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2021年1月14日 (木)

音楽備忘録518 魔改造悲喜こもごもⅡ-㉝

今更も良い処だが魔改造って一筋縄で行かない覚悟は要るが、他の方法よりゃ応用が利くのはハッキリしている
特に廃品だけで構築したんなら最悪時は、分解して只の部品へ戻しゃ…ってのは極端な場合だ。

自由な程自己責任だし拠り所が無い不安は伴うが、ある程度初期想定段階で「巾を持たせ」とけば滅多に丸々作り直す様な目には遭わなくて済む。
そんな考え方の根底には極小化の仕方なんかも大きくて、ホントに極限迄小型化したいなら現代では自前はほぼ選外なのだ。

何しろ半導体全盛の世の中で、大メーカ程集積度の高い部品からこしらえられる。
この部分は個人や弱小ではどうにもならなく、単に小ささだけを求めるなら探して買うのが一番だ。

但しその論法が通用するにはかなりの量産品って条件が付いてて、開発費用の大きさがその原因にある。
ここで扱う様な世間からしたら希少なのはそこから漏れるのが多く、なので例に依って挑戦者が居たら尊敬はするがスマホを自作したらなんては口が裂けたって俺は言わないよ。

又しても余談に走っちゃうけど、最近の超小型Bass用Head Ampに実用上の不便も感じられる。
持運びや設置場所の自由度は実に素晴らしいが、小さ過ぎるが故の弱点もかなり気になってしまった。

それは少し離れた場所からだとセッティング状態の視認が困難な処で、齢取って視力が落ちたからだろうなんて言ってるのは何処のどいつだい?。
いや正直かなり衰えてるけど老眼なんで、疲れて無い時なら😓遠くは若い頃より寧ろ鮮明に見えちゃうんだ。

それでもツマミの付いてるパネルが小さ過ぎりゃどうしようも無く、セッティングが固定で全部賄える人だったら不便しなさそうだけどね。
これからすると張りボテ状態ったら変テコだけど、軽くて小さいったってツマミの並んでる処はもう少し広い方が使い勝手が良いんですよ。

してどっかがこれからそんなの出すかもだが、小さい材でも作れる物をわざわざ大き目にしてその分高価格でなんてのは可能性としたら低いよね。
こう云うのだと出来るのは分かっててもニーズが少ないと作ちゃくれないんで、別に魔である必要は全く無いけど自前の価値ってか意義が大きくなるのよ。

んで一面で無駄な大きさも変更(特に追設)に対しては有益で、それを構想段階で先取りしといて例えばアレ用で駄目だったらソレ用になんて考えとくと良いのだ。
現在製作中のBass用ポータブル球プリので言うと、一部定数の変更は要るかもだが他の電気楽器への転用の他Guitar Amp用のブースタとしての兼用は当初からの構想だ。

これは休養中Guitaristからの改造修理依頼時の体験がキッカケになってて、宅には現代的なHi Gainのなんて無かったのに由来する。
要するにどの程度の増幅度で何段位あればニーズに足りるかを試すのに、手持ちAmpの前へバラックで組んだ球回路を繋いでみてたのだ。

ってのも休養君は俺以上の球信者で、仮でも石が混じってはテストとして役不足だったからだ。
俺としてはとっても意外だったんだが、例えBoosterでも球と石じゃ出て来る音が大違いだったのだ。

常にその差が現われるでも無いんで見逃してたフシはあるが、差が出る時の差がとっても大きかったんよ。
って事ぁもしBoosterが石のしか無かったら、使える範囲を凄く狭めちまうんだよね。

なので球ポタプリとは別件扱いで近い将来何れはと思ってたんだけど、個人的にはそこ迄歪ませるニーズはそんなに多く無かったから何時になるやらだったんだ。
けど直にやれる状況下でもそうかどうかは、そのままでは現物が無いからこそ不明。

加えて歪みの種類が増えて困る事は無いから、ついでで何とかなるならそれに越した事は無いなってね。
最終的に何処迄行けるかはまだ全然分かんないけど、宅に球Boosterが従兄宅にBass用プリが無いのだけは確かだしねぇ。

なんて作ってて億劫になって来て愚痴ってるのとか、いい齢して長年演って来ててそんなに何も持って無いのかよがバレバレだ。
そんな俺は例外的存在に近いのは間違いないだろうけど、体験的にはガッツリ演ってる人って意外と全部は揃って無いのが多いのも事実。

全部集められる経済活動に勤しんでたら、演る方の時間が削られるのが本邦では普通らしい。
それでも例えば生Pianoのの普及数なんかで他所と比べてみると、これでも日本って道具には割かし恵まれてるみたいだ。

それがネットでDIYのブログなんかを探すと顕著で、特に楽器系のは日本語より英語等のの方が質量共に圧倒的に多かったんだわ。
その点ではあっちの人達の方が自身で道具の事をもっと考えてるとも看做せ、それが使い方にも波及してる可能性が何しろ見過せないのだ。

<つづく>

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