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2021年1月19日 (火)

音楽備忘録523 パートのリズム調節⑬

今回は前回より掘って本格派を目指すのについて書いてくが、物理解析が困難なリズムのはどう対処してるのかについてだ。
それ等はもう感覚的に捉えて習慣的に身につけてくしかないのは明白だが、それに依ってメトロノームを常用出来るのとの間がどんどん乖離して行っている。

流行とかご時勢ってのがあるんで今はその手のがマイナー化するのは已むを得ないかもだが、人力なのに機械的(正しくは「ぽい」「ぶりっ子」後者は死語だったか😅)な方にだけ頑張るなんてな特攻隊へ志願する様なもんだ。
前回述の如くその方面では最初から人間ぽっちが機械に敵う筈も無く、極端に言や機械が壊れた時の「代奏要員」にわざわざ身を落そうとしてるとも看做せる。

そう云うのが好きな人に駄目出しする気は無いけれど、もしアナタがイケメンや美人で無いのならそんなだと徒労に終わる可能性が高いのだけ示唆させて貰っとこう。
音が大体同じ迄漕ぎ付けられたとして人の方に分があるとしたら、それは視覚的優位等だ。

だから例えばそれがRapのDrummer
だったら毎度の変態比喩ではあるが、例えばRolandのTR-808より格好良く無かったならその時点で敗北決定だ
って機械と人の容姿を比べて優劣を付けるってのも妙だけど、それっぽさで負ける様ではお話しにならない。

俺個人としては大して容姿には恵まれて無い方なんで、音楽でこの要素率が高まるのは有り難く無い。
が、音楽でも動画から入るのが普通となりゃ文句を言うだけじゃ始まらない。
画が目から音と同時に入って来るからには、そこから連想されるイメージはどうにも無視出来ないもんね。

只そんな本邦の現状では名前は音楽なままでも実態はもう違ってて、そんなメジャー系のは「モデル業の新業態」と捉えといた方が相応しい。
そんじゃ俺を筆頭にそう云う資質を持って無いのは諦めるしか無いかったら間違いで、どんなに当りが出ても昔みたいに売れはしないだろうけどね。

その残された道がハイブリッドノリなんかで、機械や容姿だけでは実現するのがとっても困難だからだ。
特に機械の方だと絶望的で容姿の方だったら、例えば凄い貴公子が正反対の酷く下世話なのを演っちゃうなんて余地がまだ少しはある。

んでこんなのを「リズム調整」の項内に記してるのは、複数人居た場合大抵は人に依って適正差があるからだ。
視覚面では全員がイケメンとか美人の方が目立ちはするが、その時点で最高峰でも明日にはもっと綺麗なのが登場するかも知れない。

それからするとキムタク級の人ならずっとビジュアル担当でも持ちそうだけど、幾ら集団パワーだなんて言ってもそれ以下の者迄そんな気構えでいるのは危険だ。
って事ぁ余程の幸運な偶然じゃ無い限り例えビジュアルに恵まれた集団でも、本当に一般論の格好の良さだけを追及してたんじゃ幾らも持たないって訳ね。

これはノリの良さやリズムの正確さの面でも同様で、滅多に全員がリズムのあらゆる面で拮抗するなんて事ぁ無いわ。
これの例として又Beatlesじゃ食傷気味かもだが、分かり易さで突出してるんで我慢しとくれ。

Beatlesのグループ内で比較するとJohn Lennonのリズムだけ何とも怪しげだが、彼だってBeatles以外の人と比べたらホントは正確さだって飛び抜けてるんだ。
只他の3人があんまり凄いもんだからそれにも配慮して、JohnはわざとJoker役を買って出てるのだ。

これの効能はバカ真面目は安心感は最大だが面白味に乏しいってのの解消で、だから低レベルの集団が安易に真似しても単にゴチャってリズムが崩壊する。
けれどアンサンブルとして成立する範囲内でなら、誰か1人だけ一寸刻みが違っても平気だったりする部分だけは誰にでもすぐに取り入れられる。

これが優れてるのには決まった形が無い処で、纏めて聴ける範囲内だったらどんなズレ方をしてても構わないのだ。
黎明期Rockのだって今聴くから8Beat+Swingなのであって、登場当時にそんなのは唯の変態だったのだ。

変態だったからこそまさか何とかなるなんて思えなくて、それ迄中々誰も試してもみなかったんだろうからさ。
そこ迄の発明となると一寸やそっとじゃ行かないが、「個性を内包・許容する」って点じゃ無いと困る現象でもある。

それが実用になるのにはそれなりの時間が掛ったりもするが、だからって機械の物真似の方が見込みがあるなんて事ぁ無い。
「どうだいかなり機械に迫ってて凄いでしょ」なんたって、そんなの極一部のヲタにしか興味の対象にならないのは分かるよねえ。

<つづく>

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