりしても、答えるの自体を嫌がる人だって居るしね。

そんな分からんのなら気にしたってしゃーないったらそれ迄だが、どっかで「勝手に思われてる」事実を無きものにするのも不可能だ。
そこで両面から考察してくとして、チームプレイとか共同作業をするにあたっては共通項が多い程有利なのは不動だ。

いや音楽の場合は有利と云うより楽って言った方が正しそうで、気楽な方が能力を発揮し易いのも確かだ。
だがその面々の全員が苦手なのに出くわしたりした時、打開策に困窮するのは仲良しグループの方なのだ。

聴く側の場合独りではLiveへ行く勇気が湧かない人も居るだろうが、Bandみたいに○人居ないと演奏出来ないなんて制約は皆無だ。
独立してるお客さん達は気に入らなかったら無視したり、随時会場を後にしたりも出来る。

更には会場外へ漏れてるのが気に入って、途中から入れる場合すらある。
これ等からすると複数演者側は気持ちや意識の共有は大切も、都合の良し悪しは半々位と思っとくのが良さそうだ。

けど結構レベル差があったらどうすりゃ・どうなっちゃうのってったら、正直揃ってるのと比べたら最低1つ制約は増えちゃう。
難易度で誰かに無理をさせ過ぎれば辛うじて何とかなっても、変な緊張感を追加しちまう。

しかぁしかかぁし、ポピュラー系のだったら普段どれ位小難しいのが要るんだかあるよ。
近年本邦では妙に見た目も腕も揃い目の集団ばかりだが、それで大成するのを見た試しがねえぞ。

って言っとき乍ら過去に大成した本邦のに対して、足りない部分を最も嘆いたりしてたのは俺なんだけど…。
それが体験量が増えてったら一寸変化し出しちゃって、揃える方に力を入れ過ぎたのはそれ以前よりつまらなくなったのばかりなのに気付いたんだ。

本日の生贄は飽く迄独断ではあるが甲斐バンドで、甲斐よしひろ氏の気持ちは何となく分からんでも無いけど近年は方向性を誤ってるとしか感じられない。
彼はプロバンドマンの一般レベルからしたら、歌唱力は○で楽器奏力は△と云ったらファンには怒られそうだが。

取敢えず異論はあってもお待ちになって頂くとして、全盛期は少なくともどれもが同レベルに揃ってる連中じゃあ無かったよね。
んで曲や歌のレベルにバランスさせるのを考えると、創業メンバーではLead Guitar以外は同レベルとは言い難い組合せだったんじゃないかな。

今となっては脱退したり亡くなっちゃった人だって居るから補充しなきゃなんなかったが、それで前より腕利きを集めたのはそれだけだったら自然・当然な発想だった。
けどそしたら私見だけどちっともらしくなくなっちゃって、昔より上手だけど味の無いのに成り下がっちゃった。

昔の彼等の演歌チックなのとか日本の地方の場末感はどっちかったら格好悪くて嫌いだったけど、どうやら減らし過ぎるといけない要素だったみたいなのよ。
昔と違って色んなのが出揃ってみると俺には変だったけど、あれは地方出身の昭和の日本人にしか出せないテイストだったのよ。

彼等みたいに大ヒットを持ってるってな俺等みたいなのと違って、お客さんに全く只の普通の人がもっと多いって事だよね。
その中には音楽知識や音楽趣味の全く無い人だって大勢居るだろうから、「聴こえただけで分かる味」ってのが何より大事だったんじゃないかな?。

んでそう云うのって一般論での楽器の上手下手とは別物じゃん、仮に当時仕方無くそうしてただけでも半導体内の不純物みたいに必要悪同然だったんだろうね。
因みに半導体より電気が流れやすい導体にしちゃうと、増幅作用が
得られんのと何だか似てると思うのは俺だけ!?。

<つづく>

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